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| 自然エネルギー市場―新しいエネルギー社会のすがた
飯田 哲也
(編集)
¥ 2,940(税込)
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ジャンル内ランキング:129,053位
カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
最前線を感じ取れる
元来、「エネルギー」は人が生きていくうえで最低限のインフラである。と、考えられてきた。エネルギーについて何も意識せずに生活できる現在の日本は、ある意味では素晴らしい。しかしながら、原油高騰、日中ガス田試掘問題、核廃棄物処理問題など、エネルギーについてまったく意識することなく生活ができる時代はそれほど長くは続かないと考えられる。持続不可能なエネルギー依存からの脱却を図るため、今は準備が必要なときである。 そんな中、持続可能なエネルギーである自然エネルギー業界は、一言では語れないほどに大きくなりつつある。企業が社会貢献やイメージアップのために風車を建設したり、行政が半ば義務的に自然エネルギープランを作成し一部を実行に移したり、新たな金融の形として市民出資によって風車の建設が行われたりするなど、実際には産官民入り混じった状態ではあるが、外部から見ればその違いはほとんど分からない。本書は、その分からない「自然エネルギー市場」の最前線を、15名の専門家たちによってかなり詳しく描かれている。特に、第3章では、自然エネルギー利用へのインセンティブとして、グリーン電力証書のような新たなシステムづくり、ファイナンス、ビジネスモデルなどについて深く言及しており、これまでのような行政およびサプライ側主導の段階から、新たなフェーズへと一段進化した自然エネルギー業界を感じ取ることができる。 今後、自然エネルギー分野での起業や、調査研究を行おうと考えている方々にとっては、入門書として最適であろう。一方で、自然エネルギーについてのはじめの一歩を踏み出したい方にとってはやや難しいともいえる。ともかく、最前線はここまで来ているのだ、ということを感じ取れる一冊である。
未来に向けて
本書は持続的発展可能な社会の構築に向けて、エネルギー政策を中心とした切り口で15人の専門家が論点を提示している。この本を読むことで脱化石燃料時代から自然エネルギー時代へと変化しつつある今日の情勢をきびしくも一方で希望を持って見据えていけるようになるのではないか。15人の環境問題への真摯な姿勢が感じられる作品であった。
物足らない
物足らない。といっても悪い意味では無い。 自然エネルギーの最前線に関わる人、15人の寄稿で構成されている。それぞれの分野の今を知ることができる。ただ、本書は327pと分厚いが、15人寄稿しているので、ひとりずつのパートは、かなり短いと感じた。これが物足りなさへとつながる。ただ一方、その内容への好奇心は高まる。寄稿者の何人かは別に専門書を出している。飯田哲也氏「北欧エネルギーデモクラシー」熊崎実氏「木質バイオマス発電への期待」正田剛氏「風力発電マニュアル20005」。こちらを読まれることをおすすめしたい。 なお、この本は、初心者向けでは無い。かなり専門性の深い内容にもふれている。ある程度、自然エネルギーやエネルギー問題に関わっている人向けだと思うので、購入の際は注意されたい。 その点では、初心者向けエントリーレベルの同書があると良いと感じた。 本書を通じて感じたのは、自然エネルギーは、地域のエネルギーであり、市民のエネルギーであるという点だろう。そういった面をより強調して推進していくべきだと感じた。 また、今の自然エネルギー業界に必要なのは、ファイナンスと市民参加。これが重要になってくると強く感じた。 やや消化不良な感もあるのだが、自然エネルギーへの期待を込めて★5つとした
どうですか?
地球温暖化に伴い、私たちの生活が変わろうとする今、石油だけに頼れなくなっています。そこで実現するしないにかかわらず、新しいエネルギーについて少し考えるのによい本かもしれません。どうですか?
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