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| サヴォワ邸/ル・コルビュジエ (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1) (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1)
中村 研一
五十嵐 太郎
(監修)
後藤 武
(監修)
¥ 2,520(税込)
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ジャンル内ランキング:7,963位
カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
コルビジュ研究では最高の入門書の誕生
本書はサヴォワ邸研究の最高峰で、今年読んだ本で現時点で#1。デザインの美しさと緻密さも教科書を超えた傑作。かくも知的に緻密な編集は稀有な存在である。デザイナーへの注文は、過酷なくらいに厳しかったと思われるが、仕上がりを見れば、それも苦労の甲斐で、本書をル・コルビジュ研究名著の列伝に加える大きなな力となっている。自負されるが良い。版面がすべてにおいて美しい。さたに常識的な建築写真を超えて、絵画を描くように撮影されたサヴォワ邸はその美しさを際立たせている。そして内容も推理小説を読むように、スリリングで知的で、読むと言うより著者の声が聞こえてきそうな語り口の良さは、良いワインを飲んでほろ酔い気分になる。仕込みが十分で、著者の気合を大いに感じる、パースの分析がとても良い。コルビジュ研究では最高の入門書の誕生であろう。
サヴォア邸は、やはり傑作だった。
サヴォア邸は傑作である。誰もがそう信じている。設計製図で図面をトレースさせられたり、建築家が絶賛するのを耳にして、人はこの住宅が二十世紀の名作であることを信じこんでいる。しかし、なぜサヴォア邸は傑作なのか。本当に傑作なのか。この本はこの問いに答えてくれる。 現存するサヴォア邸になるまえのコルビュジエのスタディ過程がとても面白い。そうかコルビュジエは、サヴォア邸のスタディを通してコルビュジエになったのか。サヴォア邸にいくらお金がかかっているか。コルビュジエの減額調整なんてこれまで誰が教えてくれただろうか。 豊富な図面。撮りおろしの美しい陰影のある写真には必ず人が写し込まれている。住み手にとって、訪れる人にとってのサヴォア邸にもフォーカスがあてられる。サヴォア邸研究の新しい次元。既往研究もきっちりとおさえてあって、はじめてサヴォア邸にふれる人にとっても、この本が決定版になるだろうことを確信した。これからの設計製図教科書のスタンダードにもなる予感がする。
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