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NHK「美の壺」制作班(編集)
¥ 998(税込)
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ジャンル内ランキング:118,249位
カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
李朝家具に関心の無い方も、茶道の詫び・寂びから理解できるかも…
本書は、千利休の詫び・寂びにも通じると個人的に解釈している李朝家具について取り上げている。本書では、写真をふんだんに使用しつつ、写真に付け加えられた文章や解説もコンパクトにまとめられている。そのため、私のように李朝家具に関心が無い方でも、次の3つのツボについて自然と好奇心を抱いてしまうであろう。 ・壱のツボ:清雅と簡潔を見いだせ ・弐のツボ:適材適所の技を見よ ・参のツボ:馴染みを味わえ 本書の中で参考になった事柄として、李朝に関する骨董用語の意味、ヤンバンの美学、“円”の家具、資源の有効活用、馴染み、の5点が挙げられる。特に、最後の馴染みから用語の意味を除く3項目に考えが派生し、李朝家具を通じて日本の伝統美について異なる視点から見つめなおす機会に恵まれた。 正直言って、本書を読むまでは李朝家具に興味を抱かなかった。李朝家具を取り上げた番組を視聴したのは記憶しているが、関心がなかったので殆ど印象に残っていなかった。しかし、本書を読むことにより、李朝家具の奥深さと美学の素晴らしさを知ることができた。読破後、番組HPにて確認し、遅まきながら再学習した。 冒頭にも書いたように、私は李朝家具が日本の詫び・寂びにも通じているのではないかと解釈している。それが馴染みを味わうことであり、ヤンバンの美学である清雅に通じるのではないだろうか。また、ありのままの形を受け入れるという“円”の家具と言われる所以であり、なかなか真似のできないものとして重宝されているのではないかと考える。 上記の経緯により、本書の一読をおススメする。
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