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| サステナビリティ経営 (講談社BIZ)
三橋 規宏
¥ 2,310(税込)
(税込)
ジャンル内ランキング:359,628位
カスタマーレビュー数:6
【くちコミ情報】
持続可能なビジネスモデル
日経で論説を務めていた著者は,環境経営という概念を日本に植え付けた一人であろう.企業が持続的に活動を続けるためには,環境を始めとする社会的責任を果たさねばならないという,今では当たり前になりつつある意見を,10年以上前に声高に,しかも日経で唱えていたのは,先見の明であった. 持続可能性の条件として,1.地球の有限性の認識,2.生態系を全体的保全,3.将来世代の利益への配慮,の3点を挙げているが,これらの視点を実際にビジネスに結び付けている実例が例示されている.特に自然資本を活かした地方の企業の取組みが目を引く. 真面目な日本人は,確実な目標を与えられると,忠実にそれを追い求めていくという姿も事実であり,そのことは,持続可能な企業のあり方を問えばそれに対して愚直に追求することも事例が示している. 学生や若手のビジネスマンが,これからのビジネスのあり方を学ぶための材料になる.
21世紀の経営モデルを探るー環境経営の価値
とても読みやすく、かなり内容が濃くて読み応えがあった。 著者が日経の論説だったという経歴もあって、取材がよくできていて、環境経営で先端を行くユニークな中小企業にインタビューしている。かんてんの伊那食品や、100年住宅メーカーの木の城たいせつ、新潟の岡田土建など、聞いたことない会社ばかりだったが、これらの中小企業から学ぶことがたくさんある、ということを知った。このケースを知るだけでも、この本を買う価値があるだろう。 本書が分かりやすかった最大のポイントは、サステナビリティ経営という考え方がどう生まれたか、何故いま注目されているか、ということを、自然科学の分野と経済学の分野の両側面から、体系的に説明しているからだ。 中小企業だけではなく、サステナビリティ経営に転換した大企業の例(キヤノンやトヨタなど)を紹介し、国際的な競争力を勝ち取った企業がいかに環境を見方につけたか、ということが書かれている。 最後の2章は、近年の数々の企業の不祥事(カネボウや雪印、ホリエモン)をアメリカの株主重視の経営の歪だと主張し、それに対して、環境と社会と利益の3つの軸を対等にバランスさせる企業経営が重要だと筆者は主張している。シュンペーターのイノベーションのサステナビリティ版など、新しい考え方も提示されている。 この本を読むことで、「アメリカ型の株主経営」に代わる、日本の企業が目指すべき「新しい経営モデル」とは何か、ということに対してのヒントを得たような気がする。図も多いし、テンポの速い文章で、簡単に読むことができた。
環境時代の必読書
「環境と経営」、一見相反するこの命題に本書はいくつかの現場での事例を示しながら明快に答えを与えている。前半では地球環境の現状を把握し、環境と経済は両立が可能であり、地球環境時代では環境に配慮しない企業は淘汰されることを理論的に述べている。 後半部分では、持続可能な経営について、多くの事例をわかりやすく述べている。自然資本を生かした経営を行う葛巻町の事例は、過疎化に悩む地方において豊富な自然を有効に使い経済的に自立を目指す良い見本となると思われる。他にも巨大企業から地方の中小企業まで多彩な環境への取り組みが紹介されている。 経営者、学生をはじめ地方自治体やNGOなど多くの人々に読んでいただきたい一冊である。 本書を読み終えて、日本は持続可能な社会の先進国であり、それは日本人が脈々と受け継いできた「もったいない精神」をはじめとする自然と社会との調和を目指した日本文化の特徴であることを痛感した。
★お薦めの環境図書★
本書は、地球資源の限界に直面している現在において、企業にとってサステナリビリティ経営が欠かせないこと、そしてそれを実践している具体的事例も紹介されています。今後、「環境」と「経済」を如何に両立させるかが、企業の競争力の差別化につながるのではないでしょうか。 今後環境マインドを高めるために、このサステナリビリティ経営の一冊を読むことをお薦めします。また、企業の環境の仕事を携わっている社会人の方、環境に興味を持っている学生さんは是非一読してください。
「現実こそ最大の教科書であり、教師である」
「環境と経営」が成り立たなければ、「環境と経済」を成り立せることは出来ない。 では、どうすれば良いか?という疑問に具体的な理論と事例を示しています。 前半の理論は、見出しごとにテンポ良く読み進むことが出来ました。参考までに興味深い見出しを紹介すると、 ・地球はやがて破裂する風船だ ・経済が解決できない「第4の課題」 ・エコノミストが意図的に見ようとしない点 ・ヨーロッパはむしろ後進国 など、他にも多数あり、今まで知らなかったことも持続可能性へ向かうひとつの流れとして整理できました。 後半のサステナビリティ経営の実例では 伊那食品、木の城たいせつ、カタログハウス、松下、シャープ、トヨタ(自動車産業はサービス産業だ)など、誰かに教えたくなる事例が沢山あります。 最終章の環境ビジネス発掘とインベスターの話の後に、99対1の原則が紹介されますが、「いますぐ起業せよ!」というわけではなく、環境マインドを持つ人々、特に学生、ビジネスパーソン向けだと思います。 読み終えた後、自分の中で持続可能な社会への、希望とやる気が湧きました。
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