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カスタマーレビュー数:5
【くちコミ情報】
名作・・・
・・・なのでしょう。ある修道院でおきる連続殺人事件を元にキリスト教の諸概念を知ることができる推理小説。キリスト教の知識が不十分な私には、他言語という理由もあるのでしょうが、あまり興奮する展開ではありませんでした。犯行動機の理解も不十分だし、真相を探る調査官の性格付けも共感をもてるモノではなかったので、作品にのめり込めませんでした。
序文と黙示録の位置づけ
序文を読んで、果たして序文自体が著者の意図的なフィクションなのか? それとも事実なのか?ということからミステリーに引き込まれるでしょう。 ソ連のプラハ侵攻直前のプラハに滞在していたエコは、中世のドイツの 修道院に居た修道僧の書いたといわれるラテン語原本をある人に渡されます。 そして、あまりの興味深さについにイタリア語訳を始めます。しかし、ソ連軍が プラハに侵攻し、その人と連れ立ってオーストリアに逃れたエコはその人と またその人が所持していたラテン語原本とはぐれてしまいます。それ以降、 エコは原本が他所にないかと探求します。一時は原本自体が偽物だったのではと 疑いを持ったこともあったが、それにしては引用が他の中世の本にも見られる。 ついにエコはイタリア語訳をもとにして出版を決意した、というような序文です。 序文をとばして読むと興味が半減します。序文から読むことをお薦めします。 ところで、殺され方が黙示録を連想させるということですが、黙示録とは新訳聖書に しかないそうですね。ちくま学術双書にロレンスの黙示録論が福田有恒さんの訳で 出ています。新教徒であるロレンスは黙示録を非難しているのですが、カソリックと プロテスタントの争点でもありえる点かも知れません。時期的に宗教改革の直前で あったことにも、暗示的なものがあると思います。なお、ヨハネはキリストの使徒の ヨハネとは別人のヨハネだというのもロレンスの説です。それはそうでしょう。 新訳聖書でいきなり出てきたのだったら。(ユダという名前も検索してみると、裏切ったユダだけではないユダが聖書には出てきます。私のようにキリスト教に詳しくないかたは 検索しながらー脱線しながらー知識を増やしながら、楽しみながら読んでいくと面白い と思います。) 内容自体には言及すると楽しみがなくなりますので止めときますが、導入としては ショーン・コネリー主演の映画があります。
Intelligent!
Easie fo people with ackg ound knowledge to ead and unde stand the novel. Howeve , even without those knowledge, the novel itself has much to teach. People who have ead Dan B own's novels ut have not yet picked up this classic, this would e the next one to ead.
シブイ!
14世紀のイタリアの修道院に殺人事件の調査を目的に主役の修道士が派遣されますが、その前で7日間に亘り連続殺人事件が起こります。閉ざされた世界、外部からの解決者の派遣、連続殺人事件・・・と、まるで金田一先生をも髣髴とさせるオーソドックスな設定ですが、本作の特徴は「キリスト教と異端」をテーマに、「暗号の解読」も交えて話しが進むという点です。ロングセラーとなっている『天使と悪魔』や『ダ・ヴィンチ・コード』がすぐ頭に浮かびますが、本作は1983年発表のベストセラーです。 p キリスト教の歴史を巧みに織り込みつつ、主人公とコンビを組む見習い修道士が悩みながらも一人前に成長していく過程も丁寧に描いており、キレイなおねぇちゃんとかがさしたる意味もなく颯爽と登場するD.ブラウンの作品群に比べれば地味で派手さもありませんが、好感が持てます。本作から見ればD.ブラウンが如何に手際よく、スタイリッシュに作品を仕上げているか~裏を返せば、受け狙い?~が分ります。 (ルックスは、ただのおじさんのD.ブラウンよりも、かなりイケテます!) p 『天使~』等では主人公が象徴学を専門とするイケメン教授でしたが(実は作者の奥さんが美術の専門家で、知恵袋?)、こちらは作者自身が記号学のホンモノの教授さんで、本作をデビューとするフィクション作品だけでなく、本業での立派な専門書も著しているようです。巻末には創作ノートがついており、文学論も垣間見られます。(無理矢理ですが、小説家である以前に日本を代表する文学者であった漱石も『文学論』を著していましたね。) p 原作はイタリア語で英訳されていますが、日本語の英語に対する距離よりも近いからでしょうか、よくある変なまだるっこしさは感じられません。尚、ペーパーバックを読まれる方には、Vintage版等ではなく活字のキレイなHa vest Books版をお薦めします。
異端か、否か?深刻な宗教論争
映画「薔薇の名前」の原作。元の話は記号学者であるイーコが1968年にチェコがロシアに侵入される以前から読んでいたというラテン原書に及ぶもので、中世後期のキリスト教事情に明るくないとちょっとわかりづらいかも。
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
歌も良いが、さらにスコアも良い!
ハンス・ジマーがディズニー映画を担当した中でも一番輝いている作品がこのライオン・キングでしょう。アカデミー賞も受賞しましたし。歌以外のほとんどの作品を彼が手がけています。特にシンバ(主人公)が追われるところで流れる曲はアクション映画の音楽としても使えそうなほど、熱い音楽になっています。「歌しか知らないよ」って言う人は一度、スコアのほうも聞いてみてください。燃えますよ。
ハクナマタタ
ライオンキングで一番気に入った歌は「ハクナマタタ」でした。このCDは英語版ですが、ハクナマタタは割と簡単な英語しか使われていないようですから、すぐ覚えられるのではないでしょうか。また、「準備をしておけ」、「王様になるのが待ちきれない」「サークル・オブ・ライフ」などもいい曲ですよ。映画が大ヒットしたので、観た事がある人がほとんどだと思いますが、観た事がある人は、「あのシーンで、あいつが歌ってたなぁ。」と思い起こして聴き入る事もできますし、英語版を創めて聴いた人は新鮮に聴く事ができます。また、観た事が無い人は、このCDを聴けば、ライオンキングの良さが分かると思います。買って損はしないと思います。
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【くちコミ情報】
あらゆるものを抱きつつ、全てをとり零していく都市
散文詩と都市論の融合したような小説です。 マルコ・ポーロは過去・未来・現在に浮かんでは消えていく諸都市の見聞をフビライ汗に語ります。 マルコ・ポーロとフビライ汗の対話によって枠物語となっていますが、 読み進めていく内に読者はさらなる都市の入れ子の中へ迷い込んでいくようです。 これらの見た事も聞いた事もないような、複雑な都市群は極めて空想的でありながら、 都市の本質そのものでもあるように思えます。 空気のような軽さと生々しさ、常に相反するものがお互いを取り込み合う空想都市。 訳も美しいです。修飾語で編み上げられたような原文を想像します。 果てしない空虚と飽和にめまいのするような幻想小説でした。
幻想都市の歩き方
内容紹介にもある通り、本書はマルコ・ポーロが旅で見聞してきた都市について、フビライに語るという形式を取った小説だ。 著者の想像力が組み立てた、摩訶不思議な都市の数々は、それぞれが独立した物語としても展開できそうな強い個性を持っていて、飽きさせない。 小説を進行させる、ポーロとフビライによる独特のテンポの漫才(!?)のような不思議なノリも心地いい。 奔放な奇想が詰まった傑作のコンパクトな文庫サイズでの刊行を喜びたい。
さぁ、どうだか。
カルヴィーノという作家はまったく私と合わないらしく、読んだでもすぐ飽きてしまうことが多いですね。これは通読しましたけど。まぁ訳の問題もあるのでしょうが。例えば、作風や世界的に評価の高まって来た頃に急逝したところとかなど、安部公房などに似ているかとも思うのですが、どうも、安倍に見られるような面白味がこの作家には欠けるですね。私の芸術の評価基準などは要は面白いか面白くないかなどであり、面白くないものは私の評価は低いです。これは絵画にしろ芸術にしろそうなのですが。まぁこれは私の独断でふwマルコとフビライという、また萌える設定ではあるのですが、どうもねぇ。まだ、「宿命」のようが面白かった。
visible/invisible
見えない都市、とでも訳されるのでしょうか?このinvisi leという単語は、サイードの批判している「西洋のオリエンタリストによる他者理解」に呼応しているように感じます。西洋は東洋を自分たちの目に映る(理解できる、見える)ように記述してきました。しかしながら、作者は都市というイメージを掴むことの不可能性をオリエンタリスト的記述により示している、と私は理解しました。ポストコロニアル的な興味、はたまた純粋に、幻想的に変容を続ける都市というものに興味がある方にお薦めです。
移ろいゆく都市と叙述
美しくも醜い都市について、マルコポーロがフビライ=ハーンに語る形式で描かれています。 この小説はその淡白にして優美な描写と移ろいゆく断片を眺めて楽しむ小説だと思いました。 p 時代性、物語性から離れた情景的断片で構成され、 瑞々しい情景、剥き出しの暗部、都市の記憶を語りながら、 p それぞれの都市が断片として、物語を創出することもなく流れていくナレーション。 p 私は読み終わって、その情景がフラッシュバックする不思議な感覚にとらわれました。 ちょっと不思議な小説も読んでみたいと思っている方に、お勧めします。 p 常用漢字外の漢字にルビが振られていないものが多く、最初の方は読みづらかったです(慣れれば読めます)。 p それと文庫本としては値段が高く感じられたので星は4つとしました。
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あらゆるものを抱きつつ、全てをとり零していく都市
散文詩と都市論の融合したような小説です。 マルコ・ポーロは過去・未来・現在に浮かんでは消えていく諸都市の見聞をフビライ汗に語ります。 マルコ・ポーロとフビライ汗の対話によって枠物語となっていますが、 読み進めていく内に読者はさらなる都市の入れ子の中へ迷い込んでいくようです。 これらの見た事も聞いた事もないような、複雑な都市群は極めて空想的でありながら、 都市の本質そのものでもあるように思えます。 空気のような軽さと生々しさ、常に相反するものがお互いを取り込み合う空想都市。 訳も美しいです。修飾語で編み上げられたような原文を想像します。 果てしない空虚と飽和にめまいのするような幻想小説でした。
幻想都市の歩き方
内容紹介にもある通り、本書はマルコ・ポーロが旅で見聞してきた都市について、フビライに語るという形式を取った小説だ。 著者の想像力が組み立てた、摩訶不思議な都市の数々は、それぞれが独立した物語としても展開できそうな強い個性を持っていて、飽きさせない。 小説を進行させる、ポーロとフビライによる独特のテンポの漫才(!?)のような不思議なノリも心地いい。 奔放な奇想が詰まった傑作のコンパクトな文庫サイズでの刊行を喜びたい。
さぁ、どうだか。
カルヴィーノという作家はまったく私と合わないらしく、読んだでもすぐ飽きてしまうことが多いですね。これは通読しましたけど。まぁ訳の問題もあるのでしょうが。例えば、作風や世界的に評価の高まって来た頃に急逝したところとかなど、安部公房などに似ているかとも思うのですが、どうも、安倍に見られるような面白味がこの作家には欠けるですね。私の芸術の評価基準などは要は面白いか面白くないかなどであり、面白くないものは私の評価は低いです。これは絵画にしろ芸術にしろそうなのですが。まぁこれは私の独断でふwマルコとフビライという、また萌える設定ではあるのですが、どうもねぇ。まだ、「宿命」のようが面白かった。
visible/invisible
見えない都市、とでも訳されるのでしょうか?このinvisi leという単語は、サイードの批判している「西洋のオリエンタリストによる他者理解」に呼応しているように感じます。西洋は東洋を自分たちの目に映る(理解できる、見える)ように記述してきました。しかしながら、作者は都市というイメージを掴むことの不可能性をオリエンタリスト的記述により示している、と私は理解しました。ポストコロニアル的な興味、はたまた純粋に、幻想的に変容を続ける都市というものに興味がある方にお薦めです。
移ろいゆく都市と叙述
美しくも醜い都市について、マルコポーロがフビライ=ハーンに語る形式で描かれています。 この小説はその淡白にして優美な描写と移ろいゆく断片を眺めて楽しむ小説だと思いました。 p 時代性、物語性から離れた情景的断片で構成され、 瑞々しい情景、剥き出しの暗部、都市の記憶を語りながら、 p それぞれの都市が断片として、物語を創出することもなく流れていくナレーション。 p 私は読み終わって、その情景がフラッシュバックする不思議な感覚にとらわれました。 ちょっと不思議な小説も読んでみたいと思っている方に、お勧めします。 p 常用漢字外の漢字にルビが振られていないものが多く、最初の方は読みづらかったです(慣れれば読めます)。 p それと文庫本としては値段が高く感じられたので星は4つとしました。
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【くちコミ情報】
知的で楽しめる物語
英語学習の一助としてこうした本を読まれる場合も多いでしょうが、”国際化”の根本は語学よりもむしろ近代化への道程となった思考の枠組を共有することが重要かもしれません。この本の中で展開される、Ecoの得意の議論で完全においていかれたら、ちょっと考えた方がいいでしょう。神学理論とギリシャの科学理論のぶつかり合いからの”科学”の構築、航海術の発展、30年戦争、これらを背景に話が語られます。日付変更線を跨いだ島の間に難破した船に漂着した若いイタリア貴族Ro e toは、泳ぐことができず、島に渡ることもできない。経度決定の秘密、幻想、天動説これらが織りなす物語は知的でほんとうに引きつけられます。 ”薔薇の名前”と同じ作風ながら、こちらの方が”科学”を含む分、衒学的とも言える議論の部分がなじみやすく感じられます。
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作家とは?読者とは?小説とは?
ポストモダン文学が好きで、物語を楽しむというよりは、作家とは?読者とは?小説とは?を考えたい人にお勧めです。日本人的には On the ca pet of leaves illuminated y the moon の章に出てくる日本人の話が(タカクミ・イコカというありえない日本人名の作家が書いたとされる)楽しいです。第一章のあとは本の真ん中くらいまで「おもしろくな~い!」と苦しんで読んだのですが、後半になり作品のスタイルに馴染んでくると楽しく読むことができました。
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【くちコミ情報】
Technology exceeds our grasp
We a e at the height of the cold wa . We use assu ed mutual dest uction to keep the commies at ay. The main defense is the use of st ategic om e s to delive nuclea weapons. In the event of a pe ceived the eat we send the om e s to points called Fail-Safe. F om the e if the the eat is dete mined to e eal the p esident gives the go signal in a coded message. At a fu the point the e is no ecall. p What if the ecall signal was jammed? p We a e now faced with many questions that move f om the theo etical. Is it a t ick? Will the Ruskies elieve it is an accident? Should we take the fi st st ike initiative? Is mutual dest uction assu ed? p In today’s wo ld it is easy and common place to imagine some a tificial intelligence that we have ceded autho ity to taking ove fo malevolent o even levolent pu poses. We have eve y type of movie f om “2001” (1968) with the HAL 9000 to “The Fo in p oject” (1970) with Colossus. p This film howeve is a lot spookie ecause it is played out with what looks like could e a eal scena io. It also looks like it could have een a play as the action is mostly dialog that takes place in two ooms and the inte io of a st ategic om e . It has a claust opho ic feel with the lack and white with odd placed lighting. p The e a e many fine acto s in this film. One su p isingly st ong pe fo mance was y La y Hagman as Buck the inte p ete fo the P esident. The su vival of the wo ld hinged on his facial exp essions as he had to inte p et not just the wo ds ut the attitude of the Soviet P emie .
現在にも通じるテクノスリラーの名作
深夜番組で放映されていたのを見て以来、16年間ずっと探していた作品。米ソ間で偶発的に起こってしまう水爆戦争をテーマにした古いモノクロ映画ですが、その緊張感と鬼気迫るやりとりはまばたきするのを忘れるくらい引き込まれます。核戦争回避のため、最後に米大統領がとる非情の決断に涙しました。 p 東西冷戦が終結した今こそ、改めて戦争の恐ろしさを考えるために多くの人に見てもらいたい作品です。
現在の目から見てもなお第1級のB/W画面の緊迫感
核の緊張がもっとも高まった冷戦時代SF映画のマイルストーン的作品。よく知られているように、このルメットの映画は、キューブリックの「博士の異常な愛情」とほぼ同じ時期に同じプロットに基づいて作られたものであるが、その題材に対するスタンスは正反対である。冷戦構造が消失し世界的核戦争の現実性が希薄になった現代では、「博士の...」のもつ徹底的なブラック・コメディ色を評価する人が多いと思う。その点、Fail-Safeは愚直なまでに深刻で生真面目である。登場人物は、大統領役のH・フォンダをはじめとして当時の映画、TV、舞台の知名な俳優たちが演じているのだが、皆おしなべて沈鬱な苦悩に苛まれている。(子供むけ喜劇俳優ですら、さめざめとむせび泣く空軍下士官役である)その中で、特に強烡㡊ª印象を残すのがW・マッソーのタカ派政治学者。あらんことか、ミスに基づく戦争の危機を逆手にとってソ連を屈服させようと策謀するのだが、もう目は完全にイっちゃっている。約2時間の映画であるが、最後のカタルシスまでじわじわと緊迫感と絶望感が高揚していくさまは、見るものを引きずり込む凄みがある。とくに、随所に挿入される水爆搭載機の実写映像は、もともとモノクロで画像がよくない分、かえって不気味で幻想的な効果を出している。音楽は一切なく、その代わり水爆の爆発を示す電話のハウリング音がいつまでも耳に残る。
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