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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
インドの見出された声
疑いようのない傑作です。 インド独立と同時に生を受けた主人公の半生を軸にした物語なのですが、露骨に寓喩的な設定にもかかわらず、逸話、メタファーの氾濫でそんなことは忘れてしまいます。 インドとパキスタンの現代史を背景に、主人公の周囲で超自然的で・一見荒唐無稽な事件が続き、それらを通して、強烈な風刺、アレゴリーが綯交ぜになって読む者の心を揺さぶります。まさに、マジックリアリズムの名手であるラシュディの面目躍如といったところ。プロットもすばらしく、また決して明るい内容の物語ではないにもかかわらず、コメディタッチの語り口は、非常にente tainingでもあります。 とかく「悪魔の詩」のイメージが強いラシュディですが、これを読んで現代文学における最高の書き手の一人であることを確認。
ぶっとびました。
今インドに駐在していて、仕事の関係上パキスタンにもよく行きます。この両国、パキスタンの独立以降ずうっといがみあっているのですが、ラシュディ先生の世界的なデビュー作であるこの小説を読んでいると、その二つの国、民族、宗教の対立、擦れ合いが背後から音を立てて迫って来るような感じがします。他の作品でもそうなのですが、先生は「人の悩み、悲しみ」を描くと言うより、「人類、民族の悩み、悲しみ」を鮮やかに浮き彫りにしてくれます。これまで余り好きになれなかったインドの人々のことが、少し分かったような気がしました。インド独立の日に生まれた子供達に不思議な力が与えられ、色んな目に会いながらインド亜大陸を飛び回るお話です。読みこなすにはちょっと骨が折れますが、メゲないダメ男君である主人公とその妹の二人が最高に愛すべきキャラクターで、暗く重くなっても仕方ないテーマであるにも係わらず、最後まで生き生きとしたストーリーになっています。インドに興味のある方にとっては必読の書、と言って良いのではないでしょうか。
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【くちコミ情報】
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第一次世界大戦、一兵卒(P ivate)として戦場に出たイギリス人の少年の物語である。主人公トモが17歳になろうとした時、その戦争は口火を切られた。彼は兄弟であり親友でもあったチャーリーと共に祖国を離れ、戦場へ赴くことを決意した。 ―今夜僕は、どうしても天国の存在を信じたかった。そして父さんが言っていたように、死の後には新たな生が待っていて、死は決して終わりなんかじゃなくて、そして僕たち皆はまたお互いと巡り逢えるのだということを― 少年はある夜、刻々と過ぎていく時間と闘いながら、今まで過ごした日々の全てを思い返そうとしていた。その夜が永遠に終わらないことを、そして夜明けが決して来ないことを願いながら。彼の記憶は暖かく時に切ない、家族との思い出で満たされていた・・・ 魂を揺すぶられるような作品。涙を流さずには読めません。主人公の切ない独白、巧みな情景と登場人物の感情描写、全てがリアルで胸を突くような思いにとらわれます。生とは何か、死とは何か、そして自分がどう生きるべきなのかということを考えさせてくれる作品です。
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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
読んだらわかる、いつの時代も母は賢し
~本書はみんなが知っているノアの箱船の話を題材にしていますが、ノアとその家族は聖人としてではなく、友人や隣人を見捨てて神に選ばれた自分たちだけ助かろうとする一見利己的な人間として描かれています。ノアは信じていることを貫き、妻や子供達はそれに従う、そんな中で末っ子が流れて来た少年と赤ん坊を助けてかくまうという事件が起こってしまいます。~~豪雨と洪水の中逃げ道は無く、どう困難な状況の乗り切るかというお話です。英語圏の子供向けの作品です。~
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