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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
編者と関心どころが近いので
オーゲルは専門がジェイムズ朝の宮廷仮面劇のためか、イントロの情報はそのあたりの事情に触れているものが多い。(この作品はジェームズ朝のものだから、ジェームズ朝を専門としている人が編者というのは理に叶っていますが。)図像学的な研究も好きなようで、その路線で論文を書きたい人にとっては参考になると思います。イントロのトピックには偏りが見られますが、本文に関しては特に癖のある注をつける人ではないようで、オーソドックスな読みができると思います。
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
絵と物語が大変マッチしています
真夏の夜の夢と同じく結婚を祝う為に書かれた本。前者は知っていてもテンペストは知らない方も多いのではないでしょうか?魔法使いの父親が娘を思う気持ち(心情)がよく描かれています。真夏の夜の夢は明るいイメージですが、こちらはしっとりとどこか暗さのある物語です。ハッピーエンドではあるのですが、この暗さとデュラックの絵が大変マッチしています。デュラックの絵はラッカムと違い、どこか暗さのある描き方なので・・・
デュラックとシェイクスピアのイイトコドリ!
シェイクスピアの晩年作であるテンペストは、謎めいた結末と人間離れした登場人物たちによりキワモノ扱いされがちだが、彼らしいレトリックと独自の人間描写は健在でそれと幻想性が上手く融合したいい作品だとおもう。その作品にあのデュラックの絵がつくなんて!彼の超絶技巧を活かせる作品は限られるが、イマジネーションに満ちたこのシェイクスピア作品なら相手に不足はないとばかりにすばらしい絵がそろってますよ。美しいだけでなく、東洋ものでときおり現れる、デュラックのもつ野生味が嵐というテーマを描く際見えてくるのも魅力。癒し系というにはパワフルすぎる。絵本の底力を堪能できること間違いなしです。
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【くちコミ情報】
食わず嫌いでした・・・。
シェイクスピアと聞くと「難しそう」といったイメージがあって、 全く手を出していなかったのですが、 実際に読んでみるとそんなことはありませんでした。 とても、あっさりした内容でした。 楽しめたのですが、 想像していたものと少し違いました。 シャイロックといえば 「冷酷で非道な金貸し」 と聞いていたのですが、 実際に読んでみると、 言われているほどでないように感じました。 法廷の場面では、 シャイロックに、もっと感情の起伏を出していてほしかったです…。 全編通して、 勝手に想像していたシャイロック像との差に、 勝手にガッカリしてしまいました…。 内容は、 確かにおもしろかったのですが、 個人的な趣味には合わなかったので、 評価は星4つとさせていただきました。
人間性を与えられた女性ポーシャ
ヴェニスの商人というとシャイロックだが、それに劣らずポーシャの魅力も忘れ難い。シェイクスピアの劇では女性が男装することが多いが、それは当時発言力も社会的地位も低かった女性に人間性を与え、自己主張する機会を与える手段だったと言われている。まさにそのように、男装したポーシャの見事な裁判でのやり取りは、それまでの彼女の従順で控えめな印象とは違う、本来の彼女の姿を見せてくれる。
はずれ。
The Me chant of Veniceは個人的にシェイクスピアの劇の中でもベスト 3には入る作品で、当然素晴らしい劇は耳から聞いたほうが、読むだけよ りもはるかにいい。しかしこのHa pe Audioによる作品は正直期待はずれ だった。ShylockとLauncelot Go oを担当している俳優はまずまずとして その他の登場人物は情けないとしかいいようのないパフォーマンスで完全 p に殺されてしまっている。製作された年代の事も考慮しなければならないが それでも効果音などもひどすぎる。劇を聞いているというより、ただ小説を 棒読みしているという感が非常に強い。Ha pe AudioのHamletなどは上出来 だっただけに残念だ。
シェイクスピア自学自習にお勧め!
シェイクスピアの作品は和訳も坪内逍遥さんや松本和子さん、小田島雄二さんの訳など、とても良い訳が豊富に揃っていて、手に入れることも(坪内逍遥さんのものは別ですが)簡単です。そしてそれらの訳を参考に英語の生のシェイクスピアを読み、理解し、さらに興味を深めて行くこともできます。 p しかしここで出てくる問題として、テキストに何を選ぶかということがあげられます。当然のごとく和訳とは比べられないほどに英語のものは豊富に種類があり、何を選んだら良いのかわからないという状態に陥ることになるでしょう。 p そのような問題の解決策として、初めて自学自習をしようと思っている学生さんにはこのケンブリッジ版をお勧めします。ケンブリッジ版は注釈が多く、右のページは本文、左のページ上段にはそのページまでの要約が英文で書かれてあり、中段には注目点や注意点そして学習法などが簡単な英文あり、下段には現代英語とは違う単語や説明が必要な人名が簡単な英文で説明してあり、それらがとても便利ですらすらと読み解くことができます。 p 長くなりましたが、初めてシェイクスピアを読もうとなさっている方には是非このケンブリッジ版をお勧めします。ケンブリッジ版で奥深い人間関係が表現されているヴェニスの商人を堪能してください。和訳では見えてこなかった点が鮮明に浮き上がります。
作品の枠を超えて生きるシャイロック
「ヴェニスの商人」において、金貸しのユダヤ人シャイロックが観客にアピールする力は絶大である。彼はシェイクスピアの時代には喜劇的に演じられたとも言われるが、現在彼をそのようにだけ演じることは不可能だろう。彼は今でも虐げられたユダヤ人の代名詞であり、過去にも多くのユダヤ系の知識人たちが彼に熱烈な共感を示してきた。しかし、当時の時代背景などを考慮すれば、シェイクスピアにユダヤ人擁護の意図があったとはまったく考えられない。では、どうしてこんな奇妙なことが現実になったのか? p シェイクスピアが作中の登場人物になりきる能力は尋常ではない。他の作家たちなら、作者が登場人物の口を借りて自分の思いを代弁している、と感じさせる箇所に必ず出会うものだが、シェイクスピアにはまったくこれがない。彼の人物たちはめいめい自分の立場を主張し、しかもそれが圧倒的な説得力を持っているので、観客である私たちはいずれを重視していいか判断に迷ったり、また作者シェイクスピアの創作意図に疑問を抱いたりする。シャイロックは本当に悪役なのか? ヴェニスの商人たちは本当に正義なのか? p それにしても驚くべきは、シェイクスピアの鋭い観察眼である。シェイクスピアに触れる楽しみ,これは彼の世界を見る眼の凄さに触れることだ、と言い換えてもいいだろう。
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