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オースンスコットカードの世界
「ソングマスター」、「第七の封印」、そして『反逆の星』 運命に翻弄されつつも強く生きる主人公、心が厚くなります。SFであり、成長のドラマです。数々の続編、サブストーリーを生み出すエンダーシリーズも大好きですが、この3作は単体で楽しめます。世代を超えて楽しめるストーリーです。 流刑惑星から脱出するために科学者達それぞれの子孫が3000年の時をかけ生み出したものは... 王子の座を追われたラニックが旅の中、各子孫の国を巡り様々な能力に出会います。 そして誰も気づかぬ間にはびこる陰謀... 是非お読みください。
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【くちコミ情報】
不器用人間讃歌
世界情勢が古くさいとか言っている方がおられるようですが、なんでそんなところにケチをつけるのか私には理解できません。 最新の世界情勢から予想される未来をベースに描かれたとしても、面白みが増すとも思えない(それが作品のテーマではないのだから)。べースとなる世界観と乖離が生じる。冷戦当時と比較して複雑化した世界を描くのにページを割くのは、バトルスクールの子供たちにあてた焦点をぼやかしてしまう。 だいたい、世界情勢なんてものはなにかきっかけがあれば、ガラリと様相を変えるもの(本書の中にもそういうシーンがありますね)。9.11以前に既に出版されていた、しかもSF小説に対して、9.11後の世界情勢をベースに云々言われるのは、ズレている様に思います。 これだけでは、ちっともレビューではないので、レビューをば。 "頭のいい子供たち"の掛け合いの行間を読むのが楽しい小説でした。登場人物の大半が口が悪く、相手の言葉に対する切り返しの応酬が続くのですが、持ってまわった説明はないので、するすると読んでいると、個々の発言の意味が判らなくなります。そこで「ん?」と踏みとどまって彼らの言わんとすることを考え直してみると、ニヤリとできることでしょう。 前作より人間臭さの増したビーン少年は、本書でも相変わらず何かにつけ苦悩しています。悩んでいるポイントは普通の人からはズレている(天才少年ですから)のですが、悩み方は「不器用な人間の葛藤」そのままです。ビーン少年に不器用な友人の姿を重ねて読んでいました。今度、彼に勧めてみようと思っています。
大人はどこに行った?
「世界が子供に牛耳られている世界」つーのは、さすがにちょっとリアリティがなさすぎる。いくら英才教育を受けているとはいえ、主人公たちとタメを張るだけの大人がろくにいないというのは、あり得ないだろう。「エンダーのゲーム」のように特殊な世界では成立した設定も、今回は無理がある。 p とは言え、面白かったのはたしか。無茶な設定に目をつぶれば、十分に楽しめるエンターテイメントになっている。
地球統一政府瓦解後の同盟戦争
プラス点 p 吉田秋生さんの『YASHA』の遺伝子操作された人類と異なる種である悲しさをテーマにし、人間とは何かを逆に問うた作品を思い出した。また権力を操れるという自覚を持った人間が、どういう風に世界を考えるか、という点ではおもしろかった。大抵の小説は、今現在の世界や法律ルールを当たり前のものとしてかかれるが、実際に世界戦略を検討するブレインたちは、血も涙もなくそういったルールを無視するだろうからだ。そういう意味では、三国志のような小説という作者の意図は、結構面白かった。 p マイナス点 p 作者もあとがきで告白しているが、ビーンを描いた一連のシリーズは、三国志のような歴史の大きな流れと個人の思いを両立させたいという構想のもとに作られている。子供や人間を描く温かく鋭い視点はさすがといえる。しかし惜しいかな、いざ「世界情勢」「歴史」という全体の視点となると、読んでいる立場としては、視点が古すぎる。 p 他のレビューの方も書いているが、現代社会から約100年後で、ヘゲモンという地球統一政府が曲がりなりにも、対異星人を契機に成立した地球人類社会にしては、あまりに政治勢力が現在(というかワルシャワ機構と西側の対立、アジアの政治勢力の変化なし)と進歩がない。視点が古すぎて、少しげんなりしてしまう。これからの社会は、21世紀前半のアメリカ帝国による事実上の世界支配と、中国を中心とする緩やかなアジア共同体に対米国ヨーロッパ共同体、イスラム社会の連帯、そしてなによるもグローバリズム抵抗するテロリズムの世界的嵐等々が前提にされなければ、読んでてわらちゃうもん。
気になる点はあれど…読ませます
物語成立の前提だから仕方ないとは言え、あまりに紋切り型で断定的なロシアや中国の描き方や、 嫌いな人には鼻につくであろう宗教=道徳観など気になる点は少なくありませんが、カードの語り口の上手さは流石。 一気に読ませてくれます。 「シャドー・オブ・エンダー」の直接の続編なので、前作を気に入った人は是非。
続きを見守ります
第1作の「エンダーのゲーム」は好き。第2作の「死者の代弁者」はかなり好き。あとの作品は・・・なかなか邦訳されず原書を読みたいと言う無謀をしかけた。読んで思うのは、ピーターってこんな馬鹿だったっけ?ビーンが優秀でピーターが凡庸に見えたわけでなく、記述が足りない。というか初めからその気がないのか。第1作でのピーターとヴァレンタインのネットでの振る舞いを父母は気付いていたとある。母の告白には感動した。カーロッタの死にも感動した。作者はタイに関心があるようだけど、読者を置いてきぼり。前作からアシルというキャラがわからない。なぜあんな振る舞いをするのか。そもそもなんであんなヤツに一国を支配出来るのか。謎。この作品は、第1作の舞台が冷戦のさなかだったのもあってか社会情勢が変わった今も中国の躍進の中に、西側とワルシャワ条約機構の対立が作品の背景にある。しかし現在のアメリカが唯一の大国となっている現状と比べてみるとシラケた感じは否めない。この作品はイマイチ。生暖かく続きを見守っていきたいと思います。
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オリジナルを知らなくて楽しめる作品です
連作ファンタジーの外伝に当たる作品を収録したアンソロジー。 各作品の冒頭にイントロとして、そのシリーズの世界観、地図、主要登場人物と大まかなストーリー、そしてシリーズの中での本外伝の時間的位置づけが紹介されている。従ってオリジナルの味見にもなる作品集だ。 キングは囚われた状況下での不気味さを感じさせるホラーで暗く冷たい。シルバーヴァーグはクリスティを彷彿とさせる古き良き推理小説風で砂漠の乾いた暑さと日差しを感じさせる。カードは陽当たりの良いパステル画の風景の中でフォークロアの勧善懲悪時代劇で一件落着。フィーストは厳しい寒さを感じるロシア文学風で皮肉な結末がやりきれない。 単独の作品集として充分楽しめるバラエティに富んだ作品集だ。
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かくも雄大なストーリーでここに登場する人物すべての人の名前にいわくありでたいへん興味深かったです。世界平和を望む人達。異性生物アンワームの持つ人々をコントロールする強力な力にたち向かっていく仲間。ラストシーンはとても感動的でした。私は特にゲブリング(表紙の絵を見て・・)に好感を持ちました。
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宇宙一の歌手の歌声とは?
ふさわしい持ち主にのみ派遣される富も政治も無縁の究極の歌手ソングバード。その頂点に立つ魅力的な声と歌を持つ少年アンセットが見いだされ、育てられ、旅立ち、頂点を極め、政治にまきこまれ、声を失い、開放されるまでの、愛を求め失いまた立ち上がる長編にふさわしいダイナミックな成長物語。宇宙が舞台でも科学小説というよりファンタジーの雰囲気があるが、この作者の特徴である宿命的残酷さが突出しているのでそういう印象ではない。
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