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| Diario De Oaxaca (Literary Travel Series)
Oliver W. Sacks
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| A Glorious Accident: Understanding Our Place in the Cosmic Puzzle
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| A Leg to Stand on
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| The Island of the Colorblind and Cycad Island: And, Cycad Island
Oliver W. Sacks
¥ 1,507(税込)
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【Amazon.co.jp】
『レナードの朝』や『火星の人類学者』など、優れた医学エッセイで知られる脳神経科医オリヴァー・サックスが化学に心酔した少年時代を振り返ったエッセイ集である。19世紀半ばにロシアからイギリスに移住したユダヤ人の孫として生まれた著者は、献身的な医者を両親に持ち、化学、物理、生物学に通じる叔父や叔母のいる理系一家で育った。なかでも、とりわけ興味をそそられたのが金属だった。周囲の薫陶を受けつつ、やがて少年は華麗な変化を巻き起こす物質たちの虜(とりこ)になってゆく。 とにかく面白い――本書を読み終えた感想はこのひと言だった。本書のテーマは無機化学だ。無機化学というといかにも無味乾燥な響きがして、実際、味気のない啓蒙書が多いものだが、著者が描き出す世界はこの上なく豊かに彩られていた。電球のフィラメントを作る会社経営者であるタングステンおじさんをはじめ、具体的で博物学的な知識を教えてくれる面々はまるで生きた博物館だ。水銀に浮くタングステンの比重に驚嘆したり、猛毒の塩酸と苛性ソーダを混ぜた溶液を飲んでみたり、サウス・ケンジントンの科学博物館に飾られた周期表の前で何時間も夢見心地で過ごすなど、みずみずしい感性の少年が実験に挑み、物質の魅力にとりつかれてゆくさまは、まさに化学をめぐる冒険であり、読む者は引き込まれずにいられない。 何よりも、化学を既知のものとして教科書的に説明するのではなく、“センス・オブ・ワンダー”をもって自然の神秘とその謎解きをつづっているのが本書の魅力の源泉である。加えて、元素の発見から周期表、放射線、量子化学まで、時代背景とともに化学の発展を紹介する手法はわかりやすいし、随所に織り込まれたユニークで優秀なサックス家の人々や偉大な科学者たちのエピソードは読者を飽きさせない。とかく敬遠されがちなサイエンスの、しかも無機化学というテーマをこれほど面白く描き、その本質をしっかり伝える著者の力には完璧に脱帽だ。(齋藤聡海)
【くちコミ情報】
化学本では希少価値のあるトピックス集
オリバーサックスの幼年期時代の生活史。 ひまわりの種の配列からフィボナッチ数列を教えてくれるおばさんに 化学全般を教えてくれるおじさんのお話。 様々なエピソード、トピックスを思い出す順に綴った日記形式の 化学雑学帳。 私としては印象深かったのはマグネシウムリボンのお話。 水の中でもこれは燃焼する。そうか!シドニー五輪の水中の聖火は これだったんだな。 化学のトピックスって今までそう面白い話、興味を示す話を聞いた事が なかったためこの本は大変価値のあるものです。 今でも本棚の手前の方に置いて、たまに再読しています。
学問の本質
uncle Tungsten light fo the masses chemical ec eations stinks and angs housecalls home life cold fi e penet ating ays 等が目次としてあがっている。 叔父の化学者との日常の交流をとおして、サックスの生活の一部としてあった化学を描いている。様々な実験の様子や、生活の中での位置づけ、意味、などなど。彼にとって化学は、今の日本の教育のような、単なる知識の集積ではなく、生活の一部として位置づけられている。そうそうたる学者がその血縁にあったという幸運な家柄も大いに手伝ったことであろうが、やはり、学問とは生活の一部としての位置づけを失ってはならないと思う。 生活の中で不思議に思ったり、びっくりしたりすることが知的欲求となり、そこから一歩を踏み出してこそ、ものは学べるのであり、それがそのまま普段の生活の一場面として描かれている。 サックスの本はどれもそうだが、英語の語調が非常に楽しく、わかりやすく、本人も言っているとおり、心に浮かぶままを楽しい気持ちで描いた、ということがそのまま伝わってくる本である。 読んでいて楽しい。
非常に化学マニアックな内容
化学が好きな私は、非常に内容の濃いこの本を大変興味深く読むことができました。しかし、化学的な教養の缶詰といえばよいのでしょうか。少なくとも、高校化学がかなり熟知できていないと、楽しく読むことはできないどころか、苦痛かもしれません。筆者の少年時代の話が中心ですが、物語というより、化学的教養を高める作品といったところではないでしょうか。星3つとしたのは万人向けではないため。化学が得意な人には間違いなく星5つの作品です。
体験する化学のおもしろさ
驚いた。いつもは専門の脳神経科医としての臨床体験から、システムとしての人間の不思議さ、深遠さを語ってくれる著者が、この本で語っているのは物質化学だ。それがまた化学の歴史をたどるように、ひとつひとつを自分で体験しながら理解していっているのだから、すごい。しかも十代前半で、である。周期律表のそれぞれの元素について、ここまで馴染んでいる人は、物理、化学の専門家でもそういないのではないだろうか。おかげで著者の少年時代を追体験しながら、読者も物質の成り立ちや化学の歴史を身近な感覚で学べてしまう。科学を日常生活に即して学ぶことの意義や、著者の人間を見る眼の表れなどについては、全部訳者があとがきで書いてくれている。とにかく読んでみれば、科学のおもしろさを味わえること、請合いである。
タコの話が胸を打つ。
化学の面白さを実感させてくれる、いい本。もう一度、元素表とか化学反応とか、化学の基礎を勉強してみようと思った。でも一番印象に残ったのは、ホテルの部屋の浴室でタコを飼っていたのに、メイドに殺されてしまった話。筆者はそのタコを後に解剖したというが、メスを入れるときの気持ちはどんなものだったのか。
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| Seeing Voices: A Journey into the World of the Deaf
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カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
画期的な新薬を自分の患者に投与したときの症例報告
脳の働きに興味があって、いろいろ彷徨っているときに手に取った。 惹句は「30年ぶりに目覚めた人は何をみたのか」である。 1930年代に嗜眠性脳炎という恐ろしい病気がアメリカで流行した。妙薬もないまま、流行は数年で収束したが、その後何十年も眠り続ける患者が多数残った。60年代後半に開発された新薬は、患者をこの長年の眠りから覚醒させたが、そのときに起こったいわば悲惨な出来事を本書は述べている。 小説でもドキュメンタリでもない。いってみれば、オリバーサックスが30台前半のまだ若い精神科医だった頃、画期的な新薬を自分の患者に投与したときの症例報告である。であるから、一般向けの書物とは到底いいがたい。総じて退屈である。しかし医者としての切実感はあって、それがこの700ページ近い大部を最後まで読ませる力となっている。 本書には20名の症例があって、映画になったレナードは、その患者たちの一人である。レナードは結局、薬が身体に合わなくて「目ざめて」かえって辛い思いをした。Lドーパという薬はしかし、いまもパーキンソン病の治療に使われているようだ。本書は感傷的な期待をこめて読むと肩透かし。その向こうにある何かを知りたいという向きにはお勧めできる。
超名作映画、レナードの朝につられて
映画のレナードの朝が好きで購入。 映画では沢山の患者が写っていたが、各自に対する細かい描写はなかった。しかし、本では患者一人ひとりについて「入院に至るまでの経緯」「入院中の生活」「特徴」「L-dopa(エルドーパ)投与までの流れと決意」「観察日記」などが細かく綴られている。 p 映画ではドラマチックに描かれていた部分もあったのではないかと思うが本はほとんど報告のような形をとっている。 p これを読むと、患者それぞれの症状は違うことや薬の投与量が違うこともよくわかる。しかし、その分すこし分厚目の本になっていて、1日で読むのは厳しいかも。読みごたえはあります。
これだけの人に劇的な人生があった
映画の「レナードの朝」では、レナードに焦点が当たった描かれかたがされていたが、本書では患者たち一人一人の症状、病院での人生の一部が記録されている。嗜眠性脳炎という病気に冒されながら、これだけ多くの人に「めざめ」と「ねむり」の人生があったという事実に衝撃を覚えた。 p なお、映画撮影時のエピソードも掲載されているが、ロバート・デニーロは、レナードを演じるに当たってあまりにも役にのめりこみ、撮影時以外でも脚がパーキンソン氏病であるかのように曲がっていたということだった。
オリバー・サックスらしい面白さ
ロバート・デニーロ、ロビン・ウィリアムズが共演した映画「レナードの朝」の原作。脳炎後遺症により、何十年も眠ったような状態になっていた患者たちが、新薬によって眠りから覚めて・・・というサックス氏らしいノンフィクションです。サックス氏の他の著作同様、ディテールに富んで大変面白いです。
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