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Lois Lowry
(著)
¥ 789(税込)
¥ 854(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:8,913位
カスタマーレビュー数:9
【Amazon.co.jp】
第2次世界大戦中、ナチス占領下のデンマークからユダヤ人が脱出しようとしていた事実は、これまでほとんど語られることがなかった。1943年9月29日、デンマークのユダヤ人が拘留され、死の収容所へ送られるという噂が流れた。それから数時間もたたないうちに、デンマークのレジスタンス、住民、警察は、7千人のユダヤ人をスウェーデンへ密航させる準備を開始する。歴史上の事実をロイス・ローリーが勇気ある少女の物語として小説化。10歳の少女アネマリー・ヨハンセンの視点から戦争体験を生き生きと描いている。ユダヤ人狩りが行なわれるという前夜、アネマリーの家族はアネマリーの親友エレン・ローゼンの家族をかくまい、一家のデンマーク脱出に手を貸す…。1990年度ニューベリー賞受賞作品。
【くちコミ情報】
美しい人たちがいたことを知り、心が豊かになる本
舞台は第2次世界大戦中のデンマーク。ドイツがデンマークを軍事占領していた時代です。 デンマークにもユダヤ人がいたのて、ナチスのユダヤ人迫害が、デンマークでも始まります。 そんなデンマークで暮らす、ユダヤ人を友達に持つ、10才の少女。その少女の視点で、 彼女と家族、友人たちの、日常と非日常を描いています。 歴史的な正確さを追求するのではなく、一人の少女の目に写った現実を、少女のまわりで 起きたことだけを丁寧に描いています。 当時の世界情勢等は説明されていませんが、歴史書や教科書には出てこない、美しいと 感じられる一つの現実を知ることが出来きる良書です。 ユダヤ人をユダヤ人としてではなく、同じデンマーク人であると考え、行動する人たちが いたデンマークが、とても美しい国に思えました。 こういう人たちがいたことを知ることが出来ただけでも、とても価値ある本でした。 専門用語も出てこないし、英語もさほど難しくありません。心理描写や思想的な記述は少なく、 起きた事件や事実を書いてストーリーを展開しているので、読みやすい本です。
すごく面白いということは無いと思う
単純な勧善懲悪な物語で、大人が読むにはつらいと思いました。 悪いドイツ兵に立ち向かうデンマーク人レジスタンスの家族と その少女の勇敢さを称えています。 私はこういった実在の国家、出来事を題材にした物語は極力、 史実に元ずき、事実だけを描くべきだと思います。 敗戦国の国民の一人として、こういった欠席裁判的な物語が 無批判に絶賛されるのは決して健全とは思いません。 最後まで読むのがつらかったです。
ハラハラ
デンマークで暮らす少女の目を通して描いた1943年のナチス占領下のデンマークが生き生きと描かれ、表記された事実(あとがきでそれぞれ言及された事象が歴史的にはどういった意味を持つのかという簡単な解説があります)のひとつひとつが、たいへん興味深く、面白く読みました。 p 物語の展開もスピーディで決して1章ごとの文章量が多くはないのに、主人公の置かれている状況が判りやすく、主人公の緊張感がダイレクトに伝わってきて、無駄の無い話でした。 p 書いてあるネタがネタなだけに、主人公やその友人や親戚達やその隣人たちの運命について深刻な心配をしながら読みました。2箇所ほど「うわーもう先を読むのがいやだー」と思いましたが、結局1日で読み通してしまいました。 p ひとつだけ不満があるとしたら、主人公たちの、その後について、もっと詳しく書いてほしかったな、ってことぐらいです。でも、とても面白かったです。
人間の尊厳のために
ナチス統制下のデンマークで、ユダヤ人逃亡を助ける大人たちの世界を10歳の少女の目を通して描いたフィクション。とはいえ、エピソードの多くは事実をもとにしており、単なるお涙頂戴にはなっていない。普通の人々が普通に友人であるユダヤ人たちをスウェーデンに逃がす、「それが友達というものよ」という主人公の母親のことばが印象的だ。圧制と殺人の恐怖に取り巻かれながらも、最後まで人間の尊厳を求めた人々の感動的な物語。英語は平易で、文章は簡潔、一章ごとが短く、次の展開を期待させる終わり方をしているため、読みやすい。
ナチとの対峙
大戦中のデンマーク。ナチ兵士が町中をうろつき、少年少女たちですら、その脅威から逃れられない。コーヒーや肉などの食料品もナチへとまわされ、人々は精神的にも肉体的にも厳しい日々を強いられている。 p そんな中で少女から大人へと成長しつつあるアンマリー。海の向こう、自由なスウェーデンへとユダヤ教徒たちを逃がしていく勇敢な人々の一人として働き、自分の役割・価値を学んでいく少女の物語。 p 長さは初心者には少々長く感じられるかもしれないが、英語は平易で、物語が力強いため、ぐいっとひっぱられる感じで、一気に読めるだろう。これからペーパーバックを読み始めようとしている高校生や大学生に是非読んでもらいたい一冊。
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カスタマーレビュー数:9
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第2次世界大戦中、ナチス占領下のデンマークからユダヤ人が脱出しようとしていた事実は、これまでほとんど語られることがなかった。1943年9月29日、デンマークのユダヤ人が拘留され、死の収容所へ送られるという噂が流れた。それから数時間もたたないうちに、デンマークのレジスタンス、住民、警察は、7千人のユダヤ人をスウェーデンへ密航させる準備を開始する。歴史上の事実をロイス・ローリーが勇気ある少女の物語として小説化。10歳の少女アネマリー・ヨハンセンの視点から戦争体験を生き生きと描いている。ユダヤ人狩りが行なわれるという前夜、アネマリーの家族はアネマリーの親友エレン・ローゼンの家族をかくまい、一家のデンマーク脱出に手を貸す…。1990年度ニューベリー賞受賞作品。
【くちコミ情報】
美しい人たちがいたことを知り、心が豊かになる本
舞台は第2次世界大戦中のデンマーク。ドイツがデンマークを軍事占領していた時代です。 デンマークにもユダヤ人がいたのて、ナチスのユダヤ人迫害が、デンマークでも始まります。 そんなデンマークで暮らす、ユダヤ人を友達に持つ、10才の少女。その少女の視点で、 彼女と家族、友人たちの、日常と非日常を描いています。 歴史的な正確さを追求するのではなく、一人の少女の目に写った現実を、少女のまわりで 起きたことだけを丁寧に描いています。 当時の世界情勢等は説明されていませんが、歴史書や教科書には出てこない、美しいと 感じられる一つの現実を知ることが出来きる良書です。 ユダヤ人をユダヤ人としてではなく、同じデンマーク人であると考え、行動する人たちが いたデンマークが、とても美しい国に思えました。 こういう人たちがいたことを知ることが出来ただけでも、とても価値ある本でした。 専門用語も出てこないし、英語もさほど難しくありません。心理描写や思想的な記述は少なく、 起きた事件や事実を書いてストーリーを展開しているので、読みやすい本です。
すごく面白いということは無いと思う
単純な勧善懲悪な物語で、大人が読むにはつらいと思いました。 悪いドイツ兵に立ち向かうデンマーク人レジスタンスの家族と その少女の勇敢さを称えています。 私はこういった実在の国家、出来事を題材にした物語は極力、 史実に元ずき、事実だけを描くべきだと思います。 敗戦国の国民の一人として、こういった欠席裁判的な物語が 無批判に絶賛されるのは決して健全とは思いません。 最後まで読むのがつらかったです。
ハラハラ
デンマークで暮らす少女の目を通して描いた1943年のナチス占領下のデンマークが生き生きと描かれ、表記された事実(あとがきでそれぞれ言及された事象が歴史的にはどういった意味を持つのかという簡単な解説があります)のひとつひとつが、たいへん興味深く、面白く読みました。 p 物語の展開もスピーディで決して1章ごとの文章量が多くはないのに、主人公の置かれている状況が判りやすく、主人公の緊張感がダイレクトに伝わってきて、無駄の無い話でした。 p 書いてあるネタがネタなだけに、主人公やその友人や親戚達やその隣人たちの運命について深刻な心配をしながら読みました。2箇所ほど「うわーもう先を読むのがいやだー」と思いましたが、結局1日で読み通してしまいました。 p ひとつだけ不満があるとしたら、主人公たちの、その後について、もっと詳しく書いてほしかったな、ってことぐらいです。でも、とても面白かったです。
人間の尊厳のために
ナチス統制下のデンマークで、ユダヤ人逃亡を助ける大人たちの世界を10歳の少女の目を通して描いたフィクション。とはいえ、エピソードの多くは事実をもとにしており、単なるお涙頂戴にはなっていない。普通の人々が普通に友人であるユダヤ人たちをスウェーデンに逃がす、「それが友達というものよ」という主人公の母親のことばが印象的だ。圧制と殺人の恐怖に取り巻かれながらも、最後まで人間の尊厳を求めた人々の感動的な物語。英語は平易で、文章は簡潔、一章ごとが短く、次の展開を期待させる終わり方をしているため、読みやすい。
ナチとの対峙
大戦中のデンマーク。ナチ兵士が町中をうろつき、少年少女たちですら、その脅威から逃れられない。コーヒーや肉などの食料品もナチへとまわされ、人々は精神的にも肉体的にも厳しい日々を強いられている。 p そんな中で少女から大人へと成長しつつあるアンマリー。海の向こう、自由なスウェーデンへとユダヤ教徒たちを逃がしていく勇敢な人々の一人として働き、自分の役割・価値を学んでいく少女の物語。 p 長さは初心者には少々長く感じられるかもしれないが、英語は平易で、物語が力強いため、ぐいっとひっぱられる感じで、一気に読めるだろう。これからペーパーバックを読み始めようとしている高校生や大学生に是非読んでもらいたい一冊。
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カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
“青を集める”
原題が“ギャザリング・ブルー”何とも美しいタイトルです。ストーリー的には関連性がありませんが、内容的にはニューベリー・アワードを受賞した前作“ザ・ギバー”の姉妹編と言っていいと思います。 おそらく人類の最終戦争後の近未来ー、生き残った人々はあちこちに小さなコミュニティーを作り、分散して生活しています。そこは集団生存のために、障害者や虚弱者は抹殺されていく社会です。そこで足萎えとして生まれた孤児のKIRAは、天才的な刺繍の能力を見いだされ,生存を許されますー。そして彼女が最後に選んだ選択はー? p 確かに謎が謎のまま終わっていたり,主人公が満足に歩けないということもあり、“ザ・ギバー”に比べて今ひとつダイナミズムに欠けるきらいのある作品ですーーと、思っていたらなんと最近“MESSENGER”という続編が出版されました。しかもこの続編もまた、到底これで完結とは思えない終わり方をしています。どうやら作者ロイス・ローリーは、このKIRAの物語のシリーズ化を決定したようです。二作とも実に象徴的で裏に何かが隠されているような構成になっているので、すべての物語が語り終えられたとき、どのようなデザインのタペストリーが織り上げられるのかー、最後まで是非つきあってみたいです。
まあまあ
楽しめました。 エンディングも、「これからが始まりなんだ」と言った希望のような物を含んでいて、良かったです。 ただ、ナゾが最後まで明かされていない部分も多かったので、作品全体としては少しまとまりがなかったように思いました。
私達の未来は?
舞台は、the Ruin の後、互いの欲望や怒りがむき出しとなっている社会。少数の人たちが支配している。 p 主人公は、少女Ki a。父は狩に行ったとき野獣に殺され、母は病気で死亡。母の死後、Ki aは、生まれながらに足が不自由であるがゆえに、コミュニティから抹殺されそうになった。が、秀でた刺繍の能力を持っていたため、支配者達から、歴史を刺繍した衣装の補修を任され、特別な生活の場を与えられた。 p いろんな色に糸を染めるのもKi aの仕事。 lueは、穏やかさを生む色。しかし、このコミュニティには、糸を lueに染めるための染料がない... 読み手を飽きさせることなく、物語は進んでいきます。そして、謎解きも進んでいきます。謎が解けた時に、Ki aが選んだ生き方は? p 私達の社会は、これからどうなっていくのか。私達は、どんな社会のありようを、そしてどんな生き方を望んでいるのか。考えさせられます。 読後に、この話の続編を想像するのも面白いですね。
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“ トライしてみなさい。 たとえがっかりすることはあっても後悔はしないからー“
17歳のナタリーは恵まれた家庭に育ち、将来は医者を目指す素直で綺麗な女の子。 勿論カッコいいボーイフレンドもいます。 しかし彼女には一つだけ心の中にわだかまりがありました。 孤児だった彼女は本当の両親に会ったことはおろか、その素性さえ知らない−という悩みです。 高校を卒業した彼女は自分の本当の両親を探す調査を開始します。 いままで彼女を手塩にかけて育ててきた義理の両親は少なからず動揺し、悲しみますが、 おばあちゃん(もちろん血のつながりはありません)は、“それが本当に必要なことならやってみなさい。 たとえその結果にがっかりすることはあっても後悔はしないから。 (中略)人はみな行動の上で他人を傷付けるもの。 同じ傷付けるなら誠実に傷付けなさい”と励まします。 そして調査の旅の果てにナタリーが探し出したものはー!? 自分の本当の姿を知りたい少女の心の揺れと、それを温かく見守る家族の姿。 アメリカと言うとなんとなくガチガチの個人主義の国で、家族愛などは日本人に比べて薄いーという印象もありますが、彼らとてこのような暖かい家族の絆を本当は求めていることに変わりはないと私は思っています。 商業主義が強く、浮き沈みの激しいアメリカの出版界の中で、独立した個人と家族の絆が見事に調和されたこの青春小説が発表後30年たっても書店に並んでいるのはこういった理由によるからだろうと思われます。 比較的やさしい英文で、ほんとうに心の温まる物語を読んでみたい方は是非トライしてみてください。
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カスタマーレビュー数:2
【Amazon.co.jp】
20世紀初頭のアメリカ、ペンシルベニア州に住む少女の目線から、町に住む人々の暮らしと人間模様を丹念に描いた作品。著者のロイス・ローリーは『ふたりの星』『ザ・ギバー 記憶を伝える者』で、2度のニューベリー賞受賞経験を持つ児童文学作家だ。本書は、ローリーが1枚の古い写真から着想を得て、生まれた物語である。当時の田舎町を生き生きとした描写でつづると同時に、少女が覗いた社会のしきたりや残酷さを包み隠さず明かしてみせる。 町医者の娘である主人公ケイティは、あたたかい家族と友だちに恵まれた、利発な少女だ。妹の誕生、水車小屋での火事、父に連れられて垣間見たアサイラム(保護施設)と呼ばれる無気味な建物。そして精神に障害を持っているが、動物好きの心やさしい少年ジェイコブとの交流。さまざまな体験をしながらも、その日常は笑いの絶えない平穏なものであった。そんなときジェイコブが起こしたある事件は、ケイティや町の人たちに深い傷を残すことになる。 ケイティを取り巻く社会は、不平と不条理に満ちている。たとえば、憧れていた隣家の恋人たちの生々しい情事や、メイドに聞かされた、農家では増えすぎた子猫を川に沈めにいくという話。初めて見聞きした大人の世界に、ケイティは戸惑いと不快感をおぼえる。一方、消えかかった子羊の命を必死で救おうとするジェイコブの存在は、大人たちが失ってしまった純粋さの象徴である。無垢な精神を持った少年を描くことにより、読者に向かって「正しいこと」とは何かを痛切に問いかけてくる。(砂塚洋美)
【くちコミ情報】
セピア色の自閉症
この話は、一昔前の少女文学と軽いサスペンスのノリを保ちながらも、今でいう自閉症の少年とその少年を理解できる父娘の心の交流、そしてその少年を取り巻く無理解な社会を描いているとも取れる。ほんの一世代前の日本でも事情は同じだった。 p この本を読むと、自閉症の人達がどう感じ、それに対してどう処したらよいのかが、この父娘より学ぶことが出来る。各小学校に1冊は置いていて欲しい本である。
心にしみる名作
原書を思わせるノスタルジックな美しい装丁に思わず購入。内容も期待を裏切らないものだった。利発な少女ケイティは、小さい時から父親と同じ医者になりたいと夢見る。父親も幼い娘の好奇心を正面から受け止める。そんなケイティは、ある日ジェイコブという少年と出会うが、その家族、あるいは隣人との様々な交流をも含め、ケイティの無垢で率直な思いが実にユーモラスに語られている。それだけに思いがけないラストシーンは忘れがたい。心にしみる名作である。
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【くちコミ情報】
生(性)と死の間
ニューベリー賞(アメリカを代表する児童文学賞)作家ロイス・ローリーのマイナー作(?)ですが、日本でも是非出版してもらいたい作品です。 表紙の絵から察するに、ほのぼのとした少年少女ものーという印象を受けてしまいますが、その内容は生と死を扱った実に濃厚なものです。 9歳から12歳向けーという表示とはうらはらに、この味わいを理解出来るのはむしろ大人の読者(ローリーの独特の感性にうまくノれない子供にとっては、これは何やら不気味なものとして感じられるかもしれません)と言えるでしょう。 日本でならともかく、アメリカの父兄の間では問題にならなかったのだろうか?と、人ごとながら心配になってしまう様なあっけらかんとした性描写も出てきます。 ローリーの作品の魅力の一つはこういった、妙に東洋的ななまめかしい感性にあります。 十一歳から十三歳までを東京で過ごしたことが影響しているのかもしれません。 生(性)と死の間で打ち震える少女の繊細な感覚と、それを優しく包み込む大人たちの善意溢れる描写が美しい作品です。 アメリカ文化の意外な一面を知ってもらう意味でも、英検2級以上の方には是非挑戦してもらいたいものです。
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【くちコミ情報】
地味ながら心にしみ入るデビュー作
ロイス・ローリーの処女作です。派手さはないものの、いかにもローリーのデビュー作にふさわしい作品だと思います。 主人公はちょっと自意識過剰なコンプレックスを抱えた女の子。彼女の美しいお姉さんがある日突然白血病にかかります。 ローリーの作品に共通することですが、主人公の少年少女達はいつもこういった過酷な不条理に突然直面することになります。 大人たちもそれに対して、納得のいく回答を子供に与えることは出来ません。彼らに出来ることはただ“愛”を与え続けることだけー。 子供たちはその愛を糧に、人生の不条理に立ち向かっていくことになります。そしてその過程の中で、彼らは本当の自己を見いだしていくのです。“処女作に作家のすべてがある”という云われがありますが、ローリーの全作品を貫くテーマがやはり、ここには見られます。 p 児童向けとは思えない重い内容、タイトルの暗さにもかかわらず、30年近く出版され続けている名作。彼女の文章はとてもシンプルで読みやすいので、英語を勉強している方、是非チャレンジしてみてください。
心に響く作品
主人公はさることながら、登場人物の個性がきわだっていて、 読んでいてハッキリと一人一人をイメージ出来ます。 ニューイングランドの素晴らしい 景色、登場人物たちの趣味の一つ一つが さらにこの話に輝きを持たせています。 p 笑いあり、涙あり、共感ありで、一度読み始めたら止められません。 何度読んでも飽きません。
心に響く作品です
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【Book Description】
ジョナスの世界は完ぺきだ。すべてが完全にコントロールされている。戦争も、痛みの恐れもない。選択の余地もない。すべての人は共同体の中で役割を与えられている。ジョナスが12歳になったとき、ザ・ギバーから特別な訓練を受けることになった。ザ・ギバーだけが、人生における本物の痛みと喜びを握っている。今、ジョナスが真実を受け取るときがきた。後戻りはできない。
【くちコミ情報】
まるで映画のような展開!
ある特殊な社会に住む人々。12歳になる少年が主人公。物語の序盤では、まるで北朝鮮のような社会主義国家体制のしかれた中で暮らしてるのかしらと思ってしまうほど規律が厳しい生活の話が延々と続く。しかしどうも様子がおかしい。この特殊な社会で住む人々には、言論の自由はもとより職業選択の自由もなければ、配偶者選択の自由もない。全て、社会の上層部が決定し、人々はそれに従う。不思議なのは、そのような暮らしであっても人々は幸せで平和な暮らしをおくっているかのように見えること。そして、主人公は12歳の時、この社会で選ばれし人物になった、彼のみが本当の世界について知るようになるのだ。自分の社会とは全く異なった社会を知ることで、彼の中で葛藤が生まれる... 1993年の作品。180ページ弱。児童書とは思えないほどの濃い内容。主人公の年齢からして、おそらく小学生高学年用の本ではあると思うが、自分が小学生高学年の時にこんな本に出会っていたら、世界観が変わったのではないかとさえ思う。というか、日本には、こんな具体的に社会のあり方を考えさせるような児童書は皆無だとさえ思える。 この一冊の本から、ハリウッド映画が10個ぐらいできるるぐらい内容が詰まっている。話の内容、展開、そしてエンディングと、非の打ち所がない。
中立です
この本を読んで、レビュー・コメントを読んで、そしてこの本を書いた人の意思を想像して、私はぞっとしました。 他の方々のレビューを読んで、それなりに恵まれた立場に居る人達は、「完全にコントロールされた世界」の持つ「不完全さ」についての不満を示し、「不完全ながらも、感情の豊かさのある世界」に住む自分たちの幸せさを実感するんだな、と思いました。その人たちは、Jonasの住む世界より現実の方を好ましく思うでしょう。しかし、この現実世界において今日の食べ物さえあるかどうか分からない立場の人達はどうなんでしょうか。この本のの感想を聞いてみたいと思いました。そちらの立場は私も体験したことがないので正直分かりませんが、しかし、私は日本国内ではかなり貧しい家庭に育ち、そして今日飢餓と貧困に苦しむ人達が居ることを考え合わせると、私は自分が真の暑さや愛を持つチャンスを犠牲にしてでも、誰も飢えないJonasの世界の住人でありたいと思いました。だって、Jonusの世界に住む人達の多くは、自分達が持たないものの存在さえ知らず結果的に不幸を知らないのですから。多数の人達の幸福のためには、自分がGive & Receive ならば自分の幸せを犠牲にしてもいいです。 「あー、『真の愛=幸せ』を持てる自分達は幸せだったね」みたいな感想でいいんでしょうか?
深いテーマ。
子供向けの洋書ですが、テーマはかなり深いです。 ジャンルはSFなのですがどちらかというとヒューマンドラマに近いかも 知れません。エイリアンとか大きな悪に立ち向かうといった構図はありませんが、 本当の自由とは何かを考えさせられました。 コントロールされた世界の中にいることはそれはそれで良いこともあり、 楽なんだけれど、本当の生きる喜びは得ることは出来ない。 自由っていう言葉を口にするのは容易いけれど、 本当に自由であるためにはそれ相応のリスクもあるんだと思いました。
SF小説の入門に最適
子供向けの本で子供向けの英語で書かれているので、英語でSF小説を読んでみようと思っている人には絶好の入門書です。ただ、SF小説は、大人向けの物でもあっても内容がマニアックなものでなければ、それほど読みにくいものではありません。子供向けのものは内容の説明も不十分なものになり、そのためにかえって分かりにくくなってしまいます。The Give は、単純なストーリーに深い内容を盛り込もうとしているので、英語の平易さのわりに難しいかもしれません。もし、この本を大人向けのSFに書き換えて描写を詳しくしたら、英語は難しくなるかもしれませんが、内容はもっと分かりやすくなると思います。
お勧めです!
英語は平易なのでペーパーバック初心者にもお勧めです。内容も面白いのでグイグイひき込まれていきます。あっという間に読み終わりました。題名になっている「The Give 」の意味は、読んでからのお楽しみです!
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