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   Joseph E. Stiglitz の売れ筋最新ランキング   [2008年09月07日 03時53分]
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通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
自由経済万能主義を否定する反主流派の理想論
 Clinton政権と世界銀行で主要幹部を務めNo el経済学賞を受賞した筆者は、米国の主流派が信奉する自由市場経済は民主主義と情報公開の下ではよいが、それらが不充分な発展途上国では機能し難いと反対する反主流派だ。自由市場経済を発展途上国に要求したIMFの失敗例を列挙し、管理市場経済の中国とインドの発展を対照させている。しかも経済の国際化が先進国と特定業界の利益に叶う一方で、発展途上国と貧しい国民が搾取されているとする。  筆者はロンマンチストだ。貧困国と貧者の味方の立場で、貿易、知的財産権、資源産出国保護、環境、多国籍大企業の専横防止、無理な借款防止などの各局面で施策を提案する。ただ提案施策の多くはロマンチック過ぎ、一方的な貧者優遇の立場のため現実には反発が強く無理と思われる。だから華麗な経歴にあっても提案があまり取り上げられなかったのだろう。しかし第9章の新規世界基金の提案は傾聴に値する。まとめの第10章と共に必読であり、読み飛ばすと損をする。  経済国際化の問題点を豊富な具体例で理解し、改善の可能性がどの辺にあるかを考えさせられる本だ。
グローバリゼーションを有効にする途を示した
かつての世界銀行のChief Economistであり、2001年のノーベル経済学賞受賞者で、現在はColum ia Unive sity教授であるスティングリッツが自身の世界銀行時代やクリントン政権での経済諮問委員としての経験や考察を踏まえながら経済と政治の両面から、またDeveloped Count iesとDevelopping Count iesの両方の側面よりGlo alizationが現在抱えるIm alance、格差の拡大の分析とその是正策を提言している。 その主軸はアメリカによるGlo alizationの監督から国連によるGlo alizationの監督、新通貨準備制度、強制力の確保であり、かつては政権に近いところに身を置いた人ながら強い反権力のBIASを持っていることに潔さが感じられる。 非常に論理的にトッピクスを網羅している良書であり一読に値する。
A good guide to help you think and act globally
Would ecommend this if you want to look at Glo alization in depth, the No el P ize-winning Economist analyses the p esent situation closely, explaining the main issues in detail, and looking in to the futu e. With his expe ience as Chief Economist in the Wo ld Bank, Stiglitz ings up the glo al system fo med y the developing count ies and advanced nations, f om the points of fai t ading, intellectual patents and lifesaving medicines, glo al envi onmental p o lems, etc. He calls fo efo mation of the glo al financial a chitectu e, and well management of glo al esou ces, and also the glo al thinking. A out the envi onmental issue, the line imp essed me most is, "No issue can e mo e glo al than glo al wa ming" A good guide to help you think and act glo ally.
timely topic
P ofesso Stiglitz has w itten seve al ooks on glo alization and t ade. This ook talks a out challenges facing the glo alized wo ld. Timely topic and good ead, ut its discussions a e somewhat too na ow and lack new insights on fast changing wo ld, especially the eme ging nations. Fo this, a fa ette ead is this new ook: China and the new wo ld o de : how ent epeneu ship, glo alization and o de less usiness a e eshaping China and the wo ld, y Chinese jou nalist Geo ge Zhi in Gu, which identifies mo e ealistic challenges facing the wo ld.
新しいグローバル化への提言
ノーベル経済学者Joseph Stiglitz氏が、経済のグローバル化が世界経済に大きく貢献する可能性を持ちながら今まで失敗を繰り返してきた理由を探り、その潜在力を引き出すための諸施策を提言する。現在の経済政策に蔓延する政府の役割軽視、アメリカナイゼーションという表現に代表される多様な価値観への配慮欠如の問題から、各国の発展段階に沿った包括的なアプローチの必要性を主張。先進国が自らの利益の為に、発展途上国にとって不公平な貿易協定を一方的に推進(途上国に資本市場開放、知的所有権保護を要求する一方、国内農作物市場は保護)している実態を非難。一方、資源国がグリーン国民純生産(GNNP)指標の導入等により資源の受託者意識を高めることで「資源の呪い」を解き安定成長の糧とする仕組みを提言。地球温暖化現象をグローバルな「負の外部性」と捉え、最大の温室効果ガス排出国であり資源浪費国である米国に京都議定書への参加圧力をかける為、GDPと国民一人当たり排出量をベースにした目標設定を提案、理論的にはWTOによる制裁の必要性も示唆する。途上国への過剰債務問題はIMF、先進国による過剰貸付のモラルハザードの側面を指摘、慎重な投資判断が長期的には途上国の為になると説明。外貨準備金については、米ドルが基準準備通貨となることで実質的に途上国が米国の借入れを低利でファイナンスしている矛盾を指摘。現行制度は準備通貨国での総需要不足から自己破壊的な過程を歩んでおり、リスク管理の視点からもSDRを発展させたグローバル不換紙幣の発行を提案、更にその資金を利用して貧困や環境問題の対策とすることを提言。これらの改革にはグローバルレベルでの民主化、つまりこれまで経済に遅れをとってきた政治のグローバル化、IMF、世界銀行、国連等国際機関の改革が必要と唱えるのに加え、人々がよりグローバル社会の一員として考える意識改革を訴える。


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¥ 1,953(税込)
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:4,169位  
カスタマーレビュー数:28

Amazon.co.jp
2001年のノーベル経済学賞受賞者、スティグリッツが、アメリカ・IMF主導のグローバリズムに異議を唱えた衝撃的な1冊。著者は、1993年にビル・クリントン大統領の経済諮問委員(1995年委員長就任)として、また97年からは世界銀行のチーフ・エコノミスト兼上級副総裁として働いた経験を持つ。

本書は、そのスティグリッツが、世銀時代にいくつもの発展途上国を訪れ、そこで目の当たりにしたグローバリズムの現実をもとに書き下ろされている。スティグリッツはエチオピアで「IMFの驚くべき政治と算術の世界をありありと見せつけ」られ、IMFに対する疑念を抱きはじめる。資金を出している市民や直接影響を受ける発展途上国の市民ではなく、先進国(特にアメリカ)の意向に左右される体質、救済対象となる国の主権をおびやかすやり方、途上国には市場開放を迫っておきながら、都合の悪い産業においては保護貿易を貫くダブルスタンダード、IMF設立を主張したケインズの意図とは反対に市場礼賛主義に陥っている現状など、さまざまな問題点が指摘されている。IMFの指導のもとでますます貧困が拡大した国の例や、東アジア危機、ロシアの失敗、アルゼンチンの破綻、反対にIMFと距離を置くことで成功したボツワナや中国の例などが挙げられており、IMFの政策の不手際が指摘されている。

スティグリッツは、アメリカ・IMF主導のグローバリズムについては手厳しい評価を下しながら、グローバリズムが本来持つメリットについても主張している。貧困をなくし、世界を幸せにする真のグローバリズムとは何か。最終章で示されたスティグリッツの提言が、きっと何らかのヒントになるはずだ。(土井英司)


くちコミ情報
IMF、世銀、WTO、各途上国首脳、スティグリッツ…それぞれが代表する利害
 2002年に出版された、ジョセフ・E・スティグリッツによる1冊。いまさらながら、他の経済関係の書籍と一緒に手に入れた。学生時代、この人の原著や翻訳本で経済学を学んだことは覚えていたが、この著作を読み進めていくと、この人が自ら鍛え上げ、磨き上げた経済学の理論が現実の人間世界に蔓延する政治性の中で試され、政治上の闘争で敗北しながらも読者にグローバリズムについての問題性を明快に伝えてくれている様子に感銘を受ける。現実の経済に関わる国際機関、IMFはその内部で拒否権を持つアメリカの金融界の利害を代表し、WTOは同様に各種輸出関連の業界団体の利益を代表していて、IMFに支援を受けようとする、あるいは受けざるを得ない各途上国の政府首脳及び周辺にいる人々もそれぞれに特殊利害を代表している。そして、本書の著者、スティグリッツ自身が代表している利害とは、アダム・スミス、リカード、マルサス、そしてシュンペーター、ケインズと続く、当該国内・国際状況へと論争的・説得的に関わっていく経済学者の心意気、とでも言えるものだろう。もちろんこんな風に状況に対して関与できるのはごく少数の特権的立場の人だけだが、スティグリッツは本書でしてくれたように、読む者に自分の経験を開示してくれている。なるべく読者に対してわかりやすい言葉を使ってだ。行政執行者が多用しがちなジャーゴンを極力排除して本書は書かれている。一方、経済学の枠組に注目して読んでいくと、本書で取り扱われている政治経済問題群には、金融システム・開発経済学に関する話題のほかに情報の非対称性とモラルハザード、組織の経済学とコーディネーション・モティヴェーション、法と経済学、比較制度分析など90年代以降の経済学のホット・イシューも深く関わっているのが読み取れる。その過程で、経済学の教科書に欠けている部分も強く意識させられる。  本書は教養書として読めるのはもちろん、経済学に関心がある人にとってはスティグリッツが書いた経済学のテキストを補完する分厚いケース・スタディとしても読めるし、本書からスティグリッツの書いたテキストへと遡って読むのもありだろう。
social justice or market extremism?
In the late 1990s Asian economies lost much of confidence. The glo al financial community has, howeve , een letting the U.S. owe those who we e then devastated y capital ma ket li e alization o "Washington Consensus," which now causes the U.S.-led financial tu moil and the decline of the dolla . The IMF policies, indeed, acked y the U.S. wo ship of ma ket li e alization igno e those vulne a le, failing to c eate an equita le and sustaina le society. We ecome discontented with an economic ideology o "glo alization," pu suing p otectionism, even nationalism. So we wonde how it has to e managed to ease such discontents as income inequality and jo losses. The No el p ize lau eate in economics suggests what gove nments and thei policies delive : social justice.
ひょっとして日本のこと?
サミットやWTO会議で繰り広げられる反グローバリズムの抗議行動を、「大型スーパー進出に反対する商店街みたいなものかな」と思っていたが、本書によって、なぜ人々がグロバリーゼーションに苦しめられ抗議するかが理解できたように思えた。 経済学の用語やロジックが極力避けられていて門外漢の私にもわかりやすい。 読み進むうちに、「これって日本のこと? 日本もIMFの路線に染まっているんじゃないか」と思えてきた。 はたして、巻末のリチャード・クー氏の解説で、橋龍改革とIMF路線の親近性が指摘されていた。本書でも、いったん社会経済を破壊したあとで訂正しても手遅れだと言っているように、山一・長銀ショックのあとの小渕内閣の公共工事バラまきには、あまり効果がなかったように思う。そのときのバラまきによる財政赤字で身動きがとれず、さらなる小泉構造改革、安倍継承改革により、貧富の差(ジニ係数)は先進国のうち米国に次ぎ二番目という有様である(世界第二の格差大国。本書では日本を含む東アジア諸国は成長と平等を達成した貴重な事例であると賞賛されているのに)。 さらに本書は、「成長したたり論」は根拠がないと指摘している。景気回復と消費低迷という矛盾に対し、安倍首相や中川幹事長はこの「成長したたり論」を強調し、痛みを我慢せよと言っている。
地球規模化とその不満〜本物の経済学者は何故怒ったか
 経済全般、金融、財務、企業統治等について門外漢の私にはなぜ、ノーベル経済学者の著者がかっての同僚である世界通貨基金、世界銀行(世界復興開発銀行)、世界貿易機関や米財務省を全部を相手取って辛辣な批評を繰り広げているか、出版から数年を経て少しずつ読み進めてきてもまだぴんと来ていない。本流の経済学者が突如として強烈な社会批判を宣言しただけでなく、確かに冷戦後のアメリカの独善やグローバリズムの弊害については一般的な話としては十分理解できるが、スタンリー・フィッシャーやロバート・ルービン、更に続編である『狂騒の90年代』(邦訳:『人間が幸福になる経済とは何か』)においてはアラン・グリーンスパンまでをやり玉に挙げている矛先が、結局はウォール街やアメリカ人自身に向かっているとしたら、金融市場そのものや自国の社会文化、文明そのものを改革、変革せねばならないだろう。事は複雑に分化した現代経済の外にあるとも言えるし、その中の外部、今度は経済学者にとって門外漢のことまでが問題になってこざるを得ないのではないか。  それでも、この気骨のある聡明な経済学者が逸脱することはない。深化する世界経済がモラルのある経済の基本に還るには何が必要であるか、を少し耳に痛いが(財務官僚や企業経営者、ファンドマネージャーには痛すぎるだろう)あくまで日常の言語で語り始めている。当たり前のことをノーベル経済学者が言うと吃驚する自分に苦笑するだろう。センは貧困そのものを解明したが、スティグリッツはアメリカに居てアメリカから貧困の克服を実践しようとしているが、決して政治的であるわけではない。アメリカが没落でもして貧困問題が解決するのでないとしたら、彼に期待してしまうのも理由のないことではない。
名著と悪訳
 基本的にグローバリズムと資本主義と市場原理を肯定しながらも、現在の特殊なグローバリゼーション(IMFとウォールストリート主導のグローバリゼーション)を厳しく具体的に批判した名著である。IMFは市場主義を教科書的に肯定しながらも、現実には強力な競争政策を放棄して一部の特権階層を潤すだけの民営化と自由化を各国で強引に押し進めており、このようなグローバリゼーションは世界を不幸にするものだ、というのが本書の趣旨である。  さて、本書の意義と限界はすでに多くのレビューが教えてくれている。問題はこの著作の翻訳水準である。翻訳者は有名なプロ翻訳家、鈴木主税。レビューの中にも「翻訳も鈴木主税の堅実な訳で文句なし」と太鼓判を押しているものがある。  しかしながら、原文と照合した結果として言えるのは、初歩的な誤訳満載のとんでもない欠陥翻訳書だということである。ほとんどどの頁にも誤訳が存在する(日本語だけを読んでいても気がつく誤訳も多数)。抜け落ちも非常に多く、場合によっては7〜8行まるまる訳し落とされている。  「Clinton administ ation(クリントン政権)」をところどころ「クリントン行政府」と訳している時点で実に素人的であり、マレーシアの「exit tax(海外送金課税)」を辞書どおりに「出国税」(旧ソ連にあった税金で、国内で教育を受けた人間が海外に移住する時に課す税金)と訳すなど、きちんと調べずに訳しているタームも多い。弟子に適当に翻訳をやらせて、名前だけ鈴木主税にしたのか? せっかくの名著も翻訳でかなり減点される結果になっているのは残念だ。


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ジャンル内ランキング:18,589位  
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Book Description
史上最大の経済発展のひとつは、いかにしてみずからを破綻へ導く種をまくことになったのか――。ジョセフ・E・スティグリッツは、ベストセラー『Globalization and Its Discontents』の中で、どのようにして、自由市場主義に対する見当違いの信仰が、多くの開発途上国の人々を苦しめている昨今の問題の数々を引き起こしたかについて語っている。本書では、同じ論点でアメリカに目が向けられる。

ノーベル賞経済学者による革新的なこの本は、1990年代の繁栄について一般に理解されていることの大半は誤りであり、世界のリーダーや、多大な影響力をもった主要な経済決議を支えてきた理論がまったくの時代遅れであると主張している。確かに、雇用は生まれ、テクノロジーは進歩し、インフレは収まり、貧困は緩和された。だが同時に、われわれが今日直面している経済問題の下地もできあがっていた。政策立案者たちは、ある種のイデオロギーの運動家のごとく自由市場に肩入れし、会計基準から外れることを黙認し、規制解除を過度に進め、企業の拝金主義に迎合した。そして今になってそのつけが回ってきたというわけだ。


くちコミ情報
狂騒の米90年代〜グローバリズムにモラルを吹き込むことができるか
 市場経済が前提としない「個人によって情報や知識に差がある」という当たり前のことを経済学的に証明したことで知られる本格派の経済学者による経済社会批判。  複雑化した企業会計が普通の経営者に不正を働かせる「インセンティブ」となっていることを告発する。衝撃的な前著で明らかにされたアメリカ自身の問題をさらに追究し、不況時にリストラと財政再建を迫るような押し付けられたグローバリズムが悲惨なら、「企業に融資をして事業を拡大させ、雇用を創出させる」本来の役割を担わなくなった銀行、「企業重役は不用心な株主からお金を盗んでいる」(160頁)、「弁護士はつねに金持ちを探す」(177頁)、「誰もが自分の金を奪いにくる者から・・・自分を守ろうと努力して」(226頁)いる社会が如何に悲惨であったかを説く。問題は回復されるべきモラルが、経済の内部の市場そのものにより実現されるのか、市場の外、あるいは経済の外まで含まねば回復されないのか、見極め切れていないことにあるようだ。
90年代のアメリカ経済を総括する書
実は経済のことはよく判らないので、グローバルな視点を持ちたいと思って 手にしたのですが、より混乱してしまいました。 アメリカの経済施策を司る省、機関と企業、裕福層とのパワーポリティクスと 採った政策とその結果が著者の意向とともに並べられています。 私のような経済の不案内人にとっては親切ではないので、読みにくさが 残るかも知れません。 ただし、アメリカのわがままぶりの発揮を知るには良い書だと思います。 更にはこの書から読み取れる部分から導き出される現在の日本が進もうと している方向の不安点なども素人ながら炙り出すことができると思います。
人間が幸福になる経済とは何か
本著は前著「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」を読んだ者からすると「焼き直し」の感が否めない。また(おそらく翻訳のせいであろうが)、段落内で文意に一貫性が見られない部分が少なからずあり、特に前半は、読み進めるのにストレスを感じる。 p 本著は記載されているとおり、明らかに経済学的な領域を越えた議論を展開している。本書の大部分を割いて、政府の役割、ウォール街の人々の行動等が実体経済に与えた(であろう)影響を記載している。それ自体は悪いことでは決してないが、原因となった事象と結果を言葉のみで説明しているため、どのような過程を経たのか、また、経済指標で表すとどういうことなのかよくわからない。例をあげると、クリントン政権が実現した増税による財政再建がある。通常増税は景気を冷やし、結果的に財政再建を実現できないことが多いが、なぜ実現できたのかという経済学的に見て極めて重要な点の説明がほとんどない。 p 悪く言えば、経済学的な議論をあえて超越(するかのように)して、実証的な分析を回避したともとれなくもない。
確かに
この本を読んで、自分が日々直観的に感じている事が概ね正しそうだという事が分かりました。 p キーメッセージは「政府も市場もいずれも完全ではない。それぞれの限界と役割があり、それらを理解した上でバランスの取れた政治を行う事が肝要である。失業率は 単なる数字ではなく本当に不幸に見舞われている人々が存在する事を忘れてはいけない。完全雇用を実現し、かつインフレを回避する政策は複数存在する。最貧困層を見捨てれば、そのような社会は大きなコストを負担する事になる。集団行動は必要で利己的な野心は個人・国家いずれのレベルでも規制されなければならない」、等 少々難解な感は否めませんが良く分かりました。 p また、米国政府が非常に利己的で自国の富裕層の利益しか考えておらず、それを欺瞞で押し隠し、他国の利益になると信じ込ませて破壊的な米国主導のグローバリゼーションを実行してきた事も良く分かりました。 一読の価値 有りと思います。
90年代のアメリカ経済にまつわる神話を糾し、誤れる経済政策の弊害を説く
 90年代のアメリカは史上稀に見る経済成長を達成し、その要因を巡って様々な神話が存在する。赤字財政の削減の成功による成長率の高まり、グリーンスパンの神業的な金融政策の手腕、ストック・オプションの導入によるインセンティブの刺激。だがこれらは誤れる「神話」に基づいていると喝破。 p  「赤字財政」の神話とは、クリントンが「財政赤字」の削減に腐心し、成功した。莫大な財政赤字を抱えた国が経済停滞から脱出するには赤字財政の政策が欠かせない、という訳である。だが実際には「削減の成功は1990年代固有の理由によるものだった」。 p  次に金融政策である。アラン・グリーンスパンの「根拠なき熱狂」は当時の株バブルに冷水を与える効果を持ったーはずだったが、結局彼は何も手立てを打たなかった。彼ーそして周囲もーは自分の「影響力」を過大評価していた。言葉を発するだけで金融政策を司れるーという神話である。 p  本文のなかで一番辛辣な調子で論じられているのは「カリフォルニアのエネルギーの規制緩和」「銀行規制の緩和によるバブル沸騰」「粉飾決算による会計操作」を扱ったくだりである。(第4章から第7章) p  本書は前著と比較するとときおり熱い調子が垣間見れるし、著者も認めるとおり「経済学の範囲を超えて」論じられているテーマもある。しかし一貫しているのは「経済学への誤った理解が生み出す弊害」である過度の規制緩和が進んだのは市場メカニズムへの過度の信頼である。会計の不正操作が起きたのはエンロンや銀行などの情報を持てる者が、情報を持たざる者を騙そうとすることから起きる。 p  こうした不均衡を是正するために、「イデオロギーに基づく政策ではなく、市場と政府の役割をバランスを重視する政策が経済成長と効率を促進する」ので、「政府と市場とのバランスの取れた役割を基盤とする新たなビジョン」を実現するために戦わねばならないと強調する。



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自由貿易体制はなぜ「フェア」ではないか
本書は日本でも話題になった『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』の続編といっていい内容だが、前著が通貨危機国に対するIMFの経済介入に対する批判が主なものだったのに対して、本書ではWTOと自由貿易の問題点に焦点が当てられている。  なぜこれまで自由貿易が途上国に利益をもたらさなかったのか。一言で言えば、WTOに代表される世界の自由貿易体制が圧倒的発言力を持つ先進国によりゆがめられ、途上国に過度の負担を強いるものになっていたからだ。「自国農業の保護」という名目から、途上国の主要輸出物である一次産品への比較的高い関税率が容認される一方、途上国からの非熟練労働力の受け入れには注意が払われず、そのかわり知的財産権や海外投資家の権利の保護といった先進国の企業に利害に関わる問題が優先的に議論され続けた。その結果、途上国間ではWTOのルールに対する不信感が広がり、途上国にとって先進国との貿易と同じくらい大きなウェートを占める途上国間の貿易では関税を引き下げたり貿易規模を拡大する努力がほとんどなされなかった。これでは、途上国が自由貿易による利益を得られなくても当たり前だ。  そういう現状認識を踏まえて本書は、自由な貿易はそれを支える公正なルール作りによって初めて可能になるのであり、そのフェアな合意の形成のために途上国・先進国が一緒になって知恵を絞るべきだ、という極めて正攻法のメッセージを前面に打ち出している。  確かにグローバリズムの進行は、世界中における富の偏在をますます拡大しているように見え、そのことがいわゆる「反グローバリズム」の思想に一定の説得力を与えている。しかし、グローバリズムの流れの中で現実を少しでも望ましい方向に変えていくためには、本書のような正攻法の姿勢が最も必要とされているといっていいだろう。


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わかりやすい入門書
非常にわかりやすいという印象を受けました。 僕の専攻は経済学ではなく、教養としてこの本を読みましたが、非常にわかりやすい。 英語も簡単ですし、英語圏に経済学で留学を考えている方なんかにはちょうどいいんじゃないでしょうか。 邦訳もあるようなので、英語に自信がないならこちらも併用すると、もしくは邦訳のほうを読むといいでしょう。
『ニューエコノミー礼賛批判』はもう古い!
かのスティグリッツによる経済学å...¥é-€æ›¸ã€‚おé‡'と時é-"の余裕があれば、ぜひとも読みたい本でã-ょう。本書のæ-¥æœ¬èªžç‰ˆä¸‰éƒ¨ä½œã‚‚第二版がでて、スティグリッツ人æ°-は今後も上昇傾å'にあるといえるでã-ょう。はてさて、å†...容はどうかというと、å...¥é-€æ›¸ã¨ã-てはかなり良ã-。ミクロについて述べた部分では『コーポレートファイナンス』についても触れられていて、非常に応ç"¨ç¯„囲の広い本といえるでã-ょう。æ-¥æœ¬ã®ãƒŸã‚¯ãƒ­çµŒæ¸ˆå­¦å...¥é-€çš„æ›¸ç±ã«ã¯ã¾ãšãƒ•ァイナンスはå-り上ã'られないã-、MBAのコアç§'目に位置づã'されるなど、『ファイナンス』というものの重要性が高まる中、本書のようなå-り組みæ-¹ã¯éžå¸¸ã«è²'重なのではないかと思います。ã-かã-本書に対ã-てはかなり厳ã-い目で評価ã-ている人も多い(æ-¥ç±³å•ã‚ãšï¼‰ã§ã™ã€‚そã!®åŽŸå› ã¯æœ¬æ›¸ã«é »ç™ºã-てくる“ニューエコノミー”に対するè'-è€...の期å¾...にあるといえるでã-ょう。æƒ...報の才人とã-て知られるスティグリッツが、“ITバãƒ-ルå'©å£Šâ€ã¨ã‹è¨€ã‚ã‚Œã¦ã„る今æ-¥ã§ã€ãƒ‹ãƒ¥ãƒ¼ã‚¨ã‚³ãƒŽãƒŸãƒ¼ç¤¼è³›ã®å§¿å‹¢ã‚'とっているのが奇異に見えるかもã-れませã‚"。ã-かã-、本書は今のæ-¥æœ¬ã«ã"そ重要な示å"†ã‚'示ã-てくれるのではないでã-ょうか。Yahoo!BBのæ'»èºã‚‚あり、æ-¥æœ¬ã«ã‚‚ITインフラがæ•'いつつある今æ-¥ã€IT礼賛è€...批判ã"そ古い姿勢ではないかと思われます。ã"ã"ら辺ã‚'クリティカルに読み解くには、経済学の知識だã'でなく、e-ãƒ"ジネスについて深く通じていないと役不足かもã-れませã‚"。ã-かã-、初心è€...といえど、ITの可能性について、è'-è€...の主張ã‚'知っておくのは決ã-て無駄ではないと思います。繰りè¿"ã-になりますが、ITã!‚¤ãƒ³ãƒ•ラはæ-¥æœ¬ã§ã‚‚完備されつつあるのです。ã"うなった以上、ITと経済は切り離せないのです。その意å'³ã§æœ¬æ›¸ã¯å¤§å¤‰ã„い目ã‚'養うのに格好の書籍ではないかと思います。
基本書としては、最適!
アメリカの経済学のテキストは大きくて重い。持ち歩きには不便で扱い難い。この点については、出版社が本の値段を吊り上げるために必要以上に本のボリュームを大きくしていると指摘する人もいる。確かに、「ハード面」では「use -unf iendly」である。しかし、こと「ソフト面」(内容、構成等)に関しては、本書は優れて「use -f iendly」であると思う。 p 何といっても、難しい数式は使わず、ポイントを平易な文章で簡潔に説明している点が素晴らしい。そのうえで本文の補足説明が適宜挿入されており、関連するWe サイトもふんだんに紹介されている。このように経済学の基本を学びつつ、学習をさらに発展させていくための配慮が心憎いまでになされている。わかり易く書かれているので、英語が得意ではない人でも、「やる気」と「忍耐」が貧弱でない限りは読了できると思う。とにかく、中身については「読者本位」のpolicyが貫かれており、大変感銘を受けた。この点は日本の学者・研究者は見習ってもらいたい。 p ちなみに私自身は、事情があって、本書の章末の「練習問題」および巻末の「glossa y」を除いて「音読」した。1回読んだだけではあるが、heigh qualityな英語(大人の英語)を身につけるための教材としても有用であると思う
悪くはないが、ニューエコノミー礼賛はやめれ。
おお、スティグリッツの新しい教科書! 期待するのは人情でございましょう。先日日本に出た第二版の邦訳では、日本の状況についての記述も追加されていたから、それが第三版に反映されると思うのも人情。 p ところが。 p 日本についての記述はぜんぜんなし。で、何があるかというと、なんといまどき、ニューエコノミー礼賛! e-Insight だの e-Case だのがすべての章にくっついていて、インターネットで経済は大変動、という話ばっか。あの情報の経済で知られるスティグリッツにしてこのザマかい! ドットコム崩壊でネットバブルがつぶれたいま、せめてもっと慎重な記述はできなかったものか? 「ネットは労働市場の可能性を大幅に上げる」「ネットのおかげで市場や在庫にあわせて生産調整ができるので、経済はかつてのような波を経験しない」……あのー、してるんですけど。4ページもかけて、コンピュータとインターネットの歴史が述べられるんだけれど、それが本論とほとんど関係しない。「ここに経済学の課題が一通りある」と言うんだけれど、経済学の基本を勉強するには特殊すぎるでしょう。 p 一方、スティグリッツの世銀での経験は生きてるみたいで、後に開発援助と途上国の発展やグローバリゼーションの短い章がついてて結構いい。また、インフレについても詳しくなったのと、環境問題と経済との関わりについても、定番話を鵜呑みにしすぎているところはあれ、そこそこページが割かれているのはよい。 p 総体としては、うーん、期待をかなり下回るものではある。でも、読みやすいし図版を多用してわかりやすい。


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