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   Haruki Murakami の売れ筋最新ランキング   [2010年03月12日 07時35分]
57ページ中 6ページ目を表示しています (5160件)


La Fin Des Temps
Haruki Murakami  
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カスタマーレビュー数:7

くちコミ情報
人が信じるもの
 関西大震災を題材として,人が生きてゆく上での心の支えや原動力,あるいは常識だとか人生観などというものが,いかに脆くて儚い虚構であり夢幻であるかということが描かれてた作品だと感じた。  現実というのは虚構とは似て非なるものであり,時として人を大いに裏切る。 たとえば大震災というまったく予期できない出来事が現実として起こり,それまで人々が信じきっていた心の拠り所や,あるいは日常という幻のようなものが根本から徹底的に破壊されたとき,人が直面するものは一体何なのか,ということを筆者は考えたかったのではなかろうか。  『supe -f og saves tokyo』 という物語で,金融機関で働く主人公のもとに突然現れた大きなカエルが,東京の地下に潜む巨大なミミズを 『退治する,退治しなくてはならない』 と言う。 それはカエルにしか出来ない仕事であり,それで東京を救うのだ,と信じて疑わない。 そしてある日,巨大ミミズとの死闘を演じてきたカエルは,力尽きるも自分が世を救ったのだと信じて,満足げに死んで,朽ちてゆく。  カエルにとって巨大ミミズとの闘いというのは,カエルの心の中心にある巨大な虚構であり,同時に人間一人一人が信じきっている 『真実』 というものを表している。 それは人の生きがいでもあり,本人にとっての常識であり,あるいは日常と呼ぶべきものでもあり,あるいは仕事であったり,子供であったり。 人の心はその虚構によって支配され,また虚構のために生きて働いて,それに命をかけて,力尽き,最後は死んで土に帰る。   つまり,このカエルというのは主人公自身であり,また人間の誰もがこのカエルなのである。  村上春樹の作品は,一見チンプンカンプンで意味不明なストーリーなようでいて,そこに秘められた比喩や暗示を見出すと,とたんに目から鱗が落ちたように一貫したテーマが見えてくる。  浅いようでいて深く,深いようでいて浅いような,そういう部分が村上作品の魅力なんじゃないかと私は思っている。  また,英訳された村上春樹の作品というのは,まるで最初から英語で書かれたみたいなリズムがあって実に読みやすい。 そういう日本語の文章は,なかなかそう簡単に書けるもんじゃないと思う。
暗雲を背に輝く生
大地震直後の世に材を求めた短編小説集。六編いずれも珠玉だ。 1995年、阪神北淡地方を襲った震災の恐ろしさは、いうまでもない。関西出身の著者も、かなりの衝撃を受けたことだろう。全編に、死と喪失、破壊と暴力への恐れと不安がちりばめられ、未来の暗さをほのめかす。だがそれだけで終わらないのがよいところ。黒雲が立ちこめるような背景に描かれる生は、みな哀しいが、まわりが暗いだけに、よりきらきらとして見える。目をこらせば、輝く希望が見えてくる。世界はかくもはかなく美しいと教えてくれる作品だ。だが震災当時はそれどころではなかったはず。苦悩を昇華し、ここまでにするには、さぞ努力がいったことと思う。 特に最後の二編がよい。かえるやくまなど動物が出てくると筆致がさえる気がするが、どうだろう。 英文はやさしく読みやすいが、深遠なことをくだいた言葉であらわすのがもともと著者の持ち味だ。原文同様研ぎすまされているだけに、流し読みには向いていない。軽い読み物を求めるなら、ほかの作家をあたるべきだろう。
暗雲を背に輝く生
大地震直後の世に材を求めた短編小説集。六編いずれも珠玉だ。 1995年、阪神北淡地方を襲った震災の恐ろしさは、いうまでもない。関西出身の著者も、かなりの衝撃を受けたことだろう。全編に、死と喪失、破壊と暴力への恐れと不安がちりばめられ、未来の暗さをほのめかす。だがそれだけで終わらないのがよいところ。黒雲が立ちこめるような背景に描かれる生は、みな哀しいが、まわりが暗いだけに、よりきらきらとして見える。目をこらせば、輝く希望が見えてくる。世界はかくもはかなく美しいと教えてくれる作品だ。だが震災当時はそれどころではなかったはず。苦悩を昇華し、ここまでにするには、さぞ努力がいったことと思う。 特に最後の二編がよい。かえるやくまなど動物が出てくると筆致がさえる気がするが、どうだろう。 英文はやさしく読みやすいが、深遠なことをくだいた言葉であらわすのがもともと著者の持ち味だ。原文同様研ぎすまされているだけに、流し読みには向いていない。軽い読み物を求めるなら、ほかの作家をあたるべきだろう。
文化の翻訳は難しい
よくいわれるように、村上春樹氏の文章自体が英語に翻訳しやすいのは確かだろう。この短編集の英訳でも、センテンスのリズムや息遣いまでもが日本文と違和感がないように感じられる。それは、ひとつにはジェイ・ルービン氏の腕前であることはもちろんだが、同時に、村上春樹氏自身の文体が翻訳される英語の文をすでに予感しているからではないかという気さえする。 ただ、多少詳しく見てみると、やはり文化に深く関わる部分の翻訳は難しい。たとえば、当然だが、人名の漢字のもつ意味合いはまったく伝わらない。「蜂蜜パイ」の小夜子もその娘の沙羅も、ただSayokoとSala。(沙羅の方をSa aとしなかったのは、英語のセアラと混同されないようにか) また、地名のもつ文化的背景も伝わらない。訳者は、「UFOが釧路に降りる」で、〈秋葉原〉には電気街と分かるように説明を加えているし、「蜂蜜パイ」では、「小夜子は浅草の生まれで」という日本語をわざわざ「小夜子は江戸っ子だった。商人階級が何世紀にもわたって暮らしてきた古い町の生まれだった」とパラフレーズして、逆に浅草という地名を省略したりしている。しかし、どうしたって、〈釧路〉という地名のもつ演歌的「最果て」のイメージや、「水戸の老舗の菓子店」に対して日本人がもつ漠たる心象は伝えようがない。 そのほか、「神の子どもたちはみな踊る」における新興宗教の神「お方さま」や、性交するの意味の「まぐわう」の英訳、「アイロンのある風景」の中で啓介が腹が痛くなったときにいう「うんこすりゃ直ると思うんだけど」の訳し方など、いくつかきちんと日米(英)の文化比較を必要とする箇所が出てくる。また、日本語の解釈の誤りからくる誤訳が2箇所ほど見られる。とくに、「蜂蜜パイ」の最後、つまり、この短編集の最後の文の英訳はいささか問題であろう。 ともあれ、このように英語訳が日本語の原文とそれほどズレがなく読めるのは、いかにも村上文学らしい。ひょっとすると、私たちが、裏にある日本語を意識しながら読むせいもあるかもしれないけれど。
面白いし、英語も読みやすい
村上春樹は海外で非常に人気がある。その理由は、この本を読んでみるとよくわかる。村上春樹の文体は、英語に訳されても、大切な部分が残るように思う。 日本人作家の中でも、漱石や鴎外などは英語に訳すると崩れてしまう。三島や川端は、翻訳者に恵まれたことにもよるが、魅力のある文体の英語に訳されている。 しかし、村上春樹の場合は、もともと欧米の文体に親和性があるのではないかと思う。原文と英語の訳文を比べてみるのも面白いし、外国の作家のつもりで読んでも楽しい。 実は私は、ある文学好きのアメリカ人に、帰りの機内用の読書に良いだろうと村上春樹の英語訳をもらい、それから村上春樹を読み始めた。 英語の勉強のために読むのもいいだろう。



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Book Description
真夜中から夜明けについての時間帯、東京を舞台に出会いを描いた短くてしゃれた小説。どこをとっても村上春樹の傑作『The Wind-Up Bird Chronicle』(邦題『ねじまき鳥クロニクル』)や『Kafka on the Shore』(邦題『海辺のカフカ』)にひけをとらない吸引力がある。

軸となるのは2人の姉妹、眠り続けるファッション・モデルのエリと、平凡なデニーズで1人、読書をしている若い学生のマリだ。マリはすぐに自分とはかけ離れた世界に暮らす人々の元へ導かれることになる。以前に会ったことがあると主張するジャズ・トロンボーン奏者、そしてラブホテルのたくましい女経営者と従業員、ビジネスマンにひどい暴力を振るわれた中国人売春婦。この“夜の住民たち”はそれぞれの秘密に悩まされており、異なる環境でそれぞれ孤独に過ごすよりも、みなで集まり心強さを感じる必要がある。じきにエリが眠り続ける謎は、犯罪行為で堕落したビジネスマンにつながっており、彼はエリを救うかあるいは破滅させるかだと明らかになっていく。

『After Dark』は思わず引きこまれる人間ドラマからメタファーの多い思考へと移行し、時間と空間そして記憶と予想を取り込み、シームレスな人間の摂理への探索、そして自己表現と感情移入、さらには観察力の力と思いやりや愛の限界との相互作用を織りなしていく。村上らしいユーモア、心理学的な洞察、精神と倫理の描写が本書では見事な調和を見せて洗練されたものとなっている。




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軸となるのは2人の姉妹、眠り続けるファッション・モデルのエリと、平凡なデニーズで1人、読書をしている若い学生のマリだ。マリはすぐに自分とはかけ離れた世界に暮らす人々の元へ導かれることになる。以前に会ったことがあると主張するジャズ・トロンボーン奏者、そしてラブホテルのたくましい女経営者と従業員、ビジネスマンにひどい暴力を振るわれた中国人売春婦。この“夜の住民たち”はそれぞれの秘密に悩まされており、異なる環境でそれぞれ孤独に過ごすよりも、みなで集まり心強さを感じる必要がある。じきにエリが眠り続ける謎は、犯罪行為で堕落したビジネスマンにつながっており、彼はエリを救うかあるいは破滅させるかだと明らかになっていく。

『After Dark』は思わず引きこまれる人間ドラマからメタファーの多い思考へと移行し、時間と空間そして記憶と予想を取り込み、シームレスな人間の摂理への探索、そして自己表現と感情移入、さらには観察力の力と思いやりや愛の限界との相互作用を織りなしていく。村上らしいユーモア、心理学的な洞察、精神と倫理の描写が本書では見事な調和を見せて洗練されたものとなっている。



Chroniques De L'oiseau a Ressort
Haruki Murakami  
¥ 2,968(税込)
¥ 3,494(税込)
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くちコミ情報
読了前……
本年度のフランツ・カフカ賞を本作の作者村上春樹氏が受賞したとのことで、チェコの賞なら、おそらく選考委員はドイツ語版で読んでいるんだろうと思い、購入してみました。届いて何に驚いたって、その厚さ。約4cmあります……。行間は多少緩やかなものの、600ページ以上を読破するのはかなり時間が掛かりそうです。原典となる日本語版は読んでいませんし、本書も読み始めたばかりですが、彼の初期作品に較べて、ドイツ語訳には向いていそうな内容と言えるのではないでしょうか。初期作品もドイツ語版で読むと独特の趣がありますが、やはり多少のズレのようなものが浮き出てしまいましたので。日本語ではある程度のリアリティの中に置かれた空気の薄い非日常的な感覚が、ドイツ語版ではそもそものリアリティ部分に亀裂が入って、それこそカフカチックな異界感に感じられてしまったり……。そういうのに較べれば、おそらく順当な印象を持ってもらえるのではないでしょうか。原典と比較してないので断言はできませんが。ヨーロッパでの村上春樹受容を考えるには、読んでおかなければならない一冊、ということになるのでしょう。さて、ノーベル賞、獲るのでしょうか?☆4つは期待感と、付属していたEselsoh and(とは言わないか……しおり?のようなものです)が格好良かったのと、これまでのものに較べて、格段に素晴らしい表紙に対してです。


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くちコミ情報
「ノルウェイの森」スペイン語版
ノーベル文学賞にもっとも近い日本人と言われ、作品が多くの言語に翻訳され世界中で出版されているものの、彼の知名度は世界ではまだ低い。 日本人がノーベル文学賞をとるには、その作品を美しい外国語に翻訳する優れた翻訳家が必要だ。 これはベストセラーとなった「ノルウェイの森」を翻訳したものである。 翻訳者も悩んだであろう、実在するホテルの名前や登場人物のあだ名、その他様々な日本語の固有名詞、ほとんどはそのまま明記されている。 日本通ではないとわからない可能性は大いにあるだろう。 しかし、文体はやさしくても難解な村上春樹の小説がここまで忠実に訳されているのには関心した。スペイン語自体はそれほど難しくない。原作本が家にある人も多数いると思うので、勉強のために並べてよんでみたらいいと思う。


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Book Description
   村上春樹の『Kafka on the Shore』(原題『海辺のカフカ』)は『The Wind-Up Bird Chronicle』(原題『ねじまき鳥クロニクル』)と同様、どの点をとっても、壮大で無限な広がりを感じさせる小説だ。『ねじまき鳥』が、並々ならぬ意欲作で完成度の高い作品として世界中で絶賛され、その人気がいまだ衰えることをしらないことを考えると、この小説も長く読み続けられていくことになるだろう。

   この優れた新作小説も過去の作品と同じく、驚異的な拡張性と、読者を仰天させ、楽しませ、魅了する力をもっている。メタフィジカルな現実を描いたこの力作を動かすのは、2人の人物だ。1人は10代の少年、田村カフカ。彼は、オイディプス王と同じ恐ろしい予言(父親を殺し、母親と交わるだろうというもの)から逃れ、長い間行方の分からない母と姉を探すために家を出る。もう1人は、戦時中の苦悩から立ち直ることのできないナカタという頭の弱い老人。日常生活の基本的な営みさえ理解することができない彼は、理由も分からないまま、カフカの方に引き寄せられていく。2人の長い冒険は、読者にとっても当事者たちにとっても謎めいているが、生き生きとした共演者たちと夢のような出来事により、一貫して中味の濃いものになっている。たとえば、猫と人間の会話、ヘーゲルの言葉を引用する売春女を雇っている亡霊のような客引き、森をさまよう第2次世界大戦のころままの兵士、空から降ってくる魚の雨。犠牲者、加害者ともにその正体が謎に包まれている殺人事件。これについては、その他諸々のことがらと同様、最後に答えが見えてくる。カフカとナカタさんの絡みあった運命はしだいに明らかにされていき、1人は完全に自分の宿命から脱出し、もう1人は自力で新たなスタートを切ることになる。

   大傑作『Kafka on the Shore』は、世界が誇る真に偉大な作家のひとりである村上春樹の力量が、最高に発揮されている小説だ。


くちコミ情報
日本語と読み比べると面白いです
日本語と読み比べると、やはり日本語の方が味わいがより深い気がしますが、英文でもやはり引き込まれてしますストーリーです。 アメリカ行きの機内で読んだ時に、不思議な面白みが感じられました。
英語勉強中の人にもオススメ
日本語原作を読んでないので、比較できませんが、村上さんの独特の雰囲気が損なわれていない翻訳だと思います。 原作同様、表現が平易でシンプルなので、高い英語力がなくても大丈夫です。 英語の勉強をしている人には、勉強になる本だと思います。 英語を読む事に比較的慣れている人なら、ついつい夢中になって、あっという間に読んでしまうような本ですね。
kafkaだねぇ…
英語は読みやすく、長さもはまるのにちょうどいい。 読み終えるのにえらい時間かかったのでどっぷりカフカの世界にはまることができました。 シュールだねー 不思議だねー でも魅了される作品 読み終わってしばらくして、知り合いと酒飲みながら「カフカだねぇ」と笑い合ったのが印象的でした。 こころにずっと残る作品
一皮剥けた村上春樹。
 先ず、相変わらずFhilip Ga ielの英訳が良い。もともと村上春樹自身が英語に堪能と云うこともあり、その執筆過程に言語学的な英語の影響が在ることを考えて猶、彼の翻訳は美しい。「Hea the Wind Song」の悪訳とは対照的である。  さて、本作品。村上春樹の専売特許「年上の女性」・「近親相姦」・「上流階級の青少年の未成熟」といつもの調子ではあるが、主人公の年齢がいつもより低いこともあり、その精神的成熟の度合いが低い。その為にその成長過程にページが割かれていることに村上自身の作家としての成熟を、自分は見ている。また、珍しく魅力的な男性キャラクターが複数出てきており、これも彼の作品に於いては特筆に値する。 「No wegian Wood」以来の、彼の日本の梅雨のような叙情的作風が、この作品によって一転している。著者にとってのターニング・ポイントが本作品であることは間違いないだろう。
ディープな村上ファンではないのですが、海辺のカフカは面白かったです!
海辺のカフカは、村上春樹の中でも、特に面白く感じました! コミカルな面も多く、誰に勧めても面白いと言ってくれました。 わたしもとても気に入ったので、 英語と日本語と両方とも何度も読み返して楽しみましたが、、、 なんだか、英語の方が楽しく感じてしまいました! たぶん英語の方が、スピード感があるような気がしたんですが、、、 野良猫と話しが出来るおじさんとかが出てくるんです!すごい! 村上春樹のファンじゃないかたにもおすすめです! 英語版も読みやすいと思います!おすすめです!
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