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(著)
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通常8~14日以内に発送
ジャンル内ランキング:28,246位
カスタマーレビュー数:47
【Amazon.co.jp】
毎日4人に1人のアメリカ人がファーストフード店で安く手軽に食事を済ませているというのに、その速さや繁栄ぶりについて考え直してみようとする者はいない。ファーストフードはいたるところに見られるので、今ではいかにもアメリカ的で害のないものという印象がある。だが、ファーストフード業界は合併や均質化、スピードの問題に駆りたてられ、アメリカの食生活や風景、経済、労働力を、気づかぬうちに破壊的と言えるまで根本から変えてしまった。 ジャーナリストとして受賞歴もある著者、エリック・シュローサーは、高校もドロップアウトした「規制概念破壊型」のハーラン・サンダーズやマクドナルド兄弟の紹介に始まり、衝撃の実態を大々的に暴露する。彼らは工場の流れ作業の原理を大量生産、大量消費の飲食店に初めて応用した人々だ。しかし話題はすぐに切り替わる。酷使されるわりにはあまり賃金をもらえない10代の労働者の働くカウンター、ポテトやビーフを生産する工場方式の農園、巨大精肉会社に運営される屠殺場…。著者はなぜあのフレンチフライがあれほどおいしいのか(調査のために著者は世界最大のスパイス会社を訪れている)、あるいは「あのセサミパンに隠された秘密」を読者に知ってほしいと思っている。ところで、お召し上がりの際はご用心。と言ってもコレステロールのことではない。みなさんが口にする肉には、なんと、「排泄物」が混じっているのだ。 恐怖の極みに達するのは精肉工場の調査報告だ。まるで無法地帯のように、ファーストフード業界には国の監視の目がほとんど届いていないというのである。シュローサーの辛辣な業界描写は1906年に書かれたアプトン・シンクレアの『The Jungle』に不気味なほど似ている。この本は、悪夢のような労働環境や労組潰し、大腸菌などの病原体をレストランや公立学校や家庭にばらまく温床となる非衛生的な現場の様子について触れている。ファーストフード業界が「若者の血となり肉となっている一方で、文字通り彼らを『食い物』にしている」実態が描かれた箇所が、この『The Jungle』を彷彿とさせる。 ファーストフードは子どもの生活のあらゆる面、さらには学校教科書の中にまでに巧みに入り込み、子どもを肥満や病気になりやすい体にしている。幸い、著者はよい救済策を示してくれる。 「アメリカの食生活がすぐさま生命の危険に結びつくわけではない」 まずは自分でよく考えてみよう。大きな犠牲を払ってまで「好き勝手な」食生活をおくる価値があるのだろうか、と。
【くちコミ情報】
食の安全を叫ぶなら、これを読んでからにして!
読み進めるうちに気持ち悪くて何度も吐きそうになった。 ファストフードを食べると、必ず嘔吐下痢を繰り返す自分の体質がおかしいのでないかと思っていたが、この本を読んで、どうして今まで体調を崩していたのかわかったように思う。 マクドナルド用に飼育されるチキン、かごの中で異様に胸肉だけ大きく自分の足で立てない鶏。こんなものを食べて、病気にならないわけがない。O-157にまみれたミンチ肉、血まみれ、腸からの汚物をかぶりながらの食肉加工工場。安くて早くておいしいファストフードを「バリュー」と呼べる裏側にある真実が、あからさまに描かれている貴重な本だと思う。 この本を読んで半年あまりが過ぎたが、ファストフードを断ち、菜食・魚介類食に転向した。体調はすこぶる良く、肉を食べたいと思うことすらなくなった。食肉加工のシーンが頭によみがえり、肉売り場からは自然と足が遠のき、フライドポテトに使われる、中毒化させる味付けと化学調味料を考えると、誘惑されるあのいいにおいに対しても、怖くて手を出すことができなくなった。 食の安全が叫ばれる今こそ、この本を読んでほしい。産地偽装や、使いまわし、毒餃子より、数百倍もこちらのほうが怖いはずだ。
日本のファーストフードや牛丼チェーンは安全なのか...?
20世紀後半にアメリカ発で世界を席巻するに至ったファーストフードチェーン。なぜチェーンのハンバーガーは美味しいのか、なぜフライドポテトは香り高いのか。そして、なぜかくも"安い"のか。 本書は主としてマクドナルドを、世界的ファストフードチェーンの典型例であることと、米国牛肉加工産業や食品安全行政における発言力の大きさの両面から、本書の中核として取り上げ、丹念に取材と調査を積み重ねて、その大衆受けするメニューの「闇」の部分をえぐりだして行きます。米国における劣悪な牛肉加工業界の安全・衛生管理体制、知られざる"香料"ビジネス、食肉業界と行政との間の癒着体質、米国以外の国におけるマクドナルドの活動等にも鋭く切り込みます。日本のマクドナルドにも僅かではありますが触れられています。 私が読んだのは英語版原書"Fast Food Nation"の2002年版です(日本語版は読んでいません)が、最後に一章を設け、本書を最初に世に出してからの米国における本書への批判(つぎはぎの調査内容を羅列しただけのもの、とか、共和党批判のバイアスがかかっているのではないか等)について、著者の反論が冷静に述べられている点は、ジャーナリストとしての著者の"プライド"と"バランス感覚"を感じさせられました。また、豊富な注釈、引用文献の一覧が巻末に収められている点も好感が持てます。ぜひ全国のお母様方や、教育・食品業界関係者にお読み頂きたい一冊です。英語版は、高校3年生程度の英語の知識があれば、辞書片手に割りと楽に読めると思いますので、学生さんにもお勧め致します。 なお、本書では、著者も認めていますが、豚肉、鶏肉については意図的に触れられていません。しかし、そのために却ってテーマが拡散せず、本書のわかりやすさにつながる結果になったのではないかと思いました。 個人的に面白かったのは、ナチス時代にユダヤ人等迫害の舞台の一つとなったドイツのダッハウ強制収容所跡地を訪れる人々を目当てに、そのすぐ近くに出店し、パンフに"Welcome to Dachau, and Welcome to McDonald's"と記して宣伝して、関係者の大きな批判を買った、というエピソード。マクドナルドの看板"Golden A ches"の威力はかくもすさまじい...そしてアメリカの保守・右派が掲げる、"市場原理主義"のなれの果ては... 食の安全について考えさせられる、傑作ルポルタージュ。日本の牛丼チェーンなども大丈夫なんでしょうか...? 文句なく五つ星としたいと思います。
食の工業化
どこの店でも同じ味を楽しめる「マクドナルド」の裏舞台を、歴史、生産者、店員などの様々な視点から書いた本です。 「マクドナルドの味を懐かしく感じる」 「初めての土地に行ったときマクドナルドをみると安心する」 「子どもが、マクドナルド大好き」 こんな思いは全てマクドナルドが仕掛けた戦略。 この戦略の裏には、人間の尊厳を失うようなシステム化があります。 食肉の生産者の自殺。マックナゲット用に飼育された鶏。小学校5年生でもわかる接遇・生産マニュアル。 現在の社会問題の多くはマクドナルド的な思想が根本となっているのかもしれませんね。
現代人のバイブルです!
マイケルムーアの作品に影響されたり、アメリカ嫌いだったりする人は安心して読めるでしょう。スーパーサイズミーもお勧めです。資本主義が嫌いになったのなら、100年少し前に良い本が出ているのでそちらをお勧めします。 まともな大学教育を受けたか、この手の「調査」に耐性のある人なら、「またか」と思わされるだけの本です。
考えさせられる
今度、『Fast Food Nation』として映画が上映されると聞いて 途中までだった本を読み返しました。 正直読むのにエネルギーが要る本です。 しかし内容もそれだけ濃厚です。 ファーストフードといえば、健康被害だけが捉えられがちですが、 この本では経済やら犯罪やらに及ぼす影響にまで言及が及んでいます。 この本を読んだ後には、安いなどという理由で ハンバーガーをただ盲目的に食べることはまずなくなるでしょう。
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カスタマーレビュー数:47
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食の安全を叫ぶなら、これを読んでからにして!
読み進めるうちに気持ち悪くて何度も吐きそうになった。 ファストフードを食べると、必ず嘔吐下痢を繰り返す自分の体質がおかしいのでないかと思っていたが、この本を読んで、どうして今まで体調を崩していたのかわかったように思う。 マクドナルド用に飼育されるチキン、かごの中で異様に胸肉だけ大きく自分の足で立てない鶏。こんなものを食べて、病気にならないわけがない。O-157にまみれたミンチ肉、血まみれ、腸からの汚物をかぶりながらの食肉加工工場。安くて早くておいしいファストフードを「バリュー」と呼べる裏側にある真実が、あからさまに描かれている貴重な本だと思う。 この本を読んで半年あまりが過ぎたが、ファストフードを断ち、菜食・魚介類食に転向した。体調はすこぶる良く、肉を食べたいと思うことすらなくなった。食肉加工のシーンが頭によみがえり、肉売り場からは自然と足が遠のき、フライドポテトに使われる、中毒化させる味付けと化学調味料を考えると、誘惑されるあのいいにおいに対しても、怖くて手を出すことができなくなった。 食の安全が叫ばれる今こそ、この本を読んでほしい。産地偽装や、使いまわし、毒餃子より、数百倍もこちらのほうが怖いはずだ。
日本のファーストフードや牛丼チェーンは安全なのか...?
20世紀後半にアメリカ発で世界を席巻するに至ったファーストフードチェーン。なぜチェーンのハンバーガーは美味しいのか、なぜフライドポテトは香り高いのか。そして、なぜかくも"安い"のか。 本書は主としてマクドナルドを、世界的ファストフードチェーンの典型例であることと、米国牛肉加工産業や食品安全行政における発言力の大きさの両面から、本書の中核として取り上げ、丹念に取材と調査を積み重ねて、その大衆受けするメニューの「闇」の部分をえぐりだして行きます。米国における劣悪な牛肉加工業界の安全・衛生管理体制、知られざる"香料"ビジネス、食肉業界と行政との間の癒着体質、米国以外の国におけるマクドナルドの活動等にも鋭く切り込みます。日本のマクドナルドにも僅かではありますが触れられています。 私が読んだのは英語版原書"Fast Food Nation"の2002年版です(日本語版は読んでいません)が、最後に一章を設け、本書を最初に世に出してからの米国における本書への批判(つぎはぎの調査内容を羅列しただけのもの、とか、共和党批判のバイアスがかかっているのではないか等)について、著者の反論が冷静に述べられている点は、ジャーナリストとしての著者の"プライド"と"バランス感覚"を感じさせられました。また、豊富な注釈、引用文献の一覧が巻末に収められている点も好感が持てます。ぜひ全国のお母様方や、教育・食品業界関係者にお読み頂きたい一冊です。英語版は、高校3年生程度の英語の知識があれば、辞書片手に割りと楽に読めると思いますので、学生さんにもお勧め致します。 なお、本書では、著者も認めていますが、豚肉、鶏肉については意図的に触れられていません。しかし、そのために却ってテーマが拡散せず、本書のわかりやすさにつながる結果になったのではないかと思いました。 個人的に面白かったのは、ナチス時代にユダヤ人等迫害の舞台の一つとなったドイツのダッハウ強制収容所跡地を訪れる人々を目当てに、そのすぐ近くに出店し、パンフに"Welcome to Dachau, and Welcome to McDonald's"と記して宣伝して、関係者の大きな批判を買った、というエピソード。マクドナルドの看板"Golden A ches"の威力はかくもすさまじい...そしてアメリカの保守・右派が掲げる、"市場原理主義"のなれの果ては... 食の安全について考えさせられる、傑作ルポルタージュ。日本の牛丼チェーンなども大丈夫なんでしょうか...? 文句なく五つ星としたいと思います。
食の工業化
どこの店でも同じ味を楽しめる「マクドナルド」の裏舞台を、歴史、生産者、店員などの様々な視点から書いた本です。 「マクドナルドの味を懐かしく感じる」 「初めての土地に行ったときマクドナルドをみると安心する」 「子どもが、マクドナルド大好き」 こんな思いは全てマクドナルドが仕掛けた戦略。 この戦略の裏には、人間の尊厳を失うようなシステム化があります。 食肉の生産者の自殺。マックナゲット用に飼育された鶏。小学校5年生でもわかる接遇・生産マニュアル。 現在の社会問題の多くはマクドナルド的な思想が根本となっているのかもしれませんね。
現代人のバイブルです!
マイケルムーアの作品に影響されたり、アメリカ嫌いだったりする人は安心して読めるでしょう。スーパーサイズミーもお勧めです。資本主義が嫌いになったのなら、100年少し前に良い本が出ているのでそちらをお勧めします。 まともな大学教育を受けたか、この手の「調査」に耐性のある人なら、「またか」と思わされるだけの本です。
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今度、『Fast Food Nation』として映画が上映されると聞いて 途中までだった本を読み返しました。 正直読むのにエネルギーが要る本です。 しかし内容もそれだけ濃厚です。 ファーストフードといえば、健康被害だけが捉えられがちですが、 この本では経済やら犯罪やらに及ぼす影響にまで言及が及んでいます。 この本を読んだ後には、安いなどという理由で ハンバーガーをただ盲目的に食べることはまずなくなるでしょう。
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【くちコミ情報】
衝撃のノンフィクション
世界的ベストセラーになった『ファストフードが世界を食いつくす』の著者が、 今や70兆円にまで膨らんだ米国の地下経済の実態に迫ったのが本書。 p ポルノ市場や不法移民など、私たちが普段耳にすることのない、 アメリカ経済の闇の部分が実に生々しく描かれています。 p 筆者は、自由主義の原則が、政府によって「恣意的に」適用される ことが、結果として地下経済を大きくする考えています。 p 道徳的に間違っているという理由だけで厳しく取り締まわれたため、 巨大な闇市場ができてしまったマリファナ。 不法移民による、巨大な闇の労働市場なくしてはもはや成立しない カリフォルニア州の農業などなど、その実態はきわめて酷い。 自由主義という理想が、一部の企業の方便として使われたために こうした悲劇が起きたと筆者は論じています。 p 自由主義という美名の下に行われている不正義を告発した本書。 市場万能主義が抱える矛盾について考えさせられる一冊です。
何をいまさら
これは「経済」書と呼ぶにはお粗末だし(著者は経済学者でもない)、「地下経済」と呼べない少なくとも半世紀以上はアメリカ社会においてサブカルチャーとして根付いているような現象などを、一人称を抑え気味にした文体でルポしているつもりなのだろうが、歴史や公文書などからの引用に多くが費やされているだけである。「60ミニッツ」ならば15分程度の1セグメントで済むような話しを、延々と6時間ドキュメントにされたような内容です。 「チップ」「ベビーシッター料金」「おこづかい」「お駄賃」「お年玉」も地下経済活動なんですかね?とツッコミたくなります。 p 著者は終わり部分において初めて人間の摂理やいとなみがキリスト教によってゆがめられてきたかについて短く触れているが、キリスト教がアメリカでいかに政治的な原理となっているために現状がこうなんだ、のような内容であるべきなのに、粘着質な著者は、ガッツのあるルポを期待させておいて、実は捜査や裁判の記録で“過去”を再構成するだけというのは詐欺に等しい。 インターネットの時代において、論文の引用にも使えない本です。最期まで読みましたが、裏切られた気持ちです。図画等いっさい無いというのもいかがなものだろうか。
Dark Sides of the Richest Country in the World
私も何度かアメリカに行きましたが、そのたびにこの国の豊かさには驚かされました。広大な牧場、畑、大きな家々、車、スーパーマーケット、日用品の安さ、などなど、数え切れません。しかしながら、その豊かさの裏にこの本に書かれているような事実があるとは知りませんでした。そして日本にも共通しているところが多々あるのではないのかと不安になりました。
資本主義経済という砂の城の行方
かつて世界が米ソ冷戦という国家対立軸を国際ポリティクスのパワーバランスにおいて成立していた時代に、その二つの対立軸は別の側面である資本主義と共産主義もしくは社会主義とに対立していた、米ソ冷戦後、旧ソ連邦が崩壊するとともに旧ソ連における共産主義は消滅し資本主義がロシア国家に流入した、結果的にロシア国家において資本主義経済は富裕層と貧困層の差別化を加速度的に促した、そして資本主義の盟主アメリカ国家は国家における富の資産保有率をわずか数パーセントの一握りの億万長者たちが富を独占支配し、資本主義の勝利によってその富の支配率は驚異的な上昇をもたらした、資本主義の勝利よって資本主義経済は世界市場というグローバルな経済市場で人類の破滅への生存競争を促進した、そして合法的、違法的のその如何を問わず国際市場経済という魔物が人類を終局へと導いている、本書を読むと表面的な世界市場経済の裏で何が行われ進行しているのかという、世界経済の真実の姿が認識出来る全世界必読のノンフィクション・ノベルです
でも凄い調査。
いやいや、凄い調査ですよ。これだけの地下情報を得るには、下手すると命を狙われかねないかも、と思います。その調査力は、巻末の注釈の分厚さに表れています。ドキュメンタリーという感じです。へえー、の連続。
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衝撃のノンフィクション
世界的ベストセラーになった『ファストフードが世界を食いつくす』の著者が、 今や70兆円にまで膨らんだ米国の地下経済の実態に迫ったのが本書。 p ポルノ市場や不法移民など、私たちが普段耳にすることのない、 アメリカ経済の闇の部分が実に生々しく描かれています。 p 筆者は、自由主義の原則が、政府によって「恣意的に」適用される ことが、結果として地下経済を大きくする考えています。 p 道徳的に間違っているという理由だけで厳しく取り締まわれたため、 巨大な闇市場ができてしまったマリファナ。 不法移民による、巨大な闇の労働市場なくしてはもはや成立しない カリフォルニア州の農業などなど、その実態はきわめて酷い。 自由主義という理想が、一部の企業の方便として使われたために こうした悲劇が起きたと筆者は論じています。 p 自由主義という美名の下に行われている不正義を告発した本書。 市場万能主義が抱える矛盾について考えさせられる一冊です。
何をいまさら
これは「経済」書と呼ぶにはお粗末だし(著者は経済学者でもない)、「地下経済」と呼べない少なくとも半世紀以上はアメリカ社会においてサブカルチャーとして根付いているような現象などを、一人称を抑え気味にした文体でルポしているつもりなのだろうが、歴史や公文書などからの引用に多くが費やされているだけである。「60ミニッツ」ならば15分程度の1セグメントで済むような話しを、延々と6時間ドキュメントにされたような内容です。 「チップ」「ベビーシッター料金」「おこづかい」「お駄賃」「お年玉」も地下経済活動なんですかね?とツッコミたくなります。 p 著者は終わり部分において初めて人間の摂理やいとなみがキリスト教によってゆがめられてきたかについて短く触れているが、キリスト教がアメリカでいかに政治的な原理となっているために現状がこうなんだ、のような内容であるべきなのに、粘着質な著者は、ガッツのあるルポを期待させておいて、実は捜査や裁判の記録で“過去”を再構成するだけというのは詐欺に等しい。 インターネットの時代において、論文の引用にも使えない本です。最期まで読みましたが、裏切られた気持ちです。図画等いっさい無いというのもいかがなものだろうか。
Dark Sides of the Richest Country in the World
私も何度かアメリカに行きましたが、そのたびにこの国の豊かさには驚かされました。広大な牧場、畑、大きな家々、車、スーパーマーケット、日用品の安さ、などなど、数え切れません。しかしながら、その豊かさの裏にこの本に書かれているような事実があるとは知りませんでした。そして日本にも共通しているところが多々あるのではないのかと不安になりました。
資本主義経済という砂の城の行方
かつて世界が米ソ冷戦という国家対立軸を国際ポリティクスのパワーバランスにおいて成立していた時代に、その二つの対立軸は別の側面である資本主義と共産主義もしくは社会主義とに対立していた、米ソ冷戦後、旧ソ連邦が崩壊するとともに旧ソ連における共産主義は消滅し資本主義がロシア国家に流入した、結果的にロシア国家において資本主義経済は富裕層と貧困層の差別化を加速度的に促した、そして資本主義の盟主アメリカ国家は国家における富の資産保有率をわずか数パーセントの一握りの億万長者たちが富を独占支配し、資本主義の勝利によってその富の支配率は驚異的な上昇をもたらした、資本主義の勝利よって資本主義経済は世界市場というグローバルな経済市場で人類の破滅への生存競争を促進した、そして合法的、違法的のその如何を問わず国際市場経済という魔物が人類を終局へと導いている、本書を読むと表面的な世界市場経済の裏で何が行われ進行しているのかという、世界経済の真実の姿が認識出来る全世界必読のノンフィクション・ノベルです
でも凄い調査。
いやいや、凄い調査ですよ。これだけの地下情報を得るには、下手すると命を狙われかねないかも、と思います。その調査力は、巻末の注釈の分厚さに表れています。ドキュメンタリーという感じです。へえー、の連続。
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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
予想外の面白さ
破壊への怒りによる破壊。 面白かった。予想外の面白さ。下品で暴力的でイカレてる。しかし、ドタバタ…?あまりドタバタしてるようには思わないけど、コミカルではあるので、読みにくいということは無い。 ちょっとジャンル分けが難しい感じ。自然を守ろう!的な保護団体ではなく、とにかくイカレてる。セルダム・シーン(滅多に会えない)・スミスが「神様、どうか地震を。あの橋を落としてください。お願いだから」と祈るところなんてどうしたって印象的。
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毎日4人に1人のアメリカ人がファーストフード店で安く手軽に食事を済ませているというのに、その速さや繁栄ぶりについて考え直してみようとする者はいない。ファーストフードはいたるところに見られるので、今ではいかにもアメリカ的で害のないものという印象がある。だが、ファーストフード業界は合併や均質化、スピードの問題に駆りたてられ、アメリカの食生活や風景、経済、労働力を、気づかぬうちに破壊的と言えるまで根本から変えてしまった。 ジャーナリストとして受賞歴もある著者、エリック・シュローサーは、高校もドロップアウトした「規制概念破壊型」のハーラン・サンダーズやマクドナルド兄弟の紹介に始まり、衝撃の実態を大々的に暴露する。彼らは工場の流れ作業の原理を大量生産、大量消費の飲食店に初めて応用した人々だ。しかし話題はすぐに切り替わる。酷使されるわりにはあまり賃金をもらえない10代の労働者の働くカウンター、ポテトやビーフを生産する工場方式の農園、巨大精肉会社に運営される屠殺場…。著者はなぜあのフレンチフライがあれほどおいしいのか(調査のために著者は世界最大のスパイス会社を訪れている)、あるいは「あのセサミパンに隠された秘密」を読者に知ってほしいと思っている。ところで、お召し上がりの際はご用心。と言ってもコレステロールのことではない。みなさんが口にする肉には、なんと、「排泄物」が混じっているのだ。 恐怖の極みに達するのは精肉工場の調査報告だ。まるで無法地帯のように、ファーストフード業界には国の監視の目がほとんど届いていないというのである。シュローサーの辛辣な業界描写は1906年に書かれたアプトン・シンクレアの『The Jungle』に不気味なほど似ている。この本は、悪夢のような労働環境や労組潰し、大腸菌などの病原体をレストランや公立学校や家庭にばらまく温床となる非衛生的な現場の様子について触れている。ファーストフード業界が「若者の血となり肉となっている一方で、文字通り彼らを『食い物』にしている」実態が描かれた箇所が、この『The Jungle』を彷彿とさせる。 ファーストフードは子どもの生活のあらゆる面、さらには学校教科書の中にまでに巧みに入り込み、子どもを肥満や病気になりやすい体にしている。幸い、著者はよい救済策を示してくれる。 「アメリカの食生活がすぐさま生命の危険に結びつくわけではない」 まずは自分でよく考えてみよう。大きな犠牲を払ってまで「好き勝手な」食生活をおくる価値があるのだろうか、と。
【くちコミ情報】
食の安全を叫ぶなら、これを読んでからにして!
読み進めるうちに気持ち悪くて何度も吐きそうになった。 ファストフードを食べると、必ず嘔吐下痢を繰り返す自分の体質がおかしいのでないかと思っていたが、この本を読んで、どうして今まで体調を崩していたのかわかったように思う。 マクドナルド用に飼育されるチキン、かごの中で異様に胸肉だけ大きく自分の足で立てない鶏。こんなものを食べて、病気にならないわけがない。O-157にまみれたミンチ肉、血まみれ、腸からの汚物をかぶりながらの食肉加工工場。安くて早くておいしいファストフードを「バリュー」と呼べる裏側にある真実が、あからさまに描かれている貴重な本だと思う。 この本を読んで半年あまりが過ぎたが、ファストフードを断ち、菜食・魚介類食に転向した。体調はすこぶる良く、肉を食べたいと思うことすらなくなった。食肉加工のシーンが頭によみがえり、肉売り場からは自然と足が遠のき、フライドポテトに使われる、中毒化させる味付けと化学調味料を考えると、誘惑されるあのいいにおいに対しても、怖くて手を出すことができなくなった。 食の安全が叫ばれる今こそ、この本を読んでほしい。産地偽装や、使いまわし、毒餃子より、数百倍もこちらのほうが怖いはずだ。
日本のファーストフードや牛丼チェーンは安全なのか...?
20世紀後半にアメリカ発で世界を席巻するに至ったファーストフードチェーン。なぜチェーンのハンバーガーは美味しいのか、なぜフライドポテトは香り高いのか。そして、なぜかくも"安い"のか。 本書は主としてマクドナルドを、世界的ファストフードチェーンの典型例であることと、米国牛肉加工産業や食品安全行政における発言力の大きさの両面から、本書の中核として取り上げ、丹念に取材と調査を積み重ねて、その大衆受けするメニューの「闇」の部分をえぐりだして行きます。米国における劣悪な牛肉加工業界の安全・衛生管理体制、知られざる"香料"ビジネス、食肉業界と行政との間の癒着体質、米国以外の国におけるマクドナルドの活動等にも鋭く切り込みます。日本のマクドナルドにも僅かではありますが触れられています。 私が読んだのは英語版原書"Fast Food Nation"の2002年版です(日本語版は読んでいません)が、最後に一章を設け、本書を最初に世に出してからの米国における本書への批判(つぎはぎの調査内容を羅列しただけのもの、とか、共和党批判のバイアスがかかっているのではないか等)について、著者の反論が冷静に述べられている点は、ジャーナリストとしての著者の"プライド"と"バランス感覚"を感じさせられました。また、豊富な注釈、引用文献の一覧が巻末に収められている点も好感が持てます。ぜひ全国のお母様方や、教育・食品業界関係者にお読み頂きたい一冊です。英語版は、高校3年生程度の英語の知識があれば、辞書片手に割りと楽に読めると思いますので、学生さんにもお勧め致します。 なお、本書では、著者も認めていますが、豚肉、鶏肉については意図的に触れられていません。しかし、そのために却ってテーマが拡散せず、本書のわかりやすさにつながる結果になったのではないかと思いました。 個人的に面白かったのは、ナチス時代にユダヤ人等迫害の舞台の一つとなったドイツのダッハウ強制収容所跡地を訪れる人々を目当てに、そのすぐ近くに出店し、パンフに"Welcome to Dachau, and Welcome to McDonald's"と記して宣伝して、関係者の大きな批判を買った、というエピソード。マクドナルドの看板"Golden A ches"の威力はかくもすさまじい...そしてアメリカの保守・右派が掲げる、"市場原理主義"のなれの果ては... 食の安全について考えさせられる、傑作ルポルタージュ。日本の牛丼チェーンなども大丈夫なんでしょうか...? 文句なく五つ星としたいと思います。
食の工業化
どこの店でも同じ味を楽しめる「マクドナルド」の裏舞台を、歴史、生産者、店員などの様々な視点から書いた本です。 「マクドナルドの味を懐かしく感じる」 「初めての土地に行ったときマクドナルドをみると安心する」 「子どもが、マクドナルド大好き」 こんな思いは全てマクドナルドが仕掛けた戦略。 この戦略の裏には、人間の尊厳を失うようなシステム化があります。 食肉の生産者の自殺。マックナゲット用に飼育された鶏。小学校5年生でもわかる接遇・生産マニュアル。 現在の社会問題の多くはマクドナルド的な思想が根本となっているのかもしれませんね。
現代人のバイブルです!
マイケルムーアの作品に影響されたり、アメリカ嫌いだったりする人は安心して読めるでしょう。スーパーサイズミーもお勧めです。資本主義が嫌いになったのなら、100年少し前に良い本が出ているのでそちらをお勧めします。 まともな大学教育を受けたか、この手の「調査」に耐性のある人なら、「またか」と思わされるだけの本です。
考えさせられる
今度、『Fast Food Nation』として映画が上映されると聞いて 途中までだった本を読み返しました。 正直読む |