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   David Halberstam の売れ筋最新ランキング   [2008年10月15日 00時50分]
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くちコミ情報
時代の変貌
1978年の夏休みをすべて返上してこの本を読みました。ヴィエトナム戦争直後であり、確かに強烈な問題意識を持ってよんだ作品でした。あちこちに書き込みがしてあり、その先入観に毒されたナイーヴな内容には、若気の至りとはいえ、自分でも苦笑してしまうくらいです。でも振り返ってみると、この作品自体も、後知恵に基づき、かなり強烈な民主党左派の先入観によって書かれた作品であることが再認識されます。むしろ、別な読み方もあっていいのではと思えるこのごろです。ヴィエトナムの失敗を見事に分析した作品というよりも、むしろ1950年代から1960年代にかけてのアメリカ社会の変貌を見事に描いた作品と捉えたほうがいいのかもしれません。前半は、中国の共産化に伴い国務省を追われたチャイナスクールの外交官たちの回想に依拠する形で、ヴィエトナムの失敗の源流とも言うべき戦後の米国の対中国政策のボタンの掛け違いが厳しく弾劾されます。しかしこれらの人々の証言自体が、果たしてそのまま文脈を無視して受け止めていいものだったかどうかは、今では疑問です。むしろ今、ページをめくってみて新鮮に受け止められるのは、濃密な時代の雰囲気の描写です。作品の最初を飾るのは、大統領就任直前のケネディとアメリカの奥の院の代表者とも言うべき o e t lowettの人事をめぐる会談の描写です。この部分は、現在の地点から振り返ってみると、すばらしい筆致で、この分水嶺ともいうべき1960年の時代の新しさと歴史性を見事に浮かび上がらせています。



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くちコミ情報
さすがハルバースタム
 マイケルジョーダンについて書かれた本はたくさんあるが、この本の情報量はすごい。スーパースターの誕生から1998年のラストダンスまでの数々の出来事が、ハルバースタムらしく詳細に記述してある。 p  ボブグリーンの「HANG TIME」や「REBOUND」は、ボブグリーンとジョーダンの対話を通して、スーパースターの内面を垣間見ることができるのに対して、ハルバースタムによるこの本は、ジョーダンと彼をとりまく人々に起きる出来事を客観的に見つめることができる。 p  ジョーダンについて知りたいなら、まずこの一冊がいいのではないかと思う。



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Amazon.co.jp
ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであり、17冊の著作を持つデイヴィッド・ハルバースタムは、人をひきつける手法で現在の出来事を生き返らせ、それらを歴史観の中に置いて鋭く洞察している。多くの点で、本書はハルバースタムの代表作『The Best and the Brightest』の続編としての役割を果たし、ベトナム戦争の教訓が冷戦後におけるアメリカ合衆国の外交政策にどのような影響を与えてきたかを検証する。また、湾岸戦争を皮切りに、クリントン政権初期に訪れた国外から国内の問題への政治的な力点の移行を論じている。クリントンは、国民の大部分と同様に国内問題に注力することを望んでいたという事実にもかかわらず、アメリカはそれでもなおハイチ、ソマリア、そしてバルカン半島における紛争へ介入していった。これらの出来事に対し、アメリカ国外で軍事力を行使することに国民は不快感を抱きつつ、同時に世界の大部分が政策と支援の両方でアメリカに依存しているという事実をも受け入れていく。本書はまた、こうした政治的変化に影響を及ぼした非政治的要因を数多く列挙する。すなわち、国家の指導者層における世代交代、現代メディアの国外ニュースへの偏重報道、軍事技術の飛躍的進歩、そしてアメリカ経済の繁栄などが要因となり、外交政策は市民の大多数の意識とはるかにかけ離れたものになったと説く。
ハルバースタムはアメリカの政策を立案してきた著名人について、調和の取れた描写を行いながら隠されたエピソードを披露することに長けており、クリントン、コリン・パウエル、そしてジョージ・H.W. ブッシュなど有名な人物や、アンソニー・レイク、リチャード・ホルブルック、ジェームズ・ベイカー、マデライン・オルブライト、ウェスリー・クラーク、アル・ゴア、さらに過去10年間に活躍して影響力を持った国内のリーダーなど政権を支えた人物に対し、新たな光を当てている。1960年代初頭からのアメリカの歴史と外交政策における多くの側面を網羅しつつ、アメリカが、そして世界が劇的に変化した時代を伝えるには、ハルバースタムほど適格なジャーナリストはほかに存在しないであろう。(Shawn Carkonen, Amazon.com)

くちコミ情報
極めて良質なジャーナリズム
ベトナム戦争の泥沼を描いた名著『The Best and the B ightest』の著者が、時代をブッシュ父とクリントン政権に移しての新著です。 湾岸戦争以降、この手の「政権の内幕モノ」や「ブッシュ親子モノ」がはやりですが、例えば『攻撃計画』等のB.ウッドワードに見られる派手さや本を売りたいが為のセンセーショナルさはなく、淡々と物語が展開して行きます。当時の政権を荷う人々の苦悩や葛藤、果ては嫉妬や欲望が渦巻く様は正に「ドラマ」と言えましょう。 また政治家の姿勢をただ問うだけでなく、自らも属するテレビや新聞といったメディアやマスコミ業界がソビエト崩壊後外交報道は視聴率が取れないとして特派員やニュース枠を大幅に削減するといった体たらくにも容赦ない辺りは、流石硬派です。 翻って、日本で斯かる良質なジャーナリズムが成立しないのは、政治の質に問題があると一般的には言われていますが、実は言葉とは裏腹に体制側にべったりと寄り掛かっている伝える側の不甲斐なさに因るのでは・・・と考えるのは私だけでしょうか。 アメリカという国がどういうシステムで「運営」されているのか、同国を軸に現代史・外交はどう動いたのか知るのに大変参考になる1冊です。
大統領とは?最高司令官とは?政治家とは?
 冷戦後、政権がどのようにして戦争に介入したのか、もしくはしなかったのかは、きわめて流動的な事柄に左右させれていたかが良くわかる。ブッシュの慎重な人格が想像できる。クリントンの人を魅了させる才能が想像できる。パウエルのたたきあげのひたむきさがにじみ出る。まさに最高傑作。とにかくハルバースタムの語り口がうますぎて、ぐいぐいと読まされてしまいます。  上巻では出てきませんが、下巻では次期民主党の大統領候補、その名も秀才ウェズリー・クラークのチャプターがすこぶるおもしろい。このひとがブッシュを破って大統領になったら日本は???
本物は強い!
ブッシュ政権になってイラク戦争も終わり、正直いってあまり興味深く読めないのではないかなと思いながら読み始めたのですが、やー、やっぱり、本物は強い!圧倒的迫力でぐいぐいと引き込んでくれました。アメリカの今を理解するうえで、それ以前を理解することは不可欠だと再認識しました。イラク戦争でもたびたび耳にした軍備についての詳細な記述も興味深かったです。やっぱり、ハルバースタムは最高!
日本のジャーナリズムも見習って
 上巻では現大統領の父、シニア・ブッシュの任期の終盤からクリントン政権誕生までが、バルカン半島の内戦を通じて描かれている。冷戦終結、湾岸戦争の勝利と外交政策では一応の成功を果たしたが、ボスニア紛争介入には躊躇するブッシュ大統領。結局は湾岸戦争で高い支持率を得ながら、経済政策を中心とする内政問題で失敗し支持をどんどん失ってしまう。アメリカ国民は熱しやすく冷めやすいということか。 p  息子のブッシュは父の失敗を肝に銘じて、国民の目を内政から外政にそらせるために、イラク、アフガニスタン積極的に介入しているかのようだ。「強いアメリカ」を海外で発揮できなければ、とても内政が強いとは思えないブッシュ。2期目の当選も危ないないだろう。 p  それにしてもわが日本、ただいるだけのような小泉首相さえも冷静に批判できない日本のマスコミ。ジャーナリズムに携わる人間こそが真っ先に読む本ではないだろうか。
さすがハルバスタム!fascinating!
 大変読み応えのある本だった。その筆致は極めて実証的で、洞察が深い。1990年代以降のアメリカの世相の変化、政治のダイナミズムを肌で感じると同時に、アメリカの外交、軍事政策がどのように決まっていくかを知る上で、とても有益な一冊である。 p  著者が指摘する通り、冷戦後、ユーゴ、ソマリアといったアメリカの死活的利益とは直接関係がない地域で凄惨な大量殺戮が発生した。メディアの報道によって一時的にアメリカ国内の関心が高まることはあっても、基本的に、外交に対する関心は低く、自ら犠牲を出してまで紛争解決にコミットするとの姿勢はない。そのため、アメリカは強大な軍事力を擁しながらも、海外の紛争のためにアメリカの兵力を投入するだけの覚悟はない。 p 本書においては、このような事態にあって、大統領以下ホワイトハウス、国務省、国防省、軍などの主だったプレイヤーが、それぞれのエゴや個性、来歴(例えば、移民、ユダヤ人、ヴェトナム戦争体験)、所属組織(陸軍、空軍の違い)などを背景として、どのような考えや主張をを持つに至ったのか、そして、政策決定過程において彼らの間にどのようなinte playが展開され、その結果、アメリカがどのような行動を取るようになったのかについて克明に記されている。  湾岸戦争時代のブッシュ政権の主要メンバーについての分析も興味深い。今のブッシュ政権がどのような考えを持つ人々によって構成されているかがよく分かる。  何年も前にThe Best and The B ightestを読んだ時、大変な感銘を受けた覚えがある。ただ、ヴェトナム戦争は僕の子供のころに起きたことなので、直接的な記憶がない。その分、今回の本は現代のことが書かれているだけに、一層馴染みを持って読むことができた。



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