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【くちコミ情報】
素晴らしい完結編
《ナルニア》が歴史に残る、伝説的名作になった最大の理由は、この見事な完結編にあると思う。作品のテーマは、ずばりと言えば《死》。童話には似つかわしくない、この重いテーマを、ルイスは、実に美しくポジティブに描きだしています。最近、この本を読み直したのですが、若い頃より深い感動を覚えました。《ナルニア》シリーズのラストを飾るにふさわしい、素晴らしい傑作です。
物語の最後そして始まり
ナルニア国をめぐるお話も本巻で最後です。物語はおサルとロバがアスランの名を騙ってナルニアの国民に圧政を敷くところから始まります。ナルニア国民はもう何年もアスランの姿を見ていない為、おサルの口車に容易に騙されてしまいます。可笑しいのは騙しているおサルが皆に「皆が自分のことをおサルに見えるといっているが自分は年を取りすぎた人間だ。」と頭には王冠のようなものをかぶり、だぼだぼの洋服を着た姿で主張するところです。権力者の馬鹿さ加減と民衆の愚かさを描いているように感じたのは私だけだったでしょうか。 小人達が「もう王様はいらない。小人は小人のために「」とティリアン王の側に着こうとしなかった点でもそのように感じられました。 さて途中でナルニアのかつての王、王女達がイギリスから現れるのですが、その時の描写が暗示していたことが最後の最後に現実のものであることが分かります。 そして物語は終わりのない世界での新しい物語への始まりで終わります。 作者の最終巻への思い入れの強さからか描写がくどく重く感じるかもしれませんが、今までの全ての巻を振り返るような鷹揚さで読み進まれるのが良いのではないかと思いました。
期待外れ。
この本は話が後半になればなる程、ファンタジーから遠のいて行きます。 今までがなかなか面白い内容だっただけに、最終巻である今作が 期待外れでとても残念でした。 あんな終わり方では、正直納得が出来ないというか。 現実世界で生きるバカバカしさを教えたかったんでしょうか。 空想の世界に生きる方が、よほど有意義で素敵だ、と説いています。 そして今回は今までで最も『キリスト色』が出ています。 正直な所、信者ではない人からしたら、『キリスト教』という宗教に対して 物凄い偏見を持たせかねない結末でした。 なんでもかんでもキリストの教えなら許される、という訳ではないと思います。
そんなのってあり?
やっぱり最終巻ともなると、最初の勢いが徐々に失われていく感じは否めない。しかし、冒険活劇としてば、非常に楽しめる、すぐれた作品だと思う・・・と書き切りたいところだったが、最後、私はこんなのってアリ?と思った。ショックで、この結末だと現実世界で生きていくことが否定されているような気がしてしまった。もちろん、ナルニアは現実世界よりも数倍すばらしいところかもしれない。が、しかし、それでも生きていかなければならないのが人間で、いくら帰りたくなくなくても、最後は主人公たちは帰らなきゃならない、というのが、前作までのいいところだったのに。いろんな意味で、とにかく、読んでみてください。
宗教色が濃い
「魔術師のおい」の時にも感じたのだが、この作品では一段と宗教色が濃くなってしまったように思う。 アスランが登場してから終盤にかけては、ファンタジーではなくなったように感じた。 それにしても、この終わり方はどうなんだろう? 読後感がイマイチだった。
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