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カスタマーレビュー数:15
【Amazon.co.jp】
1957年に発表されたステファン・ウルのSF小説を映画化し、1973年のカンヌ映画祭では、アニメ作品として初の審査員特別賞を受賞した。資本はフランスだが、チェコ・アニメの名匠イジー・トルンカのスタジオで製作されたカルト・アニメだ。 青い皮膚に赤い目という巨大なドラーグ人が支配する惑星で、人間たちは彼らのペットになるか、害虫のように殺されるしかなかった。しかし、ついに人間たちはドラーグ人に対して反乱を起こす。 切り絵を動かすようなシンプルなアニメの手法が、物語の不気味さを倍増。ぎこちない動きは、子ども時代に初めて恐ろしい絵本や童話を目にしたときのトラウマ的感覚を呼び戻すかもしれない。SFなのに原始生活を送る人間たちという設定や、耳が翼になって飛ぶ虫をはじめとした、強烈なビジュアルの惑星の動植物も心をざわめかせる。ただ「すごいもの」を期待すると、肩すかしを喰らうのも事実。音楽との恐ろしい融合を果たした、マネキンのダンス・シーンだけでも本作を観る価値はあるかも。(斉藤博昭)
【くちコミ情報】
シュールでサイケなフランスアニメ
流暢なフランス語を駆使する青い皮膚と赤い目を持つドラーグ人は、 おぞましいながらも、何ともオシャレである。(しかもドデカい) ドラーグ人に飼われていた”人間”が、徐々に彼らの知識と科学を横取りし、 弱点を見極め、反乱を企てるというのが大筋である。 原色を巧みに取入れた鮮烈な映像。 深い夢の奥底から沸いて出たような幻想的なイメージをそのまま具現化したような独特の形態の”建造物”と”生物たち”。 その生物が時折見せる思わず「おいっ(笑)」と突っ込みたくなるようなシュール な生態も見どころである。 切り絵アニメという、独特の強い陰影を湛えた絵柄もこの作品の魅力である。 (セル画では絶対に出せない味である) 音楽、効果音とも70年代当時のサイケデリックさを湛えており不思議な冷たさを もってこの作品に彩りを与えている。 この作品の場合、ストーリーの展開を楽しむというよりは、独特のシュールな 世界と映像美に浸るという観方の方が正しいだろう。 いわゆるアニメアニメしたアニメに食傷気味で、全く違うアニメを観て新世界を開拓 したいという方にお勧めである。
至高のアニメ
いわゆるアニメーションチックな絵ではありません。アルフレッド・クービンのイラストや、ルドンの絵が動き出すとでもいうのでしょうか。SFというより、怪奇幻想の不思議な世界。凄く魅力的です。 人間が巨大な宇宙人にペットとして飼われている世界の話ですが、主人公の成長と人間の歴史がうまくリンクしていて、とても面白いです。 しかし、ストーリーより圧倒的に絵が凄いです。今のアニメみたいに緻密な描写とか、リアリズムとか、そんなものからは遠く離れた実にユニークな表現。ひとつ一つの絵がこちらの想像力からほんの少しはみ出していて、とても刺激的です。 人間同士が決闘するときに使う獣、動物か植物か分からない奇怪な生き物たち、瞑想する際に首が飛んで行くドラーク人、など、不思議な世界を堪能しました。
あの鳥が良い!
ルネ・ラルー監督のカルト的アニメ映画。幻想的なローラン・トポールのイラストを切り紙アニメで映画化した作品。巨大で無表情なドラーグ人に対して、悲しそうな顔の小さな人間たちがいかにも弱々しい。ドラーグ人の生態や摩訶不思議な生物が生息する惑星の描写など、日本ではまずお目にかかれないだろう独特の世界観と映像は、一見の価値があります。個人的には、あの化け物鳥の造形がものすごく好み!。
トリッピー!
素晴らしいの一言につきます。 シュールレアリズム絵画を思わせるトリッピーな画に圧倒されるうちに、ドSFなけっこう分かりやすい物語が立ち現れてくる。何にせよSFのアニメとして他に類をみない滑らかな感じの秀逸なアートワークがステキすぎます。 ワウの効いた奇妙な音楽もマッチしていて、アヴァンギャルドだけど子供にもわかる、不穏だけどワクワクする、アニメとしてかなり鉄壁な属性を持っていると思います。 アニメ食わず嫌いの人にも自信を持ってオススメしたいです!
えぐい
1973年のカンヌ映画祭で、アニメ作品として初の審査員特別賞を受賞したこの作品、つい先日TVで放映された「ガンダーラ」と同じ監督「ルネ・ラルー」の作品。 とある惑星でかなり異様な異星人ドラーグ人は 人間をペットとし、奴隷あつかいしている雰囲気が独特で、異星人や怪物のキャラデザイン、建物のデザインなども色彩もかなりきいてる。 ドラーグ人の瞑想シーンはかなりやばい!!
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
容赦なし!
ラルーの各長編はすでにDVD化されていたが、「出るだろうな」と待っていたボックスが遂に! どう考えても最終版です。 買っておきなさい。 制作当時でもすでに「アニメは子供のもの」という考えとの戦いは手塚治虫の実験作などで極一部で払拭が始まっていたものの、長編ではまだまだ・・・。 このボックスはその「まだまだ」の時代を実に20年以上も先を走り、さらに実験作が短編ではなく長編であるというほとんど発明に近い ラルー作品を再評価するものだ。 世界的にこのボックスは垂涎ではないだろうか? p それにしたって「ファンタスティック・プラネット」の容赦ない怖さ。何度観ても「これ、子供が観て喜ぶかよ?」 という仏国奴隷制への嫌悪に裏付けされたフリーキーなシーケンスが続く。 今でもここまでの作品は間違いなくメジャーの制作会社や映画会社はドン引きだな。。。 音楽のサイケデリックな効果がこの2年くらい前にCD化で再評価されたが、映像で観るとさらに気分が悪くなる(誉めてます)。 「時の支配者」もプロダクトも惑星もデザインは「エイリアン」そっくりで気味が悪いし効果音はヒステリック(大きな音で観るとかなりすごい。 音を頼りにするSF、という発想がそもそも素晴らしい)、「ガンダーラ」は首なし人間が出てくるし、ルネサンスでゴシックだし。。。 要するに子供にも容赦ない。 台詞もいちいち気が利いているので、英語の字幕があればイギリス、アメリカのマニアックな友人たちにプレゼントしたい! 自慢気に子供に見せる姿が目に浮かぶのだけど。 p いずれの作品も色の使い方が極めてポップ。全体に暖色を多様しているので子供の不快感も和らぐ。 10代の僕が観て魅了されたのは色使いの力だったのだなあ。人物の動作も実に機敏、実に滑らか。 これほど不自然な絵による不自然な話が自然に観えるのが奇跡。 「時の支配者」の”蓮の子供”なんて最高である。 デザインが素晴らしいのに作りがヤワなボックス(容器)が残念。 でも数年後には世界に自慢できるボックスになっているはず。だから、 買っておきなさいってば。
欲しかった!
待ってました!見たかった!お部屋で、ルネ・ラルー監督作品がまとめて見られるなんて素敵!何が素敵かって、やっぱり映像、色彩の美しさと、ちょっとシュールなお話。 特に『時の支配者』は、バンドデシネ作家のメビウス氏が原画を手がけ、細密なタッチと、可愛らしいキャラクターが満載でお気に入りです。
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おすすめ度
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ステファン・ウル
(原著)
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:36,706位
カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
パステルの映像美
ともかく日本のアニメではあり得ないパステルタッチの映像美が素晴らしいです。メビウスのデザインが日本的アニメを見慣れた目に衝撃を与えてくれます。 ストーリー的にも最後に明かされるタイトルの意味など、飽きさせません。 映像制作関係の人間は一度見ておくと、面白いと思います。
★タイムマスター★
スズメバチに襲われ、両親を失ったピエール。父の持参していたマイクで、 父の友人たちと話をしつつ、たった一人でペルディト星をさまよいます。 あまりに幼く、恐怖心もありません。いたずらっけのあるロボットチックなカワイイ妖精や、 ウォンウォンとかいう草食動物も登場し、なんだかほのぼのした雰囲気を楽しめます。 p とは言え、ピエールを助けようとしている大人たちには数々の試練が。 なんとか乗り越え、ベルディド星付近までたどりついたとき、 衝撃の事実が明らかになり、"タイムマスター"の意味もそこで分かります。 ピエールとマイクを通して触れ合っていたことが、感慨深く思い出されます。 p 登場人物に入っていけて、映像もカワイイし個人的にはファンタスティック~よりお気に入り。 アニメーションの好きな方には是非見ていただきたい作品です。お子様には難解かな。
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