本書はIQ148以上の人たちの集団「MENSA」のメンバーが執筆した問題集である。ステージ1(15問20分)からステージ6(30問60分)まで、難易度に合わせて6段階に分かれている。各ステージで15問を正解すればIQが130、ステージ4以上で23問正解すればIQが148、ステージ6で30問全問正解すればIQが161と計測できる。 ステージ1と2の問題の多くは、ちょっと見ただけでパターンが発見できるものが多いが、問題のいくつかは注意深く複数のパターンをチェックして解く形式である。ステージが上がると、パターン発見型の問題でもやや複雑になり、きちんと計算する型の問題も計算がこみいってくる。
問題はいくつかの雛型から生じた変種である。初めて見たときには問題の意味がわかりにくいものもある。しかし前のステージで意味を理解すれば、後のステージで同じ型の問題が出題されても迷わずに済む。設問の中で、選択肢にABC…を使っているのに、問題の中身にもABC…が出てくることはあまり望ましくない。また訳文で、数と数字を混同して用いている箇所がかなりあるが、両者は区別すべきである。
本書はIQテスト問題集としては興味深い。しかしパズル書として見た場合には、難問を解いたときのそう快感を味わえるような問題が少ない点で、やや不満が残る。(有澤 誠)