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人類が残した爪あと
人類が忽然と消えてなくたった後の地球を考察する本です。 私達が今目にするアスファルトや建造物が瞬く間に自然に侵食され、 文字通り灰塵に帰して、緑豊かな環境になる様子は、 想像以上の自然のたくましさを教えてくれます。 一方、私達が残した一部の化学物質は消滅することなく影響を与え続けます。 特に、印象的だったのは、土地や海に廃棄されたプラスチックの変遷。 細かく粉砕され、後々は微粒子となって海や空に蔓延します。 企業でも、プラスチックの微粒子は、人が吸い込まないようにきちんとした設備環境下で 取り扱っています。 かと思えば、女性の化粧品にもこのプラスチック微粒子は多数使用されています。 はたして、それを吸い込んだ人や生物には、どんな影響があるのでしょうか。 大気や海を微粒子が巡っている姿は想像したくありません。 これは未来の問題ではなく、近々の問題なのかもしれません。
人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない
週刊誌の書評で「この夏読んでみたい一冊」の1位だったので手に取って見た。 地球環境に大きな負荷をかけている人類が、ある日突然消えていなくなったら、環境問題はどの程度解決するだろうか、というのが本書のテーマである。 が、残念ながら表題ほどには内容にはインパクトはない。 単なる思考実験ではなく、現地に足を運んで取材して書いているため、一つひとつのエピソードはリアルで興味深い。この線で押せばノンフィクションとしてもっとすっきりしたものになったと思うが、人類対地球、という対決の構図が観念的でリアリティに欠ける。 産児制限をして100年後に人間の数が産業革命以前に戻れば環境問題は解決する、という。解決すると誰がうれしいのか。森の木や山や川が喜ぶわけではなく、喜ぶのは「人間」であろう。環境問題は人間にとっての問題である。人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない。そこがいちばん、しっくりこなかった。
ちょっと話が広がりすぎ
いま、忽然と人類が誰もいなくなったらどうなるなか。 という魅力的なSFテーマを現実のものとして探求したノンフィクション。 SF映画だと「人類最後の男 オメガマン」、 そのリメイクの「I Am Legend」が見せてくれた、人っ子一人いない世界。 他にもいろいろあると、 人類がいなくなった世界を描いた話は多いと思いますが、 そんな世界がどうなるのだろうと、一度でも思ったことがある人には 楽しい(?)一冊だと思います。 ただ、話はかなり多岐にわたるので、少々広げすぎにも思いました。 ということで、評価は☆三つ。
人類が地球に与えた害を振り返り・・・
今、人類が消えたら世界がどうなるか?そして人類がいることで、どれだけ 地球に対して害を与えているか?(プラスチックは還元されない。細かく溶けて いったそれを魚等から人は摂取している。ウラン238は還元されるのに28万年 かかる等々)といったトピックを通じて、環境問題を考えています。 各トピックも、一つあたり20〜30pの分量になってますので、寝る前とか 昼食後の休憩時を使って読み進めることが可能です。 環境問題を論ずる前に、先祖も含め人間が行ってきた事柄とその影響を一気に 俯瞰するに役立つ一冊です。
思考実験を重ねることにより環境問題の単純化に成功した良書
この本は「人類が消えたら世界はどうなるのか」という思考実験を試みることにより、人類が地球環境に与えている数々の影響について深く考察することに成功した面白い本である。 昨今、環境問題が政治経済上の大きな議題となっているが、問題が複雑すぎてとらえようがないと思っている人も多いだろう(私もそうだった)。本書はこの問題を「人類が明日、全員消滅する」と仮定することにより(全員消滅する理由については深く追求していない)、単純化することに成功している。 題名からも分かるように直接環境問題に焦点を当てているわけではなく、あくまで「明日人類が消えた」場合に世界がどう変わっていき、最終的に人類の痕跡がいつ頃消えるかについて考察している。「どうすべきか」について語ってないところが、逆に多くの読者の支持を集めている理由になっているのではないかと思う。 筆者はミネソタ生まれのアメリカ人である。アメリカ人にありがちな価値観の押しつけやキリスト教至上主義的なところも見られず客観的に事象をとらえていることにも好感を持てた。 環境問題に関心がある人にはこの本を特にお薦めしたい。
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高利益を維持する
脱・市場シェア主義は、成熟市場と呼ばれる業界に身を置く者の視点からは非常にためになった。一方で、コンセプトを学ぶには十分な内容ではあるものの、市場シェアを追うべき局面、逆に本書の通り市場シェアを追うのをやめて高利益を保つべき局面を判断する材料・ツールについてのアドバイスがもうちょっとあれば良いかと思った。 多くの場合、市場は目に見えているようで、実は目に見えていないところに存在することも多い。また細分化すればいくらでも「市場」は見つかるだろうし、大きな意味では現代において成熟していない市場を攻めるには、ある程度の規模の企業には無理なのかもしれない。(イノベーションのジレンマ) そもそも著者はそういうことを分かった上で、指標を市場シェアから来る数字ではなく、利益(マージン)で考えるべき、その為にはシェアを落とすことも許容できるべき、という主張をしているのかもしれない。
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「訴訟社会アメリカ」の歪を検証
原題は"THE TRUE STELLA AWARDS"…邦題はちょっとした雑学系娯楽本のそれだが、中身は「訴訟社会アメリカ」の歪を検証し、正常な司法の場を取り返すための運動を訴えている実に真面目な本。 著者は、StellaAwa ds.comというサイトの運営者で、ステラとは米国で最も馬鹿げた民事訴訟として有名になった「マクドナルドのコーヒーを(自分で)こぼして火傷してマクドナルドを訴え、陪審が290万ドルもの損害賠償を認めた」という事件の主人公のおばあさんの名前だ。 米国にはこの手の噂がたくさんあるけれど、「本当の話」だけを厳選し、読者が告訴・判決の妥当性を検討できるように資料を整理しているのがこのサイトだとのこと。 とにかく、米国の訴訟コストがGDPに占める割合は、1980年の1.54%から現在2.33% 膨らんでいるという。GDPの2.33%が訴訟に消えるとは物凄いことで、通常の損害賠償(根拠を持って計算できる)の他に、精神的苦痛とか、懲罰的賠償金とか、根拠を示せ無いような数字を大企業にたたきつけて、一生楽して暮らせる大金をせしめようという輩が後を絶たない。 陪審員は、「大企業は余った金を持っているから」「自分のお金ではない」「もしかすると、自分ももらう側になる日が来るかもしれない」という理由で、これらの賠償金を簡単に認めてしまう、という害を抱えている。 しかし、社会的責任を名目にした「懲罰的賠償金」が訴えた個人の懐に入ることはおかしいし、数千人規模の集団訴訟などでは、弁護士だけが大金の弁護料を手にして原告一人一人には商品券程度しか渡らないなどの現実も有る。 そればかりか、「宝くじ」でも買うような気持ちで、(診断書の偽造などの) 嘘を付いても原告団に加わろうとする一般人もかなりの数に登る。 例えば「アスベスト集団訴訟」では、便乗した健康な人々までが保証金目当てに群がった為に被告企業が倒産してしまい、発病した人が本来の補償を受けられなくなってしまったなど。 そして、こうした過大な訴訟のコストが回りまわって、保険料の値上げや、商品価格の値上げ、医師の不足、企業の海外流出、本来迅速に取り上げられなければならないマトモな裁判の遅延など、米国に様々な損失を与えている。 ただで一生楽しようという一般人と、訴訟費用でボロ儲けしようという悪徳弁護士は増え続けているというわけだ。 注目しておきたいのは、陪審制度が悪用されていること。 「どうせ企業の金だ」「自分が貰える番が来るかも」と思っている陪審員が安易な判決を出しているのも問題だが、弁護士は、取り上げる問題に一番良い結果を出してくれる陪審員がいそうな州で訴訟を起こす、という自由まで持っている。 たとえば、日本企業トップのセクハラ事件なら、もっとも日本企業が嫌われている州に訴える。とか。 日本はチマチマした法律がたくさんあるので、米国ほど酷いことは起きにくい法体系だと思うが、陪審制度が正しく機能しない事がかなりの場合で起こることをこの本は報告しているわけで見過ごせない。 また、日本で小児科と産婦人科の医師が不足している原因に「訴訟リスクが高まっているから」という現実があるらしい。 重症の患者ほど死亡しやすいのは当たり前だが、患者の重症度と医師の「訴訟リスク」が連動するなら、緊急医療の現場で「たらいまわし」が起きるリスクもまた高まる。そして助かるものも助からないリスクが上がる。 避けたい悪循環だ。どうすればいい?
馬鹿な訴訟のおそろしい結果
1992年,当時79歳のステラ・リーベックは,マクドナルドで買ったコーヒーを自分の膝にこぼして,完治に2年を要する火傷を負った。ステラは,マクドナルドが「不当に危険」な商品を売ったとして損害賠償を求める訴えを提起した。陪審員は,ステラ自身の過失を20パーセント認めたが,懲罰的損害賠償も含め,290万ドルの支払をマクドナルドに命じた。 上記のマクドナルド訴訟は有名であるが,本質的に同じような馬鹿げた訴訟が数多くある。 例えば,シーザー・バーバー(56歳)。身長175センチ,体重122キロの彼がここまで太ったのは,週に4・5回,様々な全国チェーンのレストランでファストフードを食べた結果だという。バーバーは2回の心臓発作を起こし,糖尿病にかかりながらも,ファストフードの危険性に気付かなかった。レストランがバーバーにその危険性を説明しなかったのがいけないのだというのである。 アメリカでは商品の警告表示が不十分だったという理由で訴訟が提起されるので,馬鹿げた警告表示が少なくないという。 例えば,「注意:燃える恐れがあります」――暖炉用の薪 こうした馬鹿げた訴訟は,単に関係者の失笑を買うだけの罪のないものではない。 大企業が「被害者」に支払う賠償金は,その分だけ商品の価格に跳ね返る。保険から賠償金が支払われるとしても,馬鹿な訴訟の頻発(及び非常識な金額の支払命令)は保険料の高騰を招き,それは結局価格転嫁によって各消費者の負担となるのである。 一笑いした後は,損害賠償訴訟の持つ本質的な問題点(馬鹿も馬鹿げた訴えを提起できるということ)について真剣に考えさせられる,優れた本である。
アメリカが抱える民事訴訟事情
熱いコーヒーを(どう考えても自己責任で)膝にこぼし、大やけどを負ったとしてマクドナルドを訴えたステラおばあちゃんにちなんで、本当にあった仰天裁判を紹介している。なんともはちゃめちゃな屁理屈で、数多くの人々が簡単に訴訟を起こしていることがわかる。 そこに群がるのは弁護士であり、一攫千金を狙う被害者集団でもある。一見まるで無関係と思われる人や企業を相手どって民事訴訟を起こす人々の心の中には「むしれるところからむしり取ろう。ダメもとなんだし」という意識が見え見えだ。 もちろん本書は仰天裁判をあげつらって笑っておしまい、という意図のもとに書かれたわけではない。こんな下らない、バカげた裁判に費やされる時間と公金、判決が下ったあとに原告に支払われる賠償金はまわりまわって普通の国民にはね返ってくる。医師は訴えられたときのために不必要な検査や治療をし、企業は訴訟にそなえて保険をかけて商品を値上げする。そして本当に裁判が必要とされる事例を滞らせて混乱させていることも大きな問題だ。 アメリカに「自己責任」という言葉はないのか?被害者意識を正義にすりかえてふりかざすことに何も感じないのか?誰もが簡単に訴訟を起こせるということは、ひるがえればいつどこで自分が訴えられるかわからないということなのだ。 嘘でしょう?と訴訟例を笑いつつもアメリカが抱える大きな問題を考えることができる。
今はまだ対岸の火事ということで笑っていられるが、いつか笑えなくなる日が来るのかもしれない…
【飛行機に乗ったときに隣の席が大男で非常に窮屈な目にあった】 【ファーストフードを食べ過ぎて肥満と病気になってしまった】 【健康の為にアドバイスに従うように医者に“やさしく”言われたがそれを守らず病気になってしまった】 【自分の服用している薬に副作用があることが明らかになり死亡例も報告されたのだが、自分自身に副作用はなかった】 【車を運転していると、道路を横断しようとする人がいたので停止して道を譲ったところ、自分の車が死角になりその歩行者は他の車に轢かれてしまった】 普通の日本人の感覚なら訴訟を起こすなんていうことは考えないだろう。しかし、アメリカ人は訴える。航空会社を、ファーストフード店を、アドバイスを“強制”しなかった医師を、薬を処方した医師を、親切な運転手を。さすが、訴訟大国アメリカである。中にはその影響を考えると笑えない事例もあるが、おバカな訴訟が満載である。しかも裁判所に受理されて裁判にまで至っている。訴えられた方はたまらない。 著者はアメリカにおいて「訴訟」は一つの産業だと述べているが、73の事例を読めば頷くしかない。訴訟自体が、ある人やある団体のある目的(金銭や売名)のためのビジネスになっているのは明らかである。国民性の違いもあるためか日本はここまでなっていないので、対岸の火事ということで笑っていられるが、いつか日本もこんな風になってしまうのかと考えると若干不安になる。 それにしても、こういうおバカな訴訟を調べて賞を与えてしまうユーモアはさすがアメリカ人である。 笑える本だが、問題の抱える深刻さと著者のかなり真面目な姿勢を考えると笑って申し訳なくも思ってしまう。
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実践できそう・・具体的に企業組織を改革・強化する方法が明快・平易に記される
ベンチャー企業から、伝統的大企業まで、好業績を上げられるよう組織を刷新するための実践的なやり方を学ぶことのできる実践的な書物である。 CEO、CFO、エグゼクティブ、マネジャー。企業組織の在り方が自分の業績の責任に影響を及ぼされる、あるいは、組織のぱ成果に責任のある人には、一読の価値がある。心ある人は、ここに記されている方法を自らの組織にも適用したいと感じるはずだ。 ここに解説されている診断のための問いかけに答えることで、自らの組織が、どの類型に属するのかを知る。それが不健全な組織類型であれば、同じタイプの不健全な組織がどのように刷新を図ったかという先達の事例を読む。 読む人を惑わせることなく、刷新の成果が得られると思う。すぐに実行に移せることが記されている。これまでの上意下達的な、組織論本とは一線を画する。 実践に有用な構成、明快な表現、的確な事例に富む有用な書物だと思う。
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わかりやすくてためになる
シナリオプランニングが、「なぜ必要なのか?」、そのためには「何をすればよいのか?」、じゃあ「その手順は?」という3つの疑問に順を追ってこたえてくれる非常によい本です。理論先行の類書が多い中、事例を使ったやさしい解説などを多用し、実務に近い目線で理解を深める工夫がされており、参考になるところが多いのではないかと、、、。 p 本書の中でも触れられていますが、シナリオプランニングを、未来の予測ツールとしてとらえるのではなく、そのシナリオを編むことで未来を「経験する」ことが大切なこと。本書には、そのためのノウハウがぎっしりと詰まっています。 p シナリオプランニングについて学ぶことは、不確実性のレベルが上昇してきている今だからこそ多くの人に必要なこと。一読の価値ありです。
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目標設定いかんでほぼ勝負は決まるということを再認識
「創造性トレーニング」という言葉に引かれ買ったのですが、強烈な自己啓発の本でした。 ハイエスト・ゴールとは、自分の人生の中で最も崇高で重要で有意義なゴールのこと。 「少年よ大志を抱け」という言葉の「大志」と同義だと思います。 ハイエストゴールがあなたにとって何なのか気付かせ、導くためのメソッドが数多くありました。 最初パッと読んだときは、よくある自己啓発&宗教がかった本だなあと思ったのですが、練習問題っぽい設問をこなしていたら、なんかいろいろアイデアが怒涛のごとく浮かんできました。 きちんと読み終わってみると創造性トレーニングであることを実感しました。
精神世界のお話で、体質に合いませんでした(残念)
タイトルから(勝手に)想像する「ビジネスで成功する人間になる ための、心構え論」・・では、まったくありませんでした。 勝手に想像した自分もよくないのですが、最初から最後まで、 「最高のゴール」って何か、よく理解できませんでしたし、 説いている精神世界論、心の持ち方、イメージトレーニング みたいなのは、抽象的で精神論ばっかりで、自分には、よく 飲み込めませんでした。それは大変残念です。 さらに、本書は200数十ページありますが、生活の指針に たどり着くまで、100ページ。自分発見の斬新な内容も あんまり感じられませんでした。書籍でなく、実際の授業を受けると また違ったものなのかもしれませんが。 199ページから謝辞って 構成で、コアな部分が100ページ・・なんか、期待しすぎた のか、体質に合わないのか、修行が足りないのか・・。 修行して、まだ出直します!
現状の堂々巡りを抜け出すために。
この本の内容は、私が昔から考えていた内容が書かれている。 だから、読んでいて退屈しない。無意識下に押しやられていた感情が 今目の前に現れているイメージを持った。 著者が、閉塞感、自己否定感、虚無感を感じる苦しい生活の中にいて “自らのうちにある神性を発見する”という体験を通じて書かれた ものだからだろう。 自反−自分に反る 人間は自分の求めるものを外に探すが、それでは虚無感は増すばかりだ。 自分自身に立ち返り、他人と自分を比較せずに生きなければ、いつまでも 求めるものは現れてこない。 現状の堂々巡りを抜け出したい人にお勧めしたい本。
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勉強になりました。
『ウオール街のランダムウオーカー』を読んだことがなかったので、 とても勉強になりました。 初心者向けなのかも知れませんが、 それでも少し難しく感じる人はいるでしょう。 アメリカ用の内容であるため、 日本用にアレンジしていれば、 もっと高評価につながったような気がします。 ランダムウオーク理論を知らないまま株式投資をしている人は、 考え方が変わるかもしれません。 p150「現実に確立の法則が働いており、 驚くべきサクセス・ストーリーはそれによって説明できる」 と書かれている部分は、特に興味深く読ませていただきました。 「専門家を信じてはいけない」と著者は言っていますが、 では、著者自身の主張については・・・ その辺のことも含め、投資は自己判断ですね!!
市場より本当に自分は賢いのか?
「ウオール街のランダム・ウォーカー」を読む前に本書を 読みましたが、結果的には基本や本質を押さえるにはこれで 十分ではと思わせてくれるものでした。一般的に考えると、 エッセンス本を読み、それから興味を持ってさらに関連本を 読むと本質の理解が深まりそうな錯覚に捕らわれますが、投 資に関しては、必ずしもその考え方が当てはまらないことに 気が付かせてくれるのも、本書の大きな特徴です。 書かれている内容は、ごく一般的で投資の王道のようなこ とので、(読みやすいために)うっかりすると「こんなの全て 知ってるよ」ということになるかもしれませんが、本当に自 分の投資スタイルが、効率的であるかどうかを改めてチェッ クする良い機会として利用することも可能です。 残念な点は、もっぱらアメリカの税制を利用する方法しか、 紹介されていないことですが、それを個人型401Kに読み替え て対応することは十分に利用可能なはずです。加えて、投資 というものをただ単にハッピーリタイアメントを迎える為の 資産形成としてしか紹介されていない点です。企業や地域を 応援するという、投資の考えなどは、別のことろで学ぶ必要 があるという点です。 それにしても本書は、何度も「ドキッ」とさせてくれる価 値のある良い本だと思います。なかなかのおすすめです。
「ウオール街のランダムウオーカー」の要約版!?
「ウオール街のランダムウオーカー」はぶ厚い本で,完読されていない方がほとんどと思います. 同じ著者が,初心者向けにコンパクトに投資の原則ををまとめた本で,いわゆるアンチョコ本でお勧めです.
マルキール氏の持論
「ランダム・ウォーカー」を読んだ人は読む必要なし。 教授の基本的な持論、効率的市場仮説論が炸裂。 現金、債券、不動産投信、株式の比率を考えつつ、株式はインデックスファンドを買っておけばそれでよろしいとなると、「中長期なら、それはそうでしょうね」という感想になります。 楽しみとしての株式投資ではなくて、中長期的な資産運用ということであれば、これで大きな誤りはないでしょう。 しかし、個別銘柄への投資(当然、銘柄の分散やポジジョン管理はしつかり行うとして)についてまったくふれていないので面白みは薄く、「あー、そうですか」状態・・・。 無論、悪い本、おかしな本ではありませんけど。 アメリカの税制云々の内容は日本ではほとんど意味がないですが、わざわざ税金を取られるようなことはしない方が有利であるというのは、そうだとは思います。
投資の本質を突いた良書
「ウォール街のランダム・ウォーカー・・・」と同じ著者による要約・簡易版です。 本も薄く読み やすいので初心者の方にお奨めです。
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ウォルマートといえば世界最大の小売業者であり、持ち株制度で従業員に多大な利益をもたらしている企業として知られている。その創始者であるサム・ウォルトンの死後、新経営陣はどんな決断を下していくことで今日の繁栄を築き上げたのか。また一方で、サム・ウォルトンが大切にしてきた独自の企業文化をどのように守ってきたのか。この2点を中心に、ウォルマートの経営手法を説いているのが本書である。 本書の読みどころは、ウォルマートの創業者であるサム・ウォルトンの“色”を残しつつ、新経営陣がいかにロジスティックスの整備やグローバル戦略などに関する決断を行ってきたかという点にある。小さな組織だからこそ生きる経営から大きな組織に見合った経営への切り替えに失敗する企業も多いなか、ウォルマートは、時にかなった経営改革を次々と行ってきた。また、組織が拡大していく一方で、積極的に下部組織に権限を委譲していくことにより、創業者が残したアットホームな企業文化を末端にまで浸透させようと試みている点も注目に値する。 さらにある程度の成長後は、その進出のあおりを受けて倒産した小規模企業のオーナーからの抗議や、スキャンダル好きなマスコミに頭を悩ますことも増えてきた。そんななかで新経営陣たちがとったリーダーシップは、成長のセカンドステージに入ったすべての企業にとって、大いに参考になるだろう。 本書は、成長途上の企業の経営陣、特に、強いカリスマを持っていた創業者の後を継ぐ経営陣に一読をすすめたい内容となっている。守りと発展のバランスをうまく取ることができたウォルマートから、学ぶべきことは多いはずだ。(朝倉真弓)
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郊外店でも立地が悪くても稼げるんだ
この本を読んで、サムウォルトン後の、経営陣の戦略それがアメリカナンバーワンの小売店の要因だろうと思いました例えばCOOトムコフリンの事業部マネージャーたちに対するメッセージ、教えを授けよ、つまり従業員は管理する役員なり上司から正確な情報を与えられることが必要である。在庫を確保せよ、つまり最高の品質の商品を確保せよ。適切な価格をつけよ、テルソンで常に在庫を監視すれば、常に商品の在庫を切らさず確保できる。価値を示せ、つまり顧客が商品を買う理由が、消費者に常に開示されるべきである。金を手にせよ、つまりこれはレジで金を受け取るとき、最高の心からのもてなしを示し、再び来店しようと思ってもらい、再び繰り返し来店してもらうことです。これは次のチャプターに出る、売り場に出よ!、つまり従業員こそウォルマートの中心であり、管理する下級管理職の教育は必要である、というところにつながります。つまり従業員は顧客に気を配らなければならないという原則につながります。 週に二回特売があるより、毎日価格が安く、レジで常にそれが顧客が確認できるかぎり、客は繰り返し来店するようになる、これがウォルマートのエブリデイ、ロープライスの考え方です。 元々雑貨ストアだったウォルマートがハイパーマートの失敗を経て、食料品も扱うスーパーセンターを再び展開するに当たり、利幅の小さい食料品をより安く提供することで、より利幅の大きい雑貨売り場へ足を向けより利幅の大きい商品を買ってくれる、一遍食料品軽視に見えるこの戦略ですが、ほかのスーパーが食料品の値段を上げ始めた時期には、成功への戦略でした。 つまり郊外店という立地の点でも、雑貨が売られているという総合スーパーという点でも西友は巨大な雑貨ストア、ウォルマートにとってベストパートナーでした。日本で成功するかはこれから証明されるでしょう。
アメリカ企業って感じ
ウオルマートの会社入門書としては実用的 小売業の成功として同じ頃出版された(本当合わせすぎ) 「一生九敗」柳井正著より読む価値はある p でも、中国市場での経営戦略は笑う その基本知識で進出するなんて! でも成功したのなら米中の政治的背景がなんかないのか? なんて、少し突っ込みたくなる p アメリカ的単純さと、タフな企業に楽しませてもらいました
和訳が・・・・
直訳調で読んでいて疲れる。
和訳が下手
直訳調で読んでいて疲れる。
経営者を描いた本としては面白いが
売上高世界最大の企業であるウォルマートの成功の秘密に迫ろうとした本である。創業者のサム・ウォルマートの独特の経営スタイル、後継者のグラス、スコット両氏の経営スタイルに焦点を当てている。 p 本書で描かれているウォルマートの成功の秘密は、エブリデーロープライス戦略に見られる顧客本位の経営スタイル、そうした企業文化を末端まで普及浸透させる人事管理、従業員をパートナーとして扱う姿勢など、言われてみれば当たり前であるが、これを完璧に実行することは、逆にどの企業にも出来ることではないということなのであろう。 p 終わりの方では、欧州や中国への進出、政治やマスコミとの関係など、ウォルマートが巨大化したことに伴って出てくる課題への対応が描かれているが、この部分を含め、著者が経営者を描くジャーナリストであり、流通産業の専門家でないことからくる、課題の掘り下げ方の深みの乏しさが欠点といえば欠点である。
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どうすれば会議がうまくいくかという観点からさまざまなアイデアが唱えられているなかで、「会議は本質的にうまくいくわけがない」と喝破し、会議不要論を力説する本書は非常に新鮮である。 著者は、会議の役割やメリットにさまざまな角度から反証を加えながら、それがうまくいかない理由を論じている。とくに会議参加者の心理面を掘り下げ、そこでいかに情報がゆがめられてしまうか、いかに無益な「ゲーム」が展開されるか、あるいは集団思考によっていかに間違った意思決定がなされるかなどを指摘している。そもそも会議を開かねばならないという固定観念に縛られていないか、といった著者の強い問いかけが印象深い。 そこで会議の代替手段として示すのが、「マンツーマン管理の技術」「組織的チャネリング」「職務の委任」「メンタリング」といった一連の技法である。これは、リーダーシップの強化や再編によって会議以上の成果をめざしたもので、1対1のコーチングの効果やその集積によるシナジー効果などを束ねたものになっている。著者は、人々が会議に代表される集団的な指導や意思決定よりも、背景にじつは古典的ともいえる1対1の強いリーダーシップを切望している点を鋭く読み解いている。これはチーム隆盛の組織運営に一石を投じるものとし |