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   辻 惟雄 の売れ筋最新ランキング   [2008年10月11日 14時08分]
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辻 惟雄  
¥ 1,365(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:28,090位  
カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
「異端」じゃないよ、「奇想」だよ!
従来は江戸絵画史の「異端」:少数派として理解されていた個性的な画家達を、「奇想」というキーワードでくくり直し、「『異端』ではなく、主流の中の前衛なのだ!」と主張するために書かれた本です。 扱われているのは、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の6人で、実際にも彼らは江戸時代の民衆から異端視されてはおらず、むしろ歓待されていたそうな。 本書の親本が出版されたのは今から約40年前の1970年で、現在は熱狂的なブームにある伊藤若冲を含むこの6人は、本書が上梓されるまではただの日本絵画史の脇役だったそうで、大変衝撃的な本だったようです。 そのような本が文庫本として手軽に手に入れられることはとても嬉しい。 図版も豊富に入っているし(文庫版なので、小さくなってしまうのとモノクロなのは我慢しなくてはいけませんが)、絵の解説だけではなく、それぞれの画家の人となりや面白いエピソードもたくさん含まれていて、絵画の素人である自分も全く飽きずに、始終楽しく読めました。 「どうやってこんな絵を思いついたんだ?!」と思わせられることが保証されたこの一冊、間違いなくオススメします。
江戸絵画の楽しみを知りたい方にお勧めです。
2004年岩佐又兵衛、05年曽我蕭白等の展覧会図録に必ず参考文献として出ているので読んでみました。 本書で扱っている画家達は、初版当時は江戸絵画の異端に近い存在だったが現在では主流に近くなっている。今では収録されている画家の回顧展を開催すれば多数の集客が望めるが、著者自身も初版から四半世紀後にここまでメジャーになるとは予想していなかったのではないでしょうか。再評価については本書出版後少しずつ進み、京都で2000年開催の特別展「−没後200年−若冲」で爆発した印象があります。 本書の内容は他の方も書かれているとおり、とても読みやすい文章、豊富な図版、巻末の参考文献など欠点が見当たらない非常にすばらしい本です。個人的には、あと7年早く本書に出会っていれば、京都での若冲展に間に合ったことを考えると残念です。なお、本書は100年後も江戸絵画入門書としての基準作であろう。
べらぼうに面白い美術本
パンクな日本絵画を選びその系譜を語る。 日本には破壊的で異能な絵師の伝統が連綿とあることがとても嬉しかった。 「いったい誰が少年マンガを襖絵にしたんだ?」と思わずにはいられない曽我蕭白の雲龍図襖を見られただけでも収穫。(気になる人はボストン美術館サイトで”D agon and Clouds” Soga Shohakuで検索してください) 他にも最近流行の伊藤若冲はもちろん、岩佐又兵衛、歌川国芳など魅力的な顔ぶれが並ぶ。
読む手が止まらなくなるオモシロ本
興奮しながら一気読みしてしまいました。スリリングでエキサイティン グ、まるでエンタテインメント小説を読むかのようにページをめくる手 が止まらなくなる美術評論です。 取りあげられている六人の画家はいずれも数百年前に活躍した人々。な のにどの絵も今っぽくてかっこいい! 著者の解説に案内されながら、 その「かっこよさ」を発見していく楽しさといったら。解説を読む、図 版を見直す、をくり返しては何度も「おおっ!」と声を上げてしまいま した。 そして章ごとに触れられる画家たちの生い立ちと武勇伝(?)の数々が また面白い。マジでそんなことやっちゃったんすか!?なエピソード満 載なのです。乱行あり奇行あり、そのハチャメチャぶりは時に著者が画 家の心情を憶測してフォローを入れるほど。これを読むだけでもかなり 楽しめます。 残念なのは文庫版だと図版が小さくなってしまうこと。でもだからこそ 「実物の絵を見てみたくなる度」アップすること請け合いです。 美術にも日本史にもうとい私でさえ一気読みしてしまったオモシロ本、 自信満々で推薦いたします。
日本近世美術の名著がお手元に!
やっと、出た~、が最初の感想です。 日本の近世の美術史を語るには無くてはならない、あの、村上隆氏も読んだ、バイブル的存在のこの本が世に出て、約30年・・・。高価な単行本しかなくて、いつも横目で見ていました。 p 文庫化に際して、多少、注釈などに手が入っていますが、今、読んでも、全然、古くありません。 p 今ではメジャーになった、岩佐又兵衛、蕭白、若冲、国芳らの魅力を独特の筆致で語っています。 彼らの作品を見たことがある方はもちろん、まだの方も見たくなること請け合いです。因みに、この秋は、岩佐又兵衛が巷で話題になるようだし・・。 ぜひ、ご一読のほどを・・。


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通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:8

くちコミ情報
日本美術 最良の案内書
日本美術の有名どころの作品が満載です。 写真だけを見ていても 非常に楽しい。 義務教育で美術を学んだに留まる私のようなものにこそ、 楽しめる本だと思います。 辻先生の解説も、端的に的確なので非常にわかりやすいです。
簡潔かつ妥当な美術史だが方法論的視座に欠けるうらみが残る
簡潔かつ妥当な美術史だが、方法論的視座に欠ける。 要するに総花的で、なぜしかじかの作品が選ばれて、別の作品は除外されているのか、その論拠を最後まで隠蔽したままで終わるのは学者としてフェアではない。 きれいな図版と共に、わかりやすい解説で読めるから慶んでいるだけの素人読者にとっては上出来な本と言えるだろうが、それにしてもあまりにも楽天的な方法論だろう。 これは文字通りクロノロジカルな編年体日本美術通史にすぎず、別のレビューに指摘してあった、本書1冊でカタログ100冊分よりリーズナブルという考え方もまたあまりにもイージーな経済観念である。カタログには、より精緻な研究論文が収録されていることがあり、本書の簡潔すぎる概説書とは別次元のものである。 結論として、本書を慶んでいる読者は、たんに日本美術に無知であった自分に恥じ入らねばならないだけのことである。その恥の感覚なくしては、本書を超える未来の美術史は不可能である。 この程度で慶んでいて、どうするのだという話である。
古典が好きなので、、、
美術などの目をたのしませてくれる。 こんなさくひんにはこんな秘密が隠されていたのかと。 おもいながらめくるページというのは、時間軸が はやい人とずれているわたくしの人生の時間にあっていて うれしい。みなさまも是非時間があめときに 想いを馳せてみるとよりよい日本の美術がわかるかもしれない。 一読すいしょういたします。
日本美術をめぐる壮大な旅
美術史の本というと、網羅性と客観性を重視するあまり、つい眠たくなってしまうものが多いのですが、この本では、ときどき辻さんの生々しい感嘆の声が聞こえてきて、読んでいると思わずのめりこんでしまいます。日本美術のすべてを網羅する壮大な美術館を、辻さんが案内人になって見ている感じです。半面、この本を教科書として考えた場合は「辻史観」が強すぎるといえるかもしれません。 しかし、辻さんの視点は、縄文から漫画・アニメまで公平に扱い、なおかつ偏狭さに陥らない姿勢が一貫しているので、好感が持てます。日本美術の特定の分野に興味のある人で、もっと視点を広げたいと思っている人にお勧めします。この本を読めば、美術館で今ままで素通りしていた展示物にも、興味がわいてくるようになるでしょう。また「わび」「さび」といったキーワードで語られることの多かった日本文化も、それだけじゃないということも、よくわかると思います。
連休に読む一冊の美術書
■古代の縄文土器から現代の宮崎アニメまで日本美術を俯瞰した一冊。  ペ−ジをめくるだけで目に飛び込んでくる  380枚にも及ぶカラ−図版がとても美しく、  とんと美術に関心のない私を、  ついつい日本美術の素晴らしい世界に誘ってくれました。    すでに他の方の書評でも書かれていますが、  できれば英語をはじめ多くの外国語に翻訳されれば、  日本美術の素晴らしさを広く海外へ紹介する絶好の書になるように  思います。 ■ 冒頭と結びで著者は、日本美術の特性を、  かつて奈良・京都を空爆から救った恩人でもある米国のウォ-ナ-の言葉を借りて、   「endu ing(エンデュァリング)」:永続的=いつまでも生きながらえる と評しておられます。  翻って、音楽の世界ではどうでしょうか。  日本の伝統音楽の権威で、  過日なくなられた吉川英史氏の著作の一つに  「日本音楽の歴史」(創元社1965)がありますが、  美術の世界とも重ね合わせながら、  明治以降に取り入れられた西洋音楽と日本の伝統音楽との間の関係を  じっくり辿ってみると、新たな発見があるかもしれませんね。  いつかそんな著作が誕生することを期待しています。


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¥ 1,050(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:11,143位  
カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
見たことのない図版が沢山。すごいです。
 名著「奇想の系譜」「奇想の図譜」の著者が江戸時代の図版をこれでもかと繰り出してきて、あっという間に読み終えるというか見終ってしまいます。  しかも図版は書名どおり奇抜なものばかりで、北斎をはじめとして当時の人の想像力と構図の構成力には感心させられました。  本来は星5つとしたいのですが、2〜3倍の単行本で出版すべきテーマだと思うので星4つにしました。  続編を期待しています。
やっぱり北斎
著者は後書において、北斎以外でいかに見所のある絵本挿絵を見つけることができるかを本書のポイントとしたものの北斎の絵本挿絵は頭一つ抜き出てすばらしく本書から外すことはできなかったというようなことを書いているが、図18や図100をの圧倒的な表現力とセンスからすれば著者のいわんとすることも納得できる。「北斎絵本挿絵集成」の復刊を熱く希望します。
なぜ北斎の奇想は生まれたのか
葛飾北斎といえば、「富嶽36景」「北斎漫画」等が有名だが、「読本の挿絵」を描いていた とは知らなかった。 見ると確かに奇想だ。人間のような小賢しい表情をした動物、おどろおどろしくもなぜか 親しみがわく妖怪、笑っている皿や徳利。 北斎の絵では、生きた人間も、死体も、妖怪も、器物も、あるいは聖なるものも、何の境界 もなく描かれているようだ。 このような絵画は、西洋美術では見た記憶がない。 無論、悪鬼等は描かれているが、ユーモラスな悪鬼などいない。 これは、やはりキリスト教の影響なのだろうか。 通常、ルネッサンスをして人間復興と称しているが、やはり、西洋美術は奥底で、キリスト教 の影響から抜け出せなかったように思う。 (だからユーモラスな悪鬼などトンデモナイというわけだ!) 日本は、一神教から離れた、自由な想像力を発揮できる文化と伝統を持っていた。 この本を読んで、また一つ、日本文化の凄みを知った。 美術ファンなら必ず楽しめるでしょう。お勧めします。
北斎は「ニッポン漫画」の開祖だった!
江戸の黄表紙本というものが、ほとんど「現代漫画の祖先」というべきものであることは知っていたが、 「字ばっかりの本」と思っていた読本(よみほん)に、こんなファンタスティックな挿絵が入っていたとは! そして北斎をはじめとする挿絵画家の力量には、本当に驚いた。 モダンを超えている。こんなのが200年も前にもうあったんである。 日本が「漫画大国」となることは、このときからすでに運命づけられていたのだ。 それにしても、曲亭馬琴の文に、葛飾北斎の挿絵とは、なんと豪華な(涙)。 こんなものをリアルタイムで読めた、江戸の読者が羨ましい。 江戸っ子たちも、発売日には書店に走ったに違いない。 馬琴が北斎に図柄の指示を出した「稿本」が、本書の中で紹介されている。 おおまかな構図と文字が指定されており、これはほとんど現代漫画における「ネーム」である! (馬琴の描いたラフも、結構デッサンがしっかりしているのには感心した。) そしてさすが北斎、大筋は馬琴の指示に従いながらも、構図を再構成している。 もちろん北斎が仕上げた刊本(出版本)の方が、断然「絵」として良くなっている。 競争しながら協力する、巨大な才能の出会いによる豪華絢爛たるコラボレーションである。 とにかく面白かった。 北斎をはじめとする綺羅星のごとき「江戸の漫画家」たちのイマジネーションを、どうか心ゆくまで楽しんでいただきたい。
気韻生動! 北斎の読本挿絵に唸る
 北斎は、読本(よみほん)の挿絵画家としても一頭地を抜けた天才だったんだなあと、本書に収められた数多くの図版を見て、実感させられました。  地獄の火焔が、うねる白と黒の線として表現された力強さ。幽霊に驚いて逃げ惑う人たちの動き、様子が生き生きと活写された面白さ。お化け屋敷に現れた色んな妖怪たちの表情の多彩さ。身投げする女が落ちていく、その先にある水面に描かれた環状曲線の柔らかさ。絵の中にすーっと引き込まれるような奥行きの深さ。  北斎の挿絵の見事さには、実に目を瞠るものがありました。  北斎以外の絵では、全身にできた口が蠢く妖怪・野風を描いた『天縁奇遇』の口絵が、強烈な一品。グロテスクなイメージの魔力は、凄かったなあ。  その絵に備わる魅力や味わいを、的確に表現していく文章も見事。名著『奇想の系譜』(ちくま学芸文庫)の著者の慧眼、自由自在な考察の妙を堪能することができました。  本書の章立ては、以下のとおり。 ■はじめに 江戸後期挿絵の魅力 ■第1章 「異界」を描く ■第2章 「生首」を描く ■第3章 「幽霊」を描く ■第4章 「妖怪」を描く ■第5章 「自然現象」を描く ■第6章 「爆発」と「光」を描く ■第7章 デザインとユーモア


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¥ 1,260(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:38,074位  
カスタマーレビュー数:3

くちコミ情報
図録が多く、物語が随所に出てくるので読みやすい
美術の解説書というとなにか敷居が高そうだが、 図録が多くしかもすべてカラーで掲載されており、文体も平易なため肩肘張らずによむことができた。 岩佐又兵衛の生い立ちから始まり、又兵衛風絵巻の解説、そして最後に又兵衛は浮世絵の創始者といえるか、の考察までとても興味深く読むことができた。 この本が読みやすいのは、廻国道之記に沿って福井から京都を通り江戸に出るまでの旅日記を通じて又兵衛の生涯を紹介したり、 山中常盤物語絵巻、堀江物語絵巻の内容を紹介したり、と単なる解説書ではなく、昔話の雰囲気が随所に出てくるからだと思う。 浮世=憂き世。 戦国の世が終わり、徳川の平和が訪れるのはもちろん良いことだが、あまりの平和には憂き世を覚える。 このご時勢だからこそ、本書で憂き世を吹き飛ばしてみては。 現代の漫画に通ずるものがあり、他国に誇れる自国の文化はやはり脈々と受け継がれているものだと感じた。
新書として考えられる最高の完成度の本
 著者の代表作である名著「奇想の系譜」(ISBN9784480088772)で紹介した岩佐又兵衛を、今度は新書一冊を全て使い、カラー図版たっぷりで読みやすい文章で仕上げています。  本の帯には若冲の前に又兵衛とありますが、強烈な個性を感じさせる絵は意外に少なく、どちらかというと当時の本流である狩野派や土佐派風の作品も多い事が分かります。もちろん浮世絵の原型である作品や有名な長編絵巻では彼独特の個性が感じられ、描ける絵の守備範囲の広さに感心させられます。  索引も充実しており、このレベルの入門書が気軽に買える新書で発行されたことは高く評価できると思います。
今も情念をゆさぶる絵巻、その作者は…
 表紙に載せられている作品の迫力に惹かれて購入したが、期待に違わぬ内容で引き込まれた。  その表紙の作品は「山中常盤」。古浄瑠璃に題を撮った、義経の母・常盤の悲劇と息子によるすさまじい復讐の物語だ。胸に剣を突き立てられ息絶える常盤や、義経に首をはねられたり真っ二つにされる盗賊たちのありさまは、表紙以外に口絵などにも収録され、くぎ付けになってしまった。  この作品を描いた人物こそが岩佐又兵衛。父は戦国の城主だが、父が信長に背いたため幼くして母を殺され、自らは絵師となったという、「山中常盤」を地でいくような数奇な人生を送った人物だ。この作品以外に、当時の風俗なども綿密に描いており、そのため菱川師宣に先駆けて「浮世絵をつくった男」とも評される。  さまざまな形で人間の情念を描き、何世紀もの時を経た今でさえ見るものの情念を揺さぶる男の世界に導く入門書としてお奨めする。


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なかなか良い本です
芸術というと硬く考える方もいらっしゃるでしょうが この本は、色々な立場の人が、それぞれの観点から絵を鑑賞して良いと 感じられる内容です。 日本の美意識など、改めて考えました。 先生はプロとして、大田さんは面白い感性の持ち主で、 ピカソの好きな理由等は面白いと感じました。 カラーの絵画の写真など面白いので星5つです。


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フルカラーじゃなきゃだめよ
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