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   荒木 経惟 の売れ筋最新ランキング   [2008年09月07日 03時32分]
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   写真というのは生きること。生きることの原点だと、著者は言う。写真は過去、現在、未来を1枚で見せる。一瞬のうちに消えていく時間に生を与え、それを自分の心のレンズで撮る。写真家アラーキーこと荒木経維にとって、写真とは生と死に対する愛、人生を生きることそのものなのである。

   著者は1940年東京生まれ。電通マンを経て独立し、自ら「天才写真家」と称する個性豊かな写真家であり、その作品は海外からも高く評価されている。本書は、そのアラーキーが本音で語る写真の世界への旅のガイドブックである。どのレンズを選ぶのか、「あの写真」はどのカメラで撮ったのか。身近な人や街、仏像からヌード、愛するものをどう撮るか、発表するか。その写真術のすべてを、著者は惜しげもなく明かしてくれる。「レンジファインダー」「ヘキサーの35ミリ」など専門用語も多数登場するが、欄外に細かく注釈があるので、長く写真を撮っている人にも写真をはじめたばかりの人にも役立つはずだ。

   また、撮影に興味がない人には、著者の最新作や、随所に散りばめられた写真哲学やエッセンスに触れるだけでも著者の人生観を見ることができるので、エッセイとして楽しめる。「写真を撮るっていうのは簡単に言うと人づきあい」、「去り際のタイミング、ここが憎まれるか愛されるかの分かれ道。何かいい風を残していくということが問題なの」などの言葉には、著者の人生に対する熱く優しいまなざしと人間臭さが自然と伝わってくる。(増渕正明)


くちコミ情報
まさに天才
全てを超越してますね、この人。 いや、ほんとに、素晴らしいですわ。
アラーキーの言葉
冗談なのか本気なのかわからない、真剣なようなはぐらかしたような 聞き書きという形式をとっているので、テンポのよい話言葉がそのまま並んでいます。 唐突にずばっと核心をつく言葉があちこちに出てきます。 小気味よかったり難しかったり目からうろこだったり… 直感的で鋭く、それでいて独自の哲学で裏づけされている、 そういう言葉の数々だと思いました。 実際に写真もいくつか収録されていてたのしむことができます。
無心にシャッターを押したくなる
私は最è¿'、カメラが好きになりまã-た。そã-て本書ã‚'手にã-まã-た。 æ'®å½±æŠ€è¡"のå'上に役立てるつもりでã-た。 p ã-かã-、本書ã‚'読ã‚"で感じたのは、カメラのã"とではなく、ç"Ÿãæ-¹ã«ã¤ã„てでã-た。 それは、ç"Ÿãã¦ã„ã‚‹ã"とã‚'ç' ç›'にå-œã³ãŸã„というã"と。 è'-è€...自身、愛妻にå...ˆç«‹ãŸã‚Œæ‚²ã-いæ-¥ã€...ã‚'送ったに違いありませã‚"。 p 自らの悲ã-みã‚'å...‹æœã™ã‚‹ãŸã‚ã«è¾¿ã‚Šç€ã„たå"²å­¦ãªã®ã‹ã‚‚ã-れませã‚"。 p そのä»-、カメラについて参考になったのは、 ・写真にはæ'®ã£ãŸäººã®ç"Ÿãæ§˜ãŒç¾ã‚Œã‚‹ ・身ä½"でズーミングする ・技巧に走らず見たままã‚'æ'®ã‚‹ ・きれいに収まっているものã‚'あえてå'©ã™ ・よい写真家になるには人に好かれるã"とが大切 …ï½...ï½"c… p 写真とはç"Ÿãã‚‹ã"とそのもの、ã‚'実践ã-てきたè'-è€...の本音が見事ã!«!!ç¶'られています。 人ç"Ÿã¨ã„う時の流れã‚'、ひとつの姿に収めてみたい。 あれã"れ考えず、無心にシャッターã‚'押ã-たくなりまã-た。
やっぱりアラ-キ-はすごい人
ここまで、天才の秘密をみせてくれる天才ってめずらしい。「私は天才よ。」ってユ-ミンも言うけど、天才は、天が与えてくれた才能だから、誰にでもあるはずなんだって。でも、アラ-キ-ほど心のままに表現する人生をおくる決意がまず、難しい。写真でも、文章でも、アラ-キ-は、ほんとに人を愛してて、心のままに生きてて、そのまま表現してて、ス-パ-。「人に好かれる、親近感をもたれるっていうのは、実は写真家になるための最大の要素かもしれないな-。人間性の問題だからさあ。...。」そう、やっぱり人間性なのか...ってとこに、いきつく。修行しよう。
やっぱりアラ-キ-はすごい人
ここまで、天才の秘密をみせてくれる天才ってめずらしい。「私は天才よ。」ってユ-ミンも言うけど、天才は、天が与えてくれた才能だから、誰にでもあるはずなんだって。でも、アラ-キ-ほど心のままに表現する人生をおくる決意がまず、難しい。写真でも、文章でも、アラ-キ-は、ほんとに人を愛してて、心のままに生きてて、そのまま表現してて、ス-パ-。「人に好かれる、親近感をもたれるっていうのは、実は写真家になるための最大の要素かもしれないな-。人間性の問題だからさあ。...。」そう、やっぱり人間性なのか...ってとこに、いきつく。修行しよう。


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荒木は感傷的
すべての女性は美しいか?それはどうだろうか。 荒木が云ってるように写真は関わりあいなのである。だから、荒木を通した女性が美しいのだ。つまり、荒木は人が好きで人生が好きなのである。荒木の写真を見る人はここを勘違いしてはならない。 さておき、荒木の写真はセンチメンタルを感じる。それは、『さっちん』しかり、『人妻エロス』しかり。女性写真の大家、秋山庄太郎、篠山紀信等には、決してこれを感じない。だから私は荒木の写真が好きなのだ。
エロとエロスとスケベと性
あなたは、スケベです、といわれたら、確かにスケベです。 男と女がいて、あそことあそこがあって、あれとあれがあるから、 しかたありません。 人間がいれば、多分、みんなが持っているのだから、それをほんのちょっと使ってみたら もう、すぐに、スケベになるのです。それぐらい、あれとあれの話は、あそことあそこを つなげる、奥深い話なのです。 そのことを延々と説いたバイブルです。 顔は、究極のヌードである。 絶対に撮るべき部分が女にはある。 着物は、脱がすのもいいが、着せるのもいい。 そういう、至言がいっぱいあって、あー今日もエロい気持ちになって眠れるなー 安心するなー。 明日も、きっといい目覚めだろうなーと、思ってください。
女のバイブル
私も、匂いたつような女になってみせるぞって思わせてくれる本。 女としての自信とやる気がみるみる湧いてくるので、 アラーキーファンはもちろんですが、 ちょっと元気をなくしてる女性にもお薦めかも。 本文中に『下品な気品』って言葉が出てくるのだけど、 なるほどね〜って思うもの。 「エロスがあるっていうのは、 相手にセックスしたいなーと思わせる魅力があることだし、 下品だけど、品性みたいなのも加わっているってこと」なんだそう。 アラーキー語録満載だし、 ところどころにアラーキーの写真もちりばめられているので、 彼の世界にどんどん引き込まれます。 情けなさも、弱さも、気の強さも、ブスも、デブも、 子供も、ギャルも、おばさんも、おばあさんも、 「お前はいい女だよ」と言ってくれているような一冊。 女って、きれいだよ、かわいいよ、と言われ続けることで 本当にいい女になってしまうから不思議な生き物。 この本を手にして、みんな個性あるいい女になろっ!! 私にとって秘密のバイブルになっちゃいそうな1冊です。



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大判なら更なる感動。
大判で以前に同タイトルの写真集が出版された。 それを写真全集用にリメイク?しているようでして。 p 一応、両方持っているんだけど、最初この全集を手にした時の感動というかなんとも例えようのない興奮というか。それは一生忘れないだろう。 p 写真を見ていると、なんか世の中ってすっごく猥褻な世界って気がしてきた。目で見る写真ではなく、記憶や脳でこの写真を見ると、そんな感じね。 p 艶のあるオンナ&オトコを目指しましょう。世の中捨てたもんじゃない。


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くちコミ情報
とても好き
パワーのある時代だったからかも知れないけど、60年〜70年代のアラーキーの写真はもの凄くエネルギッシュです。最近の高彩度と高コントラストだけで誤魔化してかっこよく見せている写真家とは違います。ケミカルな作風の中に猥雑さがいい感じに表現されています。とても好きな写真集です。
不幸はいやだぜ
写真はとても優秀なメディアだ。 写真集というメディアも現存するすべてのメディアの中でも 最高かもしれない。 この前横浜美術館での中平卓馬展を見てそう思った。 p 展示されていた写真のほとんどはすでに見ているものがほとんどだったけど彼をとりまく人間関係を感じることができたのが良かった点だったが変わりやすいものを止めようとする点が写真の唯一の欠陥だ、 というのが自分の写真論です。
時すでに遅し・・それでも其処にいづみが居た。
表紙を見た瞬間、即座に脳がやられた。 そこには妖艶な裸体で薄ら笑いを浮かべている「鈴木いづみ」が待っていた。 今回の写真集では、エキセントリックで甘美な芸術的エロスを撮らせたら右にでる者がいない、 あのアラーキーこと、荒木経惟と初めて出会った1970年から1973年まで4年間のコラボレーション写真集である。 p まさに鈴木いづみの集大成であり、幻の作品であることは言うまでもない。 中身はコアなファンでもない一般の人がご覧になっても 彼女の計り知れない雰囲気とレトロ感に即座に誘惑され、虜になるだろう。 最後に、帯に書かれた「あんたもつめたい男ね」が最高の〆言葉だ。


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くちコミ情報
視線の交わるところ
この写真集を見ると、愛する人との間に交わされる視線にハっとします。 誰かを愛し受け入れるということは、目と目が交わりあうということなんだと。 モデルの陽子さんと荒木氏との視線が交わるところで、この写真たちは生まれてきました。 出会った頃のイノセントな陽子さんが、だんだんと本物の笑顔を身につけていく過程が撮影 されています。荒木氏との「関係性」が実にナマナマしく写真に写りこんでいます。
共犯関係という夫婦のあり方
 この写真集は繰り返し見ている。  この写真集に見られる陽子さんを見ていると「女性」というものが見せる 余りにも様々な「表情」に いささか圧倒される。僕が男だからかもしれないが 女性が有している いろいろな側面は 中々分かるものではない。実際 道を歩いている良妻賢母のような表情を見せている陽子さんと 性行為中と見られる陽子さんが 同一人物であるということは 写真集という形で突きつけられると 一瞬たじろいでしまう。  但し 結局 そこまで自分の妻を曝け出した荒木の主張と そんな自分の夫と共犯関係に入った陽子さんという構図が この写真集を限りなく美しいものにしているとも思うのだ。  夫婦愛という言葉がある。その愛情にもいろいろな形がある。そうして この写真集は それの一つの形なのだ。その点が何より見ているものの心を撃つ。僕らは 陽子さんが既にこの世に居ないことを知っている。それだけに 生きていた瞬間を切り取ったこの写真集には 打ちのめされる気すら覚えてしまうのかもしれない。
濃厚な一冊
とにかく、最初から最後まで濃厚。 リアルに伝わってくる私生活と思い。 この写真集で感じたのは妻の陽子が炊事洗濯掃除などをやっている時が一番輝いてみるのだ。楽しそうって事。 そのほかは、意味ありげな視線を投げかけていたり。 すごく分かりやすい女性。かなり魅力的な女性だと思う。
 
荒木さんの陽子さんに対する愛がいっぱいつまってて、クールな表情も幸せそうな笑顔も写真のすべてから2人の愛を感じました。そして大切な人を失うこと。荒木さんの悲しみがあふれ出ているようで涙が止まりませんでした。お互いの感性を認め合い高めあっているようで理想の夫婦です。
ここには写真のすべてがある
夫人である陽子さんの写真を編集した写真集です。ここに見られるものは荒木さんの気持ち。陽子さんの心そしてお二人の「関係」です。この濃密ともいえる関係性こそ写真の持つ意味ではないでしょうか。小奇麗な写真を撮っていた自分が恥ずかしくなるほどの実直な記録の数々でした。愛しているもの、身近なものを撮る。ここにはそんな「写真」の全てがあるように思います。


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くちコミ情報
生きている人を愛する喜びを知る。
写真家・荒木経惟(あらきのぶよし)の愛した妻・陽子との新婚旅行から死までの赤裸々な日常生活から、生きている喜びと愛する行為の体感が伝わってくる素晴らしい写真集である。 天才アラーキーの写真には、エロチックなものを期待しがちだ。 でも、この『センチメンタルな旅 冬の旅』からは、男と女の存在がドラマチックに感じられる。 夫婦とは… 荒木は、妻・陽子の今・感じている・生きている彼女を撮り続けていた。 死の直前、午前3時15分、陽子さんが目をパッとあけた。輝いた。 ふたりの手を握る写真を見て欲しい。 この次のページ、彼女の言葉が心に染みる。 お葬式で写真を撮ることを、アラーキーから学んだ。 5年前、父の通夜、僕は写真を撮った。 お葬式の日、喪主だった僕は、写真を撮ることができなかったことが悔やまれる。 荒木経惟は、私小説的写真家の天才だ。
男女の形
この本にあるのは恋愛ではなく男女が一緒にいる一つの形だ。 男女が一緒にいればいろいろな形があり、それを記録にとればこの写真集は成立する。 ただ、男女の形の始まりから終わりまでを同じ視線で記録する、ということは荒木経惟でしかできない。それは理想ではなく、事実を現実を荒木経惟の視線により記録されただけのものでしかない。 写真を撮る事にはまってから良く分かることは、写真家が写真家であることは「視線」をきちんと持ち、ぶれないことだと思う。我々アマチュアはぶれてしまう。 「視線」が事実を名作にしている。
極めて濃厚
極めて濃厚な「写真集」。写真家としての私小説的。 これを一般的な「写真集」と言っていいのかどうか。「写真」とはとか「写真家とは」とか、まあ、いろんな思いが巡る「傑作」でしょう。
心が揺さぶられる
開く度に、切なくなる写真集です。 「撮る側」であるアラーキーは生きていて、 「撮られる側」である陽子さんが死に向かっているということ。 この写真集を開くときは、自分もまた「残されていく側」として ひとつひとつの写真を見ているような気がします。 「センチメンタル」という言葉がタイトルに入っているけれど、 アラーキーの写真家としての冷徹さも、強く表れている写真集でもあると思います。 初めて見たとき、「そんなところまで撮ってしまうのか」と衝撃を受け、涙が出ました。 最愛の人の死に対しても、アラーキーは徹底して向き合い、シャッターを押す。 写真家としての強烈な性のようなものに、心が動かされる。
涙なしでは見られない!
一時代を風靡した荒木経惟氏による「私写真集」。1991年発行。前年に亡くなった愛妻・陽子さんが病に倒れ、そして亡くなるまでの数ヶ月間を克明に収めた「冬の旅」と自費出版で発行され陽子さんとの新婚旅行(京都、柳川)の模様を収めた「センチメンタルな旅」(1971年)との2部構成になっています(前半が「センチメンタル〜」で後半が「冬」)。 この本の発売当初、「波」誌上で荒木氏と篠山紀信氏とが対談しましたが、徹頭徹尾「商業写真家」といえる篠山氏と、究極の「極私写真家」である荒木氏との対談など、はじめから成立するわけもなく、案の定、激突。この対談を機にしばらく両者の絶縁状態が続いたのは記憶に新しいところです。篠山氏は妻の死までをも商品化する荒木氏の姿勢に強い拒否感を感じたそうですが、荒木氏にとっては写真を撮る行為自体が彼の生き様であり、商品化云々以前の話という立場。篠山氏は確かに奥さんの南沙織を撮影して、世に問うたことはないですね。ところが荒木氏はたとえ撮影対象が愛妻の死という究極の悲しみであっても、写真家としての本能のおもむくままにシャッターを切り、記録として収めたところが「私写真家」たる所以なのです。 この作品を見て果たして荒木氏が愛妻の死を本当に商品化しているかといえば、もちろんそんなことはありません。もし、少しでもそう思えたら自分の感性をいま一度、振り返ってみたほうがいいかもしれません。淡々と日記風に語られるこの「冬の旅」ですが、底辺に流れるのは失われつつあるかけがいのない存在に対する慟哭の叫びであり、激情の発露以外の何ものでもありません。それでもひたすら感情を押し殺したかのように淡々と撮り進む荒木氏の心情を察すれば、涙なくしてこの写真集に接することはできません。いつ何時も表情を変えることのない愛猫「チロ」の絶妙な役者ぶりが、よけいに悲しみを増幅させます。私はこれほどの悲しみをたたえた写真集を後にも先にも見たことはありません。 幻の写真集と呼ばれた「センチメンタルな旅」では、ただハッピーな面ばかりが強調される新婚旅行というイベントに対して、人間が本来もつ本能的な面を赤裸々に写し込むことで、「本当はいちばん触れられたくない部分」を強烈に突いてきます。かなりズンときます。「冬の旅」と交互に見比べることで、さらなる無常観へと見るものを誘います。


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いい笑顔がたくさん
「幸福」をテーマに撮られた写真たちで、 登場するのはほとんど一般の人々、その場面も日常のワンシーンや 誰もが経験したことのあるような出来事の数々です。 どの写真にも人々の当たり前の姿が写っており 当たり前の生活の中に幸福があるということを実感させてくれます。 こういうあたたかい写真を真正面から撮っちゃうというのも、 アラーキーの大きな魅力の一つだと思う。 刺激的な部分はないかもしれないけれど 見たあとは素直に「良いな」と思えた写真集でした。
軽く明るい
「センチメンタルな旅・冬の旅」と比較して、この写真集は軽く明るい。 ただ、こういう比較をするのが適当なのかどうかよくわからない。 悪くない。 ただ、何か釈然としない。 どこかで無理をしていないか。
写真の説得力がなく言葉に頼っている
全体を通してどうしても、雑誌の企画という印象がある。 写真のラフさや雑な印象は荒木氏の写真にはつきものと言えるかもしれないが、 あとがきとして掲載されている亡き妻陽子さんを写した写真は、幸福を語るにふさわしい、素晴らしい写真たちである。 その素晴らしい写真と比較してみるとよりわかりやすいと思うが、本作に収録されている人々を撮影したものはその人個人を写したものではなく、幸福であろうシーンを切り取っているだけである。 誰でも思いつく、そして実現可能な、安易なものに思えてならない。 私は荒木氏を尊敬しているし、現在活躍中の写真家の中では一番好きな作家である。 だから評価もより辛くなってしまうところもあると思うのだが、陽子さんを写したように他人も写してもらいたいと切に願っているのだ。
とても幸せ♪
あまりにも幸福な写真ばかりで、胸が一杯になりました。。☆(*^▽^*)☆ 見ているこちらが恥ずかしいくらいの写真だったり、懐かしい光景だったり、ちょっぴりセンチになって涙が出そうになったり・・・。 いろんな幸福の一部だけど、素直な幸せがココにはあります。 見ているうちに、世界中の人がみんなこんなに幸せならいいのにナ・・と思わず考えてしまいました。 とてもとても幸せな気分が味わえる一冊です。。。 よかったら、皆さんもちょっとめくってみてくださいね〜♪
幸福な写真。
荒木経惟氏が、ついに到達した「幸福写真」の境地。 写真を撮る事が、「反社会的」行為となりつつある日本において、 被写体とカメラマンとの間の信頼がいかに大切かを しみじみと教えてくれます。 「照れずにマジメに、幸福写真。  これまで照れくさくってできなかったけど、  そろそろ始めなくちゃネ」幸福写真-p6より引用- そうだ。私もささやかに始めようっと。



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くちコミ情報
静かな気持ちで
エロスの写真家という世間的な評価とは別に、非常に静謐で美しい写真集です。 不思議に、猥雑なシーンを切り取っていても、そこには穢れがない。 どこかで見たような景色ですが、これはまぎれもない芸術家の目を通した、芸術としての風景です。だからどこにもない。天才アラーキーの心の中にしか存在しない「美」の世界。 それをこうしてカタチにして見せてもらえるわれわれは幸運です。 亡くなった方のポートレイトがいくつかあります。 写真ではこんなに力強い目をしているのに、すでに死者であるという悲しい事実。 やがて彼ら、彼女らと再開する日にアラーキーは何を思うのでしょうか。 これほど清潔な写真をどうして世間がエロエロいうのか本当に不思議です。
陰影が良い感じです。
世間的な評価とは別に、撮影の対象によっては、嫌いな写真もあります。 でも、この作品集は好きです。 ずいぶん前に、友達に譲ってもらったのですが、いまでも良く眺めてます。
「写真はフィクションであり、登場する人物はすべて架空のものです」
まぎれもないなあ、と思う。これくらいまぎれもない人は珍しい。荒木さんの写真はどれを見ても一発で荒木さんだとわかる。ふしぎなもんでさ、漫画家の場合、絵は見れば一発でわかるじゃない、誰の絵だって。写真だとそうはいかないのはどういうわけか。でも、荒木さんの場合、すぐわかる。このまぎれもなさは、どこから生まれるのか? ひとつの答えは「反復」にあるんだろうか、たぶん。「続けるというか、反復なんだよね。反復というか、アタシのは往復というか。だって、ずーっと二、三時間いても飽きないんだよ。信号待ちの群衆たちを、もういっくら撮っても飽きない。『雑踏の中のあなた』とかさ。それから地下鉄に毎日乗って、毎日撮って、よく飽きないでやってるねって。おもしろいんだもん」。大部分の人間は、群衆を見ることに飽きる。飽きて飽きてしょうがない。群衆というひとつの塊として見ているからだろう。荒木さんは、あくまでも、それを個々の人間がたまたま集まった状態として見るのではないか。するとそこに含まれる変化の可能性は驚くべきもので、一つ一つの顔が「顔」としての存在を取り戻す。そんな個別性の感覚、そして一期一会の感覚が、荒木さんの写真をつらぬいているように思う。たとえば笠智衆を撮って、こう書き加える人だ。「極上の笑顔。『こんにちは』と『さようなら』を同時に撮る。」すべてのものにこんにちは。すべてのものにさようなら。そのつど、そのつど。ご自分の父上母上の遺骸の写真をここに含めざるをえない、そういう人だ。荒木さんと個人的につきあいがあるわけではないが、荒木さんが将来亡くなったとき、ぼくは泣くだろうな。これもまたすごい本です。
お気に入り
何度見ても飽きない写真集です。 両国で初めて荒木さんの写真展を見て、感動して買ったこの本ですが 買ってよかった・・・暇があれば眺めてます。 今までの偏見(たんなるエロ写真家、的な思い込み)が吹っ飛びました。 それは素敵な写真たちです。
写真は過去を進行形にする
 こうやってアラーキーを通史的に見ていくと、きっとマスイメージのアラーキーって80年代以降なんだろうなぁって思う。いわゆる「写真時代」周辺。あるいは陽子さんとチロ。まぁ俺の年齢もあるけど、正直、電通勤務時代の太陽賞受賞「さっちん」の60年代なんて、今のアラーキーからは想像出来なくて。そういう意味で、今回の写真集の特に60年代、70年代あたりのお蔵出し作品は俺にとっては「裏アラーキー」というか「アラーキー前史」というか、すごく新鮮だった。あらゆる実験、試行錯誤の跡が見えるよね。“天才アラーキー”って表キャラとは違った部分がそこには覗いていて。コーネル・キャパに言われたという「正直すぎる写真家」って荒木経惟評は正鵠を射ている。写真がほんとに好きなんだってパッションと、ピュアな部分と。一見、スキャンダルで偽悪的なんだけど、アラーキーの写真って一面的じゃなくて両義的なんだよな。生と死。日常と非日常。邪悪と無垢。偽装と真実...矛盾を抱えてる人間、あるいは都市そのものをフレームに切り取っている(もちろん「見せたいものを見せる、見せたくないものは切る」ってフレーミングはあるにせよ)。写真もいいけど添えられたアフォリズムもいい。「写真は過去を進行形にする」「都市の遺骨を捜し歩いて、カメラという骨壷に入れる」「偶然出会うことが重要だね。探すのではなく、向こうからくる。子どもも、女も。向こうからやってくるね」...この1500円、お得過ぎます。
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