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【くちコミ情報】
「君、あしたのジョーの丹下段平役をやってくれないか。」
K−1、PRIDEの登場やプロレス団体の乱立と相まって、新しい格闘技が次々に生まれる昨今、半世紀もの間、関わってきた格闘界の裏の顔(御意見番)である著者が、現在の格闘技界や往年・現役の格闘家について述べられている。 プロレス界の第一人者・アントニオ猪木、 K−1MAXで因縁の対決を深める魔裟斗と小比類巻、 またボクシング界の話題を独占する亀田一家や昨年(06・8・2)行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチで世間の物議を醸したファン・ランダエダ戦や亀田興毅に対する評価、 北京オリンピックに向けて、プロの格闘家からアマレスに転身した山本“KID”徳郁、 ハッスルポーズで人気を博し、プロレス団体“ハッスル”で観客を魅了し続ける元柔道家・小川直也、 グレイシー柔術を世に知らしめた400戦無敗の男・ヒクソン・グレイシー等々、錚々たる格闘家に対する著者の思いが込められている。 個人的には、『あしたのジョー』の実写化にまつわる挿話が面白く、著者が六本木のバーでビートたけしと出食わして、映画の話などに花を咲かせた後、著者が、 「君、あしたのジョーの丹下段平役をやってくれないか。」 と水を向けた後のビートたけしの反応や 今をときめく映画監督の三池崇史(著者とは友人にして空手の弟子)とよくその話になると「ぜひ、撮ってみたい」と言ってくれるなど興味をそそられる内容で面白かった。 あと、当時土俵上で快進撃を続ける横綱・朝青龍の祝賀パーティーに招かれた著者が、乾杯の発生前の来賓挨拶でいきなり指名されて間誤ついた事や 大相撲からプロ格闘家に転身後、黒星街道を続ける元横綱・曙を不甲斐なく感じていた著者が朝青龍に 「どうかね、朝関。ぶちかましとか、喉輪、上突っ張りの速攻をほかの土俵で試してみたいとは――」 「あ、いえ。自分は相撲に命を懸けてますんで」 と著者が言い終える前に慌ててかぶりをふる朝青龍とのやり取りが面白かった。
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カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
梶原一騎の「絶頂と崩壊」を傍で観察した、貴重な作品
魅力的な数々のエピソード。 著者ではないが、思わず、ハーパーのソーダ割り(ハイボール)を飲みながら、話の行間から2人の青春時代を、いろいろ想像したくなる、ソフトで哀愁漂う、作品に仕上がっている。 石原兄弟を目指した梶原と真樹兄弟。一方は、いわゆる成功を収める。しかし一方は、しばし絶頂を極めるがその後の転落の方にしか、若い私には記憶がない。私は若い頃に、巨人の星をテレビで見、タイガーマスクと明日のジョーに憧れ、空手バカ一代を見て、空手を習い、そして空手地獄篇を見ながら、物事を見る目に暗さを持ち、男の星座で、幼少期の梶原を知った。まさに私の青春そのもの。しかし、まぜ石原の方が人気があるのか全く理解できなかったものだ。 一般受けする「華」がないからかもしれない。私はその一般受けするものに興味を持てない変わり者かもしれない。もしくは、人生の「味わい深さ」を感じさせるもにしか興味を持てないのかもしれない。 真樹氏の文筆には、過ぎ去った自分の青春時代の記憶の断片に、色づかいと懐かしい音楽を織り交ぜるかのような、ソフトタッチな文才がある。私は、この本が好きだ。そして人間として、負の部分もあり、正の部分もある、天才ではあるが、全く完成されていない梶原という人物を好ましく思う。そんなノスタルジックな気分にさせてくれる本だ。
歪んだ兄弟愛
本書は実弟・真樹日佐夫から見た兄・梶原一騎への兄弟でしか分からぬ光と闇の部分を如実つづったエピソードや思いを描いた力作であるが、正直、一読者の私としてはその内容に首をかしげざる点がいくつかある。 特に後年、狂気の時代と称される兄・梶原一騎に対し、弟の立場から見てその物議を醸す言動に多少苦言を呈するもそれ以上は何も云わず、極めつけはクラブホステスに対する暴行の時もその場に同席し、著者自身兄の異変に気づきながらも事態が悪化するまで何もしようとせず(著者自身が他の人同様、兄に臆していたというならともかく)、 兄の逮捕の一因として篤子夫人の所為にしたり、警察の別件逮捕を問題にしたり、逮捕時のアントニオ猪木や大山倍達のコメントや単行本を絶版にした出版社、また兄の葬儀や忌日に一度も訪れなかった漫画家の態度を責めるなど些か著者の偏見が多過ぎるように思われる。 梶原一騎に関する他書や雑誌、インタビュー記事を読んだ上でどう冷静に判断しても梶原一騎の物議を醸した言動が一番の問題であり、そのことを非難せず、他者を非難するならば身近にいながらその言動に事実否認・現実逃避をしていた著者自身がまず一番に反省すべきではないかと思われる。歴史にIFはつきものであるが、もし、著者自身が『あしたのジョー』の丹下段平のような役割(不良行為を行っていたジョーに丹下段平が泣きながら叩きのめし警察につき渡す場面)を果たせることが可能であったなら梶原一騎の後半生や風評も大きく変わったかもしれない。 些か厳しくコメントさせて頂いたが、一番痛切に感じているのは最後まで身近で見守っていた著者自身に他ならないと思う。
兄貴とは梶原一騎のこと
梶原一騎について興味のある方は、読んでも損はないでしょう。
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| マッキーに訊け!―真樹日佐夫のダンディズム人生相談
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【くちコミ情報】
痛快な人生相談
梶原氏の実弟であり空手界から芸能界まで幅広く活躍している真樹氏の人生相談。 「格闘Kマガジン」の連載を纏めたものであり、各質問に対して紙面の制約があってか具体的な回答になっていないものも多いものの、真樹氏の大胆、かつコミカルな回答に惹き込まれ一気に読み終えた。 空手の質問も多かったが、それ以外の質問(不倫や恋愛)も多く、格闘家としての真樹氏の信念をもっと知りたかったという部分はあるが、関根勤氏との対談などが面白かったので、一読の価値はある。 なお、何箇所かに誤植があるが、ご愛嬌ということで…。
前代未聞の毒舌本!(笑)
格闘技系のエッセイ本かと思いきや半分は全然関係無い『人生相談』みたいな内容が・・・。マッキーの無修正の毒舌はかなり笑えます(笑)格闘技にはあまり興味が無い方でも十分楽しめる内容です。
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