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カスタマーレビュー数:4
【くちコミ情報】
素晴らしいがやや物足りず。
3人の有名な教授による共著だということで購入してみたが、自分的には少し物足りなさを感じた。本の内容は学部レベルを超えておらず、脳科学を専門にする人にとっては耳に胼胝な感があった。ただ、この本の価格と一般向けに書かれているという点を考えると、買って損は無いように思う。脳に少なからず興味のある大学生にお薦めします。この本の良い点は脳というひとつの対象をMolecula ,Systems,Computationalというレベルで多面的に紹介していることだと思う。
入門書としては最適
著者らの名前を知らない人はほとんどいないくらいの超一流の先生方による啓蒙書。さすがに超一流の先生方の話はひと味もふた味も違う。むずかしい数式や記号がまったくない。それでいて今日までの脳研究の一通りの研究を解説している。これこそが超一流の証明であろう。素人でも安心して読める。ただ興味を持った読者が次に何を読めば良いのか、簡単な教科書レベルの文献を挙げておいて欲しかった。
専門の人にはやや物足りないかも
甘利先生、利根川先生、伊藤先生と、この3人の名前を知らない脳科学研究者は世界にはまずいないでしょう、というくらい有名な先生方の本です。その著者陣の豪華さから迷わず手にとって読んだのですが、脳についてある程度詳しいことを知りたいという人にとってはやや物足りないかもしれません。 内容としてはいわゆる脳科学の知識をまとめたもの、というよりは、気楽に最近の研究成果や脳研究の流れをつづったもの、という感じです。伊藤先生は小脳、利根川先生はノックアウトマウス、甘利先生は数理脳科学と、どちらかというと専門的な分野で狭い範囲の話を取り上げているので、読む人の好みでわかりやすさ・興味の持ち方は大きく変わってくるかも知れません。ただ、脳初心者が安心して読めるようにとてもやさしく書いてあり、読んですぐ理解できるいい本です。
減★1つは、素人としての慎みのつもりです
気持ちとしては★5つなのですが、生理学や化学や医学の分野に素人なので、門外漢の「慎み」として★4つにとどめます。専門家の方々のコメントをお聞きしたいところですが、私としてはあくまで素人なりの感想として、レビューを投稿します。 内容は理化学研究所が主催した脳科学に関する連続講演をもとにしているようです。甘利俊一氏、伊藤正男氏、利根川進氏がそれぞれの立場から、脳科学のこれまでを振り返り、展望を語ります。 やはり印象深かったのが、小脳研究で著名な伊藤先生が担当された章。個人的にはパーセプトロンに対するミンスキーらの批判や、バックプロパゲーションについてもう少し立ち入ったコメントも欲しかったところですが、紙数(講演時間?)の制限もあったでしょう。それでも小脳のシステムについてザックリとした、きわめてクリアーな説明が読めます。 記憶に関する利根川先生の章も刺激的です。ただ、素人なりの感想を言わせていただければ、利根川先生の記憶論は実験方法の鮮やかさには強烈な印象を受けるものの、大きな新しい理論的枠組みを提示する内容ではないので、やや現場からの実況中継のようにも思えます。 甘利先生に関しては、オーガナイザーというお立場だからでしょうか、ご専門の数理的な理論そのものに深く立ち入ることなく、総括と展望に留まったところが、やや残念でした。 しかしこういうものを読むと、哲学者たちのコネクショニズム話を読むのが辛くなります。科学の強みを再確認しました。
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