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東野 圭吾
¥ 1,050(税込)
在庫あり。
ジャンル内ランキング:804位
カスタマーレビュー数:315
【くちコミ情報】
純愛…
すべての本において言える事ですが、読む人にとって物語の捕らえ方は分かれると思います。 特に『白夜行』では賛否が分かれるようです、この本を私は2回読みました、張り巡らされた伏線と点と線で結ばれていく真実、醜い犯罪、二人の過酷過ぎる過去、男は『昼を歩きたい』と語り、女は『太陽などなかったとただ太陽に代わるものがあった、それで十分だったと』語る、確かに二人の愛は歪んでいたかもしてないが純愛である事には変わりはない、本当に愛し合っていたからこそのラストだったと僕は思う。とても読みやすいが、伏線を見落とさないように集中して読む必要がある、3度目を読むときはまた新しい発見があるかも。
作者の思いは…その先。
氏の作品は全作品読んでいるが、ほとんどの作品で、日常では忘れている(または感じる機会が少ないのだが)感情を思い起こさせてくれる。 あくまでも私にとってはだが、至る所で哲学・道徳・倫理・本当の正義とは?など、素人の私には表すことのできない気持ちを見事に言葉にして表してくれる。 スパイス的な軽いものでは無く、重いものが多い。そこが、言葉は悪いが他の薄っぺらい作家達とは違うのだと思う。 以前読んだインタビューで東野氏は『作品は世に出した後は自分のものではなく読者のもの。』と話していて、だからこそ読者がどう感じようと、それぞれ自由でいいのだと言っていた。うまく表現できないが、逆説的にそれこそまさに東野氏が狙っているところであると思う。何が逆説的かというと、レビューのようにこの作品を読んで、単に不快だとか気持ち悪くなったとか、読後感が悪いとかいう気持ちになった人。ただ読んだだけではそれだけの感想なのかもしれないが、そこから先が作者の狙うところなのではないか。読者をそういう感情にさせるのは当然作者の狙うところであって、そこから心ではなく頭で深く感じてほしいのだと思う。 素人の私には全くうまく伝えられないが、とにかくただ感情だけで読むものではないのだと思う。 愛のない夫婦や、愛のない少年、愛のないそんな人間を多く描く作者自身はめちゃくちゃ愛に溢れていると思うのだ。だから私は東野作品が好きなのだ。
尊敬しちゃう。
オイラは、こんな文庫本なんて自分が読み終えられると思っていなかったけど、なぜか買ってしまい そして、2日で読み終えました。 何かに取り憑かれる様に読んでしまったのです。 傑作と言わずして、なんと呼べばいいのでしょうか? 物語のドコドコがこう面白かった、とかそんな小難しい事は言えないけど、とにかく面白かった。 問答無用に★五個です。
暇つぶしに最適
世阿弥の有名な「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」を実行した小説。 東野が読者に想像させるのは「白夜」に対する(他の方も書かれた)「極夜」、つまり描かれていない亮司と雪穂そして二人の心。 読者の想像力頼みの小説だから、当然評価は両極端に分れる。 最も想像力を発揮したのは、勿論ドラマ化の脚本を書いた森下佳子。 そして森下が描いたドラマが、多かれ少なかれ読者の想像する「極夜」に影響を与える事になり、東野もその影響を認めたと解釈していいだろう。 ドラマ化の許可を与えたのは東野自身と考えて間違いないだろうから、森下が描いた「極夜」は、少なくとも間違ってはいないという事だ。 内容は、少なくとも『セカチュウ』より断然面白い。多くの方が書かれた様に一気に読ませる力がある。 だが、東野の日本語に綻びがあり意外と目立つ。笹垣刑事と亮司との最初の出逢いの場面で早くも東野の集中力が切れている。 1973年を舞台にしているのだから、亮司の描写になぜ「暗さ」の代わりにベトナム戦争の写真を使わなかったのだろう? そして目に不快な日本語が所々現われ、終盤、篠塚一成が笹垣刑事と出逢う時、笹垣の声の描写に「粘着質」が出た時にはこの本を投げ出したくなった。東野は素人か? もう一つの欠点は19年の重さと長さと深さが表現されてない。このため亮司と雪穂が犯した(と思われる)犯罪の重さも弱くなっている。19年を象徴するのが笹垣刑事で書き込むのは可能だが、そうすると笹垣が必要以上目立ち他の物語になる。 この矛盾を解決したのが森下脚本家でドラマの方が遙にいい。 また鋏の使い方も弱い。切絵の船と共に物語が出帆し、命を断ち切り物語が終わるだけ。 暇つぶしに最適な本にすぎない。
長い…けど読みやすい
ドラマの再放送を見て、 あらためて原作を読んでみたいと思い、 早速読みました。 850ページ以上あって 分厚すぎて読んでる最中も手が痛くて大変でしたが、 皆さんがおっしゃるようにかなり読みやすくてスイスイ読めました。 雪穂と亮司の心理描写が全くない、というところがドラマとは違って良かったです。 けどドラマを知る前に読んでいたかった…。
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【くちコミ情報】
一気に読みました
著者の作品ということで読み始めたものの、爆弾、拳銃と苦手なキーワードが出てくるので、リタイアしようかと一瞬思ったけど、やめないでよかった〜! 一言、おもしろかったです。いやな気分にもなったけど、起きている事件の割りに登場人物たちの言動に見え隠れするすがすがしさに伊坂幸太郎作品らしさを感じました。ページをめくる手が止まらず、一晩で読み終えてしまいました。
漫画的娯楽作品
知人からの強いススメがあって、遅ればせながら読みました。 時間軸が交錯し、登場人物もかなり多かったので、最初は入り込めなかったけれど、 中盤以降は先が読めない展開、間一髪な場面の連続で、一気に読み終えました。 話の展開が若干強引ではあるが、そこが劇的で面白くもある。 ただ、おや?っと思うような苦しい設定もところどころにあるので、 まぁ、その辺は目を潰れる心の広い読者なら、ばっちり楽しめます。 ただ、映画化は微妙かも…このストーリー展開を実写化するのは難しい気がする。 いっそのこと、アニメで作ってみてはどうだろう?と思った。 展開が漫画っぽいし、その方が原作の世界観を損なわずに表現できそうなので。
こんな作品が最上のミステリーだとされている日本の出版業を愁う
仙台市内で金田貞義首相が暗殺される。容疑者として浮かんだのは青柳雅春という男。しかし青柳自身には全く身に覚えがなかった…。 伊坂幸太郎には「アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)」の時に痛い目にあっているので、少なからず及び腰ではありましたが、本書が山本周五郎賞や『このミステリーがすごい!2009』第一位を獲得するほど評価の大変高い作品だと聞き、思い切って手にしてみました。 しかし今回も私は満足することができませんでした。 本書はまず金田首相暗殺の真相を追う物語ではありませんでした。 JFK暗殺事件におけるオズワルドの立場に重ねて描かれる青柳の逃走劇は、逃走そのものに終始していて、その背後にあるはずの巨大な陰謀の真相が明かされることを期待すると肩透かしを食らうことになります。 では青柳の逃走話自体に手に汗握る興奮を味わえるかというと、私はまるでダメでした。 この主人公に同化して物語の中を疾走することができず、常に彼の斜め上あたりからその姿を眺めながら伴走するといった思いに終始して、どこか他人事にしか物語を見つめることができませんでした。 青柳が逃走途上で出会う人々は、どうにもご都合主義的に現れては消えていくばかりで説得力がありませんし、その人々のことごとくが、そろいもそろって軽佻浮薄なしゃべりかたで単調です。 主人公の内面の描き方も薄味で、共感できるような人間臭さは垣間見られません。 全体的に肉付けのない、物語の骨と筋だけを延々と見せられる思いがしました。 さらにいえば、この著者の日本語はワープロの悪い癖で、日常的には使わない漢字表記がルビも伴わずに頻出します。また読点の打ち方も過剰で、日本語の流れがたびたびさえぎられて大変わずらわしく感じました。 文章にもプロットにも練りこんだ跡が見られない、粗雑な作品をつかまされたという苦い思いばかりが残りました。
「だと思った。」
伊坂作品は今までに、「魔王」「アヒルと鴨のコインロッカー」「オーデュボンの祈り」を読んでいる。 個人的な印象としては、その良し悪しは別として、非常に凝った構成の、決して読み易くはない小説を書く人物だと思っている。 ところが、まずこちら、非常に読み易い。 展開もスピーディで、魅力的なキャラもたくさん出てくる。 で、なぜこの評価なのかと言うと、ここまでのページ数を費やし、一体何を訴えたかったの?という物足りなさを覚えてしまったから。 エンターテイメントに徹したのだとしたら(と説明に書いてあるが)、今までにもっと面白いものをいっぱい読んできている。 それと、読みにくくはあったが「アヒルと鴨のコインロッカー」にはあった、彼特有の持ち味が、万人受けの読み易さと引き換えに、失われてしまったように感じたのは私だけだろうか。 ただ、「だと思った。」と、ロックな先輩にはグッと来た。 でも「アヒ鴨」のがずっといいと思う。 こちらの作品が気に入った方には、是非これまでの彼の作品にも触れて欲しいと思う。
伊坂さんの作品は好きですが。
今回は、騒がれている程夢中にはなれず、読むのに苦労しました。 好きな作家さんなので、何とか最後迄読みましたが、疲れました。
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【くちコミ情報】
伏線はさすがです
「彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった」 というわくわくするようなオビの文句に期待して読んでしまうと、 ちょっと内容とそれとが違っているのではないかな、と思います。 私はなんといっても動機に納得ができませんでした。 伏線はうまいな、と思うし犯人は意外性があるかもしれないけど、 意外性を求めるあまりにそれ以外が少し無理矢理な感じがします。 でも、続きが気になって一気に読めます。 あれれ?と疑問に思うところがあっても、きっと後で説明されるに違いない! と私は考えていたので、読んでいるときはとても楽しかったです。 すごく期待しながら読んでいた分、 犯人の動機へのがっかり度が高かったのかもしれません…。
始めて読みました
東野氏の作品はこれが始めてです。この作品は、一応読ませますし決してつまらなくはありません。が、内容に乏しい感じがします。兄弟の生きてきた過去なども、わざと曖昧にしたかったのでしょうか。 一番気になったのが「あたし」。妹が兄弟との会話で「あたし」はいいけれど、一応お坊ちゃんをひっかけたりそれなりの学があるように見せるなら、「わたし」でしょう。それだけで良い所のお嬢さんにはまず見え(思え)ないです。 それと、これだけハヤシライスが登場するのに、ハヤシライスを食べたいと全く思いませんでした。池波正太郎や村上春樹などは、読むそばからお腹が空いたり料理や飲み食いをしたいと思うのですが、今回は全くそれがなかったです。この作者はあまり料理をしない(もしくは好きではない)のか、私の感性が彼に合わないのかのどちらかでしょう。 それは兎も角、他のレビューを見ると東野氏本来の面白さは少ないようですので、違うものを読んでみようと思います。
全ての東野を・・・超えてない
個人的意見としては色々な要素を詰め込めすぎて一つ一つに重みを感じることができませんでした。評判のよかった作品のよいところを詰め込みすぎて、深みをなくしてしまったのではないでしょうか。以下気になる点 ・過酷な境遇を経験した割には妹の精神状態が普通すぎ、どこにでもいる小悪魔な女子高生が成長した位にしか感じられませんでした。相手の男性ともただの一目ぼれ、(男性側もだが) ・事件のトリックに伏線が足りないのでは?犯人も意外すぎです。普通、犯人や犯行動機が判ることで、これまで書かれていた内容に深みがでるのだが、その流れを壊しているように感じました。 もう少し、一つの内容を煮詰めて書いてくれたほうが私は評価できます。私の好きな『手紙、秘密、トキオ、どちらかが、変身』など魅力ある作品が再びでてくるのを期待しています。
ハヤシライスが食べたくなります
読みやすくて寝食忘れるほどに読みふけりましたが、途中「?」という違和感あり。 3兄妹が詐欺に手を染めるようになった動機がいまいち。 彼らは施設で育ち、恵まれない環境のなかでも肩を寄せ合って生きてきたのだろうけど、 そのへんの苦労話がまったく描かれていない。 彼らには燃えたぎるような復讐心や苦労をくぐり抜けてきたハングリーさがあるはずなのに、それを感じない。 3人が詐欺に手を染めるようにまでなってしまったことに同情もさほど感じず、3人の復讐心にのっかれなかったのはそのせいだ。 そのへんをもう少し丁寧に書いてくれればずいぶん違っていたはずなのに残念です。 3人が犯人と思って追い詰めた相手との直接対決のシーンまで手に汗握る。 でも、そのあとに訪れるどんでん返しの真実をこんなにあっさりと描いちゃうなんて反則でしょう。 復讐の最大の障害になる「妹の恋心」もうまく生かしきれてない。 もっとシーの胸が苦しくなるような葛藤を見せてくれないと・・・。 彼らのこれからの生き方・・・希望が見えるような結末にはなってるけどこれで良かったのかなぁ。 面白かったけど、後半になるにつれて尻つぼみ。 「白夜行」のようなゾクゾクするような東野圭吾にはもう会えないのでしょうか・・・。
ありえない設定
登場するある夫婦が、現在はいかにも所謂セレブらしく暮らしている・・・経済的にも精神的にも・・・という設定に無理があります。 人間、大人になってからの十数年でそうは変われません。 しかも、夫婦揃ってというのはあり得ない。 もし、この本が初めて読む東野作品だったら、もう二度と手に取らなかったと思います。
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【くちコミ情報】
これ、プロの作品ですか?
そうですか、同人誌かと思いました。 絵はキャラの書き分けが出来ておらず、原作にあるような際だった個性が感じられない。 物語は大事な心理描写を大胆にカット。ありえない。 小説を読んだあと目にとまり、手に取ったが、時間の無駄でした。 これを読んで小説を読む気を削がれたら、それこそかわいそうだと思った。
頑張ったけど買う価値があるかなあ?
あまりの作画の酷さに”二次創作同人誌”かと思いましたw しかし同人誌にしては安いので★3つ。 白鳥をあんな風に描くなら、パタ●ロの絵で見たいとも 思ってしまいました。桐生先生も全然、全く、ちっとも鋭い桐生先生 じゃないです。致命的にキャラクターの描き分けが出来ていません。 ほめるとすれば、ストーリーのまとめ方がきれい。 絵が残念なのが本当に残念です。 外科医の象徴となるペアンやメスはきちんと描いて 欲しかったと思います。ペアンやメスなんてそんなに高いものでも ありませんし、カタログなら手に入るはずです。
映画に期待
原作が良かった分、正直がっかりしました。 原作では 犯人も殺害方法もわからない緊迫した状況と 白鳥のぶっとび方が印象的だったんですが、 コミック版ではどちらもうまく表現されていません。 作画、構成ともに質が低く、あらすじがわかる程度。 コミック版で「チームバチスタ」に初めて触れるひとには これが「チームバチスタ」とは思ってほしくないです。 原作を読むことを強くお勧めします。 個人的には「医龍」の乃木坂太郎に書いてほしかったです。
読みやすかったです
素直な画風で、読みやすかったです。 原作でもアニメキャラの白鳥。 コミックになっても、他の登場人物とは違う、独特なキャラで登場しています。 原作に則して、ストーリーが展開しているので、時間のない方は、こちらで楽しむのもいいですね。
悪くはないけど。
原作がズタズタになっていない点はいいですが、迫力に欠けます。原作の小説を読んだ方が断然おもしろいです。
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科学小説??
著者の作品で白夜行などの人間ドラマが好きな人には、はっきり言って不向きな作品。 ただ単に事件があって、それを化学で解明するというだけで事件の背景や犯行の動機などにはまったく触れていない。私のような科学に無頓着のひとには「ふーん」で終わってしまう作品だった。科学好きな人にはいいのかもね。
科学と推理小説の出会い
街中で突然起こる人体発火、 池で発見される人間のデスマスク、 心臓が腐った変死体、 海上で噴き上がる火柱、 幽体離脱による透視、 全5編を収録した短編集で、 ドラマや映画にもなり有名になったガリレオシリーズの第一弾。 物理学の現象や応用トリックを軸にして展開されるミステリーは 展開も論理的で極めて面白く、 科学と推理小説を融合させることによって ハウダニット的な面白さが非常に際立っている作品。 核となっている現象やトリック自体は それほど聞きなれないものではないので、 身近で理解しやすくなっている反面、 意外性にはやや欠ける。 それでも、科学と論理を軸にしてここまで楽しめるミステリーは珍しいと思う。 とても面白い推理小説です。
さっと読むには良い本
【GOOD POINT】 @短編で読みやすい。 1ストーリーがちょうど良い長さだったので、 集中できるまとまった時間がなくとも、さらっと楽しめる内容でした。 【BAD POINT】 @犯人が誰なのか・・・と考えるどきどき感に欠ける。 最初から犯人らしき人を話の中で作り上げ、 実は違いましたーこの人です!!という話の構成。 しかし、あまりにもわざとらしく表現してあるため、 「実は・・」が実はではなくなり、最初から犯人が提示されてしまっているような印象でした。 犯人がわかっている上で、 その人がどういう犯行をしたのか、確認していくような感じ。 それも1つの書き方としてありなのかもしれないが、 私自身はあまり楽しめませんでした。 Aトリックが想像しにくい。 このシリーズのコンセプトでもあるので、 この部分をBAD POINTとしてあげるのは、検討違いのような肝しますが・・・ トリックの部分が全部、科学的な反応から起こるもので構成されているので、 読んでいても、 「こんな反応あるのねー」で終わってしまいました。 理系知識の乏しい私には、 話の伏線からトリックを想像できなかったので・・・。 B登場人物の持つ心理状況が少し短絡的に感じました。 なぜ犯行をおこそうと思ったのか、 犯人と被害者間での関係性が、ありきたりなものに感じ、 あまり物語としての深さは感じませんでした。
ドラマを見た方でも・・・
「原作を超えるドラマはなかなかできるものではない」というのが自論だ。しかし、ドラマを気に入りすぎてしまった場合原作を読むとがっかりしてしまうということもある。本書を買う前に迷った理由はまさにそれである。しかし、そんなことはいらぬ心配だった。 ドラマとはガリレオこと湯川学の相棒が違うだけだと思っていた。しかし、そうではなくて事件の背景や動機などかなりの部分がドラマと違っていた。しかも、ドラマと比べても遜色ないくらいに面白くて、「さすが、東野圭吾」と思ってしまった。それと同時にドラマ版及び映画の脚本家・福田靖さんにも感心してしまった。この作品をあそこまでのものにしたことはすごいと思う。 ドラマ版をみて読まない人は多いと思うので、そのような人はぜひ読んでほしい。ドラマと同じくらい素晴らしいし、また違うガリレオを見ることもできます。 余談だが、湯川学のモデルが佐野史朗というのには驚いた。福山雅治と佐野史朗を想像して比べると、失礼ながら思わず笑ってしまう。
私なら、
刑事である草薙の同級生で、帝都大学物理学助教授湯川の活躍を描く短編集です。人間が発火する怪奇を科学的に捉える「燃える」、デスマスクをめぐる顛末「転写る」、心臓だけが壊死する現象を追った「壊死る」、シーズン終わりの海岸で起こった爆発の背後「爆ぜる」、幽体離脱現象を扱った「離脱る」の全5編です。なかでも私が気に入った事件はなんといっても登場シーンになる最初の「燃える」です。人体が発火する様が、またその仕掛けと、仕掛ける側の心理がなかなか良い描写でよかったです。さらっと読めるうえに短編集ですから、かなり読みきりやすいですし、もうすでにテレビドラマにしているかも知れませんが、映像化されることを望んでいるかのような展開と描写でした。しかも巻末の解説によると、作者が実在の人物を頭に描いて書かれたようで、物理学者の湯川先生に佐野史郎さんをイメージした探偵役としての物語にしたかったようです。 テレビドラマ的といえば、とてもテレビドラマ的なつくりになっていて、被害者の心情を伺ってみたり、物語の進み手である刑事草薙目線にしてみたり、とても上手くドラマタッチに仕上がっています。その分、多少はしょる感じは否めませんが、主人公である湯川はとぼけた感じもだせている上に、かっこいいのでまさにテレビドラマ向きと言えます。キャスティングを考えるだけで楽しめそうです。白衣を着ると誰でもかっこよくなってしまいますが、私なら佐野さんも良いですが、年齢や助教授という肩書きを考えて今ならミッチーさんにやってもらいたいです。2枚目も3枚目も出来る役者さんですし、割合ベタな演技が求められますし、向いているのではないでしょうか? ただ、ちょっと気になったのはなんで急にガリレオというニックネームになったのか?です。後半急に命名されていて謎です。 さらっとした気分転換にはもってこいの本、ミステリの謎に比重を置かれる方に(つまり謎解きのスッキリさよりも、謎の謎さ加減により興味のある方に)オススメ致します。
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【くちコミ情報】
はあ・・・
こういうの書いてるより、ミステリを書いてください(泣) その時間で別のもの書けると思えば、もったいないです。 東野氏の作品、大好きなので100%読んでます。エッセイとかこういうのって面白くないのは十分承知して、それでもつい期待して読んでしまいますけど(泣)それが出版社のねらいなんでしょうけどね。ため息でます。
東野氏のエッセイは...
東野氏の作品はほとんど読んでいますが、本人も文中で書いている通り、東野氏のエッセイはどうも面白みが足りないと感じてしまいます。 ちなみに、「あの頃僕らはアホだった」は、共感する部分が多く面白かったですが、それ以外のエッセイは、本書も含めて今一歩ですね。 トリノオリンピックを観戦し、冬季五輪の各種目に対する東野氏の思いを本書を通じて読者に伝えようとしているようです。 それにしても、直木賞受賞直後に、このハードスケジュールをこなして取材をした気力と体力には感心します。
トリノオリンピック観戦記
本書は、冬季五輪であるトリノオリンピックについて、単にひとりの観客として見たことや感じたことを書いた本にすぎないように思います。結構冬季オリンピックに思い入れがある人なんだなと思いました。 冬季五輪は、アイスホッケー、スケート(スピードスケート、フィギィアスケート、ショートトラック)、スキー、スノーボード、スケルトン、リュージュ、ボブスレー、バイアスロン、カーリング等ありますが、フィギィアスケートやスキーのジャンプやスピードスケート以外はなかなかテレビで見る機会がない。マイナー競技は以下のスパイラルに陥っているように思う。 競技に触れる機会がない、またお金がない →やろうとする人がいない →底辺が低いので、成績が、素質という偶然性に左右される →成績がいい時は、いい選手が集まるし、資金も多く入るかもしれないが、成績が振るわないときは、いい選手がなかなか集まらないし、また資金が入ってこない。 →成績が悪いと競技に触れる機会がなくなる。 文庫版書き下ろし短編として「2056 クーリンピック」という話が入っています。
Numberの様な本
タイトル通り、06年の2月ごろに開催されたトリノ冬季オリンピックを現地観戦したエッセイとイタリアに行くまでのあれこれ、そして最後に書下ろしの短編が収録。 ウインタースポーツだからといって「鳥人計画」の様なミステリーでは全くないし、エッセイだからといって「ちゃれんじ?」程エッセイぽいという訳でもない。 特に前半部のウインタースポーツの紹介や日本でのそれらの現状解説ははっきり言って人を選ぶ。 そういったスポーツが好きなら興味が沸いて読む事ができるだろうが、スポーツ自体に興味がないと多分つまらない。 ただ後半のトリノオリンピックの現地取材の部分は面白いと思う。まだ記憶に新しいし、外国で開かれたオリンピックの舞台裏が窺い知れて楽しかった。 イメージとしては、かなり砕けたNum e 、といった感じか。
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鬱小説の最高傑作
この絶望感どうしてくれよう。 鬱。 男女、子持ちか否かで評価が分かれそうな作品。 鬱。
娯楽性の高い、面白い作品です。(感動したくて読むのはおすすめではありません)
東野さんの作品はいくつか読みました。この作品は名前だけは知っていたのにずっと読んでいなかったので、図書館で見つけたときにあらすじも何も知らず(つまり先入観なしで)読みました。 いや、面白いですよ、さすが東野さんと思いました。 ほかの東野さんの作品と同じく、ことが順調に(物語として面白くなるよう、ちょっと強引に)運びすぎるきらいはありますが。 モナミさん(直子さん)は平介さんに「秘密」を知らせようと意図したのかしていないのか、私にはわかりません。でも、私が同じ立場で、どうしてもその秘密を知られたくなかったら、たぶん別のところに頼むでしょうね。あんなに用意周到な彼女だから、へたなことはしないはず。たぶん知らせようとしたのだろうなと思います。もし作者が、”モナミさん(直子さん)が意図せず平介さんが秘密を知ってしまう”という展開を描いたのだとすれば、それは無理かな、と思いました。 (意図していたかしていないか、はこの作品にとって大切な問題なのですが、たぶん読者によって読みとり方が異なると思います。) ここに来るまえに、星3つ〜1つという評価をされた方々のレビューも読みました。そちらのご意見も、ごもっともというものが多いです。感動を求めて作品に真摯に取り組まれる方は、読んでいて失望してしまうかもしれません。私が星4つにしたのは、娯楽作品・ファンタジーとして楽しめたのでということです。 前述のとおり登場人物の思考回路が時々おかしく感じ、「あらやだ、なんなの、このままだと一体どうなってしまうのかね?」という感じで先へ先へと読めましたよ。私だったらこうするのに、自分だったらこう感じるのに、というところばかりひっかかってしまうと、読みづらい作品なのではないかと推測します。 読者の性別、既婚未婚、子供がいるいないで評価がわかれるかもしれませんね。 ナイーブな男性陣は結構つらかったかもしれませんね。
読まなければ良かった・・・
実は、最近になって東野圭吾という作家を知ったので、 今頃になってこの作品「秘密」を読みましたが、 「白夜行」「幻夜」と同様、やりきれない気持ちで読み終えました。 人格が入れ替わるといった設定では、「四日間の奇蹟」と似ていると思いますが、 こちらの作品の方がはるかに、泣けるし、最後もスッキリとした気持ちになれます。 「白夜行」「幻夜」もそうですが、 主人公の男が想いをよせている女性は、主人公とは別の男と結婚し、 新しい出発を感じさせますが、 一方の主人公の男は、死亡するか今作品のように絶望的な状況で終わります。 この辺りが男性読者と女性読者の感想が分かれる部分でもあるのでしょうか。 また、妻と子供(娘)どちらを優先するかとなったとき(←極限状態ですが)、 妻、と言い切れる男性は自分だけではないはず。 それだけに、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。 とにかく、この「秘密」では、できれば山下公園でのシーンで終わって欲しかったのですが、 そこで終わらないのが東野圭吾のスタイルなのでしょう。 ならば、今後は、この作者の作品を手に取る事はないかもしれません。
一番つらい失恋
男性にとって愛する女性を失うケースは大きく分けて二つあると思う。 1.「病気、事故などで亡くなってしまう」 2.「他の男性に奪われてしまう」 1はもちろんとても辛いが他の男性に奪われたわけではないという救いがまだある。 2は自分の努力次第では奪い返せる可能性がある。 この本のケースは1+2の様なものである。 愛する女性が自分とは永久に結ばれることはない存在になり、他の男性に奪われることが一番辛い失恋の形だと思った。
最後の2ページで…
何だろう…。 この感じ。最後の2ページで呆然としました。 あまりの最後に思考が追いつかず、『え…?は……?えぇっ!』ともう一度読んでしまいました。読んでいく中で、女性として直子の気持ちも分かるし、平介の気持ちも痛いほどわかる。 東野さんの作品だからこそ、直子が消えてモナが復活!なんてありきたりな終わりはないと思っていたけど。 何とも言えないこの感じ。久し振りに出会いました!読んで損することなし!
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「魔王」の続編といわれる作品です。 現在から50年ほど未来の話だけど、ネットの技術は進歩しているものの庶民の生活自体に今とそれほど大きな変化はナシ。 そのへんが近未来小説としては味気ないです。 謎を解くカギがジョン・レノンの曲や「クロウ」だとか「駅馬車」という映画にあるのは伊坂さんらしいけど、 これらの映画や曲は2009年の今でも古く感じるほどなのに、あえて近未来小説の謎解きのキーワードにする必要はあったのか疑問。 素敵な曲や映画を効果的に使うのは伊坂さんのお得意なやりかたなのに、今回ばかりは裏目に出てる。 正直、最後まで夢中になる要素はなかったです。 テーマ自体は面白そうなのに、伊坂幸太郎が書いたのに、なんでこんなに面白くないんだろう。 こんなに面白くなりそうな要素がありながらつまんないなんて、ある意味すごいと思う。 でも、「勇気があるか?」って問いかけ・・・ドキッとしますね。 はっきり「イエス」と答えられる人はそういないんじゃないかな。
魔王の続編、完結。ライトのベルの最高峰。
魔王の続編的な位置づけなので魔王を先に読んでおいた方がいいです。 魔王だけ読んだ時は何だか物足りなさがありましたが、 このモダンタイムスを読むことによって魔王の良さが何だか分った気がしました。 独特の台詞回しや、超能力、登場人物に井坂好太郎を入れるなど面白かったです。 ゴールデンスランバーに似ている部分もありましたが、 個人的にはこっちのほうが面白かったかな。 偶然が多発しなかったおかげで読みやすかった。
で?それが?
小説家なら、せめてプロットを完成させる位はしましょうね。長々とした中年男の自慰を延々と見せられるのは、読者にとっては苦痛でしかありませんよ? 大いに光るモノを持っているのに、それを悉く、阿呆な感性で潰してしまっている悲劇に涙。冒頭は良かったのに……。広げた風呂敷位畳もうぜ、なぁ伊坂さん?
☆☆☆☆☆ー☆=☆☆☆☆
それなり☆4こ 直木賞をもらってテレビに出ていた人です 設定がおやじだとおもう 俺達にはありえないよ それが小説なんだろうけど ストーリはほかのレビューさんが書いてるので手抜きします
まあ、魔王にオチが(一応)ついただけでも良しとしよう
魔王のオチは、作者の意図することを読み取れた読者には良かったかもしれませんが、 読み取れなかった、読解力の薄い私には、最悪に近い終わり方でした。 この作品は、その魔王の続編です。 主人公や登場人物のほとんどを引き継いだ続編ではないので、 潤也や犬養が直接出て来るわけではありませんが、 潤也夫妻があの後どうしたのかを、知る事ができます。 拷問シーンがあるなど、今まで読んだ伊坂作品よりも残虐性が強いです。 ぞっとする描写も多いので、そういうのが苦手な方には厳しいかもしれません。 あと、今回は元SEの伊坂さんならではの、 コンピュータやプログラミングに関する専門用語も多いので、 コンピュータが苦手な方には理解しにくい所も多いでしょう。 この作品も近年の伊坂作品と同じく、謎が謎のまま終わる所も多いです。 ただ、魔王よりははるかにはっきりした終わり方なので、魔王を読んだ方にはおすすめです。 ただし、初めて伊坂幸太郎の作品を読むという方には、 こちらよりも、重力ピエロやラッシュライフを強く推しますが…
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【くちコミ情報】
素敵な宮部作品
久々に読んだ宮部作品。 レビューはあまり良くないようですが、面白かったです。 最近、他の著者による、子供が主人公のミステリーを読みまして…。 そちらの読後感が重かったのに比べ、爽やかな気持ちで読み終わることができました。 きっかけとなった事件が重すぎることや、 子供が読むには難しい概念がベースになっていることなど 満点ではないのですが…。 人間の何を描くのか。 残酷か、悲哀か。前進しようとする気持ちか、停滞か。 宮部さんの物語は、そこに込めるメッセージにいつも励まされるものを感じます。 子供の主人公+動物の従者(訳ありの)というのも 個人的に好きなパターンで、楽しく読めました。
作者はファンタジーには向いていませんね
完全に『ブレイブ・ストーリー』の作品構成と一緒、読む気がある方は文庫待ちした方が、懸命です。
序盤は我慢…
ファンタジーが好きで購入しました。表紙のイメージでダークな感じを受けたのですが 私の好みの冒険もので 楽しめました。 器 輪 領域 という定義を理解できるのに少し時間がかかりますが 読み進めていく内に いつのまにか理解できています! 理解させるために 序章的な内容がかなり長くなっている気はしますが… それでも 続きが気になり一気読みしてしまうような魅力! 続編がありそうな終わり方なので 期待ですね!
ロードオブザリング?
宮部みゆきは「私の好きな作家ベスト10」からはずれたことのない作家です。今まで彼女の作品を途中で投げ出したことはなかったのですが、これがその初めての本となりました。 「ロード・オブ・ザ・リング」と「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を足して2で割ってぬるま湯で10倍くらいに薄めた感じです。残念っ!
感情移入しづらい冒険小説
宮部みゆきの新作。著者の作品は必ず読んでいますが、著者の構築する 世界観の緻密さには、いつも感心させられます。 主人公は小5の少女、兄を助ける為に冒険に旅立ちます。ストーリーが どんどん展開し、楽しく読み進んでいけるエンターテイメント小説と なっています。イメージがどんどん広がる細かな記述もあいかわらず。 加えて、本著では、著者が愛する”物語”に対する敬意、愛情が心地 良いです。 但し、主人公にはなんとなく感情移入ができず。自分とは年が離れ過ぎ ているからか(『ICO』や『ブレイブ・ストーリー』は大丈夫だったのに)、 あまりに主人公が理性的だからか。。。 個人差があるとは思いますが、僕としては、ちょっとだけ消化不良な 感触が残るファンタジーです。
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