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   武田 邦彦 の売れ筋最新ランキング   [2008年05月12日 21時57分]
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武田 邦彦(著)  
¥ 1,000(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:202位  
カスタマーレビュー数:121

くちコミ情報
環境問題の嘘はどこから始まったのでしょうか。
環境問題は、人体に有害なものは排出していませんといった会社の多くが、有害なものを排出していた嘘が発端ではないでしょうか。そのため、それを暴き立てる人も、相手の嘘を見破るために、さまざまな嘘を並べて、相手の動揺を引き出し、本当の事を言わせる戦術に出ているのかもしれません。 そのため、大事なのは嘘か本当かではなく、自分達は何がしたいのかということをもっと明確に出せるようにすることではないでしょうか。 例えば、食品会社であれば、人の命を支えたいとか、人間の健康に貢献したいちおう目標を掲げるのであれば、おかしなことはしないはずです。 しかし、食品に興味がなくて、利益しか見ない人が経営者になったら、上から下まで嘘で固められた会社になっているかもしれません。 環境によいという謳い文句の商品や、様々な施策も、その人が何のためにやろうとしているかを考えていけば、嘘がまかり通らない世の中にできるかもしれません。 「買ってはいけないを買ってはいけない」というような、水掛け論に陥らない道を、読んだ人が考えるきっかけになればよいかもしれません。
プロパガンダに惑わされないために読むべき本
環境問題のトリックを解明し、本質をついている。 本書は、頻発する「故意の誤報」を様々なケースから取り上げ、大きく 1.どうすれば地球温暖化を防げるか。 2.地球温暖化自体、そもそも防がなければない問題なのか 3.では、本当の環境問題とは何なのか について論じている。 何がどこまで本当になのかは素人には分からないが、少なくとも筆者がひっぱってきたデータと、環境省や新聞が報道してきた内容、企業のPRとの食い違いや矛盾には驚かされた。 今すぐ誰かが死ぬという問題なら話は別だが、そうではない故に政治的でもあり、モラルに関わる問題だからこそ、何でも鵜呑みにするのではなく、環境問題はまず「否定すること」がスタート地点になりそうだ。
面白いけど飛躍が多いのが残念
素人なのでこの意見が真実なのかどうなのかはわかりません でも問題提起として面白かったのは事実。こういった意見の学者さんがいることも 踏まえて環境問題をみたらいろいろ見えないものも見えそうです。にわかには 信じられない話が多いですが、仮にこれが極論だったとしてもいくつかは 真実が入っていると思うし。 ただ、残念なのがオーバーだったり飛躍が多かったりするために、文章の信憑性が 薄れる部分が多いです。数値もきちんと出しているのですが、その数値の説明の途中で たとえ話が飛躍して何がいいたいのかわからなくなったりします。 また、最初のペットボトルのたとえもへたくそです。環境問題が大好きな人 ペットボトル回収に命をかけているような人はあそこでもう読んでくれなくなるのでは ないでしょうか。 それから「以前読んだ話でこんな話がある」とかいう おっさんの世間話のような 例がソースの紹介もなくあるし、「北極の氷がとけてもアルキメデスの原理(中略) そんな簡単なこともわからないマスコミは」と何度も出ていますが、さすがに 北極には大陸がないのは誰でも知っている話ですし、少なくとも私がみた全ての テレビや新聞では「海面の高さの話に限れば、北極は平気だけど南極の氷が・・・」 という風になっていました。 「喫茶店でバイトする私の教え子の女子大生が、喫茶店でコップの氷がとけるのを じっとみて水があふれないことに気が付いて【先生、ほんとでした】」と報告する エピソードなども、教師によくありがちな捏造の話にしか見えないし・・。 そういった媚びる生徒がいないとは言いませんが信憑性は落ちます。 もっと文章が上手だったらいいのに。 でもほんとに面白かったです。目からウロコの部分とか、もっと自分でも 調べてみようと思うことが多々ありました。ベトナムのあの博物館をみると どうしても無関係だとも言い切れないと思ってしまうので、その辺も 気になったり。胎児には関係あるんじゃないのかな。それもメディアに刷り込まれてる だけなんでしょうかね? ところで、ペーパーバッグなので、紙がくさいですね。電車で読んでいてなんども 気持ち悪くなりました。著者のせいではないですが、電車で読むときはあまり顔に 紙をちかづけないほうがいいです。
問題提起としては良い。
 読売テレビの番組『たかじんのここまで言って委員会』に著者が出演していたのを観たのが、本書を読むキッカケになった。メインの主張は二つ。 (1)ペットボトルのリサイクルは環境保護に役立たない。 (2)ダイオキシンは猛毒ではない。  ペットボトルリサイクルに関してはこれまでもどこか胡散臭いものを感じていたので、「やはりそうか」という感想だが、ダイオキシンに関しては「エーッ、騙された〜!」って感じだった。  日本のマスメディアが、環境保護の美名の元に、いかに無責任でイイカゲンな報道をしてきたかを思い知った。メディアリテラシーの、ケーススタディーとしても良い教材になると思う。  ただ後半がやや説教口調になり、書籍としてのボリュームを持たせるための水増し臭かったので、その点で☆2つマイナスである。
ダイオキシンよりも危険なのは
 こうした本を都合よく解釈して「環境問題はすべてでたらめだから 何も考えなくていい」と思い込む人間だろう。確かにマイバッグを持 って買い物に行けば環境にやさしいという盲信や科学的に何の効果も ない排出権取引などが横行することは全くもって喜ばしいことではな い。ペットボトルにリサイクルが大した効果を上げていないことや、 ヴェトナムにおける奇形児の原因が枯葉剤だけでないことはよく知ら れるようになっているが、こうしたわずかな事例だけを挙げて環境破 壊を否定するのは科学的に考えて論理が弱いように思えもする。それ どころか「これこそが世の真実」と言わんばかりの本で大衆を扇動し ているようにさえ見えてくる。  リサイクルという言葉がこの筆者は嫌いなようだが、ペットボトル に関しては正しいかもしれないがアルミニウムなど製造に莫大なコス トのかかる品目についてはどうだろうか?また燃料電池をはじめ先端 技術についても否定しているが、ここまで何でもかんでも否定される とかえって怪しく思えてくる。そもそも燃料電池は石油から水素を取 り出す過程で炭素を除去できる点で有益なのではなかったか?  ある程度知識のある人が別な視点を求めるのに読むにはそれなりの 価値がありそうな本だが、マイバッグ運動に乗せられるような安易な 人間が読めばたちまちたちの悪い生物化学兵器に変わってしまうよう な危険な本だと思う。


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武田邦彦(著)  
¥ 1,000(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:484位  
カスタマーレビュー数:37

くちコミ情報
こっちのほうが面白いですね
相変わらず文章が下手ですが、前作よりはまだ一歩自分の感情を押さえ論理的に 書こうとしてるような気がします。 前作ではあれもこれも盛り込みたいという意識がありすぎて論点がとびまくって いましたがもう少し集中されていました。 昔ながらの仕事の方に、お仕事を戻してあげたいなと思うようになりました。 なぜ、プロよりは地域の回収や自治体の回収に古紙を出してたんだろう、そっちの 方が正しいように思ってたのはなぜだろう。もしかして小学校ですでに 癒着した業者が得をするように仕向けるような教育を受けていたのでしょうか。
大勢の人に読んでもらいたい本
環境問題にしても 道路の問題にしても政策であるからには 費用対効果を考えなければいけないと思います。 環境に良いからとか必要だからと言う理由でどんどん税金を使っていけば いずれ財政は破綻して 破綻しなかったとしてもかなり辛い結果になり最初から何もしなかった方がましという結果にもなりかねません。 竹田先生のペットボトルに使われる石油の量を「たった、1000分の1である」だから、リサイクルをしても無駄という考え方は、すばらしいと思います。 部分的に物を見るのではなく全体的に物をみなければ、いけないこともあると思います。今の日本の政治家にかけている部分は、ここらへんではないかと思います。武田先生の様な政治家がいれば、日本も良くなると思います。いくら電気代をガス代を資源を節約しても 浮いたお金で何かを消費すれば消費の対象が変わるだけで 結局同じという考え方は目からウロコです。 節約して浮いたお金は、土の中に埋めてしまえば、エコになりますね。それ以外は銀行に預けても結局は、一緒ということですね。 人間が生きて豊かな生活をすること自体が、環境に悪いことで昔の日本のの様に質素な生活に戻る以外にエコの方法はないということですね。 すばらしい!  ゴミを分別したり環境にいいと思ってやってることは、所詮自己満足の域をでないということがよくわかりました。これからは、節約して浮いたお金は、土の中に埋めようと思います。(ウソです。)
ペットボトルのお茶は買わない。
「リサイクル」という言葉の裏に隠される数々の利権の構図。 お茶碗を使ったあと割ってゴミにしてリサイクルして使うわけが無い。 という例えは非常にわかり易い。 リサイクルしたことで余計にお金が、資源が無駄に使われているいう事実を全く今まで考えていなかった。 いろんな意味でショックを与えられると同時に、 今までモヤモヤしている様々な疑問に回答を与えてくれました。 暖かい冬はそんなに悪くない。 朝早く起きる時体が楽だし、車のフロントガラスが凍っていなければお湯をかける手間もいらないし、 暖房費だって節約出来るし、心臓にもやさしい。 メリットについてみんな理解してるのに声に出して言えない。 やっぱり、この国はお上に支配されていると言わざるを得ない。 情報操作されるとはこのことを指すのだと思った。 いろんな議論があってしかるべきなのに偏った情報しか得られていなかった事を 改めて理解できる。 環境問題に限らず今後の生きて行く上での指針を喚起させていただきました。
コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
この本を読んで感じたことは・・・ 「地球に優しい」なんていうのは、うわべだけの言葉遊びで本来人間は 地球にとって癌そのものだということ、また地球は生きているという 前提で考えれば、人間はウイルスそのもので、地球自身もだまって 見ているばかりではなく、エイズやエボラ出血熱、鳥インフルエンザ等の 抗ウィルスも放出して罰も与えています、こんなこと言うとオカルトの たぐいだと考える方も多いかと思いますが、環境を考えるということは 実は自分自身が快適に生きるための生き物としての当然の欲求なんだと 気が付くのです、またIPCCがCO2を減らせと第4次レポートで進言しても 第5次の発表の時には新たなデータが出てあのレポートは間違っていたと 言う可能性も充分あるし、実際1万年前からの気温のデータは縄文杉の ような大木の年輪の幅を調べたものでつい先日新たなグループがデータの 採り方の欠点も指摘し、研究は年々進歩や後退を繰り返す不確定要素が 物凄く多いあいまいなものなんだと教えられた非常に現実的な本です。 報道2001に先日武田教授が出演なさっていたのを見て「木を見て森を見ず」 という識者がいかに多いかをということを実感した瞬間がありました。 武田教授が「本来リサイクルは環境に悪い」といった場面で出演者全員が 失笑したのを垣間見て環境という「神」に洗脳されているのはあんた達 なのになーと感じたのです。
環境問題に興味のある日本人は避けて通らないで欲しい
 武田氏の、この10年間の著作活動のまとめとも言えるべき、「熱書」である。  第一章では京都議定書の醜いからくりを暴き。  第二章ではバイオ燃料問題にメスを入れ、  第三章では、真の専門分野であるところのリサイクル問題について丁寧に再論し、  第四章では、官公庁/専門家/メディアをタタッキっている。  重い内容だが、ある意味フットワークは軽く、読後感は爽快ですらある。  ほとんどのレビューワーが正しく本書を読み、正当な評価を下しているのは、うれしいことである。  無駄な頁が全くなく、ペーパーバックとは思えない内容の濃さではあるが、特に共感を覚えたのは、p224以降の「環境対策を庶民に要求するすり替え」の節である。  そこで、二酸化炭素の排出量を減らすために最も効果的な政策は、「2000cc以上の自動車に高い税金をかけることであり、軽自動車の税金をゼロにすることであり、14インチより大きいテレビ、200リットルより大きな冷蔵庫に高い税金をかけることである。」とハッキリ述べている。  現在、行政側は、TVのCMを悪用し、お人好しの日本国民に、あたかもホッキョクグマ殺人事件の加害者一味であるかのように洗脳し、節電するように促しているが、それよりもたとえば、ペットボトルでの清涼飲料水の販売を禁止したらどうか? 農民に減反を押し付けるくらいなら、飲料水メーカーに、ペットボトルの減産を押し付けるくらい訳はないだろう!  やれ地デジだなんだといって、バカでかくて高いプラズマTVなどを押し付けているのは誰なのだ? 今回のTV受像機の国民総動員的買い替えで、どれくらいの二酸化炭素が無駄に排出され、これからも排出されていくのだろう?  ホッキョクグマの苦難を、ペットボトルのコーラを飲みながら、50インチのプラズマ・ディスプレイで、綺麗な画像、迫力のある音響で鑑賞しながら、「よし、あたしも今日から環境に良いことなにかしよう」などと胸を熱くさせている、「バカでマヌケな日本人」…にならないようにするために、本書を熟読しましょう!!


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ジャンル内ランキング:6,067位  
カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
食べ物を燃料にすることの愚かさを冷静に検証されております
武田先生の著書では、一貫して 石油・石炭=親からの遺産 太陽を利用した植物=月給 の考え方があります。 商品先物相場をやっている、相場オタッキーな(私も)人は分かるけど 今、穀物相場が急騰しています。この原因の一つがバイオエタノールにある。 食料である穀物を、わざわざ無駄な石油エネルギーを大量に投下して エタノールを作りこれをガソリンに混ぜて利用する・・・ 実に愚かで横暴な政策です、この政策を日本にも押し付けるなよ!米国。 武田先生が分かりやすく解説したのがこの本。 大きな目で見ることの大切さを忘れた人は 割り箸を止めて象牙の箸を使ったり(笑)、ペットボトルのリサイクルでさらに石油を 余分に使ったりして、余計にエネルギーの無駄遣いをしています。 簡単に再生が利く植物エネルギー=木材を使うと環境破壊だと罵る左巻きの連中。 エコロジーです!ロハスです!というと売り上げが上がるのを知っている企業。 環境をネタにしたエコヤクザに注意。 見せ掛けの地球に優しいという台詞を聞いたときはまず疑ってかかるぐらいの 気持ちでいましょう。 竹本淳一
学校の教科書よりも「教科書」
社会の教科書とも言えるし、バイオエタノールの教科書とも言えます。 とにかく総合的です。 武田教授のように物事を総合的に捉えられる政治家、科学者が施政者となっていないために、日本の将来には夢がありません。 それほど著書に挙げられる日本の現状を示すデータ、政策は悲惨なものであり、普段、森に対して「木」しか見れていない我々にとっては衝撃的で、リアリティがあり、自国のことで恥ずかしいのですが、面白い。 その調査力には恐れ入るばかりですが、何よりこの著書の素晴らしい点は、そういった悲観論だけをあげつらうのではなく、それに対して我々はどこへ向かうのか、有限のエネルギーを使って、いかにして無限の価値を手に入れるかについて、科学的に、現実可能な手法を示唆している点だと感じます。 かつて、また、今なお日本人の心に眠る魂を評価し、その国民性を失い、今の悲惨な現状をもたらした欧米文化の導入を指摘し、日本国土の有利性を説いています。 特に海洋の価値を含めた国際比較のデータの独創性は素晴らしいと感じました。 どう考えたらそのような発想が浮かぶのか。学問の大切さ、論理的に積み上げる大切さを感じました。
環境問題自体が問題??
 リサイクルを皮切りに、色々な環境問題に問題意識を投じてきた著者のバイタリティーには毎度敬服しています。最近の環境問題が、いかに政治的な要素が大きく、科学や真実とはかけ離れたお化けになりつつあるかがよく分かります。欧米はしたたかに今後も世界の支配者であり続けることを目指し、途上国は急激に成長して勢いを増し、そのはざまで資源も戦略もないわが国は何をすれば良いのでしょうか。政治家や行政に携わる人たちが、もうちょっと基礎学問と仲良くして、研究でも産業でも本当に有効な税金の利用をして欲しいと思います。企業においても、「本当のことは裏では分かっているが、環境に配慮した企業イメージのために」という姿勢は改めて、「本当に資源やエネルギーの節約や、環境の保全になること」かどうかをチェックして、誠実に、無理なく環境活動をして欲しいと思います。  穀物自給率を上げる農業振興や、日本の豊かな緑の有効利用をやらないで、「流行だから」とバイオエタノールに走るのは、最近の劣化した姿勢に通じているように見えます。書籍のタイトルにもあるように、「暖炉にパンをくべる」のは、倫理的にも問題でしょう。  バイオマスはつまるところ自然の利用であり、石油がなかった時代と同じことなので、現在ふんだんに化石燃料を使い維持されているこの世界は、バイオマス代替では成立しない、となるのではないでしょうか。逆に、割り箸や紙のように、従来上手にバイオマスを利用していたところを、無理矢理石油でリサイクルするような逆行した部分は、元に戻して良いのでしょう。  欧米の戦略や、一部の企業の姿勢など、最近は「本当に環境や公の利益のために」ではなく、「とにかく自分さえ良ければ」という発想が横行しています。石油や一部資源や食料を巡って、争いが起こる前兆かも知れません。日本と言う国が、「お金という紙くず」しかない国にならないことを祈ります。 
絶対必読図書。真の環境問題とは何か? 日本人は何を心配すべきか??
 リサイクル問題や地球温暖化問題などで、正論を吐きまくっている武田邦彦氏。  最近になって、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか1&2」で一躍脚光を浴び、その主張に多くの耳目が集まるようになったのは結構ですが、残念ながら一部には、武田先生のことを、トンデモ学者やタレント学者のたぐいと勘違いしている御仁もいるようです。また、ホントは先生が正しいことを理性では判っているのに、政治/経済的に不利益になるもんだから、わざと無視したり軽視したり…の輩もいるようです。  しかし、いったん偏見や思い込みを捨て、素直な常識で持って武田先生の本を読めば、いかに今の日本がアブナイ状況に陥っているか、それはエセ「地球温暖化」なんぞの非ではないことに気がつくでしょう。  経済大国の国民であることにうぬぼれて、ホッキョクグマやツバル国民の心配するより、自分の足下見ろよ!  エネルギーも食料も自給率が全然低くて、車やなんかが売れなくなったら、どうして生きて行くつもりなんだ?  吉本隆明のような戦後の我が国を代表するような思想家ですら、経済発展の大海に飲まれ、ハイ・イメージ論などで、「農業と工業の対立などは古いテーマだ」などと旧左翼/市民主義を農協なんかと十把一絡げにして否定しているが、なんのなんの、いくら第三次産業が発達しようが、食糧とエネルギーがなけりゃ、人間は生きて行けません。  東京という大都会に住み、詩や文学なんぞという「虚業」で生きて来た頭脳には、そこのところがどうしても理解できないんだなあ…  まあ、吉本さんほどの人でもそうだから、生半可な知識人なんかは、USAやEUにころっと騙されている。  武田先生がここで警告している真の問題は、これまで別系統と思われていた食糧とエネルギーの問題がリンクしてしまったこと。このまま穀物のバイオ燃料化が進むと、日本はダブルパンチでほんとに沈没してしまうよ。スバルの水没よりも自分の足下を心配したらどうでしょう。ということです。  本書で論じられていることの多くは、武田先生がこれまで主張されて来たことを丁寧に、時に視点を変えて再論した物が多いが、後半(これがメインだとおもうが)、海洋資源の有効利用について語っている下りは、新たな着眼点だと思う。  先生の分析や数値の援用は、時として反対議論を呼ぶことが多く、本書での数値やグラフについても、また細かいことで揚げ足を取る人も居るのだろうが、もはやそんな時期では無いだろう。  日本人はほんとに「グランドプラン」と持たないと!  また、最後の節で、地球が温暖化することに由るメリットを堂々と論じられているのも、北国に住む読者としてサッパリした。  かつては楽園や天国、未来都市と言えば、明るく温かいイメージしか人類は持たなかった。キリストさんは防寒服着てたかね?  それはきっと人類が、辛い氷河期の記憶を遺伝子に蓄え続けて来たからだろう。  豊かな水と温暖な気候。  陸地の大半は高緯度にあることからも、普通に考えて、緩慢で小規模な温暖化は、ほとんどすべての生物にとってプラスに働く筈だ。そのことは食糧増産にもつながる。地球温暖化っていったって、地表が100度になるわけじゃないんだから!  ペットボトルは(現在の科学では)土に埋めても、何年掛かってもで原油に戻すことはできないが、植物や海洋資源は、太陽の力を借りて、かなりの程度、再生産できる。  武田先生の判りやすいたとえで言えば、穀物や樹木や海洋資源は「月給」で、石油は「遺産(貯金)」だ。毎月もらっている月給で家計をやりくりして行けば、定期預金を取り崩す必要も無いでしょう。  エネルギーの問題はさておくとしても、とりあえず温暖化すれば、食糧は増えるでしょう。飢餓だけはなんとか防げるかもしれません。飢えている人から穀物を取り上げガソリンに混ぜ、バイオ燃料で走るエンジンを積んだ自動車を、あなた、エコだからって、地球環境に優しいからって、運転できますか? ほんとに温暖化が心配だったら、地デジになってもテレビを買い替えないで、チューナーを付け足すだけでいいんだから。実際に生活保護世帯には、チューナーが支給される。地デジが見れる薄型テレビが支給されるわけじゃない。それから、HD-DVDレコーダーにもチューナー内蔵されてるよ。テレビ自体を買い替える必要ないんだよ。みんな、知ってる?  スペースシャトル飛ばしたり、携帯電話発明したり、フェルマーの最終定理を証明したり、今ほど人類は頭が良くなった時はないようにも思えるが、一皮むけば、今ほど人類が馬鹿になった時代もないのかもしれない。  今から何十万年後かの、新しい人類の一人のジャレド・ダイヤモンドは、遺跡を掘り返して、食糧よりも移動手段を重要視して滅んで行った数十億の先史人類の文明を、不可思議と記すことだろう…


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暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々
武田 邦彦(著) 池田 清彦(著) 渡辺 正(著) 薬師院 仁志(著) 山形 浩生(著) 伊藤 公紀(著) 岩瀬 正則(著)  
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ジャンル内ランキング:2,520位  
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くちコミ情報
サブカルチャー化した現代のエセ科学者達
この本の著者は売国奴ならぬ売地球奴である。 温暖化は、人類文明の危機である。 ダイオキシンのような地域に限局した問題と同列に論じている者は、科学者ですらない。 早くこの馬鹿を社会的に抹殺しなければならない。
科学問題から政治経済あるいは外交問題へ移行?
数人の筆者による執筆、対談編集本 肩書き(権威)から絡みとると東大京大早大などの教授が名を連ねている。 個々の方の主義主張は「なるほどな」と思わせる部分もあり、国を憂う気持ちも分からないではない。何冊かのこの手の本を読んで感じるのは、地球温暖化の根本的な原因がクリアーカットに示されていな現状(科学万能ではないので当たり前の話であるが)をある人は過激にCO2は悪の根源だと言い、またある人は、CO2などまったく関係ないと言い切る。 結局小市民的には「どっちなの?」となる。 科学論文の結論から導かれるディスカッションや示唆は時に未来を予測し、また未来において否定される。特に地球温暖化という未来予測は現在の科学技術でどこまで言い切れるのかが専門家の中でも意見が分かれているのであろう。また地球温暖化という問題は既に科学という文脈から政治経済の文脈にある種移行してしまった感もある。 小市民としては、悲観的データ解釈と楽観的データ解釈、さらには政治外交問題まで読み込まないといけないのだろうか。 また本書末尾に参考文献としてかなりの書籍をコメント付きで載せているが、編集者と出版社の何らかの意図的な構成が気にかかるのは自分だけだろうか。
もう政治的茶番は御免だ!!
 個々の執筆者の誠意を疑うものではない。しかし、出版社と編集者の姿勢には大いに疑問が残る。  本書の末尾には、「編集部」による、関連図書ガイドが付されている。それ自体は、様々な書籍を網羅して、大変参考になったのだが、その中の一冊、アラ・ヤロシンスカヤ『チェルノブイリ極秘』紹介の下りに、疑念を生じさせる箇所がある。  その本の訳者が、ソ連以外の国で起ったときも、情報が国民に公開されるのか、と疑念を表明している点に触れ、自由世界も共産世界も五十歩百歩とみなし、共産主義世界の公害や言論統制を軽視しようとする、日本の進歩的知識人によく見られる兆候を示している、などと決めつけている。  ブックガイドとして、それこそ、余計な言及であろう。そんなことは、その本を読んだ個々の読者が自分で判断すればいいことなのだ。  また、自由世界なら当局以外の物でも放射能探知機を持っている、などと書いているが、自由世界でも、ごく限られた者しか、そんな機械を所持していないだろう。  さらに、環境問題に何の関係もない、佐藤栄作の日記まで持ち出してきている。  本書に収録されている論考や対談は、ほとんど「諸君」に掲載された物だが、「編集部」の姿勢を見ていると、例えば、天皇の戦争責任や南京大虐殺を巡っての、岩波/朝日文化との政治的対立を彷彿とさせ、はなはだ気色が悪い。  もし、岩波/朝日勢が、地球温暖化に疑義を表明する立場を鮮明に取ったら、文芸春秋は、逆に、本書に収めれた著者たちを反動呼ばわりするのだろうか?  なお、本書では、著者の一番上に武田邦彦氏の名前が冠せられていて、武田氏が主要著作者のような印象を受けるが、、武田氏が関わっている論考/対談は、9編のうち、2編にしか過ぎない。最近の武田氏の著作の売れ行きに便乗した商法だろうか?  武田氏の愛読者は、要注意だ。
地球温暖化脅威論を多面的に切り崩す好著
現在の地球温暖化論および環境問題対策に違和感を感じる論客達による論説集。色々な切り口から総合的に地球温暖化に疑問を投げかけ、その本質に鋭く迫る好著である。 まず、薬師院氏は、「温暖化が本当に異常気象を引き起こすのか?」「地球温暖化が人為的なものであるという証拠はあるのか?」「人為的活動がなかった十世紀から十三世紀頃にかけて、地球の気温が現在よりもかなり高かった時期があることをどう説明するのか?」「1970年代には寒冷化の危機が叫ばれていたのにいつの間にか温暖化に変わった。氷河期接近の危機はどこに行ったのか?」といった疑問を投げかける。しかし、地球温暖化論者は誰一人、この疑問に答えなかったと言う。 現在の地球温暖化論議は、科学を越えて「モラルの問題」(アル・ゴア氏)となっており、この理論が科学的に正しいかの検証を行なう気が全くないように見えるところに胡散臭さを感じるという。それは全くそのとおりであろう。 山形氏の「効果のほとんど期待できない二酸化炭素の削減に多大な費用を費やすなら、温暖化で被害を受けるであろう発展途上国への直接的援助に使った方がいいのではないかという議論があってしかるべき」という視点も新鮮だ。 一度、環境対策を業務とする組織が立ち上がると、仕事を確保するために環境ビジネスを維持しようとする力学が働くという指摘も納得させられた。 科学的裏付けなしに世界中が対策に突っ走っている地球温暖化問題を立ち止まって考え直すのには最適な1冊であろう。
実質的な議論は他書で
「反地球温暖化論」一派が結集して気勢を上げている本だ。本質的なところは最後に挙げてある他書を読むべきで、一緒に気勢を上げる気分の人以外が読んでも仕方ない。私も、すらすら読んで、ハイハイと思ったけども、特に残るものはなかった。どっちの立場の人にもあまりお薦めはできない。


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カスタマーレビュー数:16

くちコミ情報
国内のリサイクル事情は分かったものの、将来世代が不安です・・・
世界の主要都市ではリサイクルによって、資源の有効利用に半ば成功していると言われています。 特にデンマークやスウェーデンでは、ガラスや紙包装といった国内の完全リサイクルに成功しており、 更には廃棄物を輸入してリサイクルをしているため、100%の率を超えていることが、 2008年1月号の「ナショナル ジオグラフィック」に記されています。 環境面を優先するので経済的には採算が取れないケースが多いようですが、商品に使われる原料の発掘や調達から製造のコスト、 また消費や廃棄までの流れ全体からすれば、環境負荷の削減に大いに役立っているそうです。 新しい原材料からではなく、廃棄物から作るのがリサイクルですから、天然資源の浪費を防ぐだけではなく、 ゴミの埋め立てや焼却の量を減らすのにも有効ですし、その分大気汚染を防ぐことができます。 しかし何にもまして解決への一番の近道は、私たちが無駄な買い物を控える事だと痛感させられました。
武田先生の原点
武田先生の原点というべき本です。今、読み返してみると 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」及び「その2」よりも リサイクル問題については、遙かに丁寧に論じられていることに気がつきます。 リサイクルの矛盾については  使えば劣化する矛盾  「下位の用途」がない矛盾  国際分業を否定する矛盾  「月給」でなく「遺産」を使う矛盾  資源をかえって浪費する矛盾  正反対の価値観が両立する矛盾  毒物が混入する矛盾   等、7つに分け説明しています。すべてが完全に正しいというよりは、全体として リサイクルには大いに疑問あり。という姿勢は充分納得でます。 私は基本的に、武田先生の細かいミスをあげつらうのではなく、疑問について学識者の方々 メデイアの方々等に良く研究して頂き、議論を深めて欲しい。という立場から支持しています。
マスコミ批判の本?
激しくマスコミ批判をしているのに、書き方はマスコミ的だと思いました。 衝撃的なことが沢山載っていますが根拠が薄いです。 ページ数の問題で詳しく書けなかったのかもしれませんが 都合の良いデータを一つ出して「こういうのがあるから当然こう考えられます」じゃ テレビとやってることは変わらないかと。 データの信憑性についても検証が足りないように思えたので 本当のことなのかウソや勘違いが並んでいるのかも判断しかねます。 インパクトの強いことを並べて もっと深刻な問題や他の観点をボカしてしまっている気もします。 この本だけ読んで環境問題を分かった気になるのは非常に危ないと思います。 マスコミを鵜呑みにできないことは自明ですが、 マスコミ批判も鵜呑みにできないと感じました。 環境問題・温暖化問題により目を向けるキッカケになったという点では読んで良かったです。
行政や専門家には、ぜひ反論して欲しい。
 本書の内容は我々の常識に大いに反している。事実だとしたら、我々が行っていることは何だったのかと暗い気持ちにさせられてしまう。  現在のリサイクルを推進する行政当局や専門家には是非とも大いに反論して欲しい(実際にそのようなサイトもある。)。そうでなければ現行の政策を見直す必要があるだろう。
ちょっと前の本だが、読む価値あり
ちょっと前の本だが、その重要性は変わらない。 いや、当時よりもさらに「リサイクル」「エコ」などといった言葉が言われるようになっている今、ぜひ読んでおきたい本だ。 決して読みやすい本ではない。 専門用語は多いし、文章自体もそれほど平易とは言えない。 学術的な、結構マニアックな解説も多い。 しかし、「そもそも金属とは何か?」「石油から別の物質が作られるというのはどういうことか?」といったようなことはなかなか知る機会がないために、ちゃんと読み込めば読み込むほど、知的好奇心を満たしてくれる。 そして、そうした基礎知識を得た上で「リサイクル」というものの虚像について丹念に説かれているため、説得力は抜群だ。 本書の最後で著者の提示する解決方法が、本当に現実味のあるものなのかは、なにしろ専門知識がないからなんとも言えない。 だが、「ゴミを分別すればいい」「ペットボトルはもう一度ペットボトルとして再利用できる」といった我々の「常識」を打破してくれる、非常に刺激的な本である。


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通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:13

くちコミ情報
環境オタクよ!この本を読め!
良書。無意味なごみの分別作業を止めさせよう。 環境問題は、常に胡散臭さを放っています。見せ掛けだけ、地球環境に優しい事を やっていますとポーズをとれば特に女性・主婦の層から受けがいいから。 やたらと、環境!環境!という企業に限って、暴力団まがいの押し売り会社だったり、 いかがわしいネズミ講方式で健康食品を売っていたり。 古紙再生紙を使っていますといった名刺や年賀状も増えてきましたが 製紙会社ぐるみで、誤魔化してました!古紙を使うとかえってコスト高になるので! ということがバレました。 そのまま木を使って紙を新規に作るほうが、環境に良い。 古紙を回収したほうが石油エネルギーを余分に使うことになる。 コストが高いと言う事は、恐らくはた目には見えないエネルギーを使っている。 なーんて製紙会社も正々堂々と言えばいいのですが、環境オタクどもに 叩かれるのが怖いから言えない。 私たち日本人は、トータルで見る癖をつけよう。 55ページの表は良いです。 どういう形でアレ、石油を使う=親の遺産を食い潰しているボンボン。 木材など短期で再生が利くエネルギー利用=月給でつつましく生活してる でも結局は、一人一人が、物を購入したら出来るだけ長く長く使う癖をつけるのが いいんですよね。そんなこともきちんと書いてある。 中学生ぐらいからでも読めますので、ぜひ、お子様に! 竹本淳一
タイトルを変更した方が良かったのでは・・・
 なぜならリサイクルする事が悪いのではなく、行政や自治体、あるいはリサイクル業者に問題があるわけですから。  それでも他の先進諸国(アメリカを除く)と比べて、国内のリサイクル事情は未だに発展途上で試行錯誤の段階にある事も、 幾分考慮しなければならないでしょう。デンマークでは少々見てくれが悪くても、ペットボトルを洗浄して何度も再利用しています。  本書が良い意味での起爆剤として、役割を果たしてくれればと思います。
今年の大切本最有力、、、
わたしは持ち物をなるべくすくなくしようと努力していた。 ある本のレビューを書いたが、その人は少ないどころか 買わないのだ。めからうろこ。わたしもタンスのなかみを 着古しのこりは袋物やパッチワークそのたいろいろ その人と似たような生活をめざしたが、甘い。 まにあわないのだ。 その人はすでに環境の危機が5年後とよんでいたらしい。 ななんとそれよりもっと早いではないか。 もー地球規模本気にならなくてはいけない。 子孫なんて計画している暇はないぞ。阿部さん!! 一読推薦 てか すぐ読んでくれい!!みなさん。
リサイクルは資源を大切にすることだけが目的ではないわけで…
以前廃棄物関係の仕事をしていましたが、リサイクル関係は資源云々よりも 焼却施設の処理能力がこのまま一律に焼却していたらキャパシティを超えて しまうというのが行政がリサイクルを進める一番の理由なのではないかと 感じています。 この本がゴミ分別をしたくない人々の免罪符にさせられてしまわないことを祈っています。 ぜひとも、この本をを読んだとあとで自分の済む地域の焼却炉や廃棄物処理場の現状がどうなっているのか調べていただきたい気がします
恣意的な数字遊びにゲンナリ
根本的な考えとしてゴミの減量をすべきであるという考えまでは否定しないが・・・ その結論を導き出すためにデタラメな屁理屈を並べ立て返って説得力の 薄い著書となっている。 タイトルだけは凄いかもw ペットボトルをリサイクルする際、回収コストにペットボトル一本あたり26円掛かるということだが、これをトン当たりに換算すると60万円ほどになる。 実際は、フレーク状に加工されたペットボトルの流通価格を回収破砕業者に聞いてみたところ、トンあたり4万〜5万程度とのことであった。 大きな開きである・・・・ 大先生と10倍も差が出てしまった・・・(ノ_ 。) こんな感じでかなり恣意的に数字をいじっているので出てくる数字の殆どは疑ったほうがよさそうである。


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カスタマーレビュー数:6

くちコミ情報
マネーに対する固定観念を打ち砕くには絶好の書
「リサイクル」関係本で正論を吐きまくった武田氏の、今度は経済に関する書ということで、大いなる関心を持った。  最初に苦言から。まず、文章が走りすぎている。内容がおもしろいのでスーと読めたが、きちんと理解できず素通りしてしまった箇所も多かったような気がする。スピード感(省略感といってもいい)は養老孟司氏の文章に似ていなくもないが、武田氏のはまだ、「文体」としてこなれていない感じ。よって、先入観を持った読者の誤読を多く誘っているような気がする。  肝心の内容だが、科学者らしく、いったん原理原則を設定すると、結論の見せかけにつまずかず、論理を進め解を求めていく姿勢は痛快でもある。  お野菜やお魚と同じく、お金も鮮度が落ちていく物、という発想は、ミヒャエル・エンデが紹介している経済学者、シルビオ・ゲゼルと同じと思うが、借り物ではなく、著者が原理的に突き詰めて考えていった結果導きだされた、「定理」のごときものであろう。われわれの常識に反する分だけ、再考の価値ある考え方である。 「国債は買ってはいけない」というのは導きだされた「解」の一つだろうが、大切なのは、そういった細かい一つ一つの「解」の見せかけの意味や妥当性ではなく、その背後に横たわる「思想」であろう。  武田氏はおそらく、リサイクル問題で正論を突き詰めていく中で、否応無しに「憂国の徒」とならざるをえなかったのではないか。昭和18年生まれにも関わらず、急に太平洋戦争で英国戦艦を日本海軍の戦闘機が撃沈したエピソードなどが熱く語られ始め、ビックリさせられたりもする。  再読/熟読するたびに、またいろいろ考えさせられる点が出てきそうで、それだけでも「濃い一冊」であるが、第一回読了段階で、一カ所だけ同意できない点。  会社は赤字でもいろいろ社会のお世話になっているから法人税を払うべき、というのは二つの理由で誤りと思う。 (!)社会の仕組みにより、額に汗して社会に尽くしても金銭的に恵まれない個人がいるように、企業の中にも、働きの割に利益が上がらない業種という物は存在する。そういった企業は赤字であることそれ自体で既に社会奉仕しているので、さらに法人税を払う必要は無いと思う。 (2)土地などへの無駄な投機や、経営者一族で利益を独占するなどは論外だが、わざわざ黒字を出して、愚かな政府のために法人税を納め、変なことに使われるより、労働者へ賃金として還元した方が、お金は元気に活動すると思う。賃金は全額天井なしで経費で落とせる(筈だったよな)から、黒字が出そうになったら、全部従業員へ渡してしまおう。  わたしも経営者の端くれだが、(2)を常に実践している。
人間の感謝の心には賞味期限はない
他のレビューと同様に表題の「国債を買ってはいけない」という内容は、一面そうかとも思えるが、素人から見て本当はどうなのか良く分からないというのが率直な感想です。 ただ最後の方の「誰でも儲かるお金の話」はおもしろい。 ここだけ立ち読みされて購入検討をされても良いのでは?と思います。 「自分や家族の体と頭に貯める。家族を大切にし、交友を最優先。損得勘定でなく、お金で換算せずに人生に大切。人に投資、頭に投資、教育は素晴らしい投資。」 「心と体はつながっているから体を動かし、心を楽しくすれば頭も働く。損得抜きで楽しく付き合うのは生活の基礎。それが本質。」 と述べている。 また「”永久資産”を作る方法」では、(1)フジヤマ方式(美)、(2)花のパリ方式(芸術・文化・スポーツ)、(3)アリストテレス方式(智識)の後で、(4)やさしいお母さん(献身)を取り上げている。 「何も求めない行為は最大の貯金。人間の感謝の心には賞味期間はない。むしろ時間が経つと気持ちは高ぶり、感謝が感謝を生む。サービスで最も高いものが”献身”。人から頼まれたら断らないのが第一。ともかく人が嫌がることを気楽に引き受ける。」 という筆者の主張は、人生の半分を超えた方々には十分理解できることだと思う。
危険 取り扱い注意
 この人の書評は批判的なものが全て消えていく、不思議な学者(?)です。国債について正しいのが、間違っているのか経済学を少しでも研究した事のある人は、お見通しですよね。 環境問題もついに名指して批判する書籍が出版されました。興味のある方はご自分でお調べください。
「国債の発行=増税」「貨幣に価値保存機能はない」など、目からウロコの一冊
本書は国債のタイトルが付いているけれど、基本的にはお金の本質が分かる目からウロコの一冊です。 国債を発行したとして、それを返す原資は税金しかないということ、これは当然なんですが、意外に多くの人は気付いていないと思います。 国債=増税、ということがはっきり示してあります。 次に、お金は貯めると減る、という話。 お金は電気と同じで貯めておくことが大変困難というか、ほとんど不可能です。 経済学では貨幣に価値保存機能があるといっていますが、「全くのウソ」ということがよく分かります。 あと、環境のために節約したお金を貯金するのも×、という話も面白い。 結局、そのお金を銀行が産業界に融資し、その活動で・・・・というもの。 武田教授の本というと『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』が有名ですが、本書も同じくらい衝撃的です。資産運用で騙されないためにも、お金の本質を理解できる本書は必読です。
分かりやすいと思います。
とても分かりやすく、読みやすい本だと思います。お金はどこで何をしているのか?なぜ国債を買ってはいけないのか?、預金してもダメということが理解できました。年金制度、消費税など様々な問題に触れています。最後は人生哲学にも言及しています。やはり最後は心の持ちようであると思いました。