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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
初めて知ったライカ犬の運命
とても楽しくたちまち読了しました。ロベール・ドロールの「動物の歴史」に比べると項目ごとの情報量は少ない気がしますが、その分簡潔に読みやすくまとめられていると思います。近頃ペットとして注目を集めている豚への興味が増すこと請け合いです。初めて宇宙を飛んだライカ犬について、名前はよく知っていましたがそれが犬種名でなかったことや宇宙へ飛び出してその後どうなったのか、など初めて知って驚きました。日本やアジアの動物についてのこのような本もぜひ、読みたいと 思います。
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【くちコミ情報】
誰もが持てる紋章
貴族しか持っていないように感じる紋章も、実は誰でも持てるものだった― 本書は、王侯貴族、平民、聖職者や同業組合などさまざまな個人・団体が 保有してきた「紋章」について概説してある本。「知の再発見」双書なので 多くのカラー写真・絵が使ってあり、本文の理解を助けてくれるうえ、 見ているだけでも楽しい。 著者は『悪魔の布』や『青の歴史』で知られるミシェル・パストゥロー氏。 紋章の成り立ち、紋章の図柄と色の約束事、紋章の相続、紋章学について、 紋章学の歴史・美術研究への有効性などを順を追ってのべてゆく。 モノクロの巻末には、日本の紋に対する言及や、紋章学用語の解説などが ついていて、さまざまな紋章について学べる。いろいろと工夫をこらした デザインがおもしろい。ライオンから、かわいい鳥柄まで、いろいろある。 EUの青地に黄色の星の旗も、今までは、たんに空と星の色そのままかなと 思っていたが、紋章の色のきまりにも合っているんだな、と思うようになった。
興味が深まる紋章の種類
日本に家紋があるように、ヨーロッパでは紋章がある感じでしょうか。そう考えると親しみも沸くというものです。さすれば見てみると、そのデザインのセンスがまた見事。種類も豊富で、この本ではそれぞれの特徴がどのようにして変わり、増えていったかまでも知る事ができるのです。 p 図柄により、それがどのような地位の人間の紋章かがわかる特徴など、写真やイラストで解説されており、このような本の中ではわかりやすく、入門用としてもオススメできるのではないかと思います。 p 読みながら中世ヨーロッパの歴史を感じられるのも、また今までと違った歴史の楽しみ方かと思います。また、紋章は本や美術品にも取り入れられており、アンティーク類が好きな人にとっては、その美術品にどういう歴史があ!!ったのか、想像を膨らませるきっかけになる知識となるのではないかと思います。 p 紋章に関わる専門用語も調べ易い作りとなっています。
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| 壁紙のジャポニスム
¥ 3,360(税込)
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【くちコミ情報】
青の勝利
色の流行やイメージは、地域、文化、時代によって変わっていく。本書は、青という一つの色に焦点をあてて、 フランスを中心とするヨーロッパにおける「青」の歴史を辿った労作である。すごい情報量だ。 先ず筆者は、色について研究する際注意すべきこと、色の研究を取り巻く問題点を、序論で明確に指摘する。 こうしたしっかりとした問題意識の上に書かれた本書では、青の歴史を絵画だけでなく布の染色、紋章、ステンドグラス、 染料の生産と輸入、製造法、宗教改革が与えた影響、などあらゆる方面から考察している。 青が、ギリシア・ローマでは「蛮族」つまりケルト人、ゲルマン人の色として低い地位にあったのに、 中世にかけて聖母マリアの衣服の色になったり、フランス王家の紋章に使われたりして地位を上げ、 高い地位を占めていた赤と競合する様子を多方面から述べていく。そして、宗教改革により厳格なプロテスタントにとって、 黒が重要な色となるなか青もその列に加えられ、画家にも使用され、近現代において人々が一番好きな色になるまでを明晰に描く。 このように古代から現代(国連、EUの旗やブルージーンズまで)を扱っているが、特に中世期の記述は詳しく、 赤の染色職人と青の染色職人が競合する様子や、色は光(神のもの)か粒子に過ぎないか?といった聖職者達の議論は面白い。 また、フランス国旗の青、白、赤は「自由、平等、博愛」だが、実際はそう単純なものではなかったこともわかり興味深かった。 豊富な傍注と参考文献が付き、論文としてもしっかり書かれている。訳文は所々読みにくいが、原文の仏語が、 いつまでもピリオドが来ないような文章が多いので致し方ないだろう。巻頭にカラー図版つき。 ただ本文中の図版は白黒なので色がわからず、採算が合わず仕方ないのだとは思うが残念であった。
「悪魔の色」が見えない?
青色が、空や水を表現する色として、また癒しや爽やかさなど、青色に対して好意的なイメージを現代人の大半が抱くようになるには、少なからぬ障害があったことを、まず本書で知りました。宗教、芸術、政治、流行、染料の観点から、豊富な図版や逸話と共に紹介した内容は、読みやすく興味深いものがありました。ただし、口絵以外は、色の歴史だけにモノクロなのが残念でした。蛮族が好む色として、古代ローマでは人気のなかった青色が、中世になってステンドグラスや美術工芸の発達にあわせて、聖母マリアやフランス王家を表すカラーとして、認知され、ゲーテの『若きヴェルテルの悩み』に登場する主人公の着る青い燕尾服から、ファッションとして流行し、フランス革命に至っては、三色旗との関連で政治問題と化し、軍服のマリンブルーやジーンズの登場により、青色が大衆化してゆく過程は、一部を除きほとんどがヨーロッパ、とりわけフランスを中心に語られています。中世では、色によって厳格に区別されていた染め物業において、それまで主流だった赤色の染め物師が、画家に、地獄や悪魔を表現する色として、流行の兆しを見せつつあった青色を使わせおとしめようと画策した話などは、面白く思いました。
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| 悪魔の布―縞模様の歴史
Michel Pastoureau(原著)
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