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   星 新一 の売れ筋最新ランキング   [2008年11月23日 19時52分]
33ページ中 1ページ目を表示しています (110件)


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¥ 500(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:24

くちコミ情報
あまりに作品が多いので…
こちらで総評させていただきます。僕が星新一とであったのは小5の頃、友人に借りたのがきっかけです。確か『ありふれた手法』だったと思います。もうおもしろくて、おもしろくて、夜も寝ずにむさぼり読み、わずかな小遣いを握りしめ古本屋を駆け回りました。おそらく星さんが『少年探偵団』に出会ったのと同じぐらいの衝撃をうけました。あれから十年近く経ちましたが、僕の少年時代は常に星さんと一緒でした。ベッドシーンネタを描かない、殺人模写を描かないなどの制約を自ら設けたので子供も安心して読めますし、大人にならないとわからないニヤッとくるブラックユーモアもあるので末永く読めます。最近テレビでやってたりしますが…正直なとこ『自分が生きている間は作品を映像化しないでくれ』と言った星さんの気持ちがわかりました。作家が命を削って作った作品を映像化するには、それなりの覚悟が必要だと思いました。奇想天外なストーリーももちろん魅力ですが、星さんの優しくて残酷な文章はやはり文学の魅力を再発見させられます。
面白い
星新一なんて小学校の読書感想文の為に読んだだけでしたが10年ぶりに チャレンジしてみました..... 敬遠していた自分に後悔。徹底的にシンプルなキャラと会話のなす業か 30年以上も昔の作品とは思えないほど普通に楽しめる。 シニカルでブラックな作品が多く、 いわゆる「サブカル系」に目が無い人には是非オススメしたい
大作家・星新一
星新一は正真正銘の天才である。彼が得意としたショートショート。わずか5ページ程度の作品で読者を感動させて楽しませる。 素人は、長編小説より短編小説を書くほうが簡単だと思いがちだが、それは大きな間違い。 長編より短編、短編よりショートショートの方が、はるかに書くのに才能がいる。 なぜなら説明ができないから。無駄な文章、表現、語句を極限まで省いて作品を完成させなくてはならない。並大抵の技量では無理。 「ボッコちゃん」もわずか6ページの作品だが、何百ページ費やしたところで、これを上回る作品を書ける作家の方が少ないであろう。 6ページで読者を感動させ、心に残る作品に仕上げる星新一の凄さ。 星新一は不世出の大作家である。
アイディアの豊富さ
この一冊の中に50の物語が収められてます。 それだけでも信じがたいことなのですが、 その一つ一つの物語が意外性に満ちていて、瞬く間にこの冊子のとりこになります。 大人も子供も楽しんで読めると思います。 ショートショートの神様と言われる星新一さん。 たくさんの本を書かれましたが、 最初の一冊と言ったら、この「ボッコちゃん」を挙げる人が多いのではないでしょうか。
読み返してみても変わらぬ確かさ
 突然ですが、ときどき懐古的に昔の作品を読みたくなるときがあって、今回は星新一のこの本を読み返してみました。  中学のときに夢中になって、星新一さんの作品は全部読んでいた自分ですが、そのときとかわらない確かさがここにはありました。昔夢中になった本でも読み返してみたら、どうしてこれで感動したんだろうとかいうような作品がたまにありますが、この作品は二十年も昔の記憶と寸分違わぬ雰囲気と確かさを返してくれました。  上品で丁寧なショートショート作品がたっぷりと詰まったこの一冊。星新一の作品は他のどれもがそうですが、思いっきり切り詰めたその短い一つ一つの話の中にアイデアや寓意や痛烈な風刺があって、自分的にはいい感じです。もちろん、ショートショートなので、こればっかりだと飽きがきてしまいますが、たまに読むと惜しげもなく放り込まれたアイデアや寓話性に感じる何かがあります。


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¥ 1,260(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:87,367位  
カスタマーレビュー数:3

くちコミ情報
子どもに読ませたい
酒を飲むロボット「ボッコちゃん」 環境問題的視点を持つ「おーい,でてこい」 大人社会の欺瞞に気づかせる「約束」 ライバルに対する嫉妬心を描いた「妖精」 戦争が人類を滅ぼすと警告する「神々の作法」 など19編から編まれています. 子どもにはレベルが高いような話も含まれていて驚きました. だからこそ子どもに読ませたい本でもあります. 難しい漢字にはルビが振られています.総ルビではありません.
少し難しいけど、小学生でも楽しく読めます!!
この本の内容はとても複雑で、一回読んだだけでは話の筋がよく分からなかったところもありましたが、何回か読むとビックリするほど怖かったりユーモアがあったりして、星新一さんはとても個性的なんだなぁと思いました。皆さんもぜひ読んでください!
ぜひ小・中学生に勧めたい
この短い小説なんですがとてもおもしろいです あと味が悪い物もあるんですが 最後が良い展開の物もある どれも個性的であきない。 隠れた(?)名作です


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星 新一  
¥ 31,500(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:66,054位  
カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
挿絵が無いのが残念
いくつか表現が変わっています(例:気ちがい→異常者等)が、おおむね現在流通している単行本と内容は同じ。 購入を検討している方は、届いたそのままの状態で化粧箱に入れておくと本同士が擦れてカバーを痛めるので注意した方がいいです。 和田誠、真鍋博両氏の挿絵が無いので星は4つです。
星新一氏
私が高校生時代から星氏のショートショートが好きで愛読しており、最近、この作品集の存在を知り購入を考えているけど、価格的にちょっと厳しいかな?と悩んでおりやす。
しかたないかな...
当時の単行本では載っていた幾つかの差別的表現?が改訂されて、 本来、星さんが表現したかったであろうイメージがだいぶ歪め られてしまっています... p しょうがないかな... p 分かる人は、どこだか探してみましょう!
マニアならずとも是非
お値段的に手が出し辛いかとは思いますが、星慎一氏の全てをあます事無く網羅しており、 40年あまり経た現在でも古さを感じさせず、むしろ斬新ささえ感じます。 p 一生付き合える本なので、購入を考えてみても良いのではないでしょうか。 我家では妻も子供も読んでおります。


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¥ 500(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:17

くちコミ情報
星新一の予知能力は?
ちょっとした国内旅行をするとき、電車の中で読む本と言えば、興味のある分野の本か軽い小説に限る。 軽い小説の中でも、短編小説が向いている。 長編小説で、もしも先が気になる場合、目的地に着いたあとにまだ続きを読みたくなっていては刊行に差し支えが出るので。 短編の極みというものがショートショート。 というわけで先週末に信州に行ってきたので、星新一の本を持って行ったのだ。 鈍行で3時間ほど。ゆっくり読んでいって完読した。 星新一の本は、高校時代の愛読書で、高校時代の気持ちもよみがえってくる。 すてきな3時間を過ごすことができた。 あの頃、ちっとも不思議ではなかったが、30年経って、未来社会になっているので、ちょっと面白い。 星新一さんは、sf作家なので未来を想像している。 携帯電話を想像できなかったようで、でもポケットベルは想像できたらしい。 コンピュータはしょっちゅう登場するが、計算機としての機会なので、何ナノ仕事に取り込まれるとは想像できなかったらしい。 情報が電子データ化されると言うことは想像できなかったようだ。 代わりにロボットが活躍することを想像したようだ。 未来を予想すること、とても難しいことだ。 でもまたほかの本を読んで、星新一さんの予知能力をあれこれ調べたくなった。
星さんが奏でるヴァイオリンの音に耳傾けながら
 普段見慣れている景色を違った角度から眺めてみることで、新しい、別の風景が見えてくる感じ。常識ではないかと気にも留めていなかった習慣や行動が、あれっと思う間に、くるんとひっくり返っているような味わい。本書に収められている星さんのショートショートを読みながら、そんな気分になりましたー。  「いそっぷ村の繁栄」と題された連作集(「アリとキリギリス」「北風と太陽」「キツネとツル」「カラスとキツネ」「ウサギとカメ」「オオカミがきた」「ライオンとネズミ」)を皮切りに、全部で33のショートショートを収録しています。  なかでも面白かったショート・ショートは、次の三つ。 ★新入社員が会社組織にとって、なくてはならない有益な人材へと育っていく、その裏舞台を描いてすっぱい味がした・・・・・・「いい上役」 ★機械的な応対よりも人間味のある応対のほうが、仕事のやる気という点で効果が上がるかもしれない。話のそうしたテーマに、現代にも大いに通じるものを感じ、考えさせられた・・・・・・「オフィスの妖精」 ★登場人物が次の登場人物にバトンタッチしていく、リレー風のクリスマス・イブの物語。ほんのりと、あたたかなともしびが点っている、そんな話の風情が素敵。本書のマイ・ベスト作品は、これかな・・・・・・「ある夜の物語」  文庫解説は、新井素子。
短いけど面白い。
この方の作品はとても面白い。 1ページしかなくても、内容がとても詰まっているから。 短いのに呼んだという充実感は、 通常の形式の本とまったく変わりません。 様々な作品がありますが 冒頭にある「イソップ物語」の改造版は 変わっているのに関わらず、「ぁあ、こんなのもある」と 思えるのは気のせいではないかと思います。 どの作品もオチがしっかりとしているので 面白かったです。
思わず読み終える
小説が苦手な人、最後まで読まないまま積読してしまう人でもこの小説なら読み終えてしまうだろう。 短いストーリーの中にも深い教訓をギュッと凝縮させており、かつ面白味を損なわずに展開させていくのだから凄い。 流行り物の小説のように洒落た言葉が踊りでるわけもなく、複雑なレトリックが織り交ざるわけでもないのだけどとても魅力的な作品です。 「あまり本とか読まないんだよね」っていう人でも読む事の面白さを知ってしまうのではないでしょうか?
巧みさと不思議さ。
星新一さんの作品は、一見稚拙にさえ見える、 飾り気のない、質素な文章でできている。 だが短編という少ない言葉で語るのに、これほど巧いやり方はない、と思う。 多くが語られないが故に、その語られない部分を想像してしまう。 さらりとした文章は、オチまで一気に読み進めてしまい、 そのオチに感心したり、ゾッとしたり、感動したりする。 有名な作家さんだし、自分も昔勧められて読んだクチだが… すっかりその魅力にとりつかれた、 きっかけとなった一冊。 ひとつひとつのおはなしは短いので、 ちょっとしたなにかの合間にでも楽しめる。オススメの一冊。 構成力の巧みさと、文章の不思議さを、 味わってみてください。


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カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
鍵英之はすごい
収録作 鍵は鍵英之さんのペンネームの由来だという。この本の読者には鍵英之作品の購読をおすすめする。
生涯人数300人を誇るナンパ師でヒモで作家の鍵英之のペンネームは収録作『鍵』からとられたそうな
男女関係を突き詰めきった作家として筆者が敬愛する鍵英之のペンネームはこの『妄想銀行』にある『鍵』が由来だと鍵氏のブログで知った。深い。二読み、三讀に耐える作品だといまさらながら星新一の才能にうならされた。
老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います
目次  保証  大黒さま  あるスパイの物語  住宅問題  信念  半人前  変な客  美味の秘密  陰謀団ミダス  さまよう犬  女神  海のハープ  ねらった弱味  鍵  繁栄への原理  味ラジオ  新しい人生  古風な愛  遭難  金の力  黄金の惑星  敏感な動物  宇宙の英雄  魔法の大金  声  人間的  破滅  博士と殿さま  小さな世界  長生き競争  とんでもないやつ  妄想銀行  解説 都筑道夫  カット 真鍋博 本書は1967年6月に新潮社より刊行されたものの文庫版です。 1000編を越すSF短編小説を残し、ショートショートの神様と呼ばれた星新一さんの作品32編を収録。 短編なので読みやすく、それでいてしっかりオチがついていて、時には自分の考えの及ばないような意外性のある結末に感心し、自分とは違った新鮮な考えに触れ、ものの見方や考え方が広がったような気がします。また、星さんの作品は後世多くの人々に読んでもらえるようにと、具体的な地名や人名といった固有名詞をなるべく登場させないことで、通俗性を出来る限りなくし、読みやすく分かりやすい文章で書かれてます。そのため老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います。
日本推理作家協会賞受賞作傑作!S・S集
本作『妄想銀行』日本推理作家協会賞受賞作。 解説・都筑道夫、カット・真鍋博。 いや〜なんか「宇宙のあいさつ」で文ゲイ(キモイですよね。すいません)評論家の百目鬼恭太郎が「星は著作で賞をとってない」とかいってますけど星さんは賞とってるじゃないですか! 星ショート・ショートはどれもすごいといえるものばかりですが こりゃ賞とってるとだけあってスゴイですよ。意外だなぁと思える結末と諷刺が融合されたS・S。かってよんで損なんてない。 これよみゃだれだってホシにはまるぅ〜。 とにかく読んで見なけりゃ分らない。
何度読んでも飽きません♪
ショートショートなので、たくさんの話が収録されていますが、どれも 面白く、ハズレはありません。どの話も星新一さん独特のユーモアや 豊かな想像力に満ちているので、楽しみながら自分の視野を広げること もできると思います。


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カスタマーレビュー数:25

くちコミ情報
知られざる星の素顔
本書はその星新一の生い立ちと父親,生涯つきまとう星製薬との関わり,そして作家’星新一’と日本SFの誕生とその生涯をまとめた多くの証言と資料に基づいた評伝であり,傑作である.星新一の作品はショートショートを問わず長編やドキュメンタリーでも,簡明な文体に醒めた視点が特徴であり,私はその作風から長年,飄々とした印象を持っていた.確かに,SFファンにとっては宇宙塵やSF作家クラブなどの例会における星の言動はよく知られていたことである.しかしながら,本書では確かに星のそのような面があったことを述べながら,それとはまったく異なる星の一面を描いており,それは私にとっても大きな衝撃であり,それは多くの他のファンも同様ではないであろうか. そもそも,私が星新一のショートショートに出会ったのは小学生であり,やがて星から離れファンタジーやサイバーパンクに移った.星を読まなくなったのは,この作家は子供向けであるというイメージがどこかしらあったためであろう.星の作品には血湧き肉躍るわくわく感や男女の機微はなく,思春期の少年には物足りなかったろう.また太宰や三島のような高尚な文学とも感じられなかった.とはいえ,書店では平積みも多く大変売れていたという印象がある. しかしながら,本書はそれこそが星の苦悩であったと指摘する.確かに売れ続けてはいても,所詮は子供向け,ただのエンターテイメントと見下され,かつては直木賞の候補にもなったが受賞できず,その後もほとんど賞らしき賞はなく,文壇に認められぬことを愚痴り,苦悩していたことは,一般的に星の作品から受けるイメージとはまったく異なるものである.名誉や評価を欲した醜さ,そして晩年の作品の生き残りをかけた手直しは,ほとんど妄執ともいえる執念を感じるのである. まったく「人間を書いていない」と言われた星の,なんと人間的であることか! 作品から読み取ることのできぬ作家の素顔,それは星が書き手として一流であることの証である.しかし,本書で明かされたその素顔との差はあまりにも大きい. 今,あらためて『最後の地球人』(『ボッコちゃん』収録)を読み直してみた.物語のラスト,聖書から引用した「光あれ!」という言葉を原稿用紙に記したとき,星は何を思ったか.SFが遂に文学として認められる未来を見たのだろうか.
SFの人、必読
ご他聞に漏れず、読書遍歴の入り口に、星新一が居た。他に比較するものもないうちから、高級品を食べてしまったことが、どれほど読書の味覚を狂わせてしまったか、と愚痴を言っても仕方がない。 さて、星新一が、星製薬の御曹司であり、戦後会社の借金で苦労した、という話は知っていたが、では具体的にどういうことがあったのか、知るすべがなかった。 この本は、ファンが気にしつつ知る由もなかった星新一の作家になるまでの履歴を描いている。いやあ、大変だったんですねえ。と言いたいところだが、上流階級の暮らしぶりや人的交流を知れば知るほど、そんな苦労、苦労じゃないんじゃね?と感じて仕方がない。 この本を読むだけだと、結局回りの人たちに守られた御曹司、というイメージが固着しそうである。もうちょっと苦労を具体的にドロドロと描くことは出来なかったのだろうか? しかし、デビューしてからの星新一がどのような人物であったかを知るには役に立つ評伝である。他のSF作家に慕われたというその性格を色々なエピソードから浮かび上がらせる手腕はたいしたものである。また日本SF黎明期がどのような雰囲気であったかを上手くまとめていると思う。そっちの苦労のほうが興味深かったともいえる。 それにしても、SFの人たちは、元祖オタクだったのだなあ。
魂の千夜一夜
10年ほど前、「驚きももの木20世紀」という、三宅裕司が司会の伝記バラエティ風テレビ番組があり、そこで星新一 が取り上げられたことがありました。その時のタイトルが「魂の千夜一夜」。 たったひとつのショートショートを書くために、星新一がどれほど苦悩し、呻吟し、身を削ったかが、克明に紹介されて いました。 それを更に詳しく、深く掘り下げ、星新一の人間像に迫った本作は、星新一の作品が好きで、作品を読むだけでは飽き足 らなくなったファンをも唸らせるに十分な労作だと思います。 本作の星新一像は、あくまで筆者のものですが、いずれにせよ、あれだけの傑作群を生み出した星新一という作家にはこ ういう一面もあったんだな、と興味深く読みました。
日本の戦後SF史と共に。
良い本に出会いました。ショートショートの名手、SF作家の星新一の評伝。星新一は、「偉いというのは、知っているだけでなく、誰にでも伝えられること。」という言葉と一緒に挙げる、尊敬する人の一人です。 前半こそ、星新一とその父親の話ですが、中盤以降は、まだ存命の日本のSF開拓者の名もでて、星新一ファンとしての読み応えに加え、日本のSF史の一面、出版というビジネスとその読者層の一面、そして一人の職人の盛衰人生が読み取れて、物悲しい面もあります。 本に関して、私自身で思っているだけですが、不思議な縁があります。用も予定もないのに本屋に行くと、納得して買ってしまう本が知らずに出ていたりといったこともそうです。 今回は、三月に出たこの本を買って積読だったのですが、そのつもりではないのに「Nippon2007 世界 日本SF大会」が終わることを待って読む形になったことに、なにかしらの縁を感じました。その感慨は、SF大会で目にした、ふたつのことによっても深くなりました。 ひとつは、「星新一の墓参り企画」。 日本SF大会では、一時間ごとにA4のコピーで刷られた「時刊新聞」という瓦版があります。記事は関係者が書いて寄せるほか、企画を立てている人、参加している人も寄稿ができます。 この中で見て驚いたのが、9月1日に配布された「星さん号です」とされた一枚。これが、作家の新井素子さんが、9月3日の午後に星さんの墓参りに行こうという呼びかけたものだったのです。数千人が集まる世界大会。それもこの会場でなら日本人はみんな星新一を知る人ばかりだろうと思われる中であるのに、このことを呼びかけることができるのは、すごいと思った。普通であれば、それほどの人数に有名人の墓参りを呼びかけたら、人数が膨れ上がるのでは?と思いそうなことだ。だがそれが、Nippon2007のクロージングでも紹介された柴野拓美さんの言葉、 「お隣の人の顔を見てください。その人もSFが好きなんですよ。」 を当然としている企画であることに改めて驚いた。 ふたつめ。上の言葉は、クロージングでも実行委員長が使い、第一回日本SF大会での言葉なのだと紹介されたが、この本でもそれには触れられている。その年、昭和37年。今回のクロージングで当の柴野拓美さんがファン ゲスト・オブ・オナー として壇上で挨拶したとき、 「日本で世界SF大会が開かれ、その壇上にいるなんて、もう死んでもいい。…だけど、そういってもやっぱり、また次を見たい。」 とおっしゃった。この先を見たいという好奇心、探究心こそ、SFファンの証のひとつなのだろうな、と感じた。見た目でもお年を召しているのはわかるので、そこはそれで「嬉しいだろうな。」と、その時は思った。 だがこの本を読んで、戦中から生きて、終戦、戦後の復興期と、SFが成長し、広がり、また特定のファンのものに落ち着いたすべてを見てきた人として、また同世代の仲間の幾人もがすでに他界している(その中には星新一も含まれている)中での感慨の深さは、30年ちょっとしか生きていない私が到底思いが及ぶようなところではないと思い知らされた気がした。 星新一がどのような人物だったのか。著者は作品を読むだけで全く知らないことに気づき、調べてみてショートショートの短い物語の向こうに、どのような人物がいるのかに興味をひきつけられたとあとがきで述べている。そして読んでみて、エッセイなどでは語られていない人物としての星新一の来歴は、確かに波乱万丈な物語のひとつとさえ思うほど。 まさに私にとっては、いまのタイミングで読むべき本でした。
希望をもらった
何度も読み返した。読むたびに心うたれる。 初めて手にした子供本以外の小説は北杜夫と星新一の著作だった。これは幸福なことだ。優れた良識と教養の持ち主が文学への扉を開いてくれたのだから。最相さんのこの優れた評伝を読んで、その思いを新たにした。星新一がますます好きになった。飄々としたイメージの星さんが苦悩し嫉妬し迷った姿を知ったことで、星さんへの尊敬が増した。また悩み苦しむ自らが力づけられる気がした。すばらしい本です。


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切りつめられた文章がぬくもりのある記号
星新一氏のショートショートの書き方の中で、 二つのアイデア、言葉を組み合わせていくというのが、 あるそうやけど、 禁じ手、封印、このジャンルはよっぽどせっぱ詰まったり、 めちゃくちゃおもしろい作品になると確信せんかぎり、 書き始めないというのが、あるらしい。 神様モノ、悪魔モノ、魔法のランプなど、 三つの願いシリーズ、タイムマシンモノなんかもはいるんか? 作者があえて、そういうジャンルとして認識しているほど、 ありきたりやパターンかしてまうほど、言葉を切りつめて 記号化するようなイメージすらうけてまうねんけど、 だからこそ、時代を超えて、普遍的なアイデアや概念が 伝わってくる作品として、何度も読み返せる本として 俺様は星新一のショートショートが大好き。 その中でもこの一冊は上位ランクイン。
老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います
目次  笑い顔の神  現代の美談  サービス  魔法使い  奇妙な旅行  出来心  問題の男  非常ベル  古代の秘法  死の舞台  マスコット  税金ぎらい  隊員たち  指紋  権利金  保護色  夜の声  機会  箱  魅力的な薬  未知の星へ  夜の事件  歴史の論文  重要なシーン  商売の神  四日間の出来事  愛の指輪  効果  協力者  狂気と弾丸  天罰  無表情な女  ささやき  午後の出来事  夜の召使い  三年目の生活  すばらしい銃  そそっかしい相手  伴奏者  敬服すべき一生  解説 中島梓  カット 真鍋博 本書は1965年7月に新潮社より刊行されたものの文庫版です。 1000編を越すSF短編小説を残し、ショートショートの神様と呼ばれた星新一さんの作品40編を収録。 短編なので読みやすく、それでいてしっかりオチがついていて、時には自分の考えの及ばないような意外性のある結末に感心し、自分とは違った新鮮な考えに触れ、ものの見方や考え方が広がったような気がします。また、星さんの作品は後世多くの人々に読んでもらえるようにと、具体的な地名や人名といった固有名詞をなるべく登場させないことで、通俗性を出来る限りなくし、読みやすく分かりやすい文章で書かれてます。そのため老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います。
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 SFショートショート集。  小説を好きになったきっかけがこの本でした。「殉教」の衝撃はいまでも覚えています。たぶん死ぬまで忘れません。
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『ようこそ地球さん』です。42編収録のショートショート集ですが、本のタイトルになっている作品、いわゆる表題作はありません。 ショートショートとしては、長めの作品も短めの作品もあります。質としても、勿論玉石混淆はあります。王道ネタであるが故にオチが完全に読めてしまうケースも多々あります。考え方やネタに時代の変遷を感じることはありますが、「キレ」は失われていないのは確かです。 自由な柔軟な発想に風刺のスパイスを効かせれば、山椒は小粒でピリリと辛いわけです。 もし宇宙人に遭遇した時、地球人ってどんなヤツかを端的に説明したかったら、このショートショート集を読ませればいいかも、って感じです。 それくらいの卓越した人間観察です。
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「ボッコちゃん」と並ぶ初期作品集だが、あまり評価がなされていないように思う。「処刑」「殉教」などは、その思弁の深さでカフカや安部公房の作品に並ぶ、あるいは手法の鮮やかさで勝るかも知れない。公式デヴュー作の「セキストラ」、習作時代の叙情的傑作「小さな十字架」など、心に残る傑作が多い。もっと読まれてしかるべきかと思う。
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くちコミ情報
だれかさんの悪夢
言わずとしれた、星新一氏のショートショート集の一つである。 SFという題材を扱っていながら、どこか現代社会の風刺に通じる ブラックユーモア、読者をあっと言わせる意外な結末、ミステリアスな ストーリーなど、読書の楽しみが全てつまっていると言えるだろう。 p だいたい1作品2~3ページのものが大多数なので読書家の息抜きにとか、普段読書の習慣がない人でもあっという間に1冊に読み終えることができる。しかし内容はというと何度読み直しても、絶対、飽きることは絶対にない。