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   市川 伸一 の売れ筋最新ランキング   [2008年12月04日 13時34分]
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市川 伸一  
¥ 1,470(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:12,112位  
カスタマーレビュー数:1

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教育の基本に戻ろう
最近よく「学力低下」と言われている。それは、昔ほど教師が教えることが少なくなったことも影響していると思う。昔は「教えてから考えさせる」「教えた後に考える」場をよく作っていたように思う。この本は、その考えに立ち返ろうと呼びかけているような気がする。新しい考え方ではなく、「古くてもいいところは残そう」という、まさに「温故知新」の考え方をうたっている。しかし、「ただ教えればいい」という考えではなく、「どのように考えさせるか」など実践例など多く取り入れているので、非常に作者の意図が伝わってくる。教育にはいろいろな考え方があるが、その参考になる考え方のひとつになると思う。


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市川 伸一  
¥ 756(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:5,366位  
カスタマーレビュー数:5

くちコミ情報
動機付けに関する意欲が深まります
この本は、巷にあふれている「こうすれば成功する」というような所謂「ハウツー本」とは違い、心理学(特に教育心理学)の観点から勉強などに関する動機付けを真面目に考察している本です。 筆者がおっしゃるには、動機付けは褒美や実用性などを求めるという外発的なものと、自分から進んで取り組もうとするという内発的なものの二つに大別でき、さらにその中にもいくつか分類できるというのです。第一章ではそのことについての導入的な説明がなされています。どちらの立場になるかは皆さん次第ですが、筆者は後者の支持者(決して前者を認めてないわけではありません)なので、後者の説明が少し多いように感じました。 そして、第二章、第三章では、それぞれ和田さんと苅谷さんの著書、論文などの問題点、あるいは補足説明がされ、実際に筆者と対談も行っております。単なる水掛け論では終わらずに、その対話からも読者が得られるものは大きいと思われます。意見の違う二人の対話録を読むことで、新たな動機付けに関する理解が深まるのではないでしょうか。 最後に第四章では、実際に動機付けをどのように活かすか、ということについて、いろいろな角度から示唆を与えています。個人的に大いに参考になるアドバイスです。 教育心理学には最近になって興味を持ったのですが、全くの無知であった私でもスラスラ読み進めることができました。さらに、動機付けに関して教育だけにはとどまらずさまざまな物事にも活かせることも書いてありますので、受験生に限らず大学生や社会人にもオススメしたい一冊です。
人生を通じて必要な「学び」のための書
人はなぜ学ぼうとするのか。心理学的立場からの考察、日常に応用の聞きそうなところまできちんと考えています。 とりあえず、何かを学ぼうと思っているのに意欲がわかない人にはオススメです。特に受験生に。 個人的には、意見の違う人同士(和田秀樹・苅谷剛彦)で対談をやって、お互いに高めあっていこうという意欲がひしひしと感じられるところが、すごくひきつけられた。 やはり皆「学習」をテーマにしているだけあって、論争していてもお互いによりよいものを目指して協力しているという「学び」の姿勢は、3者ともすばらしい。 最近の左右の論壇なんかこれに比べて・・・
「学び」について学ぶ本
 なにかを学んで身につけてゆくときに、自分から進んで取り組むか、他者から半ば以上強いられるようにして取り組むか(おおざっぱな区分なのはあしからず)。著者の基本的な立場は前者のようなあり方をとるための心理を大切にするものだ。つまり、学習における内発的な動機付けを重視するわけである。だが、著者の市川氏は外発的動機付けの意義も十分にわかったうえで、自分の立場をくりかえし明らかにしている。その点で、説得力もある。  文章も非常にわかりやすくて、心理学についての予備知識がなくても一読して理解できる内容だ。自分と違う考え方の人との対談を収録しているのも、著者の立場がより明確になって、勉強になる。「学び」に関わる人の参考書として、特にすぐれた一冊である。
受験生…いや、人類必読の書!!
「勉強に意欲が持てない。」と思っている学生、「どうすれば子供が勉強に興味を持ってくれるのか。」と考えている教師、「最近、仕事が辛い。」と感じている労働者、「子供にもっと勉強してほしい。」と願っている主婦…などなどに特に読んでほしい本です。各々の悩みに対する一つの答えがこの書を読むと必ず見つかる筈です。それ以外の人も今後の人生の糧となるのは間違いないので一瞥の価値はあります。心理学については疎いので詳しくは分かりませんが、この本は心理学的アプローチで書かれているので、心理学の入門書としても使えるのではないでしょうか。少ないとも、「心理学ってこういうことを研究する学問なんだ。」くらいの概要は掴めると思います。だからと言って難しい文句等は登場しないので、中学生くらいでも読むことができると思います。最後に一つ言えるのは、勉強や仕事に対し萎え切っている人を再びインスパイアさせるだけの力がこの本にはあります。読んだ直後から即戦力となるでしょう。
受験生必読!!
 この本はすごい!勉強に対して腐りきって、自己嫌悪に陥っていた私を再び机に向かわせてくれた!ペンを握らせてくれた!勉強が面白くなった!  司法試験合格を志して、早3年。法律に対する熱も冷え切って、努力しなければ、と思いつつもある種の壁を越えられずに、立ち往生する毎日でした。 p  「勉強方法はもう十分教わった。だけど、それをこなせるだけのやる気がないんだよ・・・・。」これと想いを同じくする方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。そう、この本は、特に合格に数年を要するような資格試験を受ける方に読まれるべき本であると思います。 p  自分でも中途半端な努力しかできていないと自覚していて、長年苦労を重ねている者にとって、「やる気」こそ試験合格への最大


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市川 伸一 鏑木 良夫  
¥ 2,100(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:78,363位  
カスタマーレビュー数:1

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子どもがわかる授業に変わる
目からウロコの授業改善です。現場の教師や教育委員会の指導主事はぜひご一読ください。 子どもの認知プロセスに裏打ちされた授業改善のポイントは「教育は科学」の実践。 明日から出来る「わかる授業」実践に活かしていけます。


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市川 伸一  
¥ 1,470(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:46,386位  
カスタマーレビュー数:3

くちコミ情報
とても参考になりました
先日、市川先生の講演を聞きにいきました。その中での先生のお話とリンクをさせると、とても合点がいきます。とはいえ、先生がおっしゃりたい内容は十分に網羅されています。 今の学校現場で、いまだに「問題解決型授業」として生徒に教えずに考えさせる授業が存在することは否定できません。そんな中で、この本が少しでも現場の教員に読まれることを願っています。
「教えて考えさせる授業」の大切さ
 最近の学校の先生は、子どもの主体性や考える力の育成を尊重するあまり、基礎的基本的なことを「教えない」という風潮があります。教師が何も教えなくて、ただ子どもに考えさせるだけでは子どもに何の力も身につきません。ですから、基礎基本はきちっと教師が教えるべきです。  もちろん、1から10まで教師がすべて教えていたのでは、子どもが受け身になってしまうのでそれはよくありません。だったら、1から8までは教師が教えて、9と10は子どもに考えさせる。このような教えることと考えさせることのバランスが大切なのではないでしょうか?  本書はこうした、現場教師の指導力の不備を指摘し、また今後の指導のあり方までについて言及した、大変興味深い一冊である。
授業で読んだわけですが
学力低下問題など、最近騒がれてるネタが取り上げられていて読みやすかったが、外観をひととおりなぞっただけというか、研究対象にするにはいまいち深みが足りないのではと思った。 授業で使う教科書にしては値段は手ごろだけど、授業で使わないなら買わないな~。


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¥ 819(税込)
通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー数:7

くちコミ情報
後半にエッセンス
この手の本はえてして著者の考えをダラダラ述べて自己完結している本が多いが、 この本の『「数学=暗記」説はほんとうか』においては 和田秀樹氏に代表される「解法暗記派」の手法と 吉永良正氏に代表される「自力解決派」の手法を対比させて書いており。 結論も簡潔で「目標の違い」だと述べている。 和田氏は受験に合格することを目標にしており吉永氏は数学の専門家の卵を念頭においていると解釈。 現実の受験生も自力解決で勉強してきて時間を浪費し、効率が上がらない時に解法暗記にシフトするという人が多いように思う。 当然、自力解決で時間も浪費せず効率も上がる人はそのままでいいので、個人の資質によるところも多いだろうが、こと受験に合格するという目的だけに徹するのであれば、解法暗記をすべきだろう。  英文解釈などは知識と文脈を使って推論しろと書いてあり、例も示してあるが、これは他の本でもよく述べられていることである。 最後のほうの「文章を書く」については、わかりやすくまとまっており大変参考になる。結構、市販の小論文の参考書などでもこの本の「文章を書く」のところをダラダラと本一冊にまとめているようなものもある。そんなものを買うよりこの部分を何度も読み実践する方が力がつくだろう。  しかし、(個人差はあるだろうが)高校三年生で時間がない人にはお勧めできない。高校一年、遅くとも二年生でこれを読んで自分で考え実践したら本の題名通り「勉強法が変わり」自分の力となるだろう。
他の本の受け売りに著者の考えを加えたもの、そして元々優等生の高校生向き
悪くはないが、他の勉強法に関する本をあちこちつまみ食いして、自分の体験談を加えたことを勉強法としている感が否めない。 認知学習については、本書でも引用されている「間違いだらけの学習論」の方が適切であるし、心理学の面から楽しく読めるという点ではゆうきゆうの著作に劣るし、具体的な個人での勉強法という点でいうと「超高速勉強法」に劣るし、東大生のやり方に学ぶのであれば「東大脳の作り方」の方がより高校生の目線にあっているし、著者が前面的に賛同していない野田秀樹の本でも、こんなにあちこち飛んではいないという点で読みやすいことは評価できるし、勉強を生活のリズムの中にとりいれるということと基本の反復という点では陰山英男の著作の方が優れている。 また、本書には参考にすべき本をあちこちに書いてあるが、本書は高校生向きであることを考えると、忙しい受験勉強の合間に「クリティカル・シンキング」などを次々読むのは難しいように思う。さらに、本書は、授業や、塾の先生や、友人や、いわゆる赤本の使い方についてはあまり親切ではない。実際、多くの高校生は一人で勉強しているだけでなく、いろいろな先生や友人と影響を及ぼしあって勉強をしている。本書は、そのような視点が弱く、必ずしも若者向きとはいえないのではないか。 また、そもそも勉強を中心とした生活パターンの作り方などの解説も十分とはいえない。リズムが出来てくればそれなりに自分の勉強法というのが形になってくるのだが、多くの若者はまずそこに問題がある。そういう点では本書がぴったりくるような高校生というのは、元々勉強の習慣が身についていてさらに効率の良い勉強法をさがしているような元々ある程度優等生の域に達しているような若者なのではないかと思う。 ということで、マクロ的な視点でみるともうひとつと思える部分が多いが、個々の科目の勉強方法に関しては、まじめな高校生にとって参考になる記述があることは付け加えておきたい。特に、数学に関しては良いと思う。一方、英語の学習法についてはリスニングにあまり触れておらず、ちょっと古い。
数ある勉強法の本の中でもバランスはピカイチ
様々な勉強法の本が存在する中で、この本は認知心理学の専門家である著者が、学校における勉強の意味やあり方は心理学的に考えるとどうなるかということについて、ひとつの答えを提示したものである。 この本は勉強に悩む中高生に向けて書かれているが、第1章「学習観を見直す」において、学校教育が見落としてきた、あるいは誤解してきた「学習観」を浮き彫りにしてくれる。「学習観を見直す」作業は、生徒だけに強いるのではなく、学校や教育関係者にこそ求められるべきものであると思う。 軟調な語り口で書かれており、読者に堅苦しさを感じさせない配慮がなされてはいるが、結局こういう本を読む人は勉強家の優等生なのだろう。本当に必要とされる人たちには読まれないんだろうな。
三位一体ならぬ三味一体
本書は心理学の観点から合理的な勉強法を考察するものである。 本書には3つの側面がある。 1高校生に合理的な勉強法を提示する。 2すべての人に「学ぶ」ことの正体を提示する。 3心理学入門 まず、1についてだが、本書は「ジュニア」をターゲットとした新書なので、そのニーズに適うように英単語や年号、漢字の記憶法、数学問題へのアプローチの仕方、小論文の作り方などをざっと説明する。中高生(特に高校生)が普段の学習の上で心がけるポイントを提示している。 しかし、本書のメインテーマはなんと言っても2であろう。高校生の学習内容を素材としているが、そこから「学ぶ」ということを一般化している。すなわち、本書は「記憶する」「理解する」「問題を解く」「文章を書く」という構成をとっている。これはすべての人が物事を学びとり、また、さらに深い学習にいたるために要求される主要な能力であろう。記憶力、理解力、問題解決能力、文章作成能力といった社会で要求される能力を、どのようにすれば合理的に育成できるのかを心理学に則って考察しているのである。 そして本書は3心理学の入門書であるともいえる。著者はこの本全体が「学習観」を見つめなおすための材料であるとしている。「学習観」とは「学習とはどんな仕組みで起こるのか」「どのような勉強をするとよいのか」という学習に対する考え方のことだそうだ。そして学習のしくみを科学的に研究するのは心理学の役割の1つだとしている。心理学を通して自分の勉強法を見直すことで、心理学に対する興味も生じるに違いない。 1冊の中に3つの味。お得である。
良書
世間一般に言われている勉強法を考察し、よりよい勉強法について書かれている。特に第三章はよかった。 ただ、心理学の部分は面白いが、わざわざこの本に書く必要はなかったと思う。


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市川 伸一  
¥ 693(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:6,441位  
カスタマーレビュー数:14

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入門書かくあるべし。
人は論理学の法則のとおりに思考する訳ではないし、統計学の法則のとおりに推測する訳でもない。論理学や統計学はむしろ、人の推論を事後的にチェックし、正当化するためのものだ。論理学や統計学の法則と、人の直観的推論の間には「ギャップ」がある。この「ギャップ」を素人でも理解できるように丁寧に解説したのが本書である。 本書は、論理学や統計学から外れた人の直観的推論を単なる「間違い」として切り捨てるのでもなければ、「本当は常に合理的」なものとして絶対化するのでもない。独自のルールを備えた探究対象として捉えつつ、同時に適切な解説が与えられれば変更可能なものと捉えている。そこに開けるのは教育への応用可能性である。 実はそれほど期待せず読み始めたのだが、驚くほど面白かった。入門書かくあるべし、新書本かくあるべしと言いたくなる。著者の文章の巧みさも特筆すべき点だ。
人間の推論の危うさ
様々な事象が絡み合っている現代をイメージすると判断に起因する事象、統計などは学んでおく必要のある項目だとの認識があり購入して通読 認知心理学についての序章的な説明をしている本だと思う。科学的な「統計」「論理」と人間が判断を下すときの判断根拠とのずれの原因を分類して特定してくれている。人間がいかに間違った根拠で判断を下してくれているかの説明をしてくれているので、判断を行うときに自分の判断があっているか間違えているか考えるときのフィルターになる様々な要素の説明に当たると思う。人間の問題解決における事象化のキーワードになる「スキーマー」「スクリプト」「フレーム」の説明や、認知しにくい確率のイメージ化「同系図式」など興味を引くものが多かった。 自分の判断と、論理的な統計的な結論とのずれがあることをはっきりと認識しておくことは、判断をする上で大事なことだと思う。そのずれの原因を科学の側面からと人間の側面から見極めるのに役に立つ書籍だと思います。
思考のクセを知る
人間の推論に対する認知心理学の知見が、コンパクトに纏められた好書。 例えば、次のことが不思議だと感じた方は、是非ご一読を! ・ 感染していれば98%の確率で陽性反応が出る検査薬で検査したら、陽性反応が出た。なのに、いくつかの要素から導き出される感染確率は、絶望的じゃない? ・ 新人王の野球選手が2年目のジンクスになるのは、当たり前? ・ 仮説「すべてのカラスは黒い」は、対偶「黒くないものはカラスではない」でも検証できるはずだが、「白いテーブル、茶色のイス、‥‥」と調べるのって正しい? 本書で取り上げているのは、わざと錯誤させようとしたとしか思えないパズルや数学のような事例が多いので、そのまま実生活に応用するのは、一見難しい気がする。著者によれば、「人間はもともと合理的で賢いものである」とする見解相違もあるらしい。 ここで、ちょっとだまし絵(ルビンの杯、若い女と老婆、等)を考えてみたい。心理学で利用されるだまし絵だが、企業や交通の安全教育では、だまし絵を例に、人間の持つ誤認識しやすい特性への注意が喚起される。では、職場や道路にだまし絵みたいな状況があるのだろうか。そのまま当てはまるような事例はまずないだろう。しかし、だからと言って、だまし絵で喚起された注意が無意味とは思えない。勝手な思い込みを戒め、事故を予防するのに、潜在的な効果をあげているのではないだろうか。本書が示した推論の錯誤事例は、まさにこのだまし絵のような効果を有しており、実生活でも活用できると思う。 因みに、だまし絵で気に入っているものの一つに、以下がある。 ・ (A) ----------  (B) --------- 多くの人は、線分の長さは「(A)(B)とも同じ」と回答すると思うが、実は(A)の方が長い。この錯誤は、この図をミューラー・リヤーの錯視図と(ではないのに)見做したバイアスによる。 他人と議論して話がかみ合わなかった経験は誰でもあると思う。見解を異にする集団同士になると、事態はさらに先鋭化する。こんなとき、著者が本書の終わりで記した「人間は(考え違いをしてしまうこともある)自分の思考のしかたを自覚し、いっそう洗練された適応的な思考のしかたを身につけることができる‥‥。論理学も、確率論も、心理学の知見も、思考の自覚と改善のための道具であり情報である‥‥。」が、解決への糸口を与えているような気がする。本書で触れられた考え方が、世の中に拡がっていくことを期待したい。
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最近、マイブームで論理学にはまっていて、直前に野矢先生の『論理学』を読んでいました。それだけに、初っ端の、ウェイソンの4枚カード問題を間違えたときはあまりにもショックで、まさにタイトル通りに「こんな簡単な問題が!」状態に陥りました。 この本を読んで改めて、確率や統計を学びたいと感じたところです。
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ロト6やミニロトが好きなのですが、ガチガチに考えても全く結果が出ず、さりとてデタラメで勝負できず、放棄もしたくない。そんなスランプを経験してしばらく購入を1年ほどやめてました。 あるきっかけでこの本に出会って、役に立つかどうか分かりませんでしたが、軽い気持ちで読んでみました。 第三章の次の一節が気に入っています。 「帰納的推論には何らかの飛躍が必要である。しかし、とんでもない飛躍をしてしまうと結論が正しい可能性は低くなる。」 この一文のおかげで、いつも自分なりに緻密に考え悩んだあげくカスリもしなかったのが、「このくらい飛躍してもいいか」と考えられるようになり、ゆとりを持って数字選択に臨むことができたように感じます。 もちろん今までの結果データを前提にしての直観選択になりますが、選択数字が当選数字になる確率は飛躍的に上昇しました。毎回2〜3個は確実に当たるようになりました。 本の構成に関する評価では、著者の専門である認知心理学の話(7〜9章)を削って、もう少し数理的な具体例を入れてくれればと思ったので、星4つです。 頭が煮詰まりがちな人や、柔軟に思考したいと望む人にとって最適な一冊だと思います。


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¥ 777(税込)
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最適。旧学力論争を整理しておれば申し分なし。
著者は,1953年(東京都)生まれ。東京大学文学部卒業。埼玉大学,東京工業大学を経て,刊行時点では東京大学(教授)。文学博士。専攻は認知心理学,教育心理学。教育課程審議会,中央教育審議会等の各種委員会にも参加。啓蒙書類の著作は多い。手許のは2年間で5刷。売れていると思う。 学力低下論争の新書版論争史(99〜02年)。プロ向きではないが,研究者には必読だろう。引用が多く,手堅い論述となっている。論争に参加しているためにどうしても持論を展開しがちと推測されるが,著者がこれには禁欲している点が本書の客観性を支えている。 主要論者の特定とその主張内容や論拠などが手堅く整理されており,参考文献(246-52頁)では取り上げた著作が一覧できる。研究者による論争整理としてはきわめて誠実。そのうえで評価と批判が著者独自の観点からされている。独自の提言(終章)もある。 望蜀の謗りをあえて犯せば,旧学力論争を整理しておれば申し分なし。残念。(495字)
見事な整理!
学力低下論争を中立的な立場からまとめた本です。 著者は序章において、「学力低下について悲観的か楽観的か」「教育改革に賛成するか否か」という二つの軸を使って論者の立場を整理し、論者は主に3つの立場に分かれることを示してくれます。このまとめが非常にわかりやすい! 学力低下論争は、「学力は低下しているか?」という問い以前に、「そもそも学力とは何か?」といった基本的なところで食い違いがあり、様々な見解を読み比べて見ても、いまいち議論がかみ合ってなくて混乱してしまいがちです。 しかし、本書を地図にして読み返してみると、そのような食い違いが起こっている原因を含めて議論がすっきり整理できるようになる。 一冊目に読むべき本か、それともある程度論争に関する本を読んだあとでまとめ的に読むべき本か、ちょっと判断がつきませんが、私のように論争の迷路に迷い込んでしまった方は、本書を手にもう一度論争本を読み直してみてはいかがでしょうか。
学力低下論争の概論的な書物
 本書で筆者は学力低下論争には大まかにわけて三つの立場があるのだと述べている。簡単に述べると、①学力低下を楽観視しており、ゆとり教育を掲げた教育改革に賛成な者、②学力低下を憂慮しており、教育改革に反対な者、③学力低下を憂慮してはいるが、教育改革に賛成な者、の三つのタイプである。ちなみに筆者は③に位置しており、それは前半部分に掲載されている図(他の論者との比較が非常にわかりやすい図)ではっきりと明示されている。 p  本書は学力低下や教育改革、公立と私立、教科と経験、受験問題などに対するそれぞれの意見や文献紹介し、うまくまとめ上げているのではないかと感じた。それは学力低下論争が上記の三つの立場の相違から生まれた論争であり、その奥の深さに正直落胆はしたが、本書に「学力低下」についての概論としての価値を感じたからである。  もう所々少し深い言及が欲しい部分はあったが、新書という性質上、また作者の本書を書いた意図からするとそれは仕方のない部分のようにも思える。 p  「ゆとり」という語の持つあいまいさ、「学力」とは一体どのようなものなのか、国はどのような対策をとっているか、「学力」が低いとなぜいけないのか、などが本書の終章まで読めば、本書が出版された当時の学力低下論争の大まかなアウトラインはつかむ事ができるのではないだろうか。  しかし最近のOECDの調査で再び話題になったように、教育に関する問題はリアルタイムで考えていかなければならないと私は考えているし、本書を足がかりに、現代的な自分なりの「学力低下論」を持つことも大事だと考えている。    第四章にあった「教育という営みには夢やロマンが必要であるが、現実から逃避した「きれいごと」の教育論が優勢になってしまうと、そのデメリットには目が届きにくくなる」という言葉が印象的であった。  
学力低下論争の概要を知るには十分な1冊
新指導要領が掲げる「生きる力」。そして、それを実行するための「ゆとり」教育と目玉となる「総合学習」の実施・・・。そんな背景のもとで騒がれだした「学力低下論争」は従来の教育界だけではなく、マスコミにも取り上げられ日本中で話題となった。 本書では、その論争の主軸となった各氏の主張を細かに取り上げ、その対立点や類似点などを明確にしている。 p 「実際に学力は低下しているのか?」「学力低下論争で得をしたのは誰か?」など、筆者自身の視点による切込みもおもしろい。 専門的な内容も多く、教育に興味のある人には読み応えのある一冊。
学力低下論のそれぞれ
 本書は学力低下論争に関する適切なレビューであるだけでなく、単純なゆとり教育反対論(=学力低下論)や単純なゆとり教育賛成論(=学力低下はないとする論)とは一線を画した筆者独自の見解を明確にした本である。 p  学力低下論争ではセンセーショナルな学力低下論者の発言ばかりが目立つが、それ以外にも様々な立場から様々な主張が行われていることは論争をしっかりとフォローしていかない限り把握できない。本書はそういった意味で学力低下論争の動きを非常に適切に整理しており非常に便利である。



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