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【くちコミ情報】
読みづらい
自身の知的整理のためにこの著作をまとめたのではないかとしか思えず、読者のためを思って書いたのだとは到底思えない、そういう一冊であった。 満州を一貫して「東北」と書き続け、地名や人名は中国語の発音に合わせたカタカナ表記では、どこのことを書いているのかも、誰のことを書いているのかも全くわからなくなってしまい、読みづらいことこの上ない。 たしかに、それが著者の主義主張であり、また、本来そうあるべきとも前段で記しているのだから、読む側としてもその前提を念頭に置けば、それが読みづらいにしろ読んで読めないこともないのではという考えもある。しかし、それは、読みづらくても内容が優れている作品に対して挙げる言葉であり、本作品はそれに含まれない。 本作品は、書かれている内容の正確性も乏しく、読み手の知的満足を呼び起こさせるものではない。 図書館で借りて読む価値なら無くはないが、買ってまで読む価値は、残念ながら、無いと言わざるを得ない。
この内容で「満州国」はいかがなものか?
まずこの本では満州の中の3テーマに絞り込んで記述されていることに注意。ただ満洲国そのものの黎明と発展、衰退に対応している着眼点は評価に値する。しかしその内容たるや酷いもので(著者は「一人の研究者の力では無理」と釈明している)、沿革とも詳細ともつかない斑〔ムラ〕だらけの記述には閉口する。 例を挙げれば、第一章が「満州国の誕生」だが、サブタイトルはいきなり「傀儡国家」という前提から始まる。続く章は発展期を描くのだが、「産業開発」だけで工業ほかには触れられていない。三章に至っては開拓民の悲劇を描くのだが、やはり「配達されない手紙」に焦点が絞られている。 またその内容が極端に古い。著者もその点は認めており(初版1978年以降研究が格段に進んだこと、その補筆がもはや不可能な域に達していること)、だったらなぜ今復刊なのか、という疑問が残る。 そもそも「マンシュウ」の説明についても 満「州」国 を連呼しており、表紙から徹頭徹尾、満「洲」国 と表記されたことがない。 おおよそ研究書としての信憑性に欠けるといわざるを得ない。 さらに解らないのは、そのくせ、やたらと中国語発音にこだわり、わざわざ判りにくいカタカナ表記で地名・人名を表記していることである。これが非常に煩わしい。単に漢字で表記すれば済むところ(どう読むかは読者側の問題で著者が強制すべき類のものではない)を、トンチンカンなカタカナで表記(ピンインとも異なるし著者がなにに基づいて表記ルールを決めているのかはまったくわからない)し、さらに括弧をつけて漢字で表記している。まるで文字数稼ぎに窮する学生の卒論レベルだ。このように無駄に字数を浪費しておきながら、一方で追記の欲しいくだりでは「ページの都合で」と容赦なく説明を省いている。 このような薄っぺらな内容で「満州国」と堂々たる表題をつけることに些かの躊躇もない著者には別の意味で頭が下がる。
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【くちコミ情報】
簡単な図鑑といった感じで
四季を通じて道端には何が見られるでしょうか?公園や郊外に行く ときに持っていっても良いし、その日に見つけたものをこの本を 使って子どもに説明してあげても良いです。読むというよりは、 簡単な図鑑といった感じで利用すると良いと思います。一冊持って いると結構便利です。こういう本に馴れておけば、調べたり、図鑑が 好きな子どもになるかも!
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【くちコミ情報】
ピュリツァー賞の権威。
同じピュリツァー賞受賞作のトーランドの「大日本帝国の攻防」と同じ程度の駄書。イデオロギー的には正反対だが、こういう偏向した本が受賞するのだからピュリツァー賞も大した事はないね。持ち上げるのは権威主義だね。
日本史ポストモダンの代表格
ダワーや著者が歴史を政治的に利用していることはピーターウエッツラーが批判している。戦争責任なるものがあるとすれば負けた責任だろう。それは右派も認識しているではないか?、、、ウエッツラーは著者は70年代から日本の国史セミナーでマルクス主義系の日本人に影響されたのであろう指摘する。日本が育てたマルクスボーイが国外なら通用するだろうと出てきたわけだ、悪質である。
まさしく「害書」
左傾進歩的文人、自虐史観の宣伝に精力を費やす反日、親中派の訳者(この場合は、原本の意味を無視して、自分の思いを書いた内容になっているので、新たに本を書いた著者とした方が的確)による悪書。というより、正しい歴史を学ぼうとする人(特に若者)や真剣にに英語の勉強に取り組んでいる人(特に翻訳を志している人)に取ってはまったく参考と鳴らない、将に百害あって、一利なしの「害書」と呼ぶべき本。
いろいろ問題点はあるが、読む価値あり。
とかくタブー視される昭和天皇の一生を、豊富な資料をもとに解明する大著。随所に見られる外国人研究者独自の視点は新鮮で、また、日本人では畏れ多くて触れ得ない部分や、刺激的な断定が含まれ、興味深い。また、側近の行動、言動のきめ細やかな調査・分析は、感心させられる部分もある。 他方で、事象との関連の疑わしい状況証拠や昭和天皇の不作為を執拗なまでに挙げ連ね、天皇の責任を問う著者の姿には閉口させられる。また、国際法の抵触について、専ら日本のそれについてのみ触れ、「無差別大量殺人」という連合国側の重大な国際法抵触についてはほとんど無視する「勝者の論理」は、戦後世代といえども受け入れがたいものがある。二次資料の引用が異様に多いのも、大変気にかかる。 また、昭和天皇の行動一つ一つを政治的な事象と全て関連づけ、昭和天皇を権力闘争のプレーヤーとして捉える著者のアプローチは、昭和天皇を専ら政治的な意味での国家元首としてのみの映し出す。いみじくも著者自身が昭和天皇のもう一つの代表的な性格として掲げた神道という祭祀の長という部分についてはただその存在を奇異なるものであることを強調する道具としてのみ使い、著者の日本人に対する偏見が透けて見えるようで、残念である。 しかしながら、出来れば類書を参照し、上述した著者のアプローチの問題点に注意しつつ読めば、害が出るほどのものではない。むしろ、今の世のベースが形成された激動の昭和の時代を上下で800ページの重みをもって体感させられる経験の方が本書の短所を上回る。また、頻繁に言及される各々の歴史的事象、及びそれに対応する意思決定プロセスを知れば、重要な意思決定の主体がわざと不在にさせる、日本人の行動パターンの問題点が今なお変わらぬように感じられた。
昭和天皇の評価ではなく歴史書ですね
この本を読むまで私は昭和天皇の死因さえ知りませんでした。 これは昭和天皇を評価しようというものではなく歴史的事実をできる限り忠実に述べようとした歴史書のようです。 昭和天皇については戦後のイメージ作りのためにほとんど事実が知られていないままでしたがこの本のおがけで色々な事実を知ることができました。 その事実からどういう評価をするかは人それぞれでしょう。 少なくとも激動の歴史に翻弄された一人の人間であると同時に歴史に大きな影響を与えた人物のようです。 アメリカ人の歴史学者(日本の大学の教授でもある)が著してくれたのはよいことだと思います。 日本人がこの本を書いていればさまざまないわれない圧力を受けることはまちがいなく、そのような状態は情けないものです。 事実はここに書いてあるのにそれを無視して作られたイメージに固執してしまうのも不幸なことです。
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日本という国で暮らしていると「移民」という言葉に肌で触れる機会は少ない。わたしは20代の多くの歳月を外国で暮らしたり外国人と過ごすことが多かった。そのなかで、経済的な事情からアメリカにわたり、労働者としてけしてよい環境ではなかったけれど労働に従事し、司法を欺くような形で現地人と結婚して労働ヴィザを取得した人達の暮らしぶりや、なぜ、そのような「行動」をしなければならなかったのか、そうした人々の悲喜こもごもに接することもあったし、EU加盟国にEUから承認されたポーランド人が英国に「労働者」として出稼ぎに来る姿を垣間見ることも多かった。 こうした体験を踏まえてこの本を読むとほんとうにおもしろい。日本人は明治以降じつに多くの国に渡っている。ブラジル、キューバ、アメリカ、そして忘れることのできない満州、現代の人たちは満蒙開拓団という言葉を聞いてどう思うだろうか。経済繁栄を終え、その残光のなかで「自分探し」をするひとびとを傍観していると、「食べるために生きる」という言葉を反芻しながら船で世界に渡った先達のことを想起させる素晴らしい一冊ではあるまいか。
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