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夏目 幸子
¥ 735(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:255,651位
カスタマーレビュー数:10
【くちコミ情報】
まあエッセイなんだけど
本書に「様々なデータを検証して日仏カップルの実情に迫る」 というような内容を期待しているのであれば、それは止めておいた方が 良い、実際は単なる在仏日本人のエッセイに過ぎない。 また著者は客観的なデータを収拾したり、提示しようとする必要性を 全く感じなかったらしく、内容が恐ろしく主観的なのが特徴で、 様々な内容で日仏の是非を提示するのだが、そもそもの判断基準が 謎であることが多い。 更に著者本人の極端な思想的偏向がそこかしこに見え、中立性も望む ことは出来ないし、その内容も疑問視せざるを得ない、例えば著者に よると「右翼のせいで発言をためらう状況」が日本にはあるらしいが、 これが何を指しているのか私には全く理解できないし、大半の読者も そうだろう。 致命的なのが、内容がどう考えても矛盾していると見られる個所が そこかしこに存在し、著者の主張の説得力を著しく低下させている、 加えて内容にまとまりが無いとくれば、もはや本書の内容は飲み屋の 親父のグチ程度のものにしか受け取られないとしてもしょうがないだろう。 一応、評価できる点を上げるとすれば、日本人やフランス人を非難する ばかりでなく、擁護する内容もあり、そういった意味ではバランスに気を 使っていると言える所だろう、モチロン、それがあちこちに矛盾が偏在する 内容で、内容のまとまりの無さを生んでいる原因だとしてもだ。
少し商業主義かな?
「日本女性はなぜモテる」って、別にモテませんよ。実際は。 フランス男性と日本女性のカップルが増えているって、 日本女性は、他のアジア女性より、フランスへ渡航する数がダントツに多いのだから、必然的に、フランス人と恋愛する人だって多くなるでしょう。 「日本女性はフランスでモテる」と、優越感をくすぐる。 少し、商業主義の本かな?という気がしてなりません。
タイトルが一人歩きしすぎてますが・・・
興味深く読みました。確かに個人の意見の集大成のような内容に比べてタイトルが立派なため読者の興味を引かせます。日仏カップルの一人として、またフランス文化を愛してやまない者として、夏目氏の意見に同感するところも確かにあります。ただ、夏目氏はフランス人になりすぎていて、日本社会はもとより、日本人(男性・女性)に歯がゆさを感じてるゆえのバランスの悪い一方的な意見で終わっているのが残念です。共働きで子沢山で皆好き勝手に生きていく!?パリのカップルたちの離婚率の高さ(パリでは2人に1人)にまでもろ手をあげて賛成しているような気もします。日本とフランスに携わっている人の一意見として、読み終わった後に皆で意見を述べあるにはいい内容だと思います。
残念です
過去に書かれたレビューの評価が、あまり芳しくなかったものの、 読んでみないと分からないと、早速読んでみました。 構成がいまいちで、結局何が言いたいのか分からずじまいでした。 最後のあとがきを読んで、日本の女性よ、自立せよ!ということだったのか?と。 とにかく、書き手は人脈があり日仏カップルをたくさん知っているよ!ということなのでしょうか。 事実で終わらず、もうすこし突っ込んだ分析が欲しかった。 これは、現日仏カップルの反感を買う本でしょうね。あまりにも 見下した書き方をされている。 ダーリンは外国人ブームにのっとって書いたのでしょうが、 これは読めない。残念です。
個人的エッセーを連想させるタイトルにすればよかった
十分な客観性と正当な手法を踏んだ本を期待してはいけない。 マーケティング等の手法に見られるよう、例えば、もっと数字を盛り込んだ形式だったらどうだろう。この著者が切り捨てた部分にこそむしろ、フランスの社会の真実がある。文化的な事柄に偏った情報の伝播の結果、あまり伝えられていない側面があるのだ。そちらを取り上げてみれば、自分の主張にあるいは厚みが出たかもしれない。この本に欠けているのは、セグメントするにもその裏づけが薄弱であるなど踏むべき手順を踏んでいない点である。結果として、単なる中年女性の主張に留まっている。主張としてあるいはエッセイとしてならいいかもしれない。だが、エッセイとしてならいささかユーモアに欠けるだろう。 矛先を向けたという「大人の女が苦手な日本人男性」というのは、著者の周りにいる保守的な親父連を言うならあたっているのかもしれない。
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少し難しいかな?
AC関係や心理学の本が好きでよく読むのですが、この本はその中でも読みきるのに最も時間のかかった本でした。 「これは、学者の論文?」と思ってしまう程言い回しが複雑でした。そのせいか、著者の伝えたい事がダイレクトに心に響いてこないと言う点がちょっと残念でした。 2700円という決して安くはないない本ですので、子育ての指針としてちょっと読んでみようかな?的な気持ちで購入されると「失敗した!」と思ってしまうかも知れませんので、じっくりと、学術的な面から母と娘について知って見たいと思われる方にお薦めします。
息子を奪うことになる結婚
わが国においては往々にして結婚は彼のお母さんから息子さんを奪うことと同義であり、ひっきょうバトル開戦を招く。 p 本書は「学術的な研究に裏付けされたエッセイ」(347頁の訳者あとがき) であり、息子とではなく"母娘の関係"の説明付け(実例を映画や文芸に なぞらえている)。著者の1人は芸術を社会学的見地から論ずるのが専門である。また、訳者夏目幸子氏ご自身が気鋭の大学教員であり、かつ妙齢の女性研究者である。先般クロワッサン(女性誌)の巻頭を飾ったが、赤いルージュ の印象的な女性であった。 p 作品の索引(映画 その他の文学作品の2本立)が巻末にあり、本書を 研究材料としての論文執筆も可能であろう。 p タイトルは平易であるが、内容は根性なしでは読了しかねる。2600円 プラス税という価格も主婦がちょいと購入するにはさまたげとなる。 p でも、元文学少女にはよろしいか。原作の格調高さをくずさずに翻訳 されている(はず)なのはさすが。読者に迎合しようとしない 本出版はすばらしいと思う。
男性にもお勧め
テーマは、タイトルの通り「母と娘」という(ある意味特殊な)構造と、そこから生じる様々な関係です。 しかし、本書で分析されている「母と娘」の問題(例えば、母に 娘 であることを強要されるがゆえに 女 として自立できない娘:『ピアニスト』のエリカ)は、家族という善き構造の中に隠れたアイデンティティ侵害という、より一般的な問題としても捉えることができます。男性(私もそうです)が読んでも、身近でかつ興味深いテーマを扱った本と感じるのではないでしょうか。 p また、翻訳と感じさせない文章の読みやすさ、随所での映画や小説の引用による分かりやすさも、本書の大きな魅力です。訳者の言葉通り、読後感はすっきり。思わず引用されたフランス映画を見たくなりました。
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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
気付かなかった社会の歪み
男性性の喪失など大げさなと思いながら手にしたものの、全て否定が出来ない本で知らずにいた危機感を実感した箇所がある。 男性らしさがセクハラと問題になってる昨今ゼムール氏が言うように「ひと昔まえの露骨なおかまもののコメディでは、おかまが粗野なトラックドライバーを真似ようとしたが、今ではトラックドライバーがおかまからレッスンを受ける」(本文28頁)確かに、ホモセクシャルの美的感覚が社会的地位を得ている。 反面女に対しても昔のコルセットから自由になったものの、見えない現代のコルセットは私たち女に容赦ない。 全てに納得できないものの、今の社会の歪みに気付ける本だった。
フランス思想の行き着く先ー近未来の姿
フランス思想はルソーから始まる知性万能主義がその特徴です。これは人間の知力は万能であり、知力で決めた通りに人間でも社会でも思うがままに改造していける、という考え方が根底にあります。フランス革命当時は、知性を「神の意思の現れ」として崇拝していたのです。 しかしヒュームやバークたちイギリス保守思想家は、知性万能主義は人類を破滅に導く思想だと批判しています。ただし日本の知識人はフランス思想を長い間熱烈に信仰してきたので、ヒュームやバークの翻訳はつい最近まで日本では出版できなかったほどでした。翻訳大国の日本で、明治以来の長い間、バーク「フランス革命についての省察」が入手できなかったのは異常でした。 ボーボワールの「人は女に生まれない。女になるのだ」という言葉は、日本の知識人にも人気があります。驚くべきことに、今でも信じている人たちがいます。しかし最新の大脳生理学の研究によると、男女は赤ん坊の頃からすでに、ホルモンの影響で脳の働きが違っていることが明らかになっています。またはるか昔から、男の子と女の子を育てた親なら、両者が違っていることに気づいたはずです。ボーボワールは子供を産んで育てた経験がなかったので、頭の中で勝手に考え出した理想を説いたのでしょう。 男女平等とは「法の前の平等」を意味し、男女は同一であるという意味を含んでいませんでした。しかし後世の思想家たちが勝手に拡大解釈していき、男女は同一だという思想を唱え始めたのです。この知性万能主義の思想は人間の本性に反しているため、この思想を受け入れたフランス人(白人)は、長い目で見て生命力が衰微していくことを説いたのが本書です。 フランスではイスラム教徒がじわじわと増え続けていて、文化の衝突も増えています。イスラム教徒が、ボーボワールの言葉を受け入れるはずがありません。フランスの出生率が何とか維持されているのは、皮肉にもイスラム教徒のおかげなのです。そして近未来において、イスラム教徒との力関係がどうなっていくかは注目に値します。
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スカーフ問題は人権問題という視点が良い!
フランスのイスラム教徒の女性たちが公共の場でスカーフをかぶれなくなるのは、信仰の自由に反するのではとお考えの方は、是非読もう!イスラム教徒のスカーフ問題というと、すぐに信仰の自由とか政教分離云々という方向に行きがちだが、ふと立ち止まって「スカーフ問題は、宗教という視点のみで論じるばかりでいいのか?」と考える人が何人いることだろう。「イスラム教は尊重しなくては」「西洋の押し付けはだめ」という一見寛容な文化的相対主義の影で、服装や結婚、教育の自由を奪われているフランスのイスラム教徒の女性たち。女子割礼の恐怖にもさらされている。彼女たちは、フランス人でありながら、たまたまイスラム教徒の家庭に生まれてしまったがゆえに、イスラム教徒ではないフランス人女性たちと同様には、権利を行使できていない。この文脈で捉えるならば、「スカーフ問題」は人権問題なのだ、というのがトラニアン氏の主張である。自分はイスラム教徒になるつもりもないのに、己の寛容さを見せんがために文化的相対主義をふりかざす人は少なくないのではないだろうか。彼らが「イスラム教の教えは尊重しなければ」と言うたびに、傷ついてしまう人(当のイスラム教徒の人たちだ!)がいるということに気づかせてくれる一冊。その点で、同著は「フェミニズム」というより、「人権問題」を扱った著と考えたほうがいいのではと思う。 ところで、日本語版の表紙だが、これは「フェミニズム」を意識したものなのか、それともフランスのステレオタイプを強調したものなのか?フランス語版のシンプルさを踏襲したほうがすっきりとしたのではないかとちょっと残念である
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「既定の構図」のいかがわしさ。
男は加害者で女性は被害者、という規定の構図に釘をさす好著。 日本のフェミニズムは、歴史的にあるのかどうかもはっきりしない(異説がある) 「家父長制」害悪論ワンパターンなので、出版する意味はあるだろう。 特に日本の社会学は、既定の概念のダンボール箱(家父長制・ジェンダーetc)に事例を 仕分け・分類して語るだけ、という停滞ぶりと創造性の欠如を見せているので、 同じことを繰り返してネタの無くなった社会学者はよく読んでおくべきでしょう。 (※「男たち」・「女たち」、という用語を恥ずかしげもなく口にしてしまうタイプの学者) しかし、筆者も「多様化バカ」を脱却できていないので、減点1。
訳さなくていい気がする
日本でもフェミニズムは迷走しているが、フランスのそれとは違うようだ。バダンテールはラディカル・フェミニズムとして故ドウォーキンらのポルノ反対派を挙げ、批判しているが、日本にドウォーキン派などあまりいない。むしろ精神分析派が多いだろう。本当は日本のフェミニストが、非科学である精神分析に拠る非学問フェミニズムを批判する本を書くべきなのである。あまり日本で読む意味はない。
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【くちコミ情報】
人生は小説よりも奇なり
私は、フランシス・ベイコンの作品をひとつかふたつしか知らないのだが、それでもこのドラマに満ちた伝記を楽しんで読むことが出来た。 芸術家としての作品作りの話よりは、一人のゲイの男性としての苦悩についての記述が多いので、彼がどのようにして作品を生み出したかとかを詳しく知るには向かないかもしれないが、彼の自由奔放な生き方はそれを記述するだけでドラマになり得るのがすごい。 ひとつ難があるとしたら、目録(というか彼の代表作品のサンプル)が限られているため、話の中で説明されている作品のイメージがわかりづらかった点。文章で詳しく雰囲気を伝えてはいるのだが、やはり実際の絵を見ながら読めた方がずっと理解が深まったと思う。
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欧米人は処女をどう扱ってきたか
西洋社会において「処女(性)」はいかに認識されてきたか、その実際を過去から現在まで大局的に見渡しながら、色々と興味深い指摘を行っていく好著である。「処女膜復元」手術がひそかに人気を呼び若者の「純潔教育」が熱心に実施される現状を意識しつつ、歴史の中の様々な処女イメージが明らかにされていく。 処女(性)は、時代時代の権力や共同体によって常にコントロールされるべき独特の意味や価値を持っているものであった。医学は一貫して女性が処女であり続けることの不健全さを示唆し、セックスを行い体液のバランスを調整することで女性の身体は健康になるとした。だが一般に共同体にとっては、女性が自由な性を享受し安易に処女喪失をしてしまうことは脅威であって(共同体に「穴」が開く!)、親がこれを管理する必要があった。とりわけ貴族は、嫡出子を獲得し財産の問題のない継承を達成するためにも、身内が結婚までは処女であることを非常に重視した。 キリスト教では、処女性は至高の価値の源泉であった。マリアは処女懐胎し、イエスもその純潔さが説かれてきたからであり、また修道士・修道女たちも「処女」として生きることで尊厳を認められてきたからである。プロテスタントはこの処女主義を批判し、結婚して家庭を築くことの意義を強調したが、されど他方で、内面的な純潔さ≒処女性は固守しようとした。18、19世紀に女性が家庭に追いやられると、このプロテスタント的な純潔観は、家庭内における女性の道徳観を拘束することになった。 また、処女性の存否において大きな論題となったのが、レイプであった。強引に性器を犯された女性は、なお「処女」でいられるのか、これが繰り返し問われてきた。心が純粋なままなら未だ「処女」だという意識は今も昔も強いが、しかし、女性の「性欲の強さ」を陰に陽に語りながら女の側の責任を主張し、もはや処女性を認めない立場も根強くあった。レイプされた女性の権利がしっかりと承認されてきたのはごく最近の話であり、ノーマルでないやり方で処女を奪われた女性の立場は昔からかなり悪かった。 その他、文学における処女性の修辞学など、各種の議論があれやこれやと集められており、ややまとまり欠けるが、全体的にはおもしろく読めた。
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