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   北山 修 の売れ筋最新ランキング   [2008年12月02日 01時22分]
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くちコミ情報
精神分析のイメージが変わりました
はじめは、本を手にとり「劇的」というとちょっとびっくりしながらよみはじめましたが、だんだんと、違う意味だったのだと気づきました。読了後「劇」への見方が変わりました。  「自分を使う」ということ。セラピストの姿勢は硬直したものではなく、セラピストも変化があり「動き」として捉えるという見方。  また、「劇」という視点が加わり、文脈を書き直していく作業を助ける仮の共同作業だということが、よく伝わってきます。    Clの中での【楽屋で文脈を書き直すCl】←→【劇を演じ直すCl】という関係性を支えるものが、Thの中での【共同作業として言語化に参加するThとしてのTh】←→【自分のこころの傷をあつかいその気づきを台本として参考にするひと】の関係性なのかなぁ、と思いました。  誰もが感情をあつかい、心の傷とその周辺とつきあっていくという点で、同じ作業をしているのであり、役割は違っても一つひとつの劇を味わう。また、過去も大事にしながら、自分の中であつかうことができるようになってその過去も、ある意味変えられる。このようなあたたかさを感じました。
昔から文化の多くは九州から全国に広まった
精神分析療法は、精神分析医と患者のあいだに結ばれた、濃密な契約関係である。 週に3〜4回、3年間以上も続けるのだから、治療者も患者も負担が大きい。 それでもやはり、精神分析には、他の治療法では代わりにならない魅力がある。 心を扱う本のカバーは白地かクリーム色が多いのに、この本は正反対。 正体がわからない不安を抱かせ、深い闇をも連想させる、真っ黒である。 しかしそれは、精神分析治療をドラマ(劇・芝居)になぞらえて語るためだったとわかる。 舞台上演中、つまり、患者との面接で疲労困憊したセラピストを休ませ、 激励するのが舞台裏のスーパーバイザーの役目だという。 私がこの本から得た最大の収穫は、逆転移と「治療者の病理」である。 なぜ、『逆転移』が、精神分析のなかでひとつの重要なテーマなのかが理解できた。 逆転移とは、精神分析家が患者に好意や嫌悪の感情を抱くことだけにとどまらない。 精神分析を受けにやってきた悩める患者の治療を開始することで、 セラピスト自身も悩める患者になってしまう事態も、 じつはそう珍しいことではないようである。 まさにミイラ取りがミイラになるといった事態が起こる。 セラピストはどのようにしてこのクライアントから転写・触発された己の病を癒し、 それをクライアントの治癒に結びつけるか。その答えが書いてある。 精神分析の現場で起きる治療者と患者の無意識レベルでの相対的な交流のイメージや、 無意識的なエネルギー投影の流れが、精神分析理論としては かなり簡素で明快な図式として掲げてある。 排他的で、部外者には固く閉ざされたままだった堅牢な精神分析界の門が、 少しずつゆっくりと開かれつつあるように感じた。



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カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
複雑?
この読後感は複雑。 同時代を同じように文化に触れ同じような人に出会い生きてきたものにとっては・・・やはり複雑。 北山修氏が『きたやまおさむ』として別人格の活動を振り返ったのだが、 テレや気恥ずかしくなるような対談も・・・。 60歳になってそういうことも含めて振り返りたくなる世代なんだろうなあ。 やはり同時代を生きてきたものにとっては複雑な読後感がつきまとう・・・。
マスコミでたわむれる北山先生の話
 北山修先生の、40年近くにわたる様々な活動の中から生じた対談を集めた本ですが、この第1巻は主に芸能もしくはマスコミに関わる部分が集められています。  でも、一人の人間をきれいに幾通りにも分けることはむずかしいのでしょう。ソングライターであったり、芸能人ぽかったり、時に精神科医の顔がちらついたりと、楽しめる1冊でした。最後に収められている『ビートルズ』に関連したインタビューで述べている「精神医療をどうやってマスコミに乗せたらいいんだろうか」という課題を全うしようとしている姿のようにもみえます。


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カスタマーレビュー数:1

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あやの学問
 本書で印象に残ったフレーズは「精神分析は"あや"についての学問である」というと ころです。精神分析というとどこか堅苦しくて、系統立っていて、小難しい印象をもっ ていたけど、あやの学問と言われると、イメージが変わってくるように思います。言わ れてみれば、フロイトは「機知」や「日常生活の精神病理」で、言葉の置き換えやジョ ークなどについて色々と書き記していることを思い返せばなるほどな〜とも思ったりし ます。  そして、それと関連しますが、フロイトの書き記したものを「論文」と表記するのか 「エッセイ」と表記するのかで随分と印象が変わってきます。しかし、これもよくよく フロイトの書き記したものを読むと、論文と言うほど形式がきっちりあるわけでもなく 、「一次過程」に任せて、自由連想風に書いているものがほとんどなので、やはり「エ ッセイ」という方が合っているのかもしれないです。  少しフロイトのエッセイについて書いてしまいましたが、本書に話を戻すと、著者で ある北山先生は精神分析の中でも独立学派のウィニコットが専門と書いているだけあっ て、本書もウィニコット的なところが多々見られました。ウィニコットは臨床的な専門 用語を日常的な話し言葉で記述し、そこに曖昧さや多義性を持たせてエッセイを書いて いました。本書でも北山先生は小難しい専門用語を日本語の話し言葉的なものに置き換 えて書いていました。たとえば「強迫」を「こだわっている」など。このことで随分と 実際の臨床的なリアリティに近づいているように感じました。  こういうところからも北山先生とウィニコットって似ているなと思いますが、これは 北山先生がウィニコットが好きだから似てきているのか、それとも、似ているから北山 先生はウィニコットを好きになったのか、どちらなのかななどとも連想したりしました 。まー、卵が先か鶏が先か、の問題に過ぎないのかもしれませんが。


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カスタマーレビュー数:1

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かくして北山修は北山修になった
 北山修先生の北山修の部分を表している第3巻です。前2巻と比べると、ぐっと精神分析学を用いて語られているものが多くなっていますが、結構これが読み応えがあります。特に「私はどうして心を扱う医者になったのか」のように、北山先生の来歴が示されているような対談もあり、どこから読んでも興味深いものばかりです。


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文化人キタヤマオサムの歴史です
北山修先生の文化人としての顔を見せてくれる対談集です。70年代から比較的最近のものまでが、順不同で収められているので、その時々の先生の考え方の違いとかある種の「若さ」を感じるのも良いでしょう。ただし、対談相手と微妙に話が合わない感じもあり、活字で読むと難解な部分もあります。


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臨床的観点から
 フロイトは大変たくさんの論文を発表しており、人文書院のフロイト著作集では11巻 にまでなっています。これらの論文を全部読むことはかなり骨の折れる作業ではあるが、 とても実りのあるものでもあります。本書はたくさんあるフロイトの論文から主要なもの を取り上げ、それぞれの要約や解説、現代的な意味や視点が書かれています。そして、著 者はすべて日本精神分析協会の会員であり、いわゆる精神分析家の先生方となっています 。その為、臨床的な視点からのものが多くなっています。  本書はフロイトの主要論文が網羅されており、非常に読みやすく、含蓄深いものばかり ですが、これだけを読んでフロイトを理解できたとは思わない方が良いと思います。とい うのも、フロイトの言ったことを著者たちなりの「翻訳」をしているところもあります。 またフロイトを読むことは各自の体験とのすり合わせの中で生きてくるものであり、単に 知識と技術を習得するためのものではないからです。フロイト論文をロールシャッハの図 版に見立て、そこから連想を広げ、自分なりのフロイト理解をしていくことが極めて臨床 的な営みへと通じていくものと思います。ですから、本書を入門的に読むとしても、そこ で終わらず、できればフロイトの論文を実際に読むことをお勧めしたいと僕は思います。  そして本書は1巻であり、フロイトの論文の初期〜中期ごろものが収められています。 そして、中期〜後期のものを収めた2巻もすでに発売されています。こちらのほうも是非 読んでみたいと思っています。  しかし、僕がフロイトの論文を実際に読み始めたのは約2年ほど前です。ちょうど、研 究会でフロイトの論文を購読していくというものがあって、それにふと参加したのが始ま りです。最初は課題として出されるのを苦痛に歪みながら読んでいましたが、それでも継 続していくうちに面白くなっていき、ついには課題以外のフロイトの論文も読むようにな り、後は「日常生活の精神病理」「機知」「科学的心理学草稿」が残っているぐらいです 。いずれも長い論文なのでゆっくりと読んでいこうと思っています。  そういえば、2年前にフロイトの論文を読み始めた頃は、一つ一つがとても長く、回り くどく、難解でした。これは初学者には難しいだろうと思ってて、いつかフロイトの主要 論文を集めて、それぞれの論文の要約や解説を書いて、初学者の人に分かりやすく紹介し た本を出したいと思ってました。それを実際にのんさんに相談したりもしていたけど、そ れが僕の知らないところで僕の企画したような形で本書が出されてしまい、遅れを取って しまったなと思いました(笑)。精神分析家の先生にこういうのを出されたらもう出せな いですね(^^ゞ いや、あと20年ぐらいたって、本書が古くなり、誰からも忘れてしまっ た頃に、その時期のフロイト理解ということで、僕なりの本なんかを出せたらなって密かに 思ったりしています(笑)


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人それぞれの音からの癒し
 この本は、心理療法家が書いた「その人にとっての癒し(ヒーリングミュージック)の音楽」に関する語りの本である。  出てくる曲は、クラッシックだけでなく、ポップスにジャズなど、さらに童謡、歌謡曲なども含まれている。  それぞれの曲で癒される理由は、人それぞれであるが、中には、自分は、心理治療の専門家だからと、その 曲に癒されているという理由を自己分析されている人もいる。また、科学的に癒しとなっている音楽を調べて みたという人もいた。  また、編著の北山修氏が大学の研究室でまとめられた「ミュージック・デザイン・プロジェクト」の結 果も本書にまとめられている。  本書を読んでみて、あ〜わかる わたしもこの曲を聴くと落ち着くと感じたもの、語られているものを読ん で、共感できるなぁ〜と感じるものたくさんありました。  音楽というのは「音を楽しむもの・音が楽」であり、けして「音が苦しむもの」ではない。  けれども、人生に疲れたとき、迷うときには「音が苦」になってしまうこともあるかもしれない。でも、 癒される音楽を聴いているうちに、 「音が苦」から「音が楽」に変わっていくと思う。  この本から、癒しの音楽が見つけたり、癒される理由を感じ取ると、これから先、なにかあったときに 心のよりどころになるではないかと感じました。  
自分の「癒され曲」を持つ人に
本書は、「こころ」を扱う人々(主に学者)が選んだ「癒され曲」のため、文章は小難しく感じられるかもしれない(理屈っぽく感じられるかも)。しかし、どれも実体験を元にしているため、読むにつれその曲が「癒され曲」とされた理由がよく分かり、曲に対する視点が新たに付加される。臨床家なら「うん、うん」とうなずいてしまう一冊。しかしそうでない人にも、自分の中にある「癒され曲」に対する想いと一致するところもあり、共感することができるだろうと思う。人生の酸いも甘いも経験した人に。



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