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   フリーマン・ダイソン の売れ筋最新ランキング   [2008年12月04日 17時19分]
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¥ 1,155(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:98,038位  
カスタマーレビュー数:4

くちコミ情報
上巻は自伝的内容多い
理論物理学者ダイソンの自伝です。 とくにこの上巻には少年時代のことやアメリカでの生活などまさに自伝といった感じの内容です。 ファインマンと一緒にアルバカーキへ行ったエピソードはファインマンの本にもファインマンの視点から収められているので読み比べると面白いかもしれないです。 下巻は自伝というよりエッセイですがこちらも面白いのでお勧めです。
ナイーブで多芸多才の理論物理学者の半生と反省
ダイソンの名を知ったのは、多くの人と同様、トモナガ・シュウィンガーとファインマンの理論の統合説明の論文を書いた人ということだった。最近では、ランダム行列で知る人がいるかもしれない。数年前には、テレビコマーシャルにも登場したので、覚えている人もいるかな。ホーキングと一緒に銀座を歩いたはずだ。天才・秀才が溢れている高級研究所の所員として超有名、軍事問題にも関心が高くて関係する人。 物理学を勉強している若い人にとっては、ある種のヒーローだ。しかし、本書を読み進むにつれ、彼自身のジレンマに共感してしまうと、だんだんと気持ち悪くなっていく。大きな罪のためには小さな罪は許されるとして、自分の行動を正当化していく。こんなはずじゃなかったが、後戻りできなくなる。自分を納得するために、自身を美化していかなければならない。ある意味では、良くここまで書いたものだと感心する。普通の人にはできない。ダイソンは、生前のパイスに何かを告白したらしいが、本書の続編を書いて欲しいと言うのは、酷な要望だろう。
物理学者の戦中・冷戦・未来
立花隆が名著というので読んでみた。ノーベル賞級の物理学者の思春期から現在(1979年)までの体験と思索が綴られている。特にシュレディンガーとファインマン理論の統合論文発表までのオッペンハイマー等とのディスカッション経緯は本書上巻のハイライト。朝永振一郎のエピソードもすこし感激。科学には十分な適用管理が必要であり、その上で研究の制限は不要という彼の理念がどうして構築されたかが、エリートであったがすこし苦い彼の半生から理解できる。
長らく絶版になっていた本の再販。嬉しい限り。
「科学と技術の成長を、破壊的な方向ではなく創造的な方向へ導く責任を私は担う」というのがダイソンの思い。ダイソンの想像力に驚嘆し、基本的な物の考え方に感服してしまいます。 上巻は戦時の話、ファインマン、オッペンハイマーのエピソード、核の話など、下巻は国防の倫理、宇宙進出、地球外知的生物の話など、どのような話においても一読の価値があります。 ダイソンは「本書の方法論は分析的であるよりも、むしろ文学的である。」と語る。時に分析の計算より大詩人の英知のほうが確実な指針となると説く。万人に読まれてほしい書物と感じます。


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¥ 3,360(税込)
通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:140,410位  
カスタマーレビュー数:2

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科学と社会ーーいろいろありてめでたし
著者ダイソン氏は、若いとき、朝永、シュウィンガー、ファインマンとともに量子電磁力学のくりこみ理論を確立した著名な物理学者である。その後、彼は理論物理学からはなれて、原子力宇宙船を設計したり、宇宙植民を考えたり、生命の起源の新説を唱えたりと、いくつも意表をつく考えを発表してきた。また「宇宙をかき乱すべきか」などいくつかの通俗書によっても知られている。彼の主張は常に緻密な科学的な考察に裏づけされており、その論説はいい加減な思いつきで書かれたものではない。 本書のタイトル「叛逆としての科学」はどういう意味なのかよくわからない。内容は、彼がこれまで書いてきた書評や本の序文、そして講演記録など22編を収録したもので、いわば「ダイソン著作拾遺集」である。だから、全体として何か特定の目的をもって書かれた本ではないが、彼の考え方、すなわち、多様性、相対性をよしとする考え方が貫かれている。 いろいろな立場を認め、理想主義純粋主義に走らないことは、実社会においては重要であろう。しかし、こと科学の本質にかかわる問題に対してまで多元的な考えを持ち込むのは、いかがなものかと思う。たとえば、重力の量子グラヴィトンを観測できるような機械を作ることは実際上不可能だから、一般相対論と量子論は統合せずに両論併用のままでよいとか(p.192-p.193)、科学的方法と超常的な知的能力は、光が波と粒子の性質を持つのと同様な意味で相補的なものと考えてよいとか(p.292)いう主張には、いささかあきれる。これが場の量子論で偉大な業績をあげた人の言葉とは、ちょっと信じられない気持ちである。 ともあれ、たんなる書評集を超えた論説集で、一読の価値はある。
本書の凄さは内容ではなく、内在する実践的思考力にある
ここに収められている小論の集まりはものの考えや捉え方が知的に高度で(難解ではない) さらにぶっ飛んだ想像力をも兼ね備えたものもある論集です。 書評や戦争についてなど話題は多様だが、ベンジャミン・フランクリンの精神にのっとり、 固定観念や一面的なものの捉え方を打破する思考力に敬服します。 二〇章「一〇〇万回に一回」ではトリックの話から始まり、私達はみんな一ヶ月に一回は 奇跡的光景を目撃しているという話になり、最後にニールス・ボーアが物理学に導入した 相補性を引合いにとんでもないことを述べているのだが、これが荒唐無稽に聞こえない ところがすごい。並の一冊ではないと私は思う。


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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:29,980位  
カスタマーレビュー数:2

くちコミ情報
科学の社会での影響
いかに科学というものが、社会へ影響を与え更に未来へと関わっていくかということが面白く書かれている。電気製品の発明により、使用人という階級は解放されたがそれまで自由奔放に生きることが出来た特権階級の女性を家庭に縛り付ける結果となったことなど、言われてみればなるほどという考察に満ちている。 宇宙への挑戦は、経済を無視したが故に頓挫してしまったこと、その解決策などは現実的でありながら未来への希望に溢れていてワクワクする。
Tools of Scientific Revolution
出来れば、原書Oxfo d Unive sity P ess版を読まれることをお勧めする。日本語の副題とは違って、この本における著者の論点は「ツールの進化が人間社会の発展・変革にいかに影響を及ぼすか」の「考察」が主眼点である。「予想」などではない。(そうとられることを著者は嫌っている。)現在、それは太陽(主として電池)、ジェネティクス(日本語の訳語と違い、これは工学だけではない)、そしてインターネットである。ダイソンが広範に日常的にアクセスしてきた専門家達の理論や開発状況を出発点として、社会はどうなっていくか、その場合に開発費提供者達も含め、どう考えるべきかということを、人間と貨物の輸送を同時達成した不経済なスペース・シャトルの例などを引き合いに考察している。ポイントは貧富の差による恩恵の差、更に支配者とサメ¼バントの階級分化である。それを緩和するのは短期・長期開発期間の明確な分離、火星に行かなくても南極にあった石が火星の物であったと最近知った実例など例にして、技術の低コスト化が必須であること論じている。圧巻は最後の方のクローン羊ドリーの話であろう。受胎から胎児になる間に各遺伝子が役割分化された遺伝子情報を担う過程(stem cell developmental p ocess)が理論的に全く分かっていなくてもドリーができてしまったということが、この事件が専門家の間でも専門的な議論にならない(専門家は理論的な話ができない)原因だが、一部の大金持しか需要がないような人間のクローン化よりも、優良な遺伝子を注入し、劣勢な遺伝子を除去する技術による、支配者とサーバントとの能力による社会の二分化が起こるかどうかの方がもっと社会にインパクトがある(昔の忌まわしき優生学を連想させる)。一時期はそういうことも生じるかも知れないが、コストの低減ができれば、差別化がなくなるのではないか、いや種化(speciation)で異なった種類の人間たちになって宇宙を住み分けるのかもしれないとまで論じている。ダイソンの能力や知見を一言でいえば、ファインマン級の理論物理、オンネス級の応用物理学、アジモフ級の生化学・オールラウンドな説明能力を全部混ぜた人といえるだろう。最後に、本書はニューヨーク公共図書館でオックスフォード大学の財政的後援で行ったレクチャーをもとにしている。中学高学年生、高校生にむしろ読んでもらいたい本である。



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カスタマーレビュー数:2

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世界的科学者の思想に触れられる本
訳者が10年越しに訳したという本書は、ダイソンが書き綴ってきたエッセイを 70〜80年代を中心に集めたものが中心なので、やや旧聞に属するものが 多いのですが、それでもダイソンのような科学者の根底にある思想に 触れられることは、とても意義深い体験であると思います。 中でも科学者のタイプを現象から普遍的法則や原理に還元しようとする 統一家と、ものごとや出来事の無限の多様性を追究する多様家に分類して 考察した章が私のような技術に生きる人間には両方の側面の思想を持つ 必要性を感じさせてくれました。 科学一般(特に物理)について用語が理解できていると、より理解が深まる とは思いますが、それ以外の方にも新たな視点を与えてくれることだと 思います。
ダイソンの覚書のような本
いろいろなところでいろいろな時期に書かれた文章を寄せ集めたもので統一性が無くあまり面白くなかった。 ただ、派手ではないが簡単な方法で多く成果が期待できる研究があり、巨大科学施設(いわゆる政治的モニュメント)をひとつ作るより、そういった研究に資金を回せば科学の発展に大いに寄与できるといった下りは、目からうろこで、大いに共感ができた。



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カスタマーレビュー数:27

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この愚行を止めるために自分ができること
 物質的な豊かさを求め人々はあらゆる努力し、文明を発達させ、様々な不可能を 可能としてきた。未開の地を切り開き、科学技術を発展させ、自然を克服してきた。 そして、多大なる成果を得た一方で、その副産物としてのつけや行きすぎ、人々の 争いや搾取がひどくなり、豊かさを追求するという本来の目的が逆に人類を不幸に 陥れるような事態が各地で頻発するようになった。  この本は、そういった行きすぎによる「つけ」の部分を100年の愚行として 象徴的な写真により、人々に訴えかける。教科書に出ていたような有名な写真も あるが、これだけまとめてジャンル分けして集められると、いやでも我々自身の 愚行を改めて認識せざるを得ない気持ちになる。  ただ、改めて思うことは、環境破壊であれ、動物実験であれ、人権抑圧であれ、 戦争であれ、これらの行いそのものがそもそもの目的であったケースというのは 少なくて、何か(まっとうな)目的を達成しようとした結果として、起きた(起こ した)ことが「愚行」であるというケースが多いのではないかということ。  そのことにきちんと向き合わなければ、何が問題なのかがよく分からないし、 この本を読んでいる自分自身も末端においては加害者に名を連ねていることにす ら気づかないままでいてしまう可能性もある。  さらに、近年、地球の環境を守るための手段として「温暖化防止」「二酸化炭素 削減」などの取り組みがなされているが、これらは目的達成のための手段としては 間違ったことではないのだけれど、非常に一面的であり、もっと直接目を向けなけ ればならない地球環境破壊活動がたくさんあるだろうという気づき。  最後に、最近では低年齢労働者の問題やテロ、拡大する戦争などここには収録 されていない新たな形の愚行も増え続けていることにも思いが巡った。
どれかで記憶に残っている写真
衝撃的な写真な為か、記憶に残っている写真が200ページばかり続きます。 ほとんどが外国の写真の為か、何故かしら身近に感じられない気がして、当時、産まれていなかったためと考えてましたが、 実際は、忘れよう としている記憶だからかも知れません。 一度に見させられると、掻き回されるような思いがします。 Think the Ea th プロジェクトの着目点は素晴らしく、興味がある方は、ワールドウォッチジャパン出版の「ワールドウォッチ 地球白書」と併読することをお薦めします。
知る、ということ
私にはすべて初めて見る写真ばかりでした。知らなかったことばかりです。 小学生の息子がくいいるようにページを繰っていました。わからないところは聞かれましたが、事情云々よりも視覚に訴えるものが多く、なにか感じ取っているようでした。 見終わって「平和な国に生まれてよかったよ」とぽつりといいました。 果たして安全で平和な国なのか、ぜひそうあってほしいと祈らずにいられなくなりました。
等身大の人間社会を知るために
激動の20世紀に人類が生み出してきた影の部分を直視する写真本。 ボディブローのように効いてくる写真が続く。編集側の過剰な主張がなく淡々と続くところが秀逸。 自我の確立に等身大の自分を認識することが重要なように、我々の社会も現実を認識しなくては”大人”になれない。 人の満足の形というものを、外的で一過性の消費から自然との共生感という内的なものへと変化させていかなくてはいけない。しかし大多数の人は前者を加速させるための”仕事”というものを日々行っている。 どうしたらいいのだろうか…自然から切り離され都会化してしまった現代人でも、例えば森林に入った時の一種の神秘性に対する感受性がまだ残っているんだと信じるしか道はないのかもしれない。 学校の総合学習時間にも是非使って頂きたい一書。
僕たちの世界
遠いどこかのお話、ではなく 目に見える現実 生産余剰で廃棄された作物の山 酸性雨の影響で奇形化した魚 人が百年かけて築いたくだらない産物を、100枚の写真がありありと語ります 目を背け続けていたら、360度愚かな世界になった。そして皆、目をつむった 今生きている大多数の人は、この愚行の百年間に生まれ、愚行を助けてきたいわば『愚行の世代』 せめて生きている間に、短くても希望のある日々を取り戻したいものです


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ガイアの素顔―科学・人類・宇宙をめぐる29章
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ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
多様化世界―生命と技術と政治
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前方向に無限
原題をそのまま訳すと「前方向に無限」となるのだが、その題名どおりあらゆる方向への議論とそれに科学がどのうように関わっていくかが、哲学の領域にまで踏み込んで饒舌に語られている。 政治的な話やキリスト教的な部分では、根本からキリストに縁のない人間としては非常に読みづらい部分も多い。 面白かったのは「生命とはなぜ複雑なのか」の章。近代的遺伝学の中でもっとも興味深い進歩のひとつ「屑DNA」の発見。全てのDNAのうち半分くらいが屑かもしれずなんの益も害もせず複製し続ける。人間社会の中でも屑DNAに相当するものをたくさん抱えられる社会ほど永続し反映する。生命が常にあれこれの形で身につけてきただらしなさの実例だ。この一例は「多様化世界」という本書の題名と強烈にマッチしていて面白い。 「どんな問題でも専門家というものは、すでにあらゆる可能な誤りを犯した人間である」というダイソン博士。一度彼の世界に浸ってみるのもいいと思う。


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