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   ナタリー エニック の売れ筋最新ランキング   [2008年12月04日 17時07分]
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くちコミ情報
美術ではなく社会科学の本である
社会科学系の読者には星5、美術史系の読者には星1、間をとり星3としました。美術の本と勘違いして読む方は辟易するかもしれません。 ゴッホの絵についの言説は全くなく、あるのはゴッホをとりまくこれでもかという膨大な雑学?知識の往来のみ。ゴッホの作品の前で社会科学者である著者が、まわりくどく核心を得ない周辺の話を延々と続けており、本当はゴッホの作品について知りたいのにと、飽きてしまうかもしれません。翻訳は最高学府の美術史家で、翻訳にはご苦労があったかと思いますが、「ひまわり」を落札した「安田火災」を「安田生命」(p.171)と間違えるなどの誤訳が目立ちました。「美術館の入口あるいはグッズ売場において、展覧会は聖物売買の場となり」(p.197)とゴッホグッズ売買に否定的な言説がありながら、東京国立近代美術館「ゴッホ展」のショップにはこの翻訳本が天高く積まれています。この出版社の矛盾はどのように説明がつくのでしょうか?発行日も展覧会の会期に合わせているのも聖物売買を期待してのことでありましょう。いろんな意味でたいへん興味深い本であります。


物語のなかの女たち―アイデンティティをめぐって
ナタリー・エニック 内村 瑠美子 山県 直子 鈴木 峯子  
¥ 6,510(税込)
通常3~5週間以内に発送
ジャンル内ランキング:1,337,059位  


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ジャンル内ランキング:184,260位  
カスタマーレビュー数:3

くちコミ情報
少し難しいかな?
AC関係や心理学の本が好きでよく読むのですが、この本はその中でも読みきるのに最も時間のかかった本でした。 「これは、学者の論文?」と思ってしまう程言い回しが複雑でした。そのせいか、著者の伝えたい事がダイレクトに心に響いてこないと言う点がちょっと残念でした。 2700円という決して安くはないない本ですので、子育ての指針としてちょっと読んでみようかな?的な気持ちで購入されると「失敗した!」と思ってしまうかも知れませんので、じっくりと、学術的な面から母と娘について知って見たいと思われる方にお薦めします。
息子を奪うことになる結婚
わが国においては往々にして結婚は彼のお母さんから息子さんを奪うことと同義であり、ひっきょうバトル開戦を招く。 p 本書は「学術的な研究に裏付けされたエッセイ」(347頁の訳者あとがき) であり、息子とではなく"母娘の関係"の説明付け(実例を映画や文芸に なぞらえている)。著者の1人は芸術を社会学的見地から論ずるのが専門である。また、訳者夏目幸子氏ご自身が気鋭の大学教員であり、かつ妙齢の女性研究者である。先般クロワッサン(女性誌)の巻頭を飾ったが、赤いルージュ の印象的な女性であった。 p 作品の索引(映画 その他の文学作品の2本立)が巻末にあり、本書を 研究材料としての論文執筆も可能であろう。 p タイトルは平易であるが、内容は根性なしでは読了しかねる。2600円 プラス税という価格も主婦がちょいと購入するにはさまたげとなる。 p でも、元文学少女にはよろしいか。原作の格調高さをくずさずに翻訳 されている(はず)なのはさすが。読者に迎合しようとしない 本出版はすばらしいと思う。
男性にもお勧め
テーマは、タイトルの通り「母と娘」という(ある意味特殊な)構造と、そこから生じる様々な関係です。 しかし、本書で分析されている「母と娘」の問題(例えば、母に 娘 であることを強要されるがゆえに 女 として自立できない娘:『ピアニスト』のエリカ)は、家族という善き構造の中に隠れたアイデンティティ侵害という、より一般的な問題としても捉えることができます。男性(私もそうです)が読んでも、身近でかつ興味深いテーマを扱った本と感じるのではないでしょうか。 p また、翻訳と感じさせない文章の読みやすさ、随所での映画や小説の引用による分かりやすさも、本書の大きな魅力です。訳者の言葉通り、読後感はすっきり。思わず引用されたフランス映画を見たくなりました。
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