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| ファイアハウス
デイヴィット ハルバースタム
David Halberstam
(原著)
鈴木 主税
(翻訳)
¥ 1,890(税込)
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ジャンル内ランキング:416,303位
カスタマーレビュー数:3
【くちコミ情報】
たしかにお手本のような作品であるが…
こういう「ふつうの人たち」を題材にしたノンフィクションを書く場合の、ひとつのお手本のような作品である。セプテンバー・イレブンのテロの背後にある政治的な話には言及せず、消防士たちの個人的な生にのみに焦点を当てる。とりたててヒイックに描くことはしない。「浪花節」も排除。ことさらに劇的に書くような修辞的演出も一切排除。 p きっと、ノンフィクションというのはこうあるべきなんだろうと思わせられる。ああ、これがハルバースタムのスタイルだよなあと思う。しかし、正直言えば、読んでいて、どこか物足りない、という気持ちも残る(それで星ひとつ減)。もしもこの題材で日本人のノンフィクションライターが日本人読者に向けて書くことになったとしたら、どうなのだろうか。やっぱり、もっと「泣ける」話を求められるとか、もっとドラマチックに描くことが求められるとか、してしまうのではないだろうか。あるべき作品の姿と面白い作品は必ずしも一致しないかもしれず……などと考えてしまいました。
言葉では言い尽くせない悲しみ
本書は不幸にもWTCから戻ることが無かった消防士達について多く書かれている。家族や友人を愛し、仕事を愛した平凡な、素晴らしい彼らの人生の日々。あの日、大切な人を無くしたすべての人の思いがここにある。一人一人の命の重さを感じさせる1冊。
消防士という職業は究極の菩薩道だ!!
消防士とはなんと厳しい仕事であろうか。米同時多発テロによるタワー崩壊にひるむことなく市民の救助にあたったのは消防士たちだった。彼らは勇敢であり、確かに英雄だった。「市民の救助を第一にせよ!」命を差し出した消防士の数は343人にのぼるという。本書は奇跡的に生き残った消防士たちのはなしや、亡くなった仲間の消防士たちの遺族の悲しみを丹念に追いながら、消防士という過酷な職業の本質に肉薄していく。 もっとも尊敬に値する職業、消防士たちのその勇敢な精神を支えた背景には彼らのモットーとしている「消防士たちの祈り」という詩がある。読むたびに何度も涙してしまうほど菩薩の慈愛に満ちた詩だ。 出動命令が下れば 炎がどこにあろうとも 我に与えよ、神よ p ! あらゆる人を救う力を p 幼い子供を抱く力を 手後れになる前に 老人を救う力を 恐ろしい運命に遭わせぬために p もし御身が望むなら この命を捧げよう その御手で守りたまえ 我が子と妻を わが日本の消防士もこの精神を模範としてほしい。
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