2008年08月30日(土) 伝記の第1位は
『ミス・ポター (初回限定生産 特製パッケージ)』!
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カスタマーレビュー数:23
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「ピーターラビット」の原作者として知られるビアトリクス・ポター。その半生を描いた一作。メルヘンチックな物語を予感させるが、そんなことはない。ひとりの女性の逞しい自立心を見つめ、爽快な後味を残す作品に仕上がった。20世紀初頭のロンドン。上流階級の女性が仕事を持つなんて常識外だった時代に、幼い頃から物語を創作し、絵を描くことが好きだったビアトリクスは、絵本作家を夢みていた。ようやく出版の契約にこぎつける彼女は、編集を担当してくれたノーマンと恋に落ちるのだが…。 ビアトリクス役に愛着を感じた主演のレニー・ゼルウィガーが製作総指揮も買って出たことで、ヒロインの意思がさらに鮮明になったようだ。その結果、周囲から結婚のプレッシャーを受けながらも、自分のやりたい道を突き進むビアトリクスの姿が、時代を超えて現代の人々に共感を与えていく。レニーとノーマン役のユアン・マクレガーは『恋は邪魔者』に次ぐ共演とあって、ふたりのシーンは息もぴったり。ピーターラビットの絵が動き出す映画的楽しさに加え、実際にビアトリクスが所有していた家など、イギリス湖水地方に残る風光明媚な映像も見どころになっており、環境破壊に対する骨太なメッセージも含まれている。(斉藤博昭)
【くちコミ情報】
ほんわかいい感じ
ピーターラビットの作者が絵本発売の過程とその後を描いた ストーリー[m:44]フィアンセとの死別、そして新たな出会い。 ロマンチックな映像とほんわかした感じが伝わってくる。 やっぱり子供に夢を与えるピーターラビットなので、作者も ロマンチックな人なんだなぁって思った[m:66]
何もかもが素敵な作品です。
ピーターラビットのキャラ達が作者のミス・ポターに 描かれて生き生きと動き出すシーンは感動ものです。 彼女の生きざまが素敵に描かれたこの作品は 同年代の私の気持ちと共感してしまいます。 湖水地方など、素晴らしい場所も見ものです。 私は動物好きなのですが、かわいい動物たちを うまくかわいい絵にできる才能はすごいと 思いました。
風景の美しさが、染み入ります
面白かった。 「ピーターラビット」の原作者ビアトリクス・ポターの半生を映画化した作品です。女性が、結婚せず、職業につくなんて、という時代に、彼女が、なぜ描いて、どう生きたか。しっとりとした、湖水地方の自然と、彼女が描き出す絵本の世界。しみじみと描いています。 レネーの、ポター役は、はまっていて、素敵な演技でした。彼女は、こういう役どころがとても、似合います。アメリカ人なのに、不思議な役者さんです。 本当のところ、ピーターラビットという絵本は、優等生すぎて、私は好きではないのですが、こういう地方で、こういう素直な女性が描けば、こういうキャラクターが生まれるのだと、納得しました。彼女は心底、この風景を愛し、保存していったことを思うと、そのさりげない偉大さに脱帽です。 映画は、余すことなく彼女が愛した風景を、素敵な映像で綴っています。いい映画でした。
絵本のような優しさ
まるで絵本のような純粋で優しい物語。時折出てくるピーターラビットの絵も可愛いらしく、また出てくる登場人物もみんな誠実な人ばかりです。まさにファミリーで見るのにピッタリな映画です。 「古き良き時代」じゃないけれど、昔の時代のほうが心根のいい人が多くて良かったのかもしれませんね・・・。とまあ、そんなことを感じさせてくれた映画でした。
決して私欲におぼれない
普通よりは短い93分のこの映画の中に、成功と挫折、衝突と和解、喜びと悲しみ、いろんな感情がぎっしり詰まっています。ビアトリクス・ポターは人気作家となって財産を築きますが、決して私欲におぼれなかったことが印象的でした。常に豊かな愛情あふれる広い心で生き、そしてその心から素晴らしい作品が生まれました。自然を愛し、動物を愛するその心から。これからもビアトリクス・ポターが描いた作品は同じ豊かな心を持つ人たちに愛され続けると思います。
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【くちコミ情報】
きらびやかで、神秘的。舞踏するイコン。
生まれて、宮廷詩人になって(詩人と言っても音楽を奏で吟じる、ミュージシャンのようなものなのでしょう。)王妃に恋をして、囚われて、過去を夢見て、死と出会い、そして死ぬ。彼は死んだがその才能は死なない、「結局世の中から滅ぶものなど何もないのだ。」という言葉にショックを受けました。なんという新しい発想なのでしょうか。映像は不思議でとても偶像的です。一つ一つのシーンをキリスト教のイコンにしているのでしょうか。だから、きらびやかで、神秘的です。動くイコンとでもいいましょうか、舞踏するイコンとでも言いましょうか、その手法が映画としては他に類を見ない強い個性を放っています。眠くなるかもしれませんが見ておいて損はないと思いますよ。次作「スラム砦の伝説」までは、ソ連当局の拘束などもあり、16年の年月が経っているとのこと、そしてフェリーニ、ゴダール、トリフォーといったヨーロッパの映画人がソ連当局に猛抗議をしたこと、しかし、、、この映画のどこが検閲に引っかかるというのか?共産主義において宗教色を色濃く表現したことなのか、、。彼は死んだがその才能は死なないという言葉がだぶります。この映画は編集もセルゲイオリジナルという訳ではなく、オリジナル版がなくなったサヤト・ノヴのフィルムからセルゲイ・ユトケーヴィチ監督が編集し直したものです。ちなみに評価は4と5の間です。
映画文法から激しく逸脱した作品
あまりにも前衛的な表現で、旧ソ連で数度投獄までされたセルゲイ・パラジャーノフ監督の作品。 ちなみにこの作品のオリジナル、『サヤト・ノヴァ』こそがその投獄の直接の原因となった模様で、 その後散逸してしまったフィルムの編集をセルゲイ・ユトケーヴィチ監督が手がけたのが本作となります。 詩人サヤト・ノヴァの一生… 独自の色彩のセットや衣装を背景に、ほとんど立ち位置を変えない役者達… 本作には殆ど台詞というものは存在せず、無数の本が風に煽られている描写、幾人もの修道士が並ぶ場面など、 白昼夢のような、各シーンの強烈なイメージばかりが脳裏に焼き付きます。 19世紀終わりから形作られていた映画文法を無視した作風はまさに映像詩、動く絵画と呼ばれるのにふさわしいです。 劇中の宗教的、儀式的な描写もアルメニア人であった彼だからこそ描くことが出来たのでしょう。 ただ一般的な映画で確定要素である“登場人物への感情移入”が不可能な上、 そのあまりにも静かな作風から時と場合、そして人によっては凄まじい眠気に襲われます(苦笑) それとまるでジョルジュ・メリエスのサイレント映画を観ているような、強引過ぎるフィルムの繋ぎ、 同じ台詞、場面の繰り返しが個人的にはあまり好きになれませんでした…(少し尺も長過ぎる気もする) 多少辛口なことも書いてしまいましたが、美術的、芸術的にはとても独創的で重要な作品だと思います。 (ただ…やはり、一般的な映画を観る感覚での観賞は避けた方が懸命です…)
エキゾチックな美意識
セルゲイ・パラジャーノフの監督作品です。 アルメニアの詩人、サヤト・ノヴァの生涯にスポットを当てたものです。映像も音楽も最初のざくろが潰れるところから、最後の死をむかえるまで、とても美しくエキゾチックに作られています。どこの場面を切り取っても絵になる、そんな感じです。裸体と貝殻に水がしたたってエロティシズムも感じさせられます。 ストーリーはハッキリ言って難解ですが、場面場面が美しいので、自由に感じればいいのだと思いました。幼年時代の詩人を演じるM・アレクヤンがとても美少年だし、青年時代や詩人の恋人などを演じるソフィコ・チアウレリもとても美しく、うっとりしました。 三十七年前の作品ですが、前衛的で古く感させません。すごいことだと思います。 『我、生と魂は苦悩の中にある。』
「美しい」は「すばらしい」人なら星は5つ!
自分はアルメニアについて前知識は≪一切無い≫ので難しいことは言えません。 但し、絵画的な映像美を追求することを映画に求めるのであればこの映画は100%あなたの期待に応え得ると信じます。 私は深夜に見ようとしたせいもあって、不覚にも眠ってしまったので星は一つ減らそうと思いましたが、久しぶりに深く眠ってさっぱりしたので星を更にプラスして5つになりました。 「映像美」と名の打つ作品をして「眠い」とか「意味不明」といっている人は、この種の映画を見る絵画的な関心が高くないとは思います。でもそれは悪い意味での<絵描きの性分>であるという批判を顧みれば、過剰に絵描き眼の人はもう少し心を持つべきなのかと反省せざるを得ない点もあります。 不要な人は切り捨ててもかまいませんが、必要な人には他とない一品であることに何ら異論はありません。すばらしいを通り越して恐ろしい完成度です。
うーん美しすぎる。
とにかく圧倒的です。 詩の世界を映像化したということで、 イマジネーション溢れる映像美。 映画というと娯楽というイメージが強いが、 この映画のすごいところは芸術の域に達しているところ。 衣装の色や舞台装置、音楽などほとんどオペラに近いです。 映画を鑑賞するとは、この映画のためにあるような言葉ですね。 1カットというよりも、絵画を合わせたような感じです。 しかも映画の構成というよりも、絵画の構成に近いですね。
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「ティファニーで朝食を」などで知られる作家、トルーマン・カポーティの半生に迫ったドラマ。カンザスでの一家惨殺事件に興味を持った彼が、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描く。死刑を宣告された犯人を自作に利用しつつも、やがて親近感を覚えて戸惑うカポーティ。作品のために“冷血”になっていた彼が、死刑を前にした犯人の心を知る過程は、感動的でありスリリングでもある。 本作最大の見どころは、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技だろう。ゲイであることを隠さなかったカポーティを、高めの声で表現。電話の受話器をつかむときなど、つねに小指を立たせるあたりが笑える。一方で自分の作品のために卑劣になる男の姿は、ある意味、リアル。本作は人間のダークな本能にも焦点を当てているのだ。またカポーティの親友や容疑者などキャストのアンサンブルも見事。そして観終わった後も印象に残るのは、映像の数々である。野原に建つ家や、殺された家族の部屋など、その構図や、惨い状況に反した落ち着いた色づかいは、一枚の絵のように不思議な美しさをたたえている。(斉藤博昭)
【くちコミ情報】
『冷血』の著者の映画化。
いや、マイッタ。淡々と描かれている。約6年間の記録なのだが。 『誰が冷血なのか??』 犯人か、住民か、作家のカポーティなのか? カポーティを演じる役者は見事である。 あっと言う間に、時間は経過。充実しきった映像と時に身をまかすことができる。 最後は、悲しみというより救い。作家が精神的に限界に達していた。6年間かかったのだもの、そう簡単には 立ち直ってはならない。 ・気になること 作家の名前はトルーマン・カポーティである。 彼は二人の友人がいる。一人は女性。『アラバママ物語』がヒットした。子ども時代隣同士。 彼は同性愛者だった。 彼はこの事件を 発見する前に すでに「作家」としての位置を獲得していた。 『ティファニーで朝食を』は 彼の作品である。 彼は二人の犯罪者のうち一人に感心を示した。なぜか。 彼は 父が死に、母の連れ子としてさまよい、親類に拾われた。 彼は ??? 彼は 6年間というもの どのように 耐えたのだろうか。緊張の持続。すごい精神力であったという。同時に被害者の親族、その周辺の市民、更に加害者にとっていったいこの冷血非業な犯罪は何であったのか。問われる。それに 荷担した作家という者も。社会的に犯罪とその最終的処置に荷担してしまった者としての責任が問われる。作家は逃げることができない。 彼は 冷血 だったのか。 彼は 犯罪者に 弁護士を用意した。しかし、この事件の結末を待ち望んでいたのは彼である。 ※わたしは、この作品から、カポーティがアラバマ物語の著者ハーバー・リーと幼なじみであったことを知り感動した。こんな偶然最高。
上手いカップリング、かつどちらも秀作だが、鑑賞感は辛く重い。
これは実に上手いカップリング、企画の勝利と呼べるコンテンツだ。カンザスの地に佇むカポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)を、モノトーンで捉えたパッケージのジャケットデザインが、まずいかしてる。 “アンファン・テリブル”と呼ばれた新進気鋭の作家が、芸術的欲求と更なる成功の為、凶悪な犯罪者に積極的にコミットしていく過程でシンパシーを抱き、作家的野心、名声と人間的感情、良心の狭間で葛藤する様を、全編淡彩な映像美で、現実のカポーティとは体格からして正反対のホフマンが見事に演じきった「カポーティ」。 そうして出来上がったベストセラー小説を、名手コンラッド・ホールの荒涼としたモノクロ映像とクインシー・ジョーンズのクール・ジャズと共に、自ら作家出身だったリチャード・ブルックスが、セミ・ドキュメンタリー・タッチで、ひりひりとした緊迫感で描いた「冷血」。 ブックレイトの沢木耕太郎による「カポーティ」評は、的確に作品の本質を突いていてさすがだし、当時のカポーティのインタビューが収録されているのも、両作品の鑑賞の参考になるだろう。 芸術家の、人間としての苦悩を静観に描く前者。犯罪者の、人間の持つどうしようもない業の“深い闇”に引きずり込ませる後者。どちらから観ても良いし、どちらも一見に値する傑作だと思うが、どちらにしても、観終わった後その痛ましさ、辛さに暫しの間へビィな気持ちにさせられる。
特典のBOOKLETの内容が凄そう…
今年度のアカデミー賞受賞式も終わり、既にどこか懐かしき秀作、風格も滲み出た感のある「カポーティ」。かたや、これは本当に旧作の「冷血」。 いずれもカポーティその人を語るには見逃せない2作品だが、何より凄そう…なのが特典のBOOKLET! 沢木耕太郎氏や山本容子氏、ほかにも錚々たる顔ぶれの名が連なるような紙モノは、もはや昨今見ることができない…。 生産限定ということであれば、これはどうしたって入手しておくべき!!?であろうか。 映像+αへの期待を込めて、星5つ。
静寂と喧噪
静寂の中からコルトレーンの『It's easy to emem e 』がパーティー会場に大きく響く。けれども映像からは静寂が伝わってくる。「IN COLD BLOOD」の舞台となった農場もまるで、アンドリュー・ワイエスの絵画のように冷たい静寂に包まれている。映画の内容は控えますが、ともかく不思議な静けさに包まれています。上映劇場が限定されていたので、クルマで片道4時間をかけて旭川まで出向き、5人のお客さんで、静寂の映画を堪能いたしました。
役者の力量が試される秀作
誰もがホフマンの素晴らしい演技を絶賛しているのでそれなりに構えて見始めたものの、あまりの凄さに金縛りにあうような衝撃でした。 カポーティがどんな人なのか予備知識は無かったけど、そんなの全く関係ありません。完璧に作り上げられた人物像、なりきったホフマンの姿に役者の限界を超えたオーラを感じました。 巧みな言葉で犯人の信頼を得、優秀な弁護士を立て彼らの死刑を延期させる。ただ自分の本を完成させるために。その身勝手さは彼こそが「冷血」という言葉にふさわしいと見るものを凍りつかせる。 なかなか犯行状況を語ろうとしない犯人にホフマンは苛立ちますが、長い年月を経て遂に犯行の夜について犯人が語りだした時のホフマンの表情。あのシーンにこそ、この映画を見る価値がある。 スクリーンに釘付けになる、という言葉を今後安易に使う事が出来なくなりました。
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モジリアーニの悲惨な一生を3大スターが見事に演じた秀作映画!
私はジェラール・フィリップ(Ge a d Philipe )が好きで日本で見られる映画は全部観た。高校時代にである。貴公子のような映画スターはフランスではあまり人気ではないが、唯一の例外がジェラール・フィリップであった。彼の演ずるモジリアーニはピッタリと云うしかない。それに妻を演ずるアヌーク・エーメ (Anouk Aimee)の美しさ、彼女は後に映画「男と女」で知ることになる。それに、悪徳画商を演じたリノ・ヴァンチュラ (Lino Ventu a )の演技も良い、彼は、後に映画「冒険者たち」で渋い演技を観せてくれた。この映画に出た俳優たちは、この素晴しきモノトーンの世界で我等を魅了し、惜しい事に、36歳で逝ったジェラール・フィリップを除いて、後にカラーの世界で我等を楽しませてくれた。この映画のあらすじは他のレビューアーの方が書いておられる。人間を描いた20世紀のフランス映画は名画で一杯だった。この「モンパルナスの灯」もその一本である。お薦めの映画です!! D .ω
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劇中に本当の歴史の証言者のインタビューを交えた構成が見事
「レッズ(赤)」という直接的なタイトルにしたベイティの気迫が伝わるが、80年代とはいえ、この題名と企画でよく映画会社が資金を出したと思う。(逆に今のアメリカ映画界の雰囲気の方が、このような映画を撮るのは難しいかもしれない) 映画の主軸はジョン・リードとルイーズ・ブライアントのラブ・ロマンスに重点が置かれるが、一方で多くの著明な証言者たちがリードの実像を語るインタビューを挟み込む大胆な構成で、そのためやや長く感じるが、このインタビューが入ったことで映画としてはよりジョン・リードの人物像に迫ることができたのではないだろうか。 ビットリオ・ストラードの美しい撮影や美術・技術スタッフの見事な手腕、モーリン・ステイプルトン、ポール・ソルビノ、ジーン・ハックマンら脇を固めるベテラン俳優の演技の助けもあって、これまでのところウォーレン・ベイティ監督の最高傑作だと思う。 映画館のスクリーンで見た時の、有名な「インターナショナル」にのせて、路面電車を止める群集のシーンの高揚感は今でも頭に焼き付いている。 最後、水を汲みに行ったルイーズがジョンの死の予感を感じる時のダイアン・キートンの演技や、その場面にかぶる証言者の老人の一人が歌う歌も印象的だった。
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本作『アンネ・フランク』は、タイトルから期待されるものをズバリと描き出している。それはつまり、途方もなく感動的なアンネ・フランクの物語の全貌だ。アンネといえば日記だが、今回の作品は、この十代のユダヤ人少女が日記に書かなかったことにも目を向けている。ナチスがオランダに駐留するあいだ、家族やその友人とともに、アムステルダムにある父親のオフィスの屋根裏部屋に隠れ住んだアンネ。彼女が丹念に書きつづった日記は、1950年代に父親の手で出版され、世界的ベストセラーとなった。過去に何度もTV化・映画化されている物語だが、ABCで放送された今回のバージョンは、アンネが書き残した以上の事実を扱っているのが特徴。アンネが日記と出会う前のフランク家の様子や、日記が途切れた後のアウシュヴィッツおよびビルケナウにおける収容所生活も目にすることができる。ハナ・テイラー・ゴードンはアンネ役として申し分なし。知的かと思えば夢見がちだったり、創造性豊かだったり、甘やかされていたり、生意気だったりという多面的な少女像に、生命を吹き込んでいる。ナチス占領下のオランダに暮らすユダヤ人という点を除けば、ほかの少女と何ら変わりはない。本作でゴードン以上の輝きを見せるのは、アンネの父親オットー・フランクを演じるベン・キングズレーただひとりだ。その静かな演技は、驚くほど力強い。彼が家族の死を見つめる場面では、いやおうなしに悲嘆が伝わってくる。この勇気ある作品には、いくぶん正視に堪えない部分がある。強制収容所のシーンなど、実に残酷だ。しかし、アンネの生涯が見事に映像化されており、多くの人々の間で共有し、語り合い、記憶すべき作品となっている。(Jenny Brown, Amazon.com)
【くちコミ情報】
残酷ですが現実だと思いました
最後は悲痛な涙で悔しくてたまりませんでしたが、 アンネを演じた子は実際のアンネとも似てるようで、 辛い話ですが現実にあった作品として、今回DVD購入をと思いました。 いずれ値段が高くなりそうな気もしたので・・。 お勧め度は是非、人はこれほどまでに残酷になれるんだという意味でも 観て価値のある作品で、よく完成されていると思います。 実際はもっと残酷だったのでしょうけど、映像ではこれが限界かなとも感じました。
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マザーテレサのエピソード集
この映画はマザーテレサの伝記というよりマザーテレサにまつわるエピソードをモザイクのように寄せ集めた作品だと思う。美形のオリビアハッセーが実際は小さくて、しわの深いマザーテレサを演じているのも、映画を見ているうちに違和感がなくなってくる。それだけ彼女が熱演したということだろう。面白いエピソードはお金持ちの学校で校長先生をしていたマザーテレサが貧しい人のために尽くしたいと申し出たら修道会を辞めてくれといわれたこと、道端で誰にも介護されずに逝く人とイエスを重ね合わせた神秘体験、マザーに協力する人はたくさんいたけれど朝から晩まで働きづめで去っていく人も大勢いたこと、マザーを利用して金儲けをしていた人からもらった金を返してくれとマスコミに詰め寄られて切り返したマザーのセリフなど、この手の映画にありがちな、都合のよい美化がなくて非常によかった。
マザーの生涯をたどる
信仰とはどういうことか、マザーは自らの生き方をもって、それを見せた人物だと思う。 口で信仰を語る事、それも重要だが、行動で語る事にはかなわないのだ。 「できる、できない」を判断するより先に、まず、動く事。そして、自らの行動を信じる事。また、困難がおきても、そこで立ち止まったり、絶望したりしない事。 そういった様々なマザーのメッセージをこの映画は教えてくれる。 オリビア・ハッセーは、強い意志を持って生きたマザーを思い出させてくれる。 ドキュメンタリーで見た事のあるマザーの仕草や行動、そういったものを見事に再現している。 マザーは語る。自分に価値があるのではなく、神が自分を動かしているのだと。 誰でも、マザーと同じように生きる事は可能なのだ。それは、具体的な宗派が大切なのではない。天に近づける信仰を持つ事。それだけなのだと。 マザーの残したものは、とてもとても大きい。
良い出来栄えの映画です
映像が綺麗で、オリビア・ハッセーの演技が素晴らしくて、良い出来栄えの映画です。 マザーが信念としたことを貫こうとする意志の強さと、それに周りがどんどん協力していってくれるところ、これはやはり映画の中でも言われてましたが、「神の御意志」なのでしょうね。
資本主義に宗教に腐敗する人間
資本主義という魔人に翻弄される世界 ある意味で宗教という政治の道具に腐敗する人間 人間の心の奥深くに葬りさられた、素朴な人間の苦悩する本来の姿をマザーに感じさせられる作品です。
宗教の枠を超えて
信仰に生きる姿をオリビアハッセーが演じています。多くの苦難や中傷、妨害にも争うことなく自然の流れとして生き抜いていく。 無欲無畏の姿なんだと思います。そこには、キリスト教などという一つの宗教や神と言うレベルではないよう生き方を感じます。 弱きもの貧しきもの病めるものをひたすら助ける、そこに本来の宗教の姿があるように思います。現世の利益を追求する偽善の団体が多くありますが、そのようなモノは宗教でもなんでもないのでしょう。 ノーベル平和賞での晩餐会欠席やニューヨークでの会議においてミネラルヲーターの値段が3ドルであることを聞いて立ち上がるシーンは印象的である。 映像で一つ気になったシーンがあった。インドでの平和の村が一時建設中止に追い込まれ政府により塀が取り壊されるシーンに使われたシャベルカーに日本の建設会社の表示(おそらく中古輸入されたもの)が有ったのは、あえて土建国家日本を揶揄しているようでもあった。
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思わず、その時代背景を調べたくなる
面白かった! 最近、ヘレン・ミレンに凝っていて、これは、イギリスで、前後編のミニドラマとして、2005年に放送されたそうです。そして、こちらのドラマ、2007年のゴールデングローブ賞を獲っていて、更に、この年、彼女は、「クィーン」で、アカデミーを獲っている。全て、エリザベス女王ですね。なんだか、面白い。 16世紀ヨーロッパでは、その立場は、磐石でなかったイングランドであるが、スペインの無敵艦隊を破ったり、その礎を築いた、生涯独身であったイングランド女王・エリザベス1世の波乱に満ちた半生を描いたドラマ。 もう、世界史のことなんて、すっかり忘れていましたが、面白かった。観た後、思わず、その生涯を調べてしまった。知的な探究心を刺激してくれました。 かなり歴史に忠実に描かれていたようで、25歳で即位するまでも、母を処刑されたり、幽閉された少女時代は、描かれていませんが、フランスの伯爵と結婚を考えるようになったり、教皇によりカトリック教会から破門され、カトリック派より、何度も暗殺の危機に晒される辺りから、描かれています。 歴史的背景がわかると、やはり、更に面白い。当時、豪華な宮廷や衣装、豊かな文化が花開く一方、処刑は、本当に頻繁にあって、そのバイキング的な野蛮さと、文化の優雅さ、との過渡期であるがゆえに、欲望と恐怖という直接的な感情にストレートに翻弄されます。 特に、女王という立場にあり、身近に野蛮な行為を見て育った彼女にとって、その時代を生き抜くには、相当、難しかったのでは、と思います。 賢者な女王であった一方、年下の男性に狂ったり、それにより、彼の人生も、その周囲の人たちも巻き込むことによって、国家レベルの混乱を引き起こしたりもしていて、それでも、女王であって、彼女には、なにか、人々を、民衆を惹きつけるものを持っていたのと、基本的に、賢い人であったのでしょう。なんてったって、この厳しい時代を女王として、生き抜いたのですから。 ヘレン・ミレンは、とても上手く、納得の女王っぷり。もちろん、威厳という意味でも、狼狽する人間一人としても、完璧に演じていました。宮廷の暗さや調度品など、テレビのミニドラマでは、ありえないクオリティです。必見です。 ただ、処刑シーンも多く、目を覆いたくなるので、お子様と歴史観賞という手合いものではありません。ご注意下さい。
愛と陰謀の王宮
イギリスで制作、前後篇のテレビドラマとして放映された作品で、 日本ではNHKのBSで放映されていました。 日本版では「エリザベス一世〜愛と陰謀の王宮〜」というタイトルでしたが、 この(余計な?)サブタイトルが表すように映画よりドラマ的な作品です。 エリザベスの政治手腕や人の使い方はなかなかに見事で、家臣との言葉あそびとも 思えるような卓越したやりとりにも感心しっぱなしでした。 ですがメインとなる物語は愛人たちとの恋、立場上いつも孤独でいなければいけない女王のジレンマ… などエリザベス一世の内面や感情をプッシュしてものとなっています。 前半ではロバート・ダドリー 後半ではエセックス伯との愛と陰謀の日々が描かれます 昼ドラ的な要素がまったくない、というわけではありませんが、 ヘレン・ミレンの好演、衣装や舞台の忠実さ・美しさなどは素晴らしいです。 またこれとは別のケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」も名作でありますが あちらはドラマ性を強くするためか史実と違った点がいくつもあります。 こちらは歴史に忠実です。 また個人的には日本版の吹き替え声優さんたちの音声がとても気に入っているので このDVDにも収録されていることを望みます。
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私たちの知らない黒人社会の歴史。
タイトルだけでは何の話かさっぱりわからない人が多いのでは? 世代によるのかもしれないけど、私は全然知りませんでした。 ただ、スパイク・リーとデンゼルの映画が面白くないわけがないと思って観ました。 映画としてよく出来ていると思います。 他にもこの時代の黒人社会の映画はたくさんありますが、今目の前で起こっている事実のような臨場感と、 デンゼル=マルコムの存在感に圧倒されます。 エンドロールでマルコム本人の映像が流れますが、デンゼルがいかに役に入り込んでいるか、 きっと事細かく研究して演じたのだろうということに驚かされます。 実際の話なんですよね。 私たちは色々なことを知らないのだなぁと痛感します。 知らないではもう済まされない、知るべき映画だと思います。
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