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   ミステリー・サスペンス の売れ筋最新ランキング   [2008年09月07日 05時14分]
2008年09月06日(土) ミステリー・サスペンスの第1位は 『ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション』!
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カスタマーレビュー数:34

くちコミ情報
人間の物悲しさが、後になって残る映画だった。
今はもう、老人が生きてゆける国はないんだよ、 老人が理解できる世の中じゃないんだよ・・。 引退する保安官、トミー・リー・ジョーンズから、 そんな年老いることの悲哀みたいなものを感じた。 自分の人生を、一生懸命に生きてきたけれど、 いま世の中で起こっている出来事がわからない。 人の良さそうな老人たちが、殺し屋シガーに 目をつけられるたびモヤモヤするものがあった。 ヘミングウェイの「老人と海」に感じたような 人間の物悲しさが、後になって残る映画だった。
すみません、伝わらなかったかも
えっと、この虚無感が一番伝わったと言うことなんでしょうか…。何となくわかったような、わからなかったような。
トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ
この作品普通に観ていると麻薬取引の銃撃戦跡地から大金を奪ったモス(ジョシュ・ブローリン)といかれた殺し屋(バビエル・バルデム)の対決に感情移入してしまう。これだと何も生まれず期待したカタルシスも何もない結果になるだろう。 実はこの作品は、敏腕老保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の体験を映像化したもの。モスと異常な殺し屋との対決は犯罪現場に見た老保安官の嗅覚により彼の脳裏で再現された映像を観ていると理解した方がいいのかもしれない。 なので、終盤いきなり老保安官の視線になる展開になっているのと、冒頭の「魂をかける時はOKという」というセリフがドア越しに殺し屋と老保安官の緊迫した対面(?)として表されているのはこのためと思う。この事件によって、「昔の保安官は銃を携帯していなかった」という過去が、彼が体験する異常な殺し屋の殺しの足跡で否定され、理解を超えた現象として老保安官のストレスとなる(現に映画の初めは老保安官も銃を所持していないが、殺し屋とのと対面時には銃を所持している)。これが、最後に老人にとって住みにくい国(原題の「NO COUNTRY FOR OLD MEN」)というテーマを表すことになる。 なので、こころして前半はあまり出てこないが、トミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官を中心に観てみることをお薦めする。そう観ていくとなるほどと納得できる作品だろう。 ところで、ジェームズ・ブローリン(「カプリコン1」とかの)の息子のジョシュ・ブローリンが遅咲きだが高い評価を受けているところも観どころ。ただ、相変わらずコーエン兄弟が犯罪ものを描くと殺しのシーンがエグイ。結構ショッキングなのでその手が苦手な方や子供と観るのはお薦めしない。
やっぱし、『ビッグ・リボウスキ』が好きだな、僕は。
 まずは、「面白かった」  映像も美しかった。  確かにクールな映像であるのだけれども、僕は「ビッグ・リボウスキ」の方が好みです。  彼ら独特の、思いもかけず、ついつい「巻き込まれてしまった運命のいたずら」的展開が好きなので(人生ってそういうものだと思うので)、運命というかちょっとしたタイミングに翻弄される人々の人生を題材にしていた、これまでのものとはちょっと異なっていた。  確かに、今回も、ひょんなことから大金を手にして、殺し屋に追われるはめになったと言う点では、彼ら独特の「人生メリーゴーランド」的映画ではあるのだけど、ペーソスというか、可笑しさが欠けていて、げらげら笑うところがありません。  やっぱし、『ビッグ・リボウスキ』が好きだな、僕は。  でも、コーエン兄弟は素晴らしい哉 嗚呼 !!
この映画を気持ち悪く怖くさせているのは、あの髪型とガスボンベだと思う。
現実的にいそうな、とにかく気持ち悪い顔の殺し屋いかれ野郎、シガー。 いつも無表情で直立不動、おそらく自分でもかわいいと思っている奇妙な髪型、がたいが良く俊敏、若干知的でもあり、一見凶器にみえないガスボンベを使った空気砲や完璧なサイレンサーを装備したライフル、シンプルに揃えた武器で冷静に人を簡単に殺していく。 ガスボンベのバルブを手でゆるめてシューと音をたてる所が怖い。 好きな飲み物はミルク。 ぐちゃぐちゃに負傷しても無表情で注射を打つなり、自分自身を手当てする。 途中、シガーに無線探知機で追われている時はかなりドキドキした。 一度こいつと会話が始まると終わり、顔を見たものはほぼ殺される。 彼には何を言っても無駄。彼にはon,offがない。 人間としての良心的な感情、動揺や迷いがなく、ゴットファザーとかよりもたちが悪い。 演技というよりも本当に実在しているんじゃないかと思ってしまう。 最後まで奴と互角に戦ったベトナム帰兵の男、ルウェリンがとても頼もしかった。


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カスタマーレビュー数:8

Amazon.co.jp
名も与えられずにエリート暗殺者として育られてきたエージェント47。そんな彼がある日、政権交代で揺れるロシアで政治家の暗殺の任務中、自分を育てた組織の裏切りに遭う。そこで彼は逃げ回りながらも生き残るため、ターゲットの愛人だったロシア人の娼婦ニカと共に運命に立ち向かっていくというもの。
なぜ暗殺者なのにハゲ頭にバーコードという超目立つ姿(変装などは一切しない)で暴れ回るのかとか、わざわざ着替えた時に派手な服にしたのかとか、そういうことを突っ込んでいたらこの映画は楽しく見れない。とりあえずカッコ良さ追求の映像&アクションに浸ることが大事なポップコーンムービーなのだから。あくまでもB級アクション映画として楽しむのが大事なのだ。面白いのはこの手の映画の主人公だと、007よろしく色気ムンムンなお姉ちゃんと平気でベッドインがパターン。だが今回は暗殺ばかり教え込まれていたため女性を愛することを知らず(個人的には童貞って設定な気がした)、ニカの色気に動揺する様がなんとも愛らしくて笑える。そのエージェント47のキャラにやられた。ティモシー・オリファント、ハマり役でしたな。(横森文)

くちコミ情報
目立つ!!
ゲームはやった事ありませんがこの人は目立ちすぎです。一目見て「危ない!!」という感じ、スキンヘッドに黒スーツ、後頭部にはバーコードのタトゥー、この容姿ヒットマンとしては致命的では? 主演のティモシー・オリファントはダイ・ハード4.0の時も思いましたがどこかしっくりこない、与えられる役が良くないのかも。 次回ボンド・ガールが決定しているオルガ・キュリレンコも出てますね。何かの記事ではウクライナの清純派女優と紹介されてましたが…?この作品を見る限りそうは思えません。 プリズンブレイクのティーバックも出ていますがなぜ吹替えが若本規夫さんじゃないんだ!普通に喋っている彼を見ると逆に違和感を感じます。 ストーリーを期待せず、アクションを楽しむなら十分面白い作品だと思います。
中途半端
一部の方が言うようにヒットマンはやっぱり渋くないと駄目ですね。本作は全体的にアクションも物語も中途半端で、正直言って物凄く物足りない映画です。 展開も早過ぎますし、キャラに感情移入もしがたい。 ゲームファンとして言わしてもらえば、敵(暗殺対象)にもっと個性的な人を用意してほしかったし、お馴染みのワイヤーで絞め殺したり、変装してターゲットに近づき料理の中に隠しておいた銃で射殺とかオリジナルの要素が全く足りない。 あと建物に如何にして潜入するか…とか。アメリカで良い具合にリメイクしてほしいです。主役はもちろんジェイソン・ステイサム!
駄作
意味なく激しいアクション、なぜここで切り合い?と言う唐突の展開。哀しみのヒットマン的な売りだが、まったく悲しくない。はっきり言って面白くなかった。
ゲームファンの視点から観て
ヒットマンのゲームが大好きな私ですが、この映画の公開を楽しみに待ち、観に行って来ました。 結論としてはまぁまぁな出来かな。ストーリーとしてもその辺の映画と変わらないものに仕上がっており、ゲームでの、潜入→変装→ターゲット暗殺、という流れがなかったのは非常に残念。 そもそもヒットマンという作品に女の登場人物はいらないと思う。女さえ登場していなければもっと男臭い作品になっていたのではないだろうか。 47に変な感情はいらない。冷静に暗殺のみを遂行する47を観たかった。 あとティモシー・オリファントじゃ47には顔が若すぎると思ったのは私だけでしょうか? ジェイソン・ステイサムで観たかったなぁ
DVDに期待。
B級な匂いのするアクション映画。 ゲームの描写や派手なガンアクションが、B級映画独特の雰囲気の中にあって B級映画好きの私は、結構好きな映画です。 DVDは、完全無修正での発売らしいので 劇場で観た時とは、また違ったものが観れるんじゃないかと期待してます。 そして、何より 特典映像に、劇場公開バージョンとは違う結末を収録ってところが 気になってしかたないっ!! オルガ・キュリレンコの美しさは必見です!


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くちコミ情報
おすすめできない。
スティーブン・キングの傑作「霧」を、同じくキングの「グリーン・マイル」を見事に映像化したダラボンが監督。期待させますがおすすめはできません。 絶望的な状況の中、辛くも脱出した主人公が抱くわずかな「希望」がすばらしく印象に残る原作を、何を勘違いしたのか大バッドエンドに改悪。「もう逃げ切れない」と思った主人公は、一緒に脱出した仲間と我が子を全員射殺。ところが直後に避難民を乗せたトラックがぶぁーとそばを走っていき、実は軍隊が怪獣をみーんなやっつけてくれました、というトンデモオチ。 まあ確かに「映画史上かつてない」どうしようもなさで、「震撼のラスト15分」でした。
想像を超えた驚愕のラスト
感動を求めてはいけないと 聞いていたのですが、 想像を超えた驚愕のラスト。 人間の本質の恐怖を描き出したものかもしれない。 ダンサー・イン・ザ・ダークに続く 落ちる映画でした。
現実のメタファー。
キングが好んでよく描く現実社会のメタファー。怪物に象徴されるもの。霧に象徴されるもの。そして霧が晴れた向うに待っているもの。希望だけは失ってはいけない。絶望こそが最大の怪物なのだ。よくできた大人のための寓話のような映画でした。すばらしかった。辛口だが教えられるテーマも大切な映画でした。若い人必見。
スーパーマーケットでの出来事
故あってスーパーマーケットに来ていた客達が霧に包囲されて立ち往生します。外に出れないのです。なぜならその霧はとても恐ろしいものだからです。外に出てしまうと大変なことになってしまうからです。 皆、閉じ込められて居るから映画のほとんどの舞台ははスーパーマーケットの中です。音楽も殆どないです。あまり知った顔の俳優さんも居ません。 でもお話はどんどんとんでもないことになってきて、どんどん怖いことになってきます。 サバイバル物として観ても十分面白いリアルさがありますが、「衝撃のラスト・・・」までついてくるんだからエンターテイメントとしてはずれなはずはないでしょ。 この手の物は何も語れないのがつらいんですよね。 コレだけでは何にもわからないでしょ。とりあえず観るしかないでしょ。面白いよ。
万人受けではない…
何の予習も無しにポスターの印象(感動作品かと。)だけでフラりと観てしまいました。(以下キャッチコピーはうろ覚えですが)「この子を守り抜く」「ショーシャンクの空に 以来の爽快感」…一体どぅいぅところが?????凡人には理解不能です。 「最後の15分」を待たずに、耐えきれず退席しました。続いて退席した人もたくさんいたよぅです。結末は、最後まで観ていた彼氏に聞きましたが…。最後まで観なくて本当によかったです。あまりにも酷い・納得できない結末に、彼氏は凹んでました。 普通の女の子、ハッピーエンドが好きな人は、観ない方がいいと思います。


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カスタマーレビュー数:14

くちコミ情報
怖いのは人間だ。
スティーブン・キングの原作を新鋭フランク・ダラボンが映像化したパニック。 メイン州のとある田舎町に突如霧が覆い、その中から出現した怪物によって次々と人間が殺されていく。だが、この映画の要点は其所じゃない、スーパマーケットという限られた状況下で次第に集団心理が崩れ始め、追い討ちをかけるかのようにカーモディなんていう狂信者まで現れ、人々は救いを求めて神を狂った様に賛美し、カーモディはその中で教祖の様に人々を支配し始める。やがてカーモディに従わない人間は犠と称して怪物に与える。 正にこの映画は人間の愚かさ、狂信性、異常心理、欲を代弁為たような映画だ、全ての人々が観るべき映画だ。 最近はこういった異常が起こって人間が対処するといった映画が多いが、此ほどまでに人間のグロテスクな心理をリアルに描いた映画は此までに観たことがなかった。正に恐怖其のものだ。幽霊より怪物より、人間の異形が一番怖いのだ。原作とは違う、疑問にまみれたラストも必見。 コレクターズエディションには監督が意図したモノクロ版やその他特典も是非観たい。 VFXを期待して観るなら、あまり期待しないこと。 dts5.1ch収録の本編Discも期待。
意外と
僕は正直観てる時も、観終わってからも、これを書いてる今現在も、今後これからも、この作品に対する評価は「普通」だと思う。決して出来が悪いハズもなく、かといって良いとは言えない非常に悩む作品でした。 色んな映画は時と共に自分の中で好きになったりそうでもなくなったりする。 でも「ミスト」。こいつはずっとノーマルであろう。何故か?原作がキング?いやいや関係ない(笑)....................やはり謎だ。 期待して観ておもんなかったらドン底や。逆もまた然り。 この品は全く予備知識無しで観て(原作がキングなんは知ってたよ)ストレートに何も返ってこんかった。 話が進んでいませんね(笑) じゃあ何故ここに書いてんねんってお思いの方!そこや!(ドコや!) 同じ気持ちの人がいるハズと思って同意が欲しかった。それだけ、です。
最高だ
霧に包まれ始めたショッピングセンターの駐車場を右往左往し走り去る車の音・・・ その中にはハーレーのエンジン音も混じっている。何だかもうこの辺りから見事に作品に引きずり込まれました。キングの小説にはよくマニアックな商品やらの名前が出てきたりするが、それを映像と音で見事に再現しているなぁと感じました。そして心理描写やらガッツリと描いて衝撃のラストへ・・・ 映画館で観た時は思わずニヤけてしまいました。もちろんDVD買いますよ。特典映像も観たいし。超お勧め作品です。
ハレルヤ!ハーレールーヤー!!
名作過ぎるだろwwww 買うしかねぇwwww 宗教ババァに注目ww

「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などを監督しキングの小説をうまく料理してきたフランク・ダラボン監督の最新作はまたもキングの小説の映画化です。 いやぁこの監督にハズレ無しですね。今回もいいの撮ってくれました。 霧に包まれた町で絶望的な状況に陥った人々の物語。まさか怪物が出てくるとは思わなかったが、雰囲気出ていてます。極限の状態で一番怖いのは怪物でもなんでもなく人間そのものということがよくわかります。 特に集団にもなったものなら簡単に人を殺したり、普通の人間じゃしないことを平気でやります。集団心理ってのは怖いですね。 最初から最後まで明るいシーンなしのこの映画、ラストはとびっきりの鬱が待っています。 間違えても彼女とは観てはならないよ〜


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カスタマーレビュー数:10

くちコミ情報
楽しむ映画ではないが、間違いなく見るべき映画。
映画を娯楽として考える方には、向かない映画。なんとなく、問題がいつの間にかスーパーヒーローによって解決されるようなアクションものとは程遠い。この映画自体、進むことも後退することも出来ない灰色の現状をそれぞれの立場から捉えた非常にいい映画です。あえて文句を言うならば、中身の重さに引き替え邦題タイトルのなんと安直なこと。まだ直訳の方が良かったかも。
R・レッドフォードの“思い”は伝わるが、映画的にはまるで面白くないなぁ。
オバマ、クリントンの壮絶なデッドヒートにようやく決着がつき、いよいよ大統領選が近づいてきた。ハリウッドは元来リベラル勢力が幅を利かせており、この時期になると政治的メッセージ色が強い映画が増えるが、これは極め付けの反ブッシュ、反共和党キャンペーン映画だ。 対テロ強硬派で自信家の共和党上院議員と、リベラルな女性ジャーナリストのやり取りは、いかにも手だれた善悪二元論の物差しで語られ、さして目新しいものではない。ただ、T・クルーズ扮する議員の覇権主義、アメリカ絶対主義的な言動をファッショと決めつけるのは容易いが、9.11時の報道、言論を始めとする、マス・メディアの風見鶏的対応を冷笑し、所詮はリベラルと我々は表裏一体と言い放つその頑強な鉄面皮ぶりに比べ、M・ストリープ演じるジャーナリストの何と脆弱な事か。まるで、心優しき“リベラル”の限界を、ロバート・レッドフォードは感じているようだ。 むしろ、観ていて、なるほどそう来たかと感じたのは、後にアフガンに軍人として志願する大学生たちが、研究発表の席で、全米の総ての高校生を1年休学させて軍隊組織に入れる事の義務付けを提唱する件で、一見危険な発想とも思うが、M・ムーアの「華氏911」や堤未果の「貧困大国アメリカ」(岩波新書)でも喝破されていた様に、戦争の先兵として戦地に赴くのは、黒人、ヒスパニック系マイノリティーにプア・ホワイトと言う不平等な現実こそアメリカの根源的問題と捉え、富裕層も例外なく兵役させる事で社会や痛みを知る、ある意味これは真っ当で過激なリベラリズムではないか。 現状への閉塞感と正義感を以って、軍に志願する事でアメリカを変えようと考えた若者も、奇しくもアフガンで、つい先日痛ましくも命を落とした日本のNGOの若者も、どんなに青くても、甘くても、仮にそれが若さゆえ見誤った事だとしても、何かをしなければと行動する勇気とこだわりを持つ若い世代に光明を見る。 それにしても、劇中語られるアメリカが世界から嫌われた5つの出来事って、ベトナム、グレナダ、チリ、パナマ、イラク、ヒロシマナガサキ、、、とても5つじゃ済まないと思うけど。
反戦というメッセージが消えた、帝国の洗脳映画か、それとも事実の描写か?
この映画を見ると、アメリカでは現政権批判をすることは許されていても、アメリカは世界の出来事に常に介入せざるを得ない、「帝国」であることがよく分かる。現政権を批判することは、次の政権が民主党であると決まっていれば容易なことである。しかし、アメリカという国が世界帝国になって、世界に軍事進出していることを公然と批判することは出来ない国なのだ。 確かに、ストリープ演じるテレビ記者が、報道される時点では既に失敗していた「政権=共和党」の秘密軍事作戦を暴くべく、リークされた軍事作戦の報道を渋るところや、大学教授が「私も本当に価値のある戦争だったら喜んで支持する(つまりこの戦争は支持できない)」というあたりは、アメリカの帝国性を批判する臭いが感じられるが、ロバート・レッドフォードという人の限界がそこから先には見えてしまった。 それとも、レッドフォードは、アメリカという帝国のどうしようもない現実を描写することで、受け手にこの映画では描かれないもう一つの「行動」、すなわち、「テロとの戦いそのものへの批判」(アメリカは世界から撤退せよ)を起こすように促したかったのだろうか。 しかし、それを期待するのはレッドフォードを高く買いすぎというモノだろうという思いの方が私には強い。 細かい部分について述べれば、アメリカの軍隊における人種問題(黒人とヒスパニックは前線でつらい役目を負わされる、など)の現実を描いている部分はそれなりに参考になると思った。 オリバー・ストーンの「JFK」のような鋭い批判がこの映画にあったかといえば、それはむろん否である。
買うほどではないが、とても考えさせられる映画
 アメリカの戦争、政治、教育、報道などあらゆるものを通して、君ならどうする?と 問いかけられた映画です。  映画自体で話せば、これを映画館で見た人は、すぐにはわからないだろうし、すんなりし ないと思う。だが作品としてみれば、哲学的であるし自分に問いかけてくる面白い映画だと 思う。  ただ、題名からくる期待感は裏切られると思う。題名と内容があんまりリンクしていないと 思う。もう少しいい名前であれば、見てる人もなっとくさせられただろうと思う。戦争映画 やミステリーと勘違いする人もいて、評価を下げてしまう人もいるのではと思うと残念だ。  買うにはちょっと手がでないが、レンタルなら十分見る価値があるだろう。
映画的な魅力に乏しい。
本作に登場する、政治学の授業がつまらないとサボタージュする学生同様に、作り手も「今の閉塞した状況をどうすべきか」はっきりした答えは持っていません。考えるより行動すべきだというメッセージは伝わってきますが、では具体的にどうすべきか?「今現在の問題点は伝えたから、あとは自分でしっかり考えてね」という作りです。 監督に加え、脚本にも名を連ねているレッドフォードの思い入れが良く伝わってくる力作だとは思いますが、90分間ほとんどが登場人物のディスカッションで進行するためいかんせん映画的な魅力に乏しい。アフガンの作戦において戦場に取り残されるのがレッドフォード扮する大学教授の教え子2人というのも、個人的にはあざとい展開に思えてマイナスポイントでした。ただ、一度は観て、いろいろ考えてみるべき作品ではあるとは間違いなく感じました。 最後に、DVDは吹き替えでの鑑賞をお勧めします。とにかく会話の情報量が多いので、吹き替えの方がすんなり頭に入ってくると思います。吹き替え自体の出来も素晴らしいです。


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アン・リー監督、才気爆発!
アン・リーは、ハリウッドで頑張っている唯一とも言えるアジア系米国人であり、コンスタントに上質で、ある意味では破綻のない優等生的な映画を作り続ける、職人的な監督だと思っていました。でも「ブロークバック・マウンテン」を観てびっくり!個人的には「見る眼」が変わった。そして、たたみかけるように「ラスト・コーション」。元々、既に実力があり、実績のある監督なので、出来が良いのは当たり前。 ただ、この作品は別格。個人的には、現時点では、彼が祖国で撮ったこの作品こそ、ベストだと評価します。かつ、やっと彼が一番撮りたかった映画を撮ることが出来、そして私はそれを観た!でした。 特に、あんなに過激で、かつ緊張感ある、「生と死の極限」とも言えるベッド・シーンは異常で、あんなベッド・シーンを初めて映画で見た!衝撃的でした。おそらく一生忘れないと思います。しかも「技術的にあのシーンをどうやって撮ったのか」未だわからない。単純に「本番でした」かもしれないし、そうではない場合は、ますます謎が深まります。そして、なぜ、あのシーンがああいった、過激な表現でなければならなかったのか・・・。 おそらく、彼のこの作品に賭けた愛情、怒り、執念などの全ての思いが、あのベッド・シーンに集約されていたのではないでしょうか。当時・第二次世界大戦下の中国の緊迫した状況を象徴したかのように思われます。 それに相まって、表面的には非情ながらも、深い虚無感のある、まるで魂の脱け殻のようになった人間の苦悩を演じたトニー・レオンの演技も凄まじく、主題が主題であるが故に、そして日本人であるが故に、ショック!でした。 そして、確信しました。アジアの人達は、未だ忘れていないし、決して忘れないだろうと。 日本軍が第二次世界中に占領下のアジアでしたことを。 ヨーロッパの人達が、未だ、そして決して「ドイツ・ナチス」がしたことを許さないのと同じように。 私達は何も教えられていないし、真実を知らない。でも、私は何があったかを想像はできる。 世界の私の知人・友人達は私以上に知っていますよ。ちょっと教えてくれたけど。 そう言った意味において、最高の「反日劇映画」であり、かつ優れた「人間ドラマ」として評価すると共に、監督アン・リーの才気ある演出力には、改めて圧倒されました。
密かな愛
舞台は、戦時下の上海。中国人でありながら親日派である敵。彼の暗殺をもくろみ、虜にするため、自分を犠牲にして愛人にまでなる主人公タン・ウェイ演じるチアチー。 騙されているとも知らず、彼女との密かな愛に溺れるトニー・レオンが演じる特務機関の責任者。 この二人の出会いと別れが、この物語の軸であり、全てである。 タン・ウェイの濡れた瞳、迫真の演技がドラマを引き締める。 トニー・レオンとタン・ウェイの二人が愛を交わすシーンは、誰かに見せる演技ではなく、二人のプライベートな時間を切り取ったかのように錯覚させる。 シンプルなストーリーではあるが、感情を押し殺しお互いの制約の中で、激しく愛し合う姿を描ききっており、DVDも是非予約しようと思う。 ※私は、関東で最終上演となった「下高井戸シネマ」で、最終日に鑑賞しました。
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激しい時代の流れの中で抗日運動に身を投じ、女スパイとして弾圧側のスパイ組織のボスに色じかけ(?)で接近し成功するが、見せかけであったはずの彼らの恋愛がいつしか本物のそれと見分け難くなる。男は抱え込んだ不信、孤独を逃れ、安息を求め、片や女は、男によって女になっていく...。偽りの世界とリアルな肉体的性愛の対比。 背信(中国にとっては)の男。誰も信じず冷徹で非情な男が、チアチーに溺れていく...。トニー・レオンが無表情だけれど、強烈な存在感を発揮しています。でも、本作はチアチーの物語です。新人のタン・ウェイが想像以上の出来。幼顔で小さな口、それでいて、身長170cmの姿態で凜とした「女」の佇まい。 学生時代、舞台で抗日に目覚める少女を演じたことを発端に、タバコも演技のため体験し、現実の世界でも彼女は、スパイのために処女を棄て女の成長を「演じる」こととなる。そういえば、ヒロインも含め彼女の演劇仲間が、過激な抗日運動組織へと変貌する前半の展開もなかなか面白いです。 冒頭から何度も登場する「麻雀」シーン。ブルジョアの振る舞いや、なにげない会話に心理の攻防が見取れて面白い。そんなシーンも含め、重厚感あるセットなど美術、細部にこだわったアン・リーの演出は見応がありました。特に、ラストの見つめ合う"二人"の表情と、その背後で同じ目にあう人物たちのそれとのギャップを見せる演出は鳥肌ものでした。
性描写を抑えても同じテーマで感動的な作品ができたのでは?
過激な性描写が話題になったR-18指定のアン・リー監督作品。第二次大戦下の上海で、演劇部の学生が親日派の要人暗殺を企てるうちに、大きな抗日組織にとりこまれていく。暗殺を目的に要人イーの元にスパイとして潜入した女スパイのワンは、イーとの肉体関係を重ねるうちに、彼の秘めた性格や苦悩などを理解するようになる。暗殺と愛情のジレンマにはさまれて、物語はクライマックスへ。最後の見せ場はまさに『ラスト、コーション』が示している。 見終わった後に気が重くなるような内容であった。歴史的な上海の風景や俳優人の演技は特筆すべきものであったとは思うが、2時間30分を越える内容としてはややクライマックスの盛り上がりに欠けるように感じた。本作品で過激な性描写がなくても違った脚本と演出でも同じテーマを表現できたような気がするし、表現を変えて万人が見られる作品にしたほうがよかったような気がしてならない。ただし、そうであれば日本ではあまり話題にならなかったのではないかという気もする。 総合的に星4つにするか迷った上での評価。テーマはいいのに、特に子供には見せられない点で評価を星3つとした。
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ラストとは「色」、コーションとは「戒め」。日中戦争の中、抗日に立ち上がった若者の一団の1人の女性(タン・ウェイ)が、日本への協力者(トニー・レオン)に近づこうとして、成功するものの、思わぬ関係に陥り、微妙に心情も変化していき、2人の運命は果たしてどうなるのか、という作品です。さすがアン・リー監督。日本占領下の中国の様子(有閑マダムの生活等)を丹念に描写しています。特に上海の街の再現が素晴らしい。タン・ウェイはとても映画初出演とは思えぬ大胆さでトニー・レオンとのベッド・シーンを演じ、明日をも知れぬ立場の2人が互いを求め合うことに説得力を与えています。ただし、子供と一緒に本作を鑑賞するのは控えた方が無難でしょう。 私が一番好きな場面は、日本料理店でタン・ウェイがトニー・レオンの前で「天涯歌女」を踊りながら歌う場面。これだけでも一見の価値はあると考えます。


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伏し目がち、時に覗き込むように
タン・ウェイという女優はとびきりの美人ではないのですが、 長いまつげを駆使した目の演技で、とびきりの美人になっていました。 まつげをばっちりカールさせず、自然な感じに仕上げてあるので、 目を伏せた時にできる影がセクシーでした。 膝丈のタイトなスカート、ハイヒール、長くきれいに塗られた爪、クラッチバッグは 活動的な女性にとってはどれも不便なものですが、 体の動きの自由を制限することで、動きや佇まいに優雅さが生まれていました。 タン・ウェイ自身の演技力もさることながら、 こういった小物類による外付けの魅力も素敵でした。 映画の内容からは逸れますが、学ぶところの多い映画です。
脚本に致命的な欠陥あり
1940年代、日本支配下の中国で、 日本の傀儡政権として恐れられていた高官の暗殺をめぐる物語。 演劇部の学生だった女優が、身分を偽って高官に近づきます。 女性の魅力を使って高官を誘惑し、暗殺のチャンスをうかがうのですが…。 脚本における最大の欠陥は、彼女がそこまでリスクを負って 高官暗殺に執着する理由が最後まで示されなかったことです。 例えば肉親を殺されたとか、強烈な怨恨があるなら分かるのですが、 演劇部の学生たちがある種のノリやファッションで 政治活動に走っているようにしか見えませんでした。 これがないまま、2時間半の長尺は過ぎていってしまい、 納得感の薄い後味を残すこととなったのです。 当時の香港や上海を忠実に再現したであろう映像美や、 任務にひた走りながら心を奪われてしまうトニー・レオンの憂いを帯びた演技、 コーヒーカップについた口紅の跡などからじわりと妖艶さを醸し出す ディテールにこだわった演出など、 その他の要素が完璧だっただけに残念でなりません。
この情愛は蒼い炎の如し
時間の長さをまったく感じさせないラヴ・サスペンス、ここに極まれり。 冒頭からねっとりとした画面の質感にまず引き込まれ、 観る者をすべてこの世界観の中に融け込んでしまうような錯覚を覚える。 タン・ウェイの匂い立つような官能美、そして冷徹な中に仄かに見せる人間的感情を 巧みに引き出した名優・トニー・レオン... 不可能なのは判っているが、このように人々が生きていた時代を味わってみたいとすら 思わせるほどに、スクリーンの2人は蠱惑的であり、紛れもなき傑作である。 なぜ、「色」と「戒」なのか...それは観た者にしか味わえない上質の罠かもしれない。
上質とはこういう映画だ。
最近の映画の中で、最も上質な映画は?と言えばこの「ラストコーション」ではないでしょうか。始まりからグングンと引き込まれ、次の展開の期待度数は高まるばかり、2時間40分の長い時間を全く感じさせないスリリングな展開は正に息を飲む程に、二人の俳優のうまさは言葉にならない。トニー・レオンとタン・ウエイの目の表現だけの心のやりとりは緻密にして、大胆、監督と役者のコラボか。タン・ウエイのチャイニーズドレスからほとばしるセクシーさは目を見張るほど美しいし、トニー・レオンもまた最高にセクシーでこのようなオトコに出会ったらどんな女もいっぺんに虜になってしまうでしょうネ。 大人のラブ・サスペンス映画として一級品ではないでしょうか。
あんまり良くない
アン・リー作品の中では「ハルク」と同レベルの作品。かなり期待したのだが・・・・


おすすめ度

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主人公は一応、法律事務所に所属しているものの、その仕事内容は、大企業にとって不利な情報を隠蔽する「裏稼業」。なかなか日本ではお目にかかれない職業を、ジョージ・クルーニーが人間くささも織り込んで名演する。名うての“もみ消し屋”として知られるマイケルが、巨大農薬会社で同僚が起こしたトラブルを解決するうち、自らの命も狙われる事態に陥ってしまう。
 何やら謎めいたオープニングのシーン。そこから時間が溯って、そのオープニングでのマイケルの行動の理由が明らかになる展開は、脚本家として名を上げたギルロイ監督らしい。映画全体は、人間ドラマ、社会派、サスペンスといったジャンルの間で揺れ続け、観る者を戸惑わせる面もあるが、キャストの熱演があらゆる違和感をカバーする。本作でアカデミー賞助演女優賞のティルダ・スウィントンは、農薬会社の面子をかけた悪巧みと、その陰での巨大なプレッシャーをリアルに演じるが、ラスト5分のクルーニーも賞賛に値する。正義と仕事の狭間で悩んだ主人公の決着のつけ方には、クルーニーらしい男っぷりが発揮されているのだ。(斉藤博昭)

くちコミ情報
人間くさいフィクサー、と悪のヒロイン、名演対決
原題は主人公名の“マイケル・クレイトン”。「フィクサー」とは、“もみ消し屋”の意味だが、そんな凄みはなく、借金まみれでこどもとも別居中、苦難の人生まっただなかという感じの中年男。どっちかというと“こどもを守るために”行動しているようにみえてむしろ人間的だ。 そういうわけで邦題がまぎわらしいのだが、実は大いなる“もみ消し”をしているのは対決する企業のほうで、その“法務部長”カレンを演じるティルダ・スウィントンの演技が、実に、見応えがある。美しくもなんとも妖しく、徐々に悪魔に心を売ってゆくかのような表情の変化が見事。オスカー助演女優賞受賞にふさわしい、まさに鬼気迫るような、素晴らしい、円熟の演技だ。 この映画は特に彼女の演技だけでも鑑賞に充分値する、とおもう。 企業の“もみ消し”がからむもうひとつのサスペンス「ナイロビの蜂」は傑作だったが、みたあとなんともやるせなかった。ネタばれはさけるが、ともかくこっちのほうが、救われた気分で見終えることができる、ということだけはいえる。じっくりみると、かなり見応えのある社会派サスペンスです。
Michael Clayton
会社法を専門とする巨大弁護士事務所に勤務するマイケルは、元検察官だ。表の顔は弁護士であるが、どの案件にも係わらない彼の本当の仕事は、裏家業、フィクサー、いわゆる揉み消し屋である。腕は買われているものの、仕事に情熱も見出せなくなっていた。かといって、離婚や起業の借金などを抱え事務所をやめて新しい人生を歩むというわけにもいかない。そんなマイケルが、良心の呵責に耐えられなくなって気がふれてきた同僚の処置を頼まれたことによって、大いなる陰謀に巻き込まれることとなるのである。自らのキャリアと命を懸けたマイケルの行く末は… 2007年度のアカデミー賞で、数々の部門でノミネートされるも(助演男優賞以外は)受賞を逃