2008年08月22日(金) Outdoors & Natureの第1位は
『The Art of Animal Drawing: Construction, Action Analysis, Caricature (Dover Books on Art Instruction, Anatomy)』!
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【くちコミ情報】
絵が豊富で解りやすい
洋書なので読めないのでは?と思いつつも購入しましま。届いてすぐに開いてみると英文はわずか10%くらいでしょうか、ほとんどが絵なので 英文が苦手でも見ているだけで楽しいです。 また様々な動物の動きのある絵や、骨格の構造から身体全体のバランスも解りやすく描かれています。
とにかくお買い得
動物の絵が、ほぼ表紙のような感じのタッチで描かれています。 そのため、どういう線で描けば動物がそれっぽく&生き生きして描けるかが分かります。 骨格や筋肉の大まかな形も解説されています。しかし、筋肉の”超”詳細な図はほとんど在りませんので、リアル絵師さまは、この本+ほかの本を買ってください。
ほとんど絵で説明されている
とにかく、説明文は少ない。その分、絵が多くて とても良い。 骨格や筋肉も 簡易に描かれていて分かり易く、 その動物の雰囲気を掴むのに大いに役立つ。 走りなどの連続した動きを描いているページも、少ないがあり、 模写をするに丁度よい量です。 「動物画の描き方―生き生きと描く秘訣」が日本語版なのかな?
初心者にもお勧め
初心者にもお勧めできる動物デッサンの本だと思います。でもとりあえず、安すぎ!!という感想です。洋書なので全編英語ですが、絵の本なので全然読めなくても大丈夫です。和書であったとしたら3分の1くらいの厚さで3倍くらいの値段がついているだろうと思える充実した内容です。 かわいい絵も載っていますが、かわいいだけの絵ではなくそこには生き生きとした動きのある世界があります。かわいいだけの動物の絵に飽きた方には是非見てもらいたい本ですね。
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【『キッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より】
雪の写真家として偉業をなしとげたW.A.Bentley(ベントレー)の、雪の結晶の写真集です。自分で撮影するには至難の業。世界にたったひとつしかない神秘的な形に魅了された写真家が残してくれた玉手箱のような本書には、2000以上もの結晶の写真と科学的な見解、そして詩がもりこまれています。大自然が創りだすミクロのアートは息を呑むほどに美しく、てのひらに乗せると溶けて姿を変えてしまうはかなさに、思わず胸がきゅうとなります。はかなさゆえの美しさ、とはこのことなのでしょうか。(か)
【くちコミ情報】
ゆったりとした時間がすごせます。
ただひたすらにモノクロの雪の結晶の写真が1ページに12個並んでいます。レースペーパーや花を思わせる形はもちろんのこと、家紋やポケモンのキャラクターみたいな形も。 自然の力に感動します。 パラパラとページをめくるだけで静かな別世界に飛んでいけます。 デザインを勉強してる人にも参考になると思います。
圧巻!!
こんなに沢山の結晶!しかもひとつとして同じモノはない。素晴らしい一冊です。デザインやカットを勉強されてる方にも重宝する一冊だと思います。 ホントに沢山の結晶が掲載されてます。
雪の模様を探している人に
全部で2354個の雪の結晶の写真がパッチワークのようにきちんと並んでいます。1ページに12個ぐらいですべて白黒です。コピーフリーなので許可なく自由に使用することが出来ます。デザインの参考にも、うっとりながめるのにもよし。
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【くちコミ情報】
Outside in the Outdoors
I think the sto y was ok. In some pa ts of this ook, K akaue is st etching the idea of the whole ci cumstance. I et the a ticle in Outside magazine is p o a ly ette to ead and you get the main ideas faste and mo e powe fully. The sto y is p etty good to talk a out though. Ch is may have died, ut he t ied to live his life in the fullest. It is p etty pointless to go into his thinking much. Eve y pe son has thei own take on things, ut I think K akaue did an ok jo . Ove all this ook is ok fo those days when you a e commuting to wo k.
A good scenario of the old "man vs. nature" theme
A fine, although dep essing, ook a out a ve y idealistic young man who ventu es up to live in the wilds of Alaska, without any companions, food, equipment. A good scena io of the old "man vs. natu e" theme. Also, if you missed eading Tino Geo giou's maste piece--The Fates, go and ead it.
無名の若者の死と著者の負ってきた悩みをオーヴァーラップさせた作品です。
1996年にアメリカで発行、翌97年春に日本誤訳が出ている John K akaue (ジョン クラカウアー)著の「荒野へ Into The Wild」を買ったのは、約9年前。まさしく、日本誤訳が出た時です。 ジョンミュアー、ヘンリーデビッドソロー、と言った古典的自然ナチュラリストの本を本屋で見ている時に偶然見つけました。 1992年夏にアラスカで餓死したクリスマッカンドレスと言う青年の記事を雑誌に書いたのが縁で、著者が彼の足跡〜家族関係に留まらず、同種の餓死事件、著者自身の類似事件を交錯させて書いた本です。 単純に考えると、彼の死や書かれている同種の話は、向こう見ずで夢想家の若者が無謀に荒野に入り込み、自らのミスで死んだはた迷惑な話です。 第三者の、特にアラスカの住人からは手厳しいコメントが有ったと率直に本に書かれています。 それでも、今回再度読んで魅惑されているのは、著者と同じく、いわゆる「類は友を呼ぶ」的感情が私にも有るからです。 北米の山岳部や乾燥地帯のようないわゆる辺境地は、一度その地を歩いた方ならおわかりと思いますが、日本では想像できない世界です。世界各地に辺境地は有りますが、北米大陸程、最先端の文明都市と荒々しい自然が同居している所は有りません。手軽に危ない自然界に足を踏み入れることができるのです。 端的な例では、ラスベガス。 24時間騒々しいギャンブル都市の外は、広大な砂漠。車が無いとどこも行けませんが、車が故障すると自らの命も一巻の終わりと言う世界が直ぐそばにあるのです。 アラスカなんかはその最たる所。 飛行機でシアトルからアンカレッジに飛ぶと、空はどんより暗く、いよいよ空港到着時には、遂に地の果てに来たような気持ち、こんな所まで来たという気になります。 ここもアメリカ合衆国ですが、銃がないと危ない、野性動物に襲われる危険性が高い開拓地です。 でも、気軽に来ることが出来るので、引退した老夫婦がツアーで安全な旅をするだけでなく、その自然に、自由と思える環境に憧れて若者も数多く訪れます。 一度訪れると、その時は「もういい。」と思っても、再訪したくなる魔力をココは持っています。何故か? 文明を享受しながら、文明に悪態をついて背を向けて、不用意に、傲慢に自然に入って自己満足に浸る。それが一番体現出来るというか、自己満足の完成度が本土のそれよりも高いからではないでしょうか?
荒野に魅せられた孤高の精神
1992年4月、アメリカ東海岸の裕福な家庭で育った若者が、ヒッチハイクでアラスカまでやってきて、マッキンレー山の北、住む者のない荒野に単身徒歩で分け入っていった。4か月後、寝袋にくるまって餓死した彼の腐乱死体が、ヘラジカ狩りのハンターたちに発見された。優秀な成績で有名大学を卒業した直後に、名前を変え、大金を慈善団体に寄付し、残った紙幣を燃やし、自分の車と持ち物を捨てて、まったく新しい人生、新鮮な素晴しい体験を求めて北アメリカを放浪するという生き方に身を投じた若者だった。アラスカで死体が発見されるまで、彼がどこに行ったのかも、どこにいるのかも、家族はまるで知らなかった。知性も分別も備えた、世間から見れば恵まれた境遇の若者が、なぜ、このような悲惨な最期を遂げたのか? 勇気ある高い理想をもった若者だったのか、それとも、向こう見ずな愚か者、変わり者だったのか? 彼の軌跡には、「荒野に魅せられた孤高の精神」を見てとれる。
荒野では
~1992年6月、一人の青年の遺体がアラスカで発見された。死因は餓死だった。青年の名は、クリス・マッカンドレスといった。裕福な家庭に育ち、亡くなる二年前に、大学を卒業していた。 ある日、彼は旅立った。ポケットの中の紙幣を焼き捨て、所有していた持ち物と車を捨てて。 クリスは自らの旅の途上で、多くの人たちに出会った。そして、彼は彼らの心の奥深く~~に彼自身を刻み込んでいった。それはこの書を読む人の心にも届く深さで。 p なぜ彼はひとりぼっちで、アメリカ大陸をヒッチハイクと日雇いの労働を繰り返しながら、短い人生を駆け抜けて行ったのか? 彼は無邪気に荒野を夢見る無謀な青年だったのだろうか? 彼の軌跡とは、文明社会を嫌った、とるに足らない逃避だったのだろうか? またある人は、彼の生~~き方を賞賛するだろう。真のキリスト者を崇めるように。 p クリスを人生に失敗した者だと批評するのは容易い。確かに安全な生き方というものが、この世界には存在するのだから。また、多くの人たちは、安全な生活を望むのだから。なぜあらゆるものを捨て、荒野に向かわなくてはならないのだ? 一方で、彼を賞賛することも容易い。彼らは、20世紀の聖フランチ~~ェスカを見るのだ。しかし、彼を賞賛する人々は、荒野に生きているわけではないのだ。 「自分に正直に生きて、誤った方向に進んだものはこれまで誰もいない。それによって、肉体的に弱ったとしても、まだ残念な結果だったとはいえないだろう。それらは、より高い原則に準拠した生き方であるからだ。もし、昼と夜が喜んで迎えられ、また、生活が花々やいい香~~りのハーブのように芳香を放ち、もっとしなやかになり、星のように輝き、不滅なものになれば、しめたものである。自然全体が祝福してくれているのだし、それだけでも、自分の幸福を喜んでいいのだ。最大の利益と価値はいちばん気づきにくいものなのである。そんなものなどあるだろうか、とわれわれはつい思ってしまう。また、すぐに忘れる。が、それらは最高~~の真実なのである……。私の日常生活における真の収穫は、朝や夕方の淡い色合いと同様、漠としたものだし、名状したがたいものだ。それは捕らえられた小さな星屑であり、自分でしっかり掴みとった虹の切片である。」 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー「ウォールデン 森の生活」 p むきだしになった自然に、人が、たったひとりぼっちで立ち向かった時、そこ~~で人は、はじめて自分を名称のない一個の人間であることを、知るだろう。私とは何者なのだろうかということを、社会システムの中で感じることは、ほとんど不可能ではなかろうか? 「正直に生きる」とは、荒野に向かった人が、自分自身に出会うことを指しているのではないか? では、クリスにとって「正直に生きる」とは、どういうことだったのだろうか? ~~彼はその答えを、自らの旅の軌跡に残している。作者ジョン・クラカワーは、それをひとつひとつ丹念に拾い集めている。~
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【くちコミ情報】
お買い得です
バラ愛好家にとって、ルドゥーテのバラ図譜は是非手にとってみたい本ではいないでしょうか。 この本は贈られてきてビックリしましたが、「大型本」です。そのくせ破格に安いこのお値段。 どのページも綺麗な印刷ですし、絶対にお買い得だと思います。
これはスゴイ!
ルドゥーテの本はなかなか手に入らないとあきらめていましたが、やっと手にすることができました。箱を開けると・・・大きな本です!ルドゥーテのバラを存分に楽しめる本だと思います。(先に購入済みのポストカードは光沢のある印刷で、こちらは少しマットな落ち着いた印刷って感じです。どちらも素敵だと思います。)
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【くちコミ情報】
理論派のサイクリストにオススメ
USオリンピックチームのstaff mem e のドクターが編集した ちょっと変わった自転車の本 p 早く走るための科学 つまりは頭使って早く走る方法が載ってます。 p 道具の選択から、ケイデンスの最適化 ポジションによる空気抵抗なんかの話 から栄養の話まで書いてあります。 p 実測データ満載なんで、理論派のサイクリストにはお勧め p ランスの上体を起こしてハンドル狭くもつ方法とか ハイケイデンスの戦略はこの本を読むと納得します。
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【Book Description】
初版から30年以上を経て出された新版。レイチェル・カーソンのこの古典的名作は、新しい世代の読者をみごとなまでに美しい世界にいざなう。新たに加えられたニック・ケルシュのすばらしい写真が、カーソンと甥のロジャーのプライベートな冒険談をみごとにひきたたせる。2人は、メイン州の岩場の多い海岸や、深い森、広い草原を散策し、野生生物や珍しい植物、月光、嵐雲を観察し、背の低い木々の間にいる虫たちの「生きた音楽」を楽しむ。 「子どもが生まれながらに持っている驚きの心をいつまでも失わないようにするには、一緒に驚き、私たちの生きている世界の喜びや感激や神秘を再発見できる大人が少なくとも1人は必要だ」とカーソンは言う。『The Sense of Wonder』は、そういう心を失ってしまった人を癒し、カーソンが考える人生に不可欠なものを発見できる子どものような能力を身につける方法を教えてくれる。 新版の序文でリンダ・リアは、レイチェル・カーソンの画期的な業績を振り返り、この伝説的な環境保護論者が、年齢を問わずすべての人に自然の奇跡を体験してもらいたいと思っていたと述べている。 ケルシュの鮮やかな写真は、見る者の感覚を刺激する。水たまりに浮かぶ大量の木の葉は拾いあげられて、もっと入念に見てもらうのをひたすら待ちつづけている。木立の中の小径は、夏に雨が降ったあとの森の土のにおいを連想させる。おとぎの国を思わせる苔や地衣類のクローズアップは、疲れきった想像力はもちろん、何ものにも汚されていない無垢な想像力にも火をつける。身近なものを観察する好奇心旺盛な子どものように、ケルシュのカメラは、忙しい大人の目にはとまりにくい春の海沿いの林や、雪が溶けてまだらになった地面、雪が流れる小川に投げ入れた小石から立ったさざなみなど、自然が作り出す模様に引きつけられる。 本書は子どもから孫へと受け継がれる不朽の名作であり、ヨタカのさえずりに耳を傾けたのはまるで初めてではないかと感じた早朝の散歩の思い出のように心に残る1冊だ。
【くちコミ情報】
これは買いです。日本版の『センス・オブ・ワンダー』とは大違い
日本版の『センス・オブ・ワンダー』の元になった本です。日本版の『センス・オブ・ワンダー』を持っていて、値段も手ごろだったから、何気なく買った。ペーパーバックがくるんだろうなと思っていた。でも届いたのはA4サイズ大判のハードカバー。まず写真が素晴らしい。それからページネーションが素晴らしい。扉を開けると、紅葉した葉のカット写真。次のページは見開きで夕焼け雲(ここまで文字はない)。タイトルページと、緑色の卵が真ん中に可愛く残った鳥の巣の写真。霧に霞む森の道、白樺林の深い下草。巻貝を手に持った人。レイチェル・カーソンの1ページ大のモノクロ写真。彼女の文章が始まる。たっぷりと余白をとったページの真ん中にレイアウトされている。 p 「One sto my autumn night when my nephew Roge was a out twenty months old I w apped him in a lanket and ca ied him down to the each in the ainy da kness.」 p これが出だしの文章。夜の嵐の海に甥のネフューを抱きながら降りていくレイチェルの息づかいすら感じ取れるようです。まったく素晴らしい。この本自体が「センス・オブ・ワンダー」を表現しています。日本語版は全体の構成を模倣してはいますが、この元本の感動には遠くおよびません。
光の子供たちへ。
この本のあちこちから彼女のメッセージがこぼれてくる。それは彼女がかつて願ってやまなかった、光の子供たちへのメッセージであり、またその子供たちを導く私たちへのメッセージだ。何気ない日常の中で繰り返される奇跡のような命の営み。気がつかないのではなく、気がつこうとしないのだ。すべてがひとつの大きな輪で結ばれている、私たちはその中で生かされているのだ。彼女のみずみずしい感性と、繊細な言葉、そしてその表現力、そして彼女の思いを表す写真たち。時間に追われ、常に走り続けなければいけない現代に生きる大人子供すべてに味わっていただきたい本である。
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【くちコミ情報】
感動っ!!
タイトルにペーパーバックとあったので、装丁にはあまり期待していなかったのですが、マットPP加工がほどこしてあり、おしゃれに仕上がっています。それに考えていた以上に大きく、紙の質感もしっかりしていて、丈夫です。 内容ははじめの30ページほどまでが、ヘッケルについての解説などが載っていて、その後「A t Fo ms in Natu e」が始まります。ヘッケルの超細密画が100ページに渡って続きます。ヘッケルが熱心に研究したという放散虫の絵はとっても美しくて見ほれてしまいます。 本の最後には、ヘッケルの略歴と作品中の生物の名前の紹介がされています。 「A t Fo ms in Natu e」に掲載されている100の作品はオールカラーで、本の冒頭には、英文のところどころにヘッケルが描いたであろう、貴重なデッサンが収録されています。 デザインの参考書にも、生物の形態理解にも役に立つ素晴らしい一冊だと思います。
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【くちコミ情報】
自然と共に生きる人間の一人として読んでおくべき本。
読みやすい本ではないが最後まで読んだ。知っておくべきことが書かれていると感じたからだ。時の大統領ケネディは、この著作に刺激されて政府は殺虫剤問題の研究を始めたと記者会見で語ったという。この逸話だけでも出版当時のこの本の衝撃度が伝わる。反面、農薬会社等を中心とした批判も相当なものだったらしい。この本の一部が発表されたのは1961年のことで、以来、環境問題のバイブルとして読み継がれているという事実がこの本の信頼性と妥当性を物語っている。温暖化等の問題が顕在化している現在ならまだしも、40年以上も昔にこれだけの内容のものを書いた著者の勇気はすごい。
どうすればいいのかを教えてくれる本
殺虫剤の恐怖が分かりやすく書かれています。くどいくらい繰り返し繰り返し述べられている薬害は規模の大小こそあれ身近にもはっきり現れている現象です。農薬が生き物によくないことは誰でもぼんやりとは分かっているのですが、もう一歩踏み込んで、なぜいけないのか、どういけないのかをはっきりさせてくれる本だと思います。私はたまたまこの本と平行して分子構造と生き物の関係を書いた純粋な科学論文を読んでいたため農薬の恐ろしさがより一層身に染みました。 この本の一番うれしいところは、「では、どうすればいいのか?」をはっきり示してくれているところです。
知らなければならない事実
農薬が生態に及ぼす影響について語られています。 知らぬ間に蓄積されやがて生物や環境をむしばんでゆく化学物質の恐怖は底知れないものがあります。 冷静で客観的な文章の中に、著者の温かい人間性が伺えました。 たいへん勇気付けられる本でした。
環境問題のバイブルのひとつ
この本は、海洋生物学者Rachel Ca son女史により1962年に出版されました。著者はこの本で殺虫剤や化学物質により引き起こされる生態系破壊や人体への悪影響を訴えて全米を震撼させ、殺虫剤に対する人々の認識一変させました。 p 文章は論理構造が明快で、一般読者に分かりやすいよう噛み砕いた表現で書いているため、とても読みやすいです。さらに、著者の表現力は読み手の心に訴える力をもっています。 p また、豊富なデータに基づく著者の主張は、説得力があります。ただし、一部のデータは信憑性が疑問視されていたり、メッセージが誇張されているなどの批判があるようです。また、DDTに関しては、「アフリカではDDTがマラリア原虫を媒介する蚊を減らして人命を救っている」という反論や、「人間に害を及ぼすかどうかは未証明である」との批判もあります。 p とはいえ、現代においても、いわゆる「環境ホルモン」として危険性が疑われる物質は環境中に溢れているため、こうした問題にいち早く目をつけた著者は非常に先見の明があったことは間違いありません。この本の書かれた頃とは環境問題の質がやや変わっていると思われる方もいるかも知れませんが、私はそうでもないと思います。例えば、「脂溶性の高い物質が食物連鎖のメカニズムで人間に蓄積する」というパターンは、別にDDTに限らず脂溶性物質であれば成立するからです。 p 出版から40年以上が経過した現在でも、この本の価値は色褪せるどころか、ますます輝きを強く放っているのではないでしょうか。
カーソンの世界
「今は専門化の時代だ。みんな自分の狭い専門の枠ばかりに首を突っ込んで、全体がどうなるのか気づかない。いや、わざと考えようとしない人もいる。」レイチェル・カーソンの言葉はまさに今の世界の実態を鋭く突いている。自然環境に関する実際的なことはもちろん、その背景に存在する問題を深く追究している。時代を先取りした思想が繰り広げられている。
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