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【くちコミ情報】
ロールズが生まれ変わらせた「正義」概念。
ロールズは「正義」と「善」の峻別を説く。ロールズの「正義」は、社会構成の指針となるべきもので、「価値」判断を伴わないものだ。社会参加の意欲は、いかにすれば保たれるか? という、福祉国家型民主主義、社会主義に対して生まれた問題意識がベースとなっている。 現代リベラリズムの古典であり、必読。よく知られていることだが、邦訳が醜悪なので、原書で読むことを薦める(邦訳は「第2版」からの訳出)。原書で600ページはしんどいよ、という方は、シリーズ「現代思想の冒険者たち」の川本隆史『ロールズ』(講談社)の第4章をアンチョコにしながら、第1部「理論」のみをお読みになられることをお勧めする。
人類への遺産
自ら言うようにロック、ルソー、カントの体系を受け継ぎ、再構築した記念碑的著作であり、かつ偉大な思想的構築物である。 p 自由、平等、博愛という概念について、その相互関連性も含めて、これほど明確かつ徹底的に解明した著作をかつて知らない。 p 例えば、三島由紀夫は戦後憲法についてその文体の醜悪さを非難した。 しかし、日本国憲法を真に理解しようとするなら、その思想的背景を理解する必要がある。 この政体はいかなる社会的契約に基づくものなのか。 それを理解する格好の参考書がこの「正義論」であると考える。 p そこから見たとき、日本国憲法は決してその翻訳調の文体の醜悪さによって拒否すべきものではなく、人類の叡智に基づく射程の広い枠組みであることを納得せざるをえない。 p 「正義に叶う社会」を求める者にとっての巨大なる遺産であり、道標である。
社会正義を説く
政治哲学者ジョンロールズが社会正義について論じた本。社会(政府)が弱者を救済することに正義はあるのか?という根本的な問いに説得力のある思考実験を通じて答えを出してくれる良書である。人間が無知のベールにつつまれ、社会的なステータス、収入、資産、男女、健康状態などの自分に関するあらゆる状態を自分が分からない状態にいたら、人間は一体どんな決断をするだろうかという思考実験を通じて、真実の社会正義を探る。福祉国家の正当性によく持ち出される彼の議論は、国家政策の公平性を論じたい人には必須の書と言えよう。
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【くちコミ情報】
高校生から大学生、社会人まで
~本書は著者が大学で初学者を教える際に用いる教科書である。したがって、国際関係に興味を持っていれば、高校生でも得るところは大であろう(多少わからないところはあるかもしれないが)。かといって、本格的に学ぼうとする人にとってもの足りないかといえばそうではない。訳出の巧緻さもあり、文章はきわめて平易であるが、そうした言葉ほどいかに正確に事~~象をとらえ、それを簡潔明瞭に表現しているか。その点で、本書は極めて優れている。 おそらく、多くの大学の関連学部で推薦図書として挙げられているのではないだろうか。当該分野を選考する学生はもちろん、理工系の学生にもぜひ読んでおいてほしい一冊である。 具体的事例を挙げつつ理論的な部分や本質的な部分を語る本書の難点をあえてあげるとすれば、~~日本人には比較的馴染みの薄いペロポネソス戦争を事例の一つとして用いている点であろうか。 とはいえ、内容の面白さ、平易さ、そして奥の深さから、一度目はあっという間に、それ以降は何度でも熟読できる、稀に見る良書であることは間違いない。 原著も入手可能なので、余裕があれば併読を薦めたい。 日本語が多少すっきりしない部分や、日本語では知っ~~ていても正しい英語表現を知らない言葉の確認に有意義である。~
読みやすい!!
とても読みやすいです。理論を説明しながら現代史を振り返っているところが国際関係を学ぶ初心者にとって分かりやすいと思います。飽きない書き方です。各章ごとの問題もいかにも教科書っぽくていいです。
国際政治を学ぶ人には必携!
本書は、国際政治を学ぼうとする全ての人に、国際政治の学問的魅力、面白さを教えてくれるものである。事例検討を通して国際政治理論を分かりやすく解説しており、よくある小難しい理論書とはちがって読んでいて疲れることがない。巻末の、訳者による参考文献紹介もありがたい。
国際関係論テキストの定番
欧米の学部・大学院で国際関係論を勉強する際には、ほぼ100%この本が入門書として指定されます。入門といっても内容はしっかりしており、読み返すたびに再発見することも多い本です。 理論と歴史を結びつけながら説明しているのも特徴。著者ジョセフ・ナイは前国務次官補、現在はハーバードの学長です。
最適の国際関係論入門書
これまで読んできた国際関係の入門書の中で最も価値の高い本。著者は現代史について事実を追うだけでなく、背景に存在する様々な立場の見識を交えて、視点を広げながら歴史を概観する。ギリシャ時代の戦争を例に挙げながら現代の紛争を説明するところなどは、日本の著者にはない新しい感覚であり、強く興味が持てる。 p 国際関係論を専攻として志望する大学1、2年生には最適の入門書!
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