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カスタマーレビュー数:31
【くちコミ情報】
元祖ロング・グッドバイである。
元祖である。ロング・グッドバイである。 現在巷で溢れている赤と黄色の、拳銃の表紙の、アレである。 アレの元祖である。 僕は10年ほども前に、本書を読んでいるのだが、正直全く内容を忘れてしまっていた。 今回、例の赤 黄 拳銃本を読んだ後、本書を再読したのであった。 ムラカミ版のあとがきにおいて、本書の訳については、若干「細部を端折って」いるとのことであったが、それほど気になるモノではなかった。 ムラカミ版との比較を厳密にするほどの野暮はしておらず、原書との突き合せは一部やったのであるが、確かに比喩や挿入文の一部は訳出されていないトコロもあるにはあった。しかし、同時に「アレ?ここ端折ってる?」と当たってみると意外にちゃんと言葉を拾っていたりして、「しっかりやってるじゃん!」てなことも少なからずあった。 要するに、訳の端折りは、読むに当たってはほとんど問題にならぬということ。 また、やはりムラカミ版が出た「キャッチャー・イン・ザ・ライ」や「グレート・ギャツビー」で強く感じた、訳文の同時代感の喪失というか、要するに「元祖・野崎孝版」の訳文に感じられた古色蒼然たる賞味期限切れ感はなく、「まだまだ、このままでもイケるジじゃん」てな感じであった。 映画の字幕も書いていた訳者によるあとがきも洒脱で良く、1976年という文庫版の発行時期の「時代の空気」がそこはかとなく感じ取れて楽しい。 1988年に亡くなった訳者は、今回のPlay Back「ロング・グッドバイ」をあの世から、どのように見ているのだろうか?
あの1文を語らせるために
作家には「この1文のために」という作品があるようですが、この小説もまさにそう。終盤に出てくる「ギムレットにはまだ早すぎるね」の1文を語るために、チャンドラーは壮大なミステリーと人間模様を構築したのでした。それ以前のストーリーは、この言葉に重みを持たせるための伏線に過ぎません。 マーロウの生き方は非常に男っぽく不器用で、効率優先の現代社会では通用しないでしょう。それだけに、どことなく憧れを抱いてしまうのです。
スーパーマン
以前からチャンドラーやマーロウの噂は聞いていましたが、読んだのはやっと最近です。 村上版を読む前の予習として、ハヤカワ文庫版を読みました。 ハードボイルドの代表的作品と聞いていましたが、中々の読み応えで面白かったです。 たっぷりと楽しめた本です。 誉める人は大勢いるようですからそこはお任せして、自分なりに感じたコトを書くと、男の子が描く夢を見せられるような本ですね。 周囲と馴染む方法も知らず、自分を正当化しヒーロー視するような人が、喜んで浸る本だと思いました。 家族に囲まれ、でも軽んじられ、お腹が突き出て、小さい家で生活しているお父さんが、孤独を愛するヒーローに成りきり、現実逃避するためにトイレで読んでいそうな本と書けば分かりやすいかな。 お小遣いを貯めてパイプを買ってしまうような(それを使う場所もなくてね)、あるいはデスクの引き出しにウィスキーを隠していそうな、あるいは夜なのにサングラスを外さないのがダンディだと信じている人にとっては、バイブルのような一冊なのでしょう。 時代を超越して、と書けば格好いいけれど、夢ばかり見て現実に向き合えない、と書けばなるほどと思ってしまう、寝癖とヨレヨレの服が似合うアナクロな男達のオアシスのような本だと思いました。 読み終わると、現実って厳しいと思ってしまう本ですね、大人の童話かな。
マーロウのかっこよさ
チャンドラーは映画の脚本執筆もしていたということなので、 セリフが粋な感じで、読んでいるうちにその状況が 映画のように頭に浮かびました。 とにかくマーロウがかっこよく、描写もオシャレで ノスタルジックで話に引き込まれて楽しめました。 シャーロック・ホームズのように架空の人物ですが、 実在するような妙な気持にさせられました。
村上春樹訳が出ているが清水俊二訳で十分
村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」が話題になったようだが、私は清水俊二訳のハヤカワ文庫 版の「長いお別れで十分」である。私にとっての表題は「ロング・グッドバイ」ではなく「長い お別れ」なのだ。確かに今、初めて読む人にとっては、村上の新訳が今風で良いかもしれない が、昔からのチャンドラー・ファンの者にとっては、清水訳を支持するのではなかろうか。 両者の訳に多少違いがあるようだが、瑣末な問題に過ぎない。昔の作品であるし、時代背景を 考慮すれば、むしろ清水訳の方がノスタルジーがあっていいと思うのだが。つまらいこだわり かもしれないが、ミステリは文庫がいいのだ。「ロング・グッドバイ」の装丁画もマンガ的で 気に入らない。ま、しかし、村上春樹の新訳が出たことによって、若い読者にチャンドラーの 名作が見直されることになったことは良いことかもしれない。また、いつの日か購入すること になっても、私は文庫版の「長いお別れ」を選ぶだろう。
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『家族の名誉』(原題『Family Honor』)は、スペンサーシリーズの著者として知られるロバート・B・パーカーの女性探偵シリーズ第1弾である。 主人公は、サニー・ランドル。私立探偵で画家。銃の扱いはお手のものだが、ファッションを楽しみながら、どこに隠し持つかが悩みの種。画家としてはまだまだ半人前で、美術の修士号を取るために夜間の大学院に通っている。画家であることと私立探偵であることをどちらも手放さないのは、「人生を楽しむ」のがモットーだから。 本作の依頼人は、富豪のパットン夫妻。家出した15歳の娘、ミリセントを探してほしいという。警察に頼まないのは、家族の名誉にかかわるからなのか…。家出娘の行き着く先といえば、売春街。難なく娘を探し出すことに成功するものの、娘の家出の裏には、さらなる秘密が潜んでいた。その秘密を探るため、サニーはミリセントとの同居生活を始めるのだが、そこへミリセントの命を狙う者が現れる。 娘を引き渡さないことで、調査費を打ち切られてもあきらめないサニーの捜査は人情派。お金よりまず筋を通すことを優先させる。しだいに暴かれていく家族の秘密をミリセントが乗り越えていくのを支えるサニーだが、実は彼女自身も家族の問題を抱えていた。9年も共に暮らした夫リッチーと愛ゆえに離婚しなければならなかったのは、サニーの父親は警官で、夫リッチーの父親はギャングだという運命の皮肉のせいだった。 この物語においてギャングは単なる悪党ではない。表社会を支える裏社会が必要悪でもあることを十分すぎるほどわかっているからこそ、割り切れない思いにサニーは苦しむ。1人の女の物語に密着したミステリーは事件の謎だけでなく人生の謎そして運命の謎に迫る。(木村朗子)
【くちコミ情報】
唸らされる
スペンサーシリーズのファンとしてはこのシリーズも読んでおいた方がいいかなという軽い動機で読みましたが、もしかしたらスペンサーシリーズよりも楽しめたかもしれません。父親も本人も元警察官の女性私立探偵が主役で、ギャングの家系の男性と結婚に失敗し、ボストンに犬と住み、ユニークな友人に囲まれ。。。というプロットがとてもよい。ストーリーはスペンサーシリーズの「初秋」に似ていなくもないが、パーカーにこういう筋書きを書かせると実にうまいと唸らされる一冊。
唸らされる
スペンサーシリーズのファンとしてはこのシリーズも読んでおいた方がいいかなという軽い動機で読みましたが、もしかしたらスペンサーシリーズよりも楽しめたかもしれません。父親も本人も元警察官の女性私立探偵が主役で、ギャングの家系の男性と結婚に失敗し、ボストンに犬と住み、ユニークな友人に囲まれ。。。というプロットがとてもよい。ストーリーはスペンサーシリーズの「初秋」に似ていなくもないが、パーカーにこういう筋書きを書かせると実にうまいと唸らされる一冊。
これからこのシリーズを読むことに決めました。
Sue G aftonのKinsey Millhoneシリーズのファンです。 Kay Sca pettaは完璧すぎて感情移入できず、Stephanie Plumは軽すぎて好きになれず、しかしこのSunny Randallはなかなかいい。 孤高な感じのKinsey も好きですが、Sunnyはもっと自分の感情にまっすぐで魅力的。RichieやSpikeなどいい男に囲まれてうらやましいぞ。 会話もウィットに富んでいてかっこいい。300ページちょっととちょうど読みやすい長さ。 p この本の事件の解決方法は個人的にはあまり好きではないけれど、それでもSunnyとRichieの今後が気になる。本当にそれでうまくいくの?むむむむ、気になる。これからこのシリーズを読むことに決めました!
サクサク読める!
僕はパーカーの本は初めて読みましたが、主人公の女性探偵Sunnyと、登場人物たちとの会話が面白い。家出をした少女とのやりとりや、その母親とのやりとりとか。 p 女性探偵のSunnyが非常に裕福な夫婦からの依頼で、家出をしたらしい少女を探すことになるんですが、この夫婦のお互いによそよそしい感じとか、家出した本当の理由をなかなか話してくれない少女の様子など、先が気になってしまってどんどん読んでしまう。 p でまた一文一文が短くて読みやすいから、どんどんページをめくっていけちゃう。次々にページをめくっていけるっていうのも僕は読書の快感だと思うな。 p 含みをもたせた英語ならではの表現は読んでいて本当に爽快。また、わりと登場人物たちの表情とかしぐさなどもうまぁく描写されています。その人がイライラしている様子であったり、どうしようか迷っている様子だったり、頑なだった心が次第にほぐれていく様子がわかります。 p 英語は簡単です。ただし会話文のなかでは主語などが省略されていたり、気の利いた一言で言い返したりするセリフが多いので、英語の本を初めて読むという人は、最初の数ページは慣れないかもしれませんね。 p 事件そのものよりも、その事件を解決していく中で進行したり解かれていったりする人間模様に魅力を感じます。
合理的な行動派の女性探偵
主人公サミーは、35才の美ぼうの女性で、離婚し、生活のために探偵をしています。ステファニー・プラムのシリーズと同じような設定ですが、決定的に違うのは、サミーが結婚するまで警官で、必要な時にはためらいなく、銃の引き金を引くことです。 p ステファニー・プラムのようなコメディタッチの小説ではなく、サミーの行動は全て合理的で着実に真実に迫っていきます。作者が男性だけに男性向きな小説と言えるかもしれません。 分からない単語は少なく、会話で分からない所があっても構わずに読んでいけます。ハリーポッターシリーズより読みやすいように思います。 p ただし、会話や情景描写が多く、話の展開は、それほどスピード感はありません。また、夢中になって寝不足になる心配もないと思います!。気軽に楽しみながら読める小説だと思います。
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【くちコミ情報】
最後のシーンが
NASAが北極の氷のなかから隕石を発見し、大統領の命令で現地に赴くRachelという美女が主人公。彼女は大統領選における大統領の一番有力な対抗候補の娘という設定。彼女達は現場でそのNASAの発見についてある疑惑を投げかける現象を見つけたため、その後何者かに命をねらわれる。途中隕石や生物についての説明のあたりで、投げ出しそうになったが、そこを過ぎるとテンポ良くあっという間に読み終わった。 英文も平易。 でも最後のシーン、こういうシーンで物語を終わらせるのが著者の好みのようだが、あれでこの小説が一気にcheapな感じになった気がした。
ノンストップアクションが楽しめる
ダン・ブラウンの作品は「天使と悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」に続いて3作目となるが期待に違わぬ面白さであった。 前2作は何れもキリスト教絡みの薀蓄が結構楽しめたが、本作はNASAが舞台となるため最先端の技術に関わる記載が満載だ。テーマは変わっても、変わらないのは展開の目まぐるしさで、主人公のレイチェルがアメリカ大統領にホワイトハウスへ呼ばれ、NASAの世紀の大発見について協力を頼まれて北極へ出発した後は、息も吐かせぬスピードで物語が進行し、気がついたら読み終わっていた。 登場人物のキャラクターは前2作と余り変わらない気はしますが、とにかく楽しめるので、難しいことを考えずにスリルとアクションに浸りたい人にはぴったりの一冊だと思います。英語も兵器や生物の名前で聞きなれない固有名詞は結構出てきますが、文章自体は簡潔でわかりやすいので難しい名前は読み飛ばせばストーリーは十分理解できます。
ジェット・コースター的気分は十分味わえました
連邦情報機関に勤務するRachel Sextonは大統領じきじきに北極へ向かうことを依頼される。人類の科学史を大きく塗り替える大発見について確認をするようにとの指令だ。しかし、その発見の背後では、政府関係者の多くを巻き込んだ壮大な陰謀が進行していた…。 一言でいえばテレビシリーズの「24 -TWENTY FOUR-」とそっくりの展開です。ある日の朝から翌日の朝までの24時間に、政府情報機関に勤める主人公を次々と危機が襲う。そして主人公は命を賭して国家規模の策謀を阻止せんとする。本書「Deception Point」のRachelはさしずめ「24」の主人公ジャック・バウワーに相当する存在でしょう。また、大統領候補である上院議員の選挙運動アシスタントで政治的野心に満ちた黒人女性Ga ielleは「24」でいえば、大統領候補の妻シェリー・パーマーを思い出させます。 出てくる仕掛けの派手派手しさや、人物造詣の浅薄さ、あるいはちょっとご都合主義かと思えるほど二転三転する物語展開などなど、「24」同様、訝しく思わないでもありませんが、一方でそうした気になる穴の数々も「勢い」でひらりと飛び越えてしまえるところがあります。本書終盤の海での死闘は、これでもかというほどの大規模な危難がRachelを襲いますが、飽きずに読んでしまいました。 さらに換言するなら、Sidney Sheldon的物語構成に、擬似科学知識をふんだんに盛り込んだといったところでしょうか。読んでいる最中のジェット・コースター的気分を味わえれば十分という向きにはうってつけの小説かもしれません。 なおこのペーパーバックには天文学や地質学、海洋学の専門用語がかなり出てきますが、素人にも分かるように登場人物たちが丁寧に説明してくれているので、普段から時事英語に親しんでいる読者なら理解は十分出来ると思います。
"偽り”は何か
タイトルの”Deception”が何を指すのか最初から気になりました。NASAが絡んでいるので、さては異星人でも出てくるかと期待したのですが、やはりSFではなくスリラー・サスペンスでした。 話の舞台装置が壮大である一方でご都合主義が散見されますが、それも畳み込むようなストーリーの展開の中ですので余り気にはなりません。 最後の話の展開を楽しみにストーリーをお楽しみください。
暇つぶしに。
「The Da Vinci Code 」のあとで、これを読みました。基本的なプロットは同じで、「主人公が、思いもかけず事件に巻き込まれる」「次々と襲いかかる危険を、危機一髪ですり抜ける」「パートナーとくっつく」「犯人は味方と思っていた人物」・・・。全然ひねりがないです。出尽くしたサスペンスのパターンを、新しい小道具で目新しく仕立てただけの話。でも、英語自体は読みやすく、アメリカ政府の内情なども出てくるので、暇つぶしにはいいかも。
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【くちコミ情報】
思いついた者がみなもらう
このトリックを思いついた時点で、クリスティの勝ち。 クリスティの最高傑作として、本作を採るか「そして誰もいなくなった」を採るか、意見の分かれるところだと思いますが、僕は「そして誰も」を採ります。圧倒的なサスペンス物として。 僕はどちらかというと「アンフェア」派ですが(というか、「ズルくないか?」って思う)、本作の歴史的価値は認めます。もしまったくこの作品のトリックを知らない、ピュアな青少年は読んだほうがいいと思います。素直にだまされる快感に目覚めるから(笑)。 あ、考えてみれば、読み終わってすぐ読み返したくなるっていうことでは、こっちが上かあ。 うーん、クリスティやクイーンやカーをむさぼるように読んでた頃に戻りたいなあ。今そういう時期にいる人は幸せ。
オモロー
読み終わった感想として、かなり質の高いミステリ小説で面白い 私は読む時間があまり取れなくグダグダと読んでましたが 20ページづつぐらいに区切りがあるので内容を忘れず読めました 話しの内容はある村でアクロイドと言う人が殺害され 村に引っ越して南瓜の栽培をしていたポアロが調査に乗り出すといった感じです 事件をややこしくするために、「偶然」を入れてるので納得いかない人もいるかも 犯人についてはアガサ・クリスティーの小説を読んでいる方は薄々気が付くかもしれません 私は何の根拠もありませんでしたが、中盤辺りから「もしかすると○○が犯人かも」 と思っていたら当たってました しかしその裏にあるアガサの仕掛けにはまったく気が付きませんでした その仕掛けとは読み終わってからのお楽しみということで、お薦めです
アガサの作品の中でも最高傑作だと思う
1926年に書かれたものだが、とても読みやすかった。また27の章に分かれていて章ごとがの展開がわかりやすく読みやすい。ABC殺人事件やオリエント急行殺人事件と比べても読みやすかったし面白かった。とにかく、誰が犯人なのか25章までわからない。私は真犯人を当てることができなかった。100人の読者中当てることができるのは3人くらいしかいないのでは?と思った。あまりにも意表を突くこの結末は、前後のアガサの小説にもなく、最初で最後の展開と言えるだろう。巻頭に「殺人事件が起き、検死があり、登場人物が次から次に疑われる、本格推理小説が好きな、パンキーに捧げる」とアガサが書いている内容どおりだった。まさに「登場人物が次から次に疑われる」アガサの素晴らしい最高傑作だと思う。
ヤラレました
言わずと知れた名作ミステリーです。トリックについて言及出来ないので(ネタバレになってしまいますし、ミステリーのネタバレは特にキツイですから)読んでいただくしかないのですが、面白かったです。 当然今の作品の方が洗練されているとは思いますが、この時代の、科学捜査でなく、人間味の妙を、人間観察を、灰色の脳細胞を働かせるポアロの推理はとても面白かったです。フェアか?アンフェアか?犯人が当てられたか、分からなかった、とかも、もちろん議論されてしかるべきですし、それで良いのですが、私は単純に楽しめました。私はフェアだと思いますし、犯人が分からなかったのですが小説として楽しめました。 いろいろ書きたいこともあるのですが、この本の感想を書く(未読の方へが、また)のが難しい!!!に挑戦してみたのですが、本当に難しい!! ミステリ好きな方で未読の方はもちろん、物語の面白さ、人間観察からの推理など、に興味のある方にオススメ致します。
犯人がわかっていても
良質のミステリーは何度読んでも面白い。犯人がわかっていても面白い。この「アクロイド殺し」はむしろ犯人がわかっていて、二度目、三度目に読んだほうが、プロットがどのように展開していくのかを確認できるのでより興味をもって接する事ができるのだ。 このミステリーの展開をアンフェアだとする意見があるが、私は決してそうは思わない。「早いもの勝ち!」で、クリスティーが最初にやってしまったことだから許されるのだ。ミステリー・プロットの展開は同じトリックを何回も使ったり、他の作者が、二度目、三度目に同じことをやるからアンフェアになってしまうのだ。 クリスティの作品は、再読に値する良質のミステリーが揃っている。特に本書はお薦めである。
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瀕死のスペンサー
話の最初はいまいち面白みを感じませんでしたが,徐々に盛り上がる展開.話の真ん中くらいで最後の結末はかなり見えてきて,もう終わっちゃうんじゃないのと思ったところでスペンサーが撃たれ瀕死の状態に.ここからの展開がいかにもスペンサーで見もの.郊外に買ったコンコードの家を手放さざるを得なくなったのはシリーズを通して読んでいる者としては残念.恋人のスーザンが養子を欲しがるという小話も面白いし,元検事のリタ・フィオーレとの再会も楽しめる.
灰色の男がいいネ
シリーズが始まって以来、スペンサーが凶弾に倒れたのはこれで2回目である。重症を負ったスペンサーは、スーザン、ホークとともに西部の荒野で傷を癒す。シルベスター・スタローン主演の映画「ロッキー4」などにもみられるが、手付かずの自然の中で自身の限界に挑み、困難を克服するという行為は、アメリカ人にとっては特別な意味を持つに違いない。作者は失われたフロンティア・スピリッツを、よりわかりやすい象徴的な形でスペンサーに体現させたかったのではないだろうか。トレーニングに精を出し、料理と詩を愛し、精神医学に精通しているなど、探偵としては実にユニークなキャラクターのスペンサーであるが、本質的には伝統的なアメリカン・ヒーローの系譜に位置する人物であることが、本作ではより鮮明になっている。現代を代表するアメリカン・ヒーローといっても過言ではあるまい。ハードボイルド小説の研究で博士号を取った作者であればこその、確信犯的なプロットである。 p 灰色の男はある意味スペンサーやホークと同じ種類の人間であり、シリーズ中最強の敵でもある。敵が強ければ強いほどスペンサーとしてはあのような対処をせざるを得なかったのかもしれない。全身灰色づくめという点は、レイモンド・チャンドラー作「大いなる眠り」に登場するエディ・マースを髣髴とさせる。そういえば「ユダの山羊」でもスターンウッド将軍がモデルと思われる車椅子の依頼人が登場していた。たった一つの事件で、作者お得意の家族の問題に人種や貧富の格差の問題を重層的に盛り込み、現代アメリカ社会の抱える病理をわかりやすく描いてみせる手腕はさすがである。
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なんじゃ これは
なにげに購入しました。主人公はバツイチの女性らしい。場所はボツワナです。さっそく地図を開きました。なんじゃ。これは。アフリカの最南端です。南アフリカ共和国の北にあります。カラハリ砂漠が有名です。しかし、読んでいるあいだに内容に引き込まれてしまいました。「ミイラ取りがミイラになる」とはこのことですね。ママ・ラモツエに乾杯です。
独特な語り口調にハマルのです
アメリカ人の友達に、「私にも読めて、楽しい本を買ってきて!予算は2000円以内ね!」と頼んだら、この本でした。 始めはアフリカ?ボツワナってどこ(なんて発音するの)?実際の国?女性探偵?えっ太ってる?と疑問ばかり。話し方も割と単調と思ったのもつかの間、逆にその語り口調と、今どき感のなさがジワジワと良くなってきます。探偵の仕事もショートストーリー仕立てに進すみ、大きな事件ではないものの、程良い程度のワクワク感に取り付かれ、あっという間に読み終わってしまった本です。英語は読みやすく、安心して読み進めます。最後には続編に続くおまけが付いていて楽しめます。2作目も読みますよ!
A beautiful story
This eautifully w itten sto y with exquisite cha acte s is not only humo ous, ut also full of wisdom in it. I pa ticula ly loved the style of w iting and the amazing feel of Af ica that the wo k gene ates in the eade . That feeling made me not to put it down f om the moment that I egan until the ve y end. What is mo e, I ecame d awn to Botswana afte eading this ook. Highly ecommended along with: p Disciples of Fo tune, The usu pe and Othe Sto ies, A lade of G ass, Tea s of the Gi affe
The No.1 Ladies Detective Agency
法律を専門とするスコッティッシュの男性が書いたとは思えない女性の優しさを見事に取り入れたユーモアある心温まるストーリーです。田舎のおばあちゃんがベットタイムのお話をしてくれている錯覚に陥ります。現実に毎日疲れ続けている中、ボツワナの芯ある素敵な女友達に癒されている気持ちになれます。働く女性におすすめ。
異国情緒たっぷり
2003年のいつか忘れましたが,TIME誌で「旅とミステリー」で紹介された1冊です。全くの予備知識なしで推薦された4冊を注文,無作為に読み始めました。一番薄くて易しいそうだったモンタルバーノ警部はイタリア語から英語への翻訳物で,読みにくく,舞台もシチリア島の架空の都市でした。そして,ちょっと大きめで,「アフリカの女性探偵」ということで,引いてしまいましたが,本作は心温まる話の連続でした。あと4冊シリーズがあるそうなので,是非,読み進めたくなりした。なんといってもMmaが名前だと思って読み始めたくらい無知でしたが,一気に読了できました。おすすめです。
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【くちコミ情報】
これでとうとう最後です
翻訳が待ちきれず、「ha d F ost」「Winte F ost」を読みました。意味不明なスラング、出典の定かでないイディオムなど多々ありましたが、それでも充分面白く、デントン署の雰囲気も伝わってきました。そして、昨年惜しくも亡くなってしまった為に、遺作となった本作「A killing F ost」。最近の日本にも似た陰惨な事件の連発もさることながら、今までにもましてハードな状況に置かれたフロストの絶体絶命のピンチ・・・。
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【くちコミ情報】
女子校での殺人事件!
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女子校での殺人事件!
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