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ジャンル内ランキング:134,721位
カスタマーレビュー数:10
【くちコミ情報】
Opinion
Opinion: 『ブラック・アイス』を読んだ。前半はこれはいい作家に会えた、と思った。後半、少々期待を裏切られ....コナリーという作家には何を期待していいのか、と、本書に取りかかる....。 殺人課刑事の双子の兄が自殺。新聞記者である主人公はその自殺に疑問を抱き、自分自身を納得させるために調べていくうち、州を超えて似た状況で自殺をした刑事達がいることを知る。....普段は捜査の外から取材している記者が自殺は偽装である、ということを突き止めたため、FBIの捜査の中に身を置き事件解明をしていく物語......なんではないかな( '') 本作には、1〜53の区切りがあるが、1と53。これだけが書きたかったのか?と思う。意味深い、いい文章です。上下800Pに渡り、紆余曲折ありますが.....。面白かったですよ、すいすい読めましたし。 けれど『ブラック・アイス』前半でコナリーという作家に期待した物はありませんでした。 試み Tino Geo giou 極度 小説 The Fates
あまり深読みせずに、純粋に読んで、感動せよ!
ノンシリーズの単発作品扱いされることもあるが、 “ハリー・ボッシュ”シリーズに登場する ケイシャ・ラッセルが(名前だけだが)登場するので、 “ハリー・ボッシュ”シリーズと同じ世界だと読み取れます。 クライムノベルかと思ったが、 ラストの100Pでどんでん返しが連続し、 本格推理小説としても四つ星。 真犯人が推理出来ても、 真犯人が明らかになった後の小説としてのラストは絶対推理出来ないと保障する。 一人称と三人称が繰り返される構成だが、 人称に仕掛けたトリックはよくあるヤツだから、 考え過ぎないでいいw 人称トリックを発展させるとメタフィクションになってしまうが、 そこまでの文学的実験はしてない(よな?)ので、 あまり深読みせずに、純粋に読んで、 ラストの100Pで絶叫して下さい。 ハリー・ボッシュによく似た心の主人公の 男らしい推理に感動して下さい。 愛で目が曇ることがない素晴しい男の思索に感動したい 本物の男はコナリーを読め!
コナリーがあえてノンシリーズで挑んだ、サスペンスの王道をゆく傑作
マイクル・コナリーの今年の話題作『天使と罪の街』を購入して、「訳者あとがき」と「解説」を先に見たら、なんと『天使と罪の街』は、本書の続編なので、「まず先に本書から読むべし」とあるではないか。 ともあれ、本書は、アンソニー賞をはじめ、米・独・仏のミステリー賞5冠に輝く、コナリーにとっての出世作であると共に、長編5作目にして、初のノンシリーズものである。 締め切り間際というハンデがありながらも、’97年、「このミステリーがすごい!」海外編第15位にランクインしている。 全米にわたり、殺人課の刑事ばかりを自殺に見せかけて殺害する、稀代の連続殺人鬼とFBIとの戦いの物語である。 きっかけは、コロラド州デンバーの新聞記者、ジャックの双子の兄である刑事の自殺事件だった。どうしても兄の自殺が腑に落ちないジャックは、独自の調査で犯人の自殺偽装を暴く。 かくして、殺人現場を自殺現場に仕立て、エドガー・アラン・ポーの詩句を遺書に残すこの殺人鬼は、「詩人(ザ・ポエット)」というコードネームを与えられる。「詩人」は3年間で8人もの刑事を殺害していた。 ストーリーは、特別にFBIの捜査班の内部に入ることを許されたジャックが述べる一人称の「詩人」捜査過程と、容疑者らしい、幼児の写真を撮る男の三人称記述が交互に交錯する構成で進む。ついにFBIは、この男の足取りをつかみ、接触を図るのだが・・・。 そこからラストまでの150ページが、本書のほんとうの“読みどころ”であり、逆転につぐ逆転のめくるめく世界が展開する。そして明らかになる驚愕の真犯人・・・。 本書は、コナリーが、<ハリー・ボッシュ>シリーズではなく、あえてノンシリーズで挑み、ストーリー・テラーぶりを十分に発揮した、サスペンスの王道をゆく傑作である。
Detective Novel の常識を覆す
初めから犯人が見え隠れする。性癖から立ち回り先を推測し張り込みをしても現れない。いや,その彼が変装して現れる。張り込んでいたエージェントが腰に手を持って行くより先に彼のナイフが喉を刺す。飛び散る血飛沫。そのエージェントにコーヒーを届けようとしていた主人公,犯人と対峙することになる。武器を間にもみ合いが始まる。そこにスワット隊員が入って来て,御用となる。この犯人もポエムの素養あり。これで一巻の終わりかと思いきや,未だ本は100頁残している。それからが大変,自分の推理力を働かせてもちょっとこの展開は予想できない。特に推理小説なら自信ありと言う人には推理することが難しいと思うや如何。
Opinion
I don't eally know why I'm eviewing this, ecause eve yone else has al eady voiced what I think of this ook, ut I suppose I'll just do it anyway. This ook kept me eading well into the mo ning hou s, du ing my classes, and sometimes at wo k. F om the fi st page, I was captivated y Connelly's wo ds and his cha acte s. I love it how he connects people and cases in his ooks, and how he keeps you wonde ing up until the end. You don't find out who did it, and put the ook away. You keep eading on until the ve y end, sometimes even (in my case) eading the autho 's notes, in hopes of getting mo e. I've ead only half of Connelly's ooks, and I d ead the day I finish them all. The Poet has definately een my favo ite of them all.
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カスタマーレビュー数:5
【くちコミ情報】
シリーズのクライマックス
文庫としては掟やぶりの部類にはいる厚さですが、推理小説好きの女性で、特にお仕事をしている人にオススメ。ハリエットとピーター卿が模索する関係性は、現代の女性にも十二分にビビッドだと思う。 セイヤーズは社会の風俗や時代を写し取って小説に奥行きを持たせるのがとてもうまいけれど、本書では特に著者の敬愛のこもったOxfo d の街や風景の描写がとてもよい。礼賛するのではなく風刺の効いた部分もあり、また大量の大学関係者、それも主に女性という希有な脇役陣も興味深い。 原書では次作巻頭にあった伯父上(?)の手記も、創現推理さんの好判断でこちらに納められ、この本をより理解しやすくしていると思います。 他の方が書かれている通り、純粋に推理を楽しまれたい向きにはお勧めできないかも・・・。
謎解きのその先の、人生のその謎
ミステリ小説ではしばしば「人間が描けていない」という紋切り型の批判が聞かれます。「学寮祭の夜」という作品はこの対極で、「ひたすら人間を描きつづけた小説であってもミステリとして成立しうる」ことを証明している稀有な作品だと言えるでしょう。 p ここ数年で私が読んだミステリ小説の中で、もっとも感動した1冊でした。ただし感動したのは、いわゆるミステリとしての謎に対してではありません。 p タイトルからも窺えるように、この小説の舞台は大学です。それもイギリスの大学。すなわち、学生も教師も学内に住み、学内で生活する、由緒正しい大学。よって登場人物の大多数は教師と学生です。 p 何に感動するかといって・・・・・・ p 卒業してから母校に帰った時の気分、仕事に追われる現在の自分!!と学問に専念する人々の対比、研究者として生活する人々、学校という閉ざされた空間、情熱的な若い人々・・・・そんな歴史と伝統の世界である母校に滞在し、進歩的で個性的だと普段思っている自分がどう見えているかを考えたり、女学校の先生たちと日々過ごしながら、ずっとプロポーズを断りつつけている相手であるピーター卿のことを考えたりするヒロイン、ハリエット・・・・・。 p そうです。この小説では、いわゆるミステリ小説の枠組みの外側に、ある意味もう一つ大きな謎解きがあるのです。これほど小説を堪能出来たのは本当にまれでした。 p そういう本なので、おすすめは30歳以上の方でしょうか。 p 大学生以下の方はおそらく読んでも全然面白くはないのでは。
ちょっとしんどい
普通にミステリが好きで、これといってハリエット嬢とウィムジイ卿の関係に関心が無いぼくみたいな人にとっては、ちょっとしんどい本です。好きか嫌いかで言えば好きですが、ハリエット嬢の心理の説明が長すぎて途中ちょっと読むのがつらくなりました。
傑作です
「黄金時代有数の大長編」と本の帯にあるように、文庫版で約700ページ、質・量ともに読み応え十分のミステリ。 学園内でおきる中傷の手紙や壁へのいたずら書きなどの陰湿な事件、卒業生である探偵小説家ハリエット・ヴェインは恩師に頼まれて事件の調査をはじめる。 p 学園内での複雑な教師どうし、生徒どうしの人間関係、それを少しずつ解きほぐそうとするハリエットの調査活動の合間に、ハリエット自身の人間関係への考察(おもにピーター卿との)がはさまれる。と言うよりも、人間関係を考えている合間に捜査活動をしていると言ってもいいくらいに何度も何度も繰り返される。「ミステリを読みたい!」という人にはこれが邪魔に思え、さっさと話しを進めろ! と怒りたくなるかもしれませんが、シリーズをとおして読んでいる人には、これがとても感慨深い。ピーター卿に命を助けられ、感謝はしているがそれを負い目に感じてしまい、いまひとつ素直になれずにプロポーズも断ってしまうハリエット。思い出深い学び舎に帰ってきたことで、自分を見つめなおし居場所を見つけ出そうとする姿に、声をかけて応援してあげたくなります。 本作で一大転機をむかえたピーター卿とハリエットの関係、この先どうなるのかとても楽しみです。
本格推理+ロマンス
ハリエットの母校に横行する悪戯の主は誰なのか? フーダニットが楽しめる本格推理だが、ロマンスも本格的。ハリエットはピーター卿との関係を自問し、事件の経過とともに二人の距離は・・・。 ピーター卿はどんどん人間くさくなっていくようで気になるが、ハリエットの人生観は今読んでも抵抗がないところに作者のすごさを感じる。
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はまりました
「検屍官」シリーズの3作目・4作目にあたるものです。 専門用語が多少難しいと思える部分もありますが、 ストーリーを追うことには支障はありません。前半で丁寧に状況を 描き複線をはりつつ後半に一気に話しが展開する印象です。 シリーズなので、1作目で登場人物を分かっていると 人物の描かれ方も含めより楽しめます。
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【くちコミ情報】
なぜか気分爽快
主人公のフロスト警部は、有能だがかなりずぼらで太っ腹だ。 上役にいびられても意に介さない。そんな彼の魅力にはまって 一気に読んでしまった。読後の爽快感という点ではトップクラス。 ミステリー・ファン以外の人にもおすすめ。 会社で上からも下からも突き上げられている中間管理職の方だったら、 酒を飲むよりこの本を読んだ方が憂さ晴らしになるだろう。
フロストに会いたくて・・・
「クリスマスのフロスト」に魅せられ、この本でフロストに再会しました。やっぱり彼は最高にチャーミング! このシリーズは、息をもつかせぬ展開で警察小説としても傑作ですが、私はフロストが次にどんな下品なジョークを聞かせてくれるか、嫌味なアレンやマレットにどう応戦するか、わくわくし、またハチャメチャな言動の底に光る弱者への慈愛に胸を熱くしながら読んでいます。 フロストの世界に入るのは、好きなスターの映画やライブをみているような一方通行のデートのようで、ずっと読み続けていたくなります。周りの人々の一部は彼の魅力をわかっていますが妻にはスター性を理解されなかったようで、そんな皮肉な人生が、また哀愁のフロストにはお似合いでしょう。 残念ながら邦訳が少ないので、フロストに会いたくなると、数冊の本を何度も読み返して旧交を温めている今日この頃です。
どんなに長くてもいい。
この世界が心地よい。フロストをとりまく事件の数々と、それを内包するデントン市。人間がいるから犯罪が起こる、犯罪が起こるから警察がある。それだけのことが、こんなに濃く滋味あふれた世界を作り上げるのだ。 相変わらず、ワーカホリックのフロスト警部の仕事ぶりは凄まじい。でたらめで、結果オーライの彼の生き方も心穏やかならぬ反面、実に頼もしい。時折見せる人間味あふれる優しさも、ツボにはまっていて泣きどころをくすぐる。こんな人間、実際付き合うとなったら大変だと思うのだが、やはり愛しい。 ウィングフィールドの描くモジュラー型プロットも、思わぬ方向へ進むかのようにみせて、見事に絡み合って熟練の技をみせてくれる。 無駄に長ったらしい本が増えてきて、いささかうんざりしている現在、このフロストシリーズだけはどんなに長く分厚くなってもいいと思わせてくれる。オススメです。
面白いよ
文庫のカバーのイラストどおりの、ものぐさで品のないフロストのキャラクターが、まず魅力的です。それに、事件が次から次に起こって、それに振り回されるフロストたちが、面白く、臨場感やハプニング感が、よく出ています。いくつもの伏線が、最後に終結していくので、飽きずに最後まで楽しめると思います。とにかく面白かったです。他もフロスト物も読んでみたくなりました。
おもしろさが更にわかってきた!
フロスト警部シリーズを読むのはこれが2冊目。 1作目よりも、おもしろさがわかってきた。なんといってもフロスト警部のキャラクターにつきる。 彼は決して優秀でも、かっこよくもないが、その人間味あるれるキャラクターがどんどん読者を引きつける。 p 決まって彼のことをよく思っていない部下が、最終的には何となく彼のことを認めてくる過程がおもしろい。
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何が真実で何が嘘なのか? 情報操作を簡単に行うことのできる現代社会にうごめく犯罪と情報に翻弄される 人々を『ジュラシック・パーク』のクライトンがスピード感あふれるタッチで描く。最先端テクノ・スリラ ー『State of Fear』ついに登場。 Book Description 誰もが認めるテクノスリラーの巨匠、マイクル・クライトンの最高傑作。 ご多分にもれず、この作品も、読み出したら止まらないサスペンス、最先端のテクノロジー、驚異的なリサーチと、クライトンらしい作品だ。『State of Fear』では、興奮のサスペンスと、現代社会における情報操作に関する示唆に富んだ論評がみごとに融合している。パリの街路から南極大陸の氷河、エキゾチックだけれども危険なソロモン諸島と、読者はジェットコースター並みのスリリングな旅に連れ出される。その間、脳のギアは始終トップに入りっぱなしだろう。
【くちコミ情報】
Crichton、久々の大ヒット。
The lost wo ld、Ai f ame, Disclosu e, Timeline, P ey(順番めちゃめちゃですが)と、中身の濃さを犠牲にしながら、スピード感に重きがおかれる傾向がありましたが、本作はガラっと違います。 Ando omeda St ainの科学っぽさ、Congoのような不思議さ、著作ではないですがボーンアイディンティティ(映画の一作目)や007のようなスケールの広がり(北極からジャングルへ)・スピード、かつ、リアルさに加えテーマのタイムリーさ、でだんとつにお勧めです。 ダビンチ・コード(映画ではない)の9掛けぐらいおもしろいです。映画化を直球でねらってますね。 State of fea というものが何なのかということが途中でわかるのですが、それは実際に読んでもらって分かったほうが、「ほぉ〜」とおもしろいので、あまり具体的に内容を書きません(でも、他の人が書いちゃってますね)。 単におもしろいだけでなく、物事の考え方も身に付くようでお得な一冊です。 自分は、それに加えて英語の勉強にもなってますが。 今、次作のNextを読んでいます。
難しくないですよ。超娯楽作品です。
「マスコミによる地球温暖化報道を鵜呑みにしてはいけない」を提言しつつ、ストーリー展開自体は「インディジョーンズ」ばりのハラハラドキドキです。ダメダメ男とクールビューティのコンビもいかにも映画風。何度も窮地に陥りながら、必ず生還するのもお定まり。エンタテイメントが立ち過ぎて、ひょっとして科学的な下敷き(膨大な参考文献)は別に要らなかったんじゃない?とも思われました。「何かじっくりissueを考えたい」人向けではないというか。でも読みやすいし、素直に楽しめます。私は「考えたかった派」なので星4つです。
メディア批判
地球温暖化をネタにした非科学性とメディア批判。捕鯨問題その他にも置き換えられる。 メディアに煽あおられ、情報を鵜呑うのみにするのではなく、冷静に真実を見極める姿勢を持つことが重要だとの著者の訴えはもっともではある。だが、同様に、温暖化そのものを否定するような本書の記述をそのまま受け入れるのも危険だ。本書の科学的な正誤を評価することはできないが、読後は何とも後味が悪かった。 (日経エコロジー 2006 01 01 Copy ight(C)2001 日経BP企画..All ights ese ved.) ↑メディアに踊らされるな!
地球温暖化の背景に見え隠れする政治的意図
マイケル・クライトンの作品は殆ど読んでいるが、本書は面白さではジュラシック・パークには劣るものの、本書が提起している問題には別な意味でそれ以上の衝撃を受けました。 本書のテーマは地球温暖化です。これについては、新聞・マスコミで既定事実として連日のように取り上げられているが、実は科学的裏づけは乏しくて、我々は科学者(大学)、マスコミ、政治によりそう思い込まされているだけのようです。 地球温暖化以外にも環境保護の名の下で膨大な資金を投じて行われた政策が、失敗に終わり、逆に発展途上国の健康状態を悪化させるケースや、環境保護を唱える人々の勉強不足や偽善振りがこれでもかと描かれており、環境保護運動に対する痛烈な批判書となっています。 小説でありこれをそのまま鵜呑みにするのは危険だとは思いますが、現代人はかってない豊かさと安全を手に入れているにも拘らず、マスコミや学者らにより「恐怖の状態」(State of fea )に陥らされているのかも知れません。 そう思って新聞・テレビを見ると環境保護問題以外でも、今、マスコミでセンセーショナルに取り上げられている、子供に対する犯罪、住宅欠陥問題などに対しても我々はあまりこれに踊らされることなく、冷静に判断を下す必要があるのではないかと思います。 堅苦しいことばかり書いてしまいましたが、マイケル・クライトンの作品だけにスリル・サスペンス小説としても一級品でお勧めです。 An 極度なスリラー Tino Geo giou 著‾‾The Fates
僕の周りにはこの言説に不快感を示す人が多くいる
通り一遍のことは他の方のレビューをご参照下さい。自分の評価は★に反映されています。 環境系活動家でなくとも、非理系のNGO活動家がどれほど科学を身につけていないかは昔から良く知っている。たとえば彼らは「持続可能な社会を目指そう」と言うが、なぜ現在の環境危機下で文明が絶滅してしまわないのかについて答えられる人は誰もいなかった。「どんなに頑張っても文明が途絶してしまうかのような考え方は邪悪だ」と理由なく言うような人ばかりだった。「肯定しない」ことと「否定する」ことの間にどれほど大きな隔たりがあるか−−を知っているかどうかが、ひとつの判断基準であるようにも思う。 この本に出て来た原論文を読めなくても、この本のタイトルで検索すれば日本語で読める論文やサイトを集めてあるサイトがあります。同時に、英語原書が読めないことがこれからの数十年間の知的活動にとってどれほどマイナスであるかも思い知らされました。 もちろん科学の限界と能力を知ることもまた大切です。反論なしに環境問題の存在を信じることは少なくとも非科学的ですが、この本を鵜呑みにすることも同様に非科学的です。真の知性に近づくことはことほどかように困難を伴いますが、その営みには十分な意味があると思いました。
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