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巫女のような男
いかにもご本人が思いつくままに喋くっている、というノリの自伝。口述筆記じゃないかしら。前半は一応自伝の体裁を成しています。お母さんはドイツ人で、なんと1912年あたりに生まれた方だとか。精神文化的には19世紀中欧の上流階級の人だったんですね。貴族的でエキセントリックでアル中で、戦中の思い出に苛まれて自殺未遂を繰り返す母親の様子が大変に痛切です。私はこの辺りが既に本書の山場ではないかと。「物心ついた頃からお母さんのようになりたかった」と。母のアル中から逃げる為にリヴァプール通いを始め、13歳で知合いの男性に半強制的に性交渉を持たされ、やがて奥さんと出会い、一緒にブティックを経営し…実にスピーディな話運び。 後半は時系列が崩れ出し、精神病院収容談など何年頃の話なのか。突然輪廻念転生や霊感について話が飛ぶし。顔面崩壊と顔面再建手術の過程は唖然茫然のホラー話ですが、この分野としては世界初の幹細胞治療だったということですから、貴重な経験談でしょう。日本での大成功についても語られますが、子供の頃に京都の幻影を見て日本との縁を予知していたそうな。 ラストにかけてはやたらめったら同衾相手の話が登場して退屈。正体不明のヒモ男なんかより元妻や幼馴染のドラマー(スティーブ・コイ)の話でもして欲しい。この二人こそが著者の最も身近な人間関係でしょうし。 作りこまれていない分、ご本人のキャラがよく出ています。感情過多の人です。普通の人より皮膚が薄い感じ。自分は断じて犠牲者ではない、親の犠牲にも社会の犠牲にもなっていない、と繰り返す誇り高さの裏にいかにも脆い部分を感じる辺りも魅力かしら。古代部族社会でなら神官とか呪術師なんかの役割を持ちそうな人よね、などと思いました。頭の半分は異世界に行っている。自由だ多様性だと騒いでも結局は画一的なのが現代社会ですから、生き難かったことでしょう。
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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
それなりに。
~日本版は今現在出版されていないようなので、こちらを購入致しました。 購入する際に不安を感じる方が多いと思いますが、特にこれといって問題は無いように感じます。 勿論全て英語で書かれていますし、解説なども全くありませんが、楽譜として使用する分には不都合は感じないと思います。 p 僕はギター用に購入しましたが、コードの見方が少し変わってい~~て、指の押さえ方だけは譜面に対して90度横向きにして読まないといけません。表現が難しいため伝わりにくいとは思いますが、問題というほどのことでもありません。コードは一見難しそうに思えますが、繰り返しも多いため全体的な難易度は並程度だと思います。 ピアノの方にとっては普通の楽譜なのでおそらく何の問題もないと思います。 p ただあくまで僕個人~~の見解なので、やはり不安が拭えない、といった方は購入を控えたほうがよろしいかと思います。このレビューが参考になれば幸いです。~
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【くちコミ情報】
息子の想い出アルバム
この本、息子のチャドが編集をしてますね、バーバレラさんの時もそうでしたが親族からの写真集は初めて見る写真ばかりで今からとても期待大! 息子の想いでアルバム、と云った所でしょうか。
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【Amazon.co.jp】
30歳にして80歳の病気にかかるというのが、どんなことか。本書はそれを明るく、すばらしい文章でつづった、ごく個人的な記録である。 人生はすばらしい。でもときには、我慢しなくちゃならないイヤなこともある。―― マイケル・J・フォックス 1998年9月、マイケル・J・フォックスはパーキンソン病(退行性の神経疾患)との診断を受けたことを公表して、世間を驚愕させた。実はこの病気と、ひそかに7年間も闘っていたのだという。この発表に対し、世界中から驚くほどの反響があった。しかし幸いにも世間が彼を哀れみだしたころには、彼はすでにこの病気を受け入れ、自分を哀れむのをやめていた。今、フォックスは、過去18年間に多くの演技に費やした情熱とユーモア、エネルギーをもって、自身の人生とキャリア、そしてパーキンソン病の治療法を発見するためのキャンペーンについて語りはじめた。 独特のアイロニー、そして常識に縛られないユーモアを交えながら、フォックスは、カナダ西部の小さな町で育った子ども時代から、映画とテレビの世界で瞬く間に世界のセレブレティとなった経緯をつづる。しかし最も重要なのは、妻、家族、友人の揺るぎないサポートによって彼が病気と闘った過去10年間の記述だ。フォックスは、パーキンソン病が自分に何をもたらしたかを語る。すばらしい人生と仕事に感謝するチャンスが与えられたこと。そして、治療法を探すための手助けをし、人々に広くこの病気について知ってもらう機会を得たこと。そう、彼は実に幸運な男なのだ。 マイケル・J・フォックス基金 マイケル・J・フォックスの本の利益は、パーキンソン病の治療法の早期発見を目的とする、「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ基金」に寄付される。当基金では、パーキンソン病の研究を奨励し、この病とともに生きる多くの人々のための治療研究開発費を調達することを積極的に行っている。当基金のWebサイト、MichaelJFox.org.では、パーキンソン病に関する、以下のような最新情報を公開している。 - パーキンソン病についての詳しい説明
- 治療法発見のために、あなたができること
- 一般の認識を高めるために、国内各地のテレビ局やケーブルテレビで放送された政府広報
- パーキンソン病についてのイベントや会議の予定
- 研究開発についての最新情報
(Book Description, Amazon.com) --このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。 ※マイケル・J・フォックスのインタビューを読む、メッセージを聴く
【くちコミ情報】
構成のすばらしさに脱帽でした!
2003年、書店に平積みされていたこの本を手に取り、内容も確認せずに、レジに並びました。 中身を確認しなかったのは、マイケル・J・フォックスという名がタイトルの下にあったから。バック・トゥ・ザ・フューチャー以降、彼の映画はずっと観ていましたが、その頃は彼の映画はあっても声だけ(スチュアート・リトル)だったので、彼の情報に餓えていたのかも知れません。 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3 公開後の頃から、既に自覚症状があったということが冒頭に書かれてあり、とてもショックを受けました。でも、読み進むにつれ、彼が負けてないことを知り安堵しました。 本の最後に、長い謝辞があります。彼がいかに多くの人に日々感謝しながら暮らしているか、いかに多くの人が彼を愛しているかが伝わってきます。私はこの謝辞に涙してしまいました。 はたして、わたしにはこんなにありがとうを言う人がいるだろうか。。。 一番お伝えしたいことは、この本の構成の素晴らしさです。 "義兄のマイケル・ポランが師として編集者として役をかってでてくれた"とありましたが、それは役者として一流である彼がこれまで学んだ表現力がベースになっているのだと感じます。 私小説として読みごたえのある1冊です。
カッコインテグラ
マイケル・J・フォックスは私にとってヒーローだった。 この本を読み終えて真っ先に感じたことは スクリーンやテレビに出なくても 彼は私にとって これからもヒーローでありつづけるだろう。 パーキンソン病という病にかかりながらも 7年もの間、それを公表しないでカメラの前に立ち続けた。 病気と知れたら、仕事がなくなる、変な目でみられる そういった不安もあったのだが それ以上に 観客が笑ってくれなくなるのではないかと考えたという。 薬を飲み続けながら 戦い続けたその姿勢は だれよりも何よりも かっこいいことだと思う。 彼の誠実な人柄や 将来を切り開くための哲学は スクリーンの中で観た姿と重なる感じがした。 絶望に打ちひしがれる時もあっただろうし 絶頂からどん底に堕ちる ステレオタイプなムービースターの悲劇を選ぶ一歩手前の所まで彼は歩みをすすめた。 が 彼の謙虚な部分の心と 家族の愛がそれを引き止めた。 それどころか「幸運な男」と感じられるほど 人間の器を大きく成長させる事が出来たという。 彼がなぜ 一線を退いてもなお たくさんの人々に注目され 愛され続けるのかが文章全体から読み取れる。 ファンなら是非、 そして 弱っている人は 手に取ってもらって 勇気や幸福を分けてもらってください。
切ない・・・
私からの年代にして見れば、『バックトゥーザフィーチャー』は映画を 観る楽しみを教えてくれた存在でもある。そんな彼がパーキンソン病を わずらってしまったなんて…初めて聞いた時にはかなりショックだった。 そんな彼の思いをつづったこの作品は、日本がアイドル扱いをした彼とは 違う一人の男性としての生き様に感服する思いです。彼は自分の運命を 自分の立場を素直に受け入れている。だからこそ「ラッキーマン」なの だと彼は言う。 p とても切なくなった。誰か治してあげてよ!と叫びたい気持ちにもなった。 でも彼はこれから私に映画を観る楽しみを越え、生きる楽しみを教えて くれるのでしょう。そう思えてならない。
闘病記ではなく、彼自身のハッピーでポジティブな自叙伝!
遂に読み終えました。 パーキンソン病で左の小指がぴくぴくしたりしているだけでなく、他の仕事(パーキンソン病の為の自身の財団の仕事など)もこなしながら彼はゴーストライターなしにこの本を生まれてはじめて執筆したそうです。 p それにしても・・・。 p ポジティブでユーモアに富んで、単なる痛々しく苦しい闘病記と思って読むと大間違いです。彼の自叙伝と思って読んだ方が正解でしょう。 p 彼は自分のことをラッキーマンと言っているが、彼自信がラッキーマンになるだけの人柄だからだと思いました。 p 私はこの本があまりに面白すぎて読み始めてから終わるまで片時も手放す事ができませんでした!!! 3泊4日の沖縄旅行へ行くときでさえも、飛行機の中、ホテルの就寝前、バスの移動中。時間さえあればひたすら読んでました。 p 彼は毎日祈りをささげているそうです。 p 『神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、 自分に変えられることは変える勇気と、 そしてそのちがいがわかるだけの知恵をお与えください。』と・・・。 p この言葉に彼の人柄が表れていると思います。
全てをさらけ出す勇気
マイケル.J.フォックスは80~90年代の一大スターとして、その名を轟かせた俳優だ。特に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」での活躍が記憶に残っている。そんな彼が一番脂の乗った時期に、不幸にもパーキンソン病に罹患し、ゆっくりとそして確実に症状を呈していく様を、ショービズ界での成功で得た名声の代償とばかりに、立場が逆転していく日常を《サラリ》と語ってくれる。この《サラリ》感が、自分自身に悟りを得た彼ならではのユーモアとして、不思議なくらいほのぼのと伝わってくる。もちろん、発病直後の心の葛藤には言葉もないほど壮絶であり、妻や子供を中心とした周辺の人々のハートウォーミングな接し方が、徐々に彼の心を開放する様は圧巻だ。途中、死への過程を意識し、エリザベス・キューブラー・ロス博士の「死の5段階説」を引用するあたり、彼らしい受け取り方で逆に好感を持てた。私も祖母を同じ病気で失った経緯があり、当時の経験を紐解きながら読み進んだが、ただ暗くなるのではなく、すべてを「受容」する大切さを教えてくれる杞憂な本だった。
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