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アメリカにおける黒人の立場について
黒人差別に関する代表的な黒人の学者による本です。 歴史をみても、過去から現在にいたるまで、米国において 黒人差別は存在します。 確かに能力の差があることは 事実でしょう。 この本では、黒人の白人たちに対する痛恨の念 を感じます。 しかし、人種間が対立しあうのか、協調しあうのか によって、悪くも良くもなりそうな気配です。 p 昨今のビンラディンのテロといい、アメリカ社会の深い闇を 問う内容となっています。
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【くちコミ情報】
読みますか?ペーパーになってからでもいいのでは
日本には伝わらないアメリカの一面が赤裸々に取り上げられています。それはアメリカの対中東政策を一部のすきもなく統制するイスラエル・ロビーです。そのロビーが駆使する統制の手段は幾層にもまたがっています。アメリカの選挙制度を特徴付けるp ivate moneyを通しての議員のコントロール、行政府への人材供給を通してのagenda settingの支配, そしてメディアや学会を通しての全体主義ともいうべきclimate opinionの醸成です。結果としては、米国の政策と国民の合意との間の驚くべき乖離です。この米国とイスラエルの特殊な関係を正当化するために提示されてきた戦略的なそして道義上の理由の妥当性を、著者は木っ端微塵に粉砕していきます。著者のアプローチは徹頭徹尾、現実主義に基づくものです。国家間の利害は決して永遠に一致するということはありえない、そこにあるのは、偶然の利害の一致以上のものではない。どんな悪人との間でも合意は可能であるというものです。結論として提示されるのは、「イスラエルは米国を必要とするが、米国はイスラエルを必要とはしない」という単純だけど残酷な真実です。たしかに利害の優先順位の構造からはその通りです。しかしアメリカ人の価値の優先順位の中で、この真実をアメリカ人が受け止められるかどうかはまた別の問題でしょう。そしてパレスチナ問題の解決には、二つの国家の並存以外の解決しかありえないことを指摘します。ここにはネオコンとは違うアメリカのリアリズムの論理が赤裸々に提示されています。
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【くちコミ情報】
必読
もう絶対に絶対に必読です…。 特に後ろ向きになってるとき、 人生に懐疑的・否定的になっているときに読むと、 ma vels of life wonde s of life を ちょこっと思い出させてくれる、 ほんとうに良い本。 「実話であること、簡潔であること(長々とした壮大な物語でないこと)」 という要件でラジオ番組の聴取者から投稿を募り、 寄せられた膨大な数の「お話」の中から 選りすぐりの180編を収録した一冊。 作品は便宜上ANIMALS、OBJECTS、FAMILIES、SLAPSTICK、STRANGERS、 WAR、LOVE、DEATH、DREAMS、MEDITATIONのカテゴリーに分けられ、 これらの章立て、のような形で一冊の短編集として編成されている。 正直言うと 「普通の市井の人たち(文筆家ではない素人)が書いた短編を集めたもの」 ということであまり期待はしていなかった。 ただ一篇一篇が数ページと非常に短いので、 電車の中などで読むのに都合が良いか…くらいの気持ちで読み始めた。 そんな自分がバカでした… 可笑しい話。 不思議な話。 哀切な話。 何気ない日常の風景画ただ淡々と描写されているだけなのに、 何故か圧倒されてしまう話。 人生の喜怒哀楽、ウィットにペーソス、卑小に高邁、 全てがこの一冊に凝縮されていて、読み始めたら止まらなかった。 あっという間に180編全て読了。 ただただ、素晴らしかった…。 くすっと笑ってしまう話、 偶然と呼ぶにはあまりに不思議な話、 180編の中で「これ、いいなぁ」と思ったものには ドッグイヤーをつけておいたところ、 読み終えたら次の12編にドッグイヤーしていた: The Wednesday Befo e Ch istmas Act of Memo y The Iceman of Ma ket St eet My Sto y Ch istmas, 1945 Awaiting Delive y The Day Paul and I Flew the Kite Seaside Pete Ea ly A ithmetic Homeless in P escott, A izona An Ave age Sadness 特に最終「章」となっているMEDITATIONにカテゴライズされていた作品は 概してどれも極めてクオリティが高い。 或いは、今自分があまり良い状態ではないから、 余計にこういう種類の作品に胸を打たれたのかもしれないけれど。 中でも一冊を通して、最も感銘(天啓に近いものがあった)を受けた作品が、 終わり近くに出てくる「Seaside」。 ここにはある種の esu ectionが描かれているのだが、 そうだ、人間は生きたまま生まれ変われるのだった、と 私自身が数年前に体験した(個人的に)稀有な経験を思い出させられた。 沈む夕陽、昇る朝日、波間で踊る彼女、 全てが一体となって完全な調和を為しているこの世界… 知らず涙が沸いてきて止まらなくなる、 ほんっとうに美しい作品だった。 そして最後、180編もの作品のトリを飾る 「An Ave age Sadness」。 この作品を書いた女性のように、夜中、一人きりの部屋の中、 ベッドでこれを読みながら、 大仰ではない、素朴だけれど確かな手応えのあるこの人との「つながり」、 この人に対する「共感」 もっと言えば確かに「愛情」を覚えた。 これを書いたときの彼女がどのように一人、 部屋の中でこの生の声を文章に綴っていったのかに思いを馳せながら、 「私も久しぶりにラジオを聴こうかな」という気になり、本を置いた。
珠玉の短編集として
ポール・オースター自身が書いたものではないということで、はじめはあまり興味がなかったが、柴田元幸氏らの日本語版を手にしてみて、その思いこみが間違っていたことに気づいた。本書には、もしかしたらオースター自身が書いていたかもしれないような不思議な話がたくさん収められている。それらの多くはオースター自身が取り憑かれたかのように繰り返し自分の作品の中で扱っている「偶然性」という主題に基づいている。 As one ea ly cont i uto so eloquently put it, "I am left without an adequate definition of eality." If you a en't ce tain a out things, if you mind is still open enough to question what you a e seeing, you tend to look at the wo ld with g eat ca e, and out of that watchfulness comes the possi8 ility of seeing something that no one else has seen efo e. You have to e willing to admit that you don't have all the answe s. If you think you do, you will neve have anything impo tant to say. Inc edi le plots, unlikely tu ns, events that efuse to o ey the laws of common sense. Mo e often than not, ou lives esem le the stuff of eighteenth-centu y novels. このオースター自身による序文には、現実はフィクション以上に虚構的であるという真理が表明されている。そして、それは「現実はフィクション以上に虚構的であるがゆえに現実なのだ」ということでもある。
Life is full of miracles
人はそれぞれの生活の中で、さまざまなことを体験していく。どれもがかけがえのないその人だけの経験だ。ときには至福の喜びであったり、耐え難い喪失であったり、信じられないほどの奇跡であったり。 この本にはそうしたそれぞれの人生に記憶されているできごとが本人のことばで語られている。 アメリカの現代作家、ポール・オースターが、ラジオ局の企画に応えて、全米に、忘れられない体験(虚構のように思える実話)を募集し、それをラジオで朗読することになった。この本はそのとき集まった5000件にも及ぶ応募原稿の中からポール・オースターが選んだ179編が収められている。 「世の中は私たちが知れば知るほどいっそう捕らえがたく複雑なものになっていく」と彼は序文の中で述べている。 この本の中の一篇々々が、無名の人たちの人生の不思議や感動に対する思いにあふれていて、ともに嘆いたり、笑い出したり、驚いたり・・・。 人々の暮らしの中にアメリカの風土や歴史などが読みとれることも興味深い。 因みに、この本はイギリス出版であるが、最初のアメリカ版のタイトルは、'I Thought My Fathe Was God, and Othe T ue Tales f om NPR's National Sto y P oject'
現代小説の旗手による小説のような本当の話
NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)でポール・オースターがパーソナリティーを勤める番組は、一般の人からノンフィクションストーリーを募集し、オースター自らセレクトしたものを朗読するというものらしい。本書はそこに寄せられた数多くのストーリーのなかからオースター自信が180あまりを選り、編んだもの。戦争、愛、動物、家族など10のテーマ別に編集してある。心温まるストーリーから笑ってしまうもの、切ないもの、なるほど、オースターがいかにも選びそうな内容の不思議な話も印象的だ。人種、性別、年齢、職業など投稿者のバックグラウンドは当然さまざまだが、それがまたいかにもアメリカのにおいを放っている。一般の人々の文章の構成力も侮れないものが数多くあるのも興味深い。オースターはもっとも人気の高い現代小説家だが、「人生にはまるで小説のような出来事があるんだ」ということを私たちに教えてくれている。
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日本で育ち、日本をこよなく愛するアメリカ人である著者が、怒りと悲しみを込めて現代日本の病理を暴く。破壊される自然環境、ちぐはぐな都市建築、日本の魂を崩壊させる官僚政治。慢性的に進行する日本の「文化の病」を、丹念に掘り起こしてわれわれ日本人に突きつける、衝撃の1冊。 コンクリートで固められダムになる美しい山河や、全長の55%もがブロックやテトラポッドで覆われている海岸。不法投棄の産業廃棄物の山と、そこから流れ出すダイオキシン。電線が空中を走り、けばけばしい広告看板をつけたビルがごちゃごちゃと建ち並ぶ街なみ。そして、全国に増え続ける多目的ホール、テーマパーク、人工島、高速道路などの無意味なモニュメント。こんな光景を美しいと思っている日本人はひとりもいないだろう。なぜこんなものを作ったのか、なぜこんな国になってしまったのかと著者に問われるのは、まったくお恥ずかしい限りである。 著者がその原因として指摘するのは、責任が不明瞭なまま機能してしまう行政システムと、その根本にある日本独特の官僚制度である。外国人の視点で見ると、日本の官僚制度の奇異さがよくわかる。天下りで個人的な利益を得る、特殊法人の運営で省庁が潤う、族議員とパイプを作り政界とも通じる。この馴れあいシステムによって、多額の公金が本当に必要なところには施されず、官僚にメリットを与えるところに注がれる。 自分たちに従順におとなしく従う国民を、都合よく作りだす教育システムまで官僚は作ったのだと著者は言う。子どもたちは足並みそろえて行動することを強要される。がんばることは美徳と教えられるが、これはひどい環境でも耐え忍べということだ。教育制度不信から子どもの塾通いが増え、子どもはいつも忙しくてがんじがらめになる。そしてその後の大学生活で、成績など問われず無為に遊んで過ごせば、分析的な思考法や独創的な発想能力、自然環境に対する愛情などを持たない骨抜きの腑抜けができあがるのは当然だ。 韓非子の故事から取ったというタイトルは、抜本的な解決が難しい日本の諸問題を「上手に本物らしく描くのが難しい犬」にたとえ、日本で行われている数々の無意味な施策を「どうとでも描ける想像物である鬼」にたとえて付けられている。 外国人が日本に対して何かを要求するのはおかしいという信念から、本書には「日本はこうすべきである」という表現はいっさいない。が、1900年代前半の、大日本帝国の拡大とその後の悲劇的結末へのプロセスと同じ道筋を、今また日本はたどっているという著者の警告を、われわれは真摯に受けとめるべきだろう。(篠田なぎさ)
【くちコミ情報】
【忙しくても読んでおきたい一冊。】
問題があることを認識しながら既存のシステムに依存し、苛立ちを感じつつも、 打開策を見出すことなく煩悶しているこの国の姿が歯切れのいい言葉で分かりやすく、 鋭く描かれている。著者が描いたこの「日本の肖像」は、私個人の姿のようでもあり、 世界中が抱えているじれんまのようにも思え、読後、頬を思いきり張られたような 痛みが残った。 巻末にまとめて参考文献が記載されていると、それぞれの問題について、もっと 深く知りたいという人のために役立つと思う。 「この国はどこか狂っている。」と感じている人に手にとって欲しい本。
鬼の正体
アメリカは常に歴史を創る側にある? そして歴史を裁くのもアメリカ?? マッチョな特権意識と偏見が鼻につく、 そして 愛 がない。 本書で取り上げられている景観問題は何も日本に限定したものではなく、世界中いたるところで同時多発的に進行している。 (つい先日も友人がフィレンツェ郊外の公共工事がいかに景観を破壊しているかを涙目で語っていた。 新興国は言わずもがな。) これらの問題を引き起こすのはそのような愚行を是とするシステムであることは間違いない。 しかしそれを引導しているものは結局のところ世界を席巻するアメリカ型市場原理主義なのではないだろうか? 規制緩和の旗振りの元、「実」体のないマネー循環は風土も文化も伝統も破壊し、世界を無機質なものへと変えていく、 その手助けを果たしている。 同郷の顧客の機嫌をそこねないためのビジネス・マンとしての配慮が働いているせいであろうが、 アメリカ人である筆者自身がその事「実」を隠蔽している。 読後の不快感は主にそこに起因するように思う。 アメリカにおける巨額の軍事費支出 、人間の大地を 文字どおり 焦土に変え続ける兵器使用量を思うとき、 日本の海岸を固めるコンクリート群が一瞬「クリエイティヴ」なもの、あるいは「恩恵」に見えたとしても私は自分が狂っているとは思わない。 気に入られても地獄・・ 嫌われても地獄・・ 実のところ「鬼」とは現代世界を支配するエゴイスト、アメリカ自身の姿なのではないだろうか? どれほどの教養があろうと、アメリカ的ライフ・スタイルを批判することなく一方的に展開される一アメリカ人によるモラル、 美的判断をそもそも私は信じることができない。 また筆者に異文化に対する「リスペクト」、そして「近代日本」という苦しみを理解する感覚「シンパシー」があれば、 ここに書かれているような物言いは出来ようはずがないとも思う。 この国にも現状を憂い、変革のために闘っている市井の人が大勢いることを筆者には是非知ってもらいたいものだ。
外圧なくして変りえない日本になってしまうのか
題名は白洲正子宅の短冊にあった「犬馬難 鬼魅易」(ケンバムツカシ キミヤスシ)からとのこと。非常に薀蓄のある言葉だと思う。 さて、内容だが、一部医療関連の言説には間違いと思われる箇所もあるが、他の分野(自分が知らないからからもしれない)は非常に的確なコメントだと感じてしまいます。 外圧なくして変化しない日本という真理に近い現状を知っていて、敢えて苦言を呈し、美しき日本の再生を願っている。 そして、その指摘はあらゆる分野に及ぶ、あとがきでも書かれているが6年の歳月をかけ、調べ議論したことも納得いく。土建国家、伝統破壊、財政問題、都市化問題、教育問題、政治と官僚等々。 自然と共存共生そして共死していくことの哲学を失っていく現代の日本を犬馬難 鬼魅易として捉えていく。発展や進歩が果たして日本人に本質的な富や幸福を担保するのか?貨幣量が人生を左右するのか?文化伝統を持続させることがいかに難しくそして重要な事なのかを考えるきっかけになる。著者は「美しき日本の残像」で1994年新潮学芸賞を受賞している。 本書カバーの写真が日本の今を的確に表現している。
クロフネしかだめなのか
外人の目から見た日本、というのはよくある話で、西欧かぶれにはうなずけても、ホントに日本のことを考えている人間には、なんか納得がいかないもの。でも、この本はかなり鋭い。なぜか。きっと著者が日本に住みながら、キチンといろいろな実践をしているからではないか。その重さがあるから、説得力があるのだろう。とはいっても、そんな外人は数多いる。それでもいいのは、やはり空論ではなく実地に調べているからだろう。やはり、クロフネしかないのだろうかと思ってしまう日々だが、本書は勇気を与えてくれるということでは、お前たち自力でやれと励ましてくれるということでは、ゆで蛙の形容がピッタリのたそがれ日本にはいい刺激と思ってしまう。
自己顕示欲と差別意識
「日本への愛情が深いから、日本の現状を批判せざるを得ない」という外国人(特に先進国と呼ばれる国々から来日した白人)の意見を、過去の人生に於いて何度見聞したことだろか。彼らのアジア人に対する優越感と、その裏返しである差別意識が、彼らをしてそう言わしめているのだろう。また、彼らの物言いや表情に垣間見える自己顕示欲の強さといったら・・・お馬鹿な芸能人並みだと言わざるを得ない。
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