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【くちコミ情報】
新自由主義からの離脱
筆者のナオミ・クラインは、60年代後半から80年代ぐらいまで、ハーバード学派に対立していたMフリードマン流の自由主義経済学の、そのマイナス面を盛んに強調する通俗的な経済ものを書いている女流の著作者。 タイトルの”天災(災害)資本主義”というのは、戦争や自然災害が起こるたびに、地殻変動的に経済構造が変革してきたという主張のキャッチ。実例としては、ブッシュ大統領は911の災害が起こると同時に、フセイン支配下のイラク地域へ送る軍隊を全部外注する作業にとりかかったとか、南インドネシアを襲った津波のあと、災害で壊滅した海岸線が、プライベートビーチとして国際シンジケートに売却されたとか、いろんな実例を引いて、伝統的な新古典派→厚生経済の流れの中から生まれた、規制か自由かについてのバランス論が、主に公的な資源配分において、大きくバランスを失い、平衡状態が瓦解していることを指摘する。 ノーベル経済学賞を受賞したスティグラーの頃は、古典的なミクロ分析による最適配分が素朴に信じられていたと思うし、実際、見えざる手としての資本主義の自律運動は、ハーバード ビジネススクールの主流の思想的基盤だったと思う。それにマネタリズムの方面から異論を唱えて、一部のエリートビジネスマンをつかんだのがフリードマン一派だった。かれらシカゴ派の行きすぎが問題だと、クラインはいうわけである。 クラインの主張の行き着くところは、コミュニティの小さな公園さえもプライベイト化(私有化)されるということになると思うのだが、このロジックを、われわれの公的な医療制度、健康保険制度、介護保険制度に当てはめると、想像を絶する格差社会の出現ということになる。 後期高齢者医療制度などを見るとそれが明らかで、日本の行く末を暗示する側面もある。 その昔、シュンペーターが、イノベーションと戦争との深い関連性を指摘していることは誰でも知っていると思うが、そのシュンペーターの主張は、実は東部ハーバード、MITあたりの主流派経済学でもあった。 ところが、異端であったシカゴ学派流の自由主義をいっそう極限まで推し進めた新自由主義者が、いまのアメリカの企業経営の中核にいることを指摘して、その彼らの推し進める経営が社会全体の一層の不安定化を招いているというのがナオミクラインの主張である。これは、2005年の小泉改革の負の遺産に苦しんでいるいまの日本と重なり合う側面が大きい。 いまの日常が、一種の戦争常在という状況であることを考え合わせると、読み物以上の含意をもつのではないか。残念ながらデータが少ないのが致命的ではあるが、通俗的なNHK現代の映像 タイプよりはるかに啓蒙的。
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Hippieについて・・・・
Hippieの文化に興味を持って購入しましたが、あまり英語の読めない私には説明の文章が難し過ぎて挫折してしまいました。本はハードカバーで辞典のように重いので少し読みにくい所はありますが、イラストも結構多いので当時のHippieの生活を知りたい方にはお薦めです。
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真実の探求
非暴力と真実の探求が彼の人生の大きなテーマ 時には失敗を犯しながらも、目標に向かって歩んでいく生き方に感銘を受けます。 表現がわかりにくい部分があるのと、500ページを超える長さが読み終えるのに若干の障害ではありましたが、何とか読み終えました。 偉大な人間の内面をかいま見て、自らの人生を豊かにする事が出来る、、、筈。
Everyone should read this book
In his own wo ds, Gandhi takes us th ough some of the expe iences in his life, with each chapte fo ming at least one impo tant lea ning lesson to him. All expe iences, whethe good o ad, had a positive lea ning lesson on him and cont i uted to his goal of seeking the t uth. p One of his main eliefs was using non-violence as a means of p otesting against acts of opp ession and using inte national law to seek justice. This meant he neve aised his fists o lowe ed himself to a a ism howeve much he was p ovoked, violated o attacked. In fact this seems to e the opposite attitude demonst ated y all te o ists and most count ies (West, Middle East and East) whe e the elief is that violence and wa wo ks. As Gandhi says "an eye fo an eye makes the whole wo ld lind". p As we have now ente ed the thi d of the wo ld wa s, whe e the weapons a e ho ific and the consequences unimagina le, Gandhi's wo ds have neve een mo e impo tant. All politicians and wo ld leade s should ead this ook. In fact eve yone should ead this ook.
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人のぬくもりがある
本の表紙にワシントン・ポストのコメントが記されている。「世界中の人がこの本を読むべきだ」。然り。特に平和ボケして命の重さを忘れがちな我々日本人は。 戦争の悲惨さを伝える著作やメディア作品はよく目にするが、この元少年兵の手記にはそれほどひどい戦禍の中でもなお人のぬくもりが随所に見られる。 町が反政府軍に襲われ、弾丸が飛び交う中を逃げまどい、そこから身の安全を確保するための果てしない地獄のような旅が始まる。 激しい飢え、どこへ逃げても現れる残虐な兵士たち。常に死と隣り合わせの毎日。ある日、政府軍の兵士に連行されて、少年兵としての教育を受け、麻薬と洗脳でいつしか自らも殺戮をなんとも思わない「殺人マシン」にされてゆく。目を覆いたくなるようなむごたらしい描写も多い中、それでも随所に救いがある。空腹に耐え切れず、幼児が持つとうもろこしを強奪したにもかかわらず、事情を察してそれをとがめもせずにさらにとうもろこしを分け与えてくれたその子の両親、初めて見る海の感動、足に怪我をして動けなくなったときにかくまってくれた人、少年兵となるもシェークスピアの「ジュリアス・シーザー」を愛読書にし、最後は国連の係官に彼を引き渡してくれた理知的な上官、親身になってリハビリを支援してくれたナース...。 彼の前にはどんなに悲惨な中でも一筋の光が必ず現れる。いや、その光を感じ取る彼の優れた感性と前向きに生きようとする健全な生命力こそ、彼を奇跡的な救いに導いたのかもしれない。
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可愛い物の宝庫
1850年から1940年までの、帽子にバッグに靴にパラソルと、色んなファッショングッズが盛り沢山です。 1〜2ページに1年間隔で、ぎっしりとモノクロのイラストが載っています。 これらの美しい品々を、時間をかけて手で作り上げた人間のことを考えると、ただただ溜息を吐くしかありません。 個人的に、20世紀初頭の靴たちの可愛さには参りました。 あんな靴、履いてみたい! 参考までに、本のサイズ → 縦33cm×横22,7cm×厚1cm 結構大きな本です。
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日本文化論の登竜門。日本を語るなら避けては通れない。
WW2の終わりも見え隠れしていた時代のアメリカ人によって書かれた日本人論だが、著者の日本人を見る視点には曇り一つ感じない。作者は執筆当時既に高齢に達していて、実際出版してから2年と経たない内に逝去してしまった。それ程古い時代を生きた人間としては驚異的な程バイアスを持たない人間だったことが伺われる。むしろ、戦勝国となるアメリカ政府に対して日本の占領政策上で日本人をサルのように扱わないように、誤った扱い方をしないようにと、理論的に説得しているのではないだろうかとも取れるような論調。現代日本人にもあてはまる行動パターンとその背後にある要因の全貌を見事に明らかにした深い洞察と学術的レベルの文章からは、著者の日本人に対する人類愛的な愛情を感じることすらできる。 ただ、内容を鵜呑みにするのでは無く、他の日本文化論を扱った書籍と並行して理解を深めることが大切。日本人メンタリティーの形成の謎を解くキーワードは、「甘え」「ルサンチマン」「集団凝集性」「官僚支配」「公定ナショナリズム」など。あと、ルース・ベネディクトによると義理と情は二律背反する感情だとあるが、これはむしろ、依存関係を複数の他者と結んでいて、その他者同士の利益が両立しない場合に、どちらの依存関係を優先させるべきかという葛藤だと読む方が正しいだろう。この点でのみこの著者は大きく間違っている。
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