2008年07月09日(水) Militaryの第1位は
『Bushido: Samurai Ethics and the Soul of Japan』!
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【Book Description】
武士道とされる規定や理念は、日本の武士階級である侍を律するものだ。国際主義の著名な日本人によって書かれたこの本は、封建時代から日本に流れる道徳、倫理、礼儀を雄弁に解説する。武士道を他文明の宗教や哲学と比較していることが、この本をさまざまな文化にきわめて受け入れられやすいものにしており、1990年の出版以来、30以上の言語に翻訳されている。
【くちコミ情報】
Nitobe Inazo,
私は新渡戸稲造の魅力と脅威の英語力に魅了しました。言葉の選び方、古い表現を使ってまでも示そうとする日本人らしさ。私自身、此の人を日本人として捉えられないくらい専念された文章だと思いました。しかも、其処には彼の脅威の読書量を反映する自由な表現力が散りばめられています。唯、文体がディケンズぐらいであるという事が一つの難しさと推測します。 彼は完璧な英国人だと推測してしまうほどの文章です。彼の文章は日本人らしさを微塵にも感じない事が時々あります。其れは彼自身が敬虔なキリスト教徒であったからだと思います。彼は日本を客観的に見、其れを西洋の文化と比較し、西洋から分かりやすい日本人像を作り上げた。そうして、日本人で無い日本人は此処に身を現した。
「武士道」というより「日本人」の紹介です
著者、新渡戸稲造が海外に在住していた時、「貴方の宗教は何ですか」と聞かれ、「信じている宗教はない」と答えて「信じられない!貴方は何が正しく、何が間違っているかの判断基準を持たない人間なのか!」と言われてしまいました。 今、特に英語の先生から注意を受けない限り、ほとんどの日本人は、かつての著者と同じように答えるでしょう。私は、「とりあえず『仏教徒』と答えておけ」といわれ、違和感を覚えながら、留学中、それで通しました。 日本人は、明確な形のない倫理観を、知らず知らずのうちに身につけて育ちます。今は大分薄れたと言われますが、義理人情を重視して仲間内のつながりを大切にし、時間に正確で勤勉に働き、名誉と恥を知る。その本質は、今も受け継がれています。 形のない倫理観を、形ある書籍で説明するには大変な労力を必要とするらしく、著者は儒教、仏教を始めとする様々な書籍からその仕組みを解き明かそうとします。しかし、そうした昔の本を読んでない今の日本人にも、程度こそ違え、日本の文化は受け継がれているわけです。 それにしても、著者の英語は難しいです。ネイティブの書いた本を読む方が優しく感じられるほどです。しかし、そうして日本の文化を世界に紹介し、広く読まれた功績は、今さらここで称えるまでもなく、多くの人が認めるところでしょう。 個人的には、日本の倫理観をイメージしてもらうために、有名な武士や大名のエピソードを、的確な英語で生き生きと紹介している部分に、特に惹かれました。
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リアルな「リアリズム」
一般に、カーはモーゲンソーとともにリアリズムの始祖と位置づけられている人物である。 しかし後のネオ・リアリストと呼ばれる人々の言説を想像して本書を読んでみると、まったく印象が異なることに驚かされることと思う。 現在の「リアリズム」と呼ばれる国際政治上の理論、ないし態度は、アナーキーな環境下においては国家間の衝突が不可避であるという前提のもとに立っている。従って、自然とその姿勢は悲観的であり、協調の可能性を過小評価する傾向がある。 しかしカーは、あまりにも理想的に過ぎて現実から乖離してしまった思想を非難する一方で、あまりにも悲観的に過ぎる思考をも非難しているのである。この点が、カーが凡百の自称「リアリスト」と一線を画している由縁であろう。 p 翻ってわが国で「保守」と呼ばれる人々は「現実を見ろ」という言葉を好んで用いる。しかし彼らの言う「現実」とは何であろうか。 確かに空想的なまでの平和主義は不毛であるし、危険でさえある。その一方で、何らかの危機的状況が発生したときに、それを平和的に解決しうる可能性やヴィジョンを軽視してしまうような過剰に懐疑的な態度も、結局は同根なのではないだろうか。 たとえば現在の中国との摩擦について考えてみるならば、信頼醸成措置や軍縮のような努力を「奇麗事」として一蹴し、ひたすら強硬策をとることを「現実的」と見る向きがある。しかしそのような態度は過度に悲観的な前提に立っているという点で「リアル」な思考とは言えない。 p カーの思考は、こうした楽観や悲観を徹底して廃したところに立脚している。そこにあるのは豊富な学識と高い知性に裏打ちされた冷徹な「客観」であり、それこそが「リアリズム」と呼ばれるべきものであろうと思う。
物事を見る態度
本書は一般に国際関係論におけるリアリズムの始祖に位置づけられているようですが、実際に読んで見るとそうしたラベルがあまりしっくりこないと感じるのはおそらくレヴュアーだけではないと思います。近年カーの再評価が進められている(評伝としてJonathan Haslam, "Vices of Integ ity: E.H.Ca 1892-1982"、研究書としてCha les Jones, "E.H.Ca and Inte antional Relations: A Duty to Lie"、Michael Cox, "E.H.Ca : A C itical Reapp aisal"など)のは、この脱歴史化された書を再び自由な視点からの解釈へと返そうということかと思います。 p しかし、そうした研究動向やその評価の如何は別としても、同じくカーの『歴史とは何か』と並んで、本書は、国際政治や歴史に関してどうこうという以上に、社会的な物事一般に関する批判的精神の一つの在り方に触れることのできる名著でしょう。 p なお、この新版ではMichael Coxによる序文がつけ加えられていて、それがなかなか長く質的にも良いものですので、既に旧版・翻訳を読まれた方も、この序文のためだけに改めて新版を購入して無駄ということはないかと思います。
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『フェルマーの最終定理』に続き、世界的ベストセラーとなったサイモン・シンの話題作『The Code Book』の邦訳。 暗号は古代から重要な情報を安全に伝達する手段であったが、絶えず解読の危険性をはらんでいた。本書は、暗号とその解読にまつわる歴史上のドラマをひも解きながら、暗号の重要性と進化の歴史について語っている。 英国女王エリザベス1世暗殺に関する暗号文書が破られ、処刑されたメアリー・スチュワートの事件をはじめ、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『仮面の男』(原作はデュマの『鉄仮面』)にも出てくるフランスの鉄仮面に関する文書、埋蔵金のありかが示されているという謎の「ビール暗号」、第1次世界大戦、第2次世界大戦の様相を変えた暗号解読者たちのテクニックなど、読者の知的好奇心をくすぐるトピックが数多く登場する。暗号が我々の歴史にいかに大きな影響を与え続けてきたのかがよくわかる。 転置式暗号、換字式暗号といった単純な暗号化の方法から、複雑なヴィジュネル暗号、エニグマ暗号、単純だが決して破られることのなかったナヴァホ暗号のほか、ヒエログリフ、線文字Bなど、数多くの難解な古代文字や表記が、暗号解読者たちの血のにじむ解析努力と併せて詳述されている。 本書では、読者がこれらの暗号を実際に作ったり、解読したりしながら読み進めていくことができるよう工夫されている。パズルや謎解きが好きな読者はもちろん、歴史の裏側をのぞいてみたい読者や考古学ファンにとっても興味深い1冊である。(土井英司)
【くちコミ情報】
面白いです。
面白いので一気に読めます。 ごみ処理の問題と同じほど難しい暗号があるのを知りました。
ロゼッタストーンから量子暗号まで・・面白くてワクワク
「フェルマーの最終定理」のサイモン・シンさん、 暗号解読の歴史というドキュメンタリーのこの素材を、 ストーリーテラーとして本当に上手く料理されてます。 冒頭に、暗号の重要さを説明する例として、 16世紀後半のスコットランド女王メアリーの悲劇を紹介・・・ 暗号が破らなければ助かるが、暗号が破られると死刑・・・という究極の状況。 副題通り、ロゼッタストーンのヒエログリフの解読から、 量子暗号の原理まで、読みごたえありました。
難解なテーマを簡単に読める楽しさ
私は、フェルマーとビッグバン宇宙論を両方読んでから、この本を読むという変な順番になりましたが、 面白さだけで単純比較するとフェルマーと肩を並べる印象でした。やはり専門的な内容にドシロートをすんなり引き込んでしまう読ませ方と、歴史と人を辿っていく手法にはホントにすばらしいと感じます。 公開鍵暗号の話のあたりは読んでいて一番盛り上がる所でした。他の作品でも、後半に一番盛り上がる部分が用意されており、エンディングへつなげるという同じ流れですが、マンネリに感じるのではなく、安心感として受け取れる。そして平易な内容なのに、知的好奇心を十分に満足させてくれます。
最高の知的興奮を得られる名著
本書の面白さはズバリ、ある時代において最強だった暗号が、いかに解読されたかを 明快に語っている点だろう。適当な例文が各時代において最強だった暗号により暗号化 されているが、どうやったらその暗号を解読できるかさっぱり想像がつかない。 それも当たり前の話で、当時最高レベルの頭脳が長い年月を費やして解読したものが 容易に分かるわけが無いのだ。そしてその解読方法は、まるで魔法のように見事であり、 一種の感動すら覚える。 本書の醍醐味は、人類数千年に及ぶ歴史の中の最高のパズルの問題と答えを同時に味わう ことができることだ。これほどの知的興奮はめったに感じることはできないだろう。 なお余談であるが、暗号といえば小説においても頻出の題材であり、財宝在り処を表す ことなどもしばしばある。その中でも江戸川乱歩の処女作である「二銭銅貨」においては 「南無阿弥陀仏」の6文字から成る特異なコードが出現する。暗号が大衆文学である推理 小説においても取り上げられた事実は、暗号が決して遠い存在でないことの実例である。 できれば、この傑作小説についても一読をお勧めする。
裏の世界の、そのまた裏の物語。
フェルマーを読んで面白かったから買った。 期待を裏切らない出来栄えに、大いに満足。 暗号を作る者と、それを読もうとする者達の、 抜きつ抜かれつの熾烈な争いの物語だが、 最終ゴールは見えていても、勝者はまだ居ない。 いや、居るのかもしれないが、窺い知れないのだ。 読まれてると知られずに読むのが暗号解読。 私達の情報は、全て筒抜けかもしれない。 深く遠大なテーマを、読み堪えのある本に仕上げ、 より深く知りたい人のための補遺も充実している。 技術初心者から、パズル好きまで楽しめる一冊。
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詳細部分までよくわかる
武器装飾のデザイン資料として入手しました。「Woodcuts & Eng avings 」とありますが、木版でもかなり細かいもの、ほとんどはエングレーヴィングと思っていだだいて良いかと思います。洋書ペーパーバックとしては印刷もかなりきれいです。大型本のうえ、剣の装飾部分や兜など装飾の込んだものは1ページいっぱい使って1〜2点を大きく掲載しているページもあるのでデザインの詳細までよくわかり、一方、全体のバランスも重要な銃などは並べて数点掲載されていて、デザイン資料としては嬉しい限りです。写真より良いかもしれません。また、人物と絡めたイラストより武器等そのもの単品全体図が多いのも魅力です。 全体は武器の部(斧・大砲・剣・弓矢・銃など)と防具の部(甲冑・兜・盾など)に分かれていて比率は3:1位の分量です。
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鎧、剣、騎士! まさに、すきなひとにはたまらない絵が満載です。 絵の勉強になります。
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過去と現在の融合が描かれている傑作
アンダーソン・クーパーは今最も注目されているアンカーの一人ですが、この本ではジャーナリスト・アンカーとしての彼の経験のほかに、彼自身の家族のことや過去の出来事に対する彼の繊細な気持ちが描かれています。なぜ著者が戦争や災害など悲惨な現場に飛ばずにはいられないのか、彼の過去をなぞっていくとわかるような気がします。災害の現場では、特にハリケーンカテリーナでの経験が詳しく描かれています。被災から2年経った今も、定期的に現地にとび取材を続けている彼を見ていると、弱い人の立場にたって真実を伝え続けている彼の姿勢に感心させられます。英語の文章も、いかにもアンダーソンが書いた、というようなクールで繊細な、非常に洗練された文章だと思います。
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