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   Historical Study の売れ筋最新ランキング   [2008年10月13日 07時20分]
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素晴らしい
著者の Nicholas Ostle は 1979年に MIT の Depa tment of Linguistics & Philosophy でサンスクリット語と日本語についての博士論文を書き Ph.D を取得していると知っている人は多くないかもしれない。 その博士論文も出色の出来なのだが、この本もまた芸術レベルである。副題が「世界の言語の歴史」だ。もちろん、文字として残っている言語だけだが、そう制限していたとしても壮大な試みで、「理想化された言語話者」とか「空範疇原理がどうした」とか呟いている言語学者たちは、この著者の圧倒的な知性の前にひれ伏すことになる。1ページ目からグイグイと引き込まれ、「言語の歴史は、異なった言語を話す人々や、異なった文化の出会いの歴史でもあり、すなわち生きてきた・生きている人間の歴史なのだ」ということがよくわかる(しかしながら著者は言語には生き残り易い構造の言語とそうでない構造の言語がある、という主張もしている)。 言語学とは無縁の人でも、世界史の教科書として読むと面白いかもしれない。唯一の難は、英語がヒジョーに高尚で難しいこと。流行で読む内容ではないので、翻訳が出るまで待つのも悪くない。



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世界史に「愚行」というキーワードを焦点に当ててみると...
タイトル買いしました。 世界史を学ぶと必ず戦争は起きている事を知ります。 戦争は破壊をもたらす事は皆分かっている事で、 概ね人は良くない事だと分かっている...のにです。 この本は世界史に重大な影響を与えた戦争(正確に言うと、戦争になるまでに至った、又は、終わらす事のできなかった愚かな行為の連鎖)を人間の行為ひとつひとつに光を当てて、「愚行」というキーワードに当てはめて見ています。 面白いのは、著者は人間の進歩(新しい時代の方がやはり進歩はしている)は認めながら、「愚行」を記述している事です。 「愚行」とは、単に豊富な政治力学や帝王学を学べば防げるものではないらしい.... 世界史好きな人ならば、違った見方を作る事ができるので私は楽しめました。 面白い本だと思います。



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歴史家とは何か
E.H.カーは『What is histo y?』と『The twenty yea s' c isis』を読んだだけです。前者は高校生の時に読み格調高い文章に大変に感動し、後者は本棚に存在して読んだ形跡があるのだから読んだのだろうという程度。カーの名声は現在では如何ほどなのでしょう。「歴史学」自体、現在どれほど権威のある学問分野なのでしょうか。 ecluse評に付け加える部分はあまり思いつかないのですが、一応レビューを書いてみます。 カーについてはイギリスの典型的な進歩的文化人だという思い込みがあったのですが、なかなかどうして「進歩への信仰」という時代的刻印を除くと類別困難な知性だと分かりました。読み進むうちに明らかになるのは歴史家という職業の不思議さです。歴史記述とはそもそも何なのでしょうね?となると、歴史家とはいったい何なのか? 永遠に解決しないであろう「histo iog aphy」の困難さについては一章割かれていますが、歴史語りにおける諸分派の視点の錯綜、客観・主観の問題、歴史における「偶然」の解釈、マクロ史とミクロ史の兼ね合い、何より、歴史家に可能な倫理的判断の領域など、古くて新しい問題点が並べられています。カーは「感情」と「道徳」を意思的に放棄する歴史記述を目指した訳ですが、何やら不可能への挑戦のような気もするし、同時に、煽動主義に傾く大衆社会におけるある程度正当な抵抗のような気もするし、なかなか難しいところです。しかしパワーポリティクスに対するリアリズムの追求と歴史人物への道徳判断の放棄の末に親ソ姿勢をも含めた「現状肯定史観」あったというのは、リアリズムの有効性はさせおいて、近代知性の迷路を象徴するようで奥深い。神なき倫理の腐臭と倫理なき知性の冷気というのは近現代のジレンマですね。 下世話なところでは、私生活の話もなかなか面白いです。暴君ではないが大変なエゴイストです。内的世界で城を築く男のエゴと「普通の生活」を求める女の要求の対立という典型的な構図です。
e.h. carrとはこんなパーソナリティだったのか?
大変な作品です。e.h. ca の著作を読んだ彼に関心がある人には必読の作品です。さらに、この伝記はいろいろな角度から読むことができます。ソヴィエト革命史やその他の著作(危機の20年、歴史とは何か、 omantic exiles)や論文が書かれた背景についての解説は非常に参考になります。isaiah e lin, issac deutsche などの有名な英国の知識人との対立や交流のプロセス。そしてこの膨大な前人未到の作品の完成の背後に秘められた私生活上のエゴイズムと結果としての困難。そして20世紀の世紀病ともいうべきソヴィエト共産主義への西欧知識人の幻想とその巧みなapologiaの構築の軌跡。この部分は戦後の日本の有名な国際政治学者の雑誌”世界”での論文をもう一度読み直しているのではとの錯覚に陥ったほどです。これらの基底音をなす、ca のvicto ianとしての進歩幻想と1914年以降の”昨日の世界”の崩壊がどのように絡み合っているかはいまいちわかりにくい部分です。国際関係論やソヴィエト政治史に興味がある人には、ぜひ一読を進めます。


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英語の勉強になるかは分かりませんが
この値段でこの中味はかなりお値打ちだと思います。文法は格調高く、使用される単語は高踏で、プロの舞台俳優のナレーションは華麗で、という世界。スクリプトはなし。しかし全員有名人ですからどこかで探せば見つかるでしょう。各スピーチの前に人物紹介が入りますが、バイアスが見え見えで結構笑えます。エドマンド・バークについての解説では「保守派の政治家」というのがあたかも不名誉なことでもあるかのような解説が入ります。賛辞は必ず「リベラル」で。解説スクリプト担当が誰かは知りませんが、ちょっと頭悪そうだぞー。 CD1に収録されているスピーチは以下。 ソクラテス、デモステネス、キケロ、ノルマンディ公ウィリアム、マルティン・ルター、トマス・モア、エリザベス一世、クロムウェル、ウィリアム・ピット(父)、etc。 CD1はまるっきり擬似古典英語で、一文が長い長い、理解するのがかなりチャレンジです。 CD2に入ると現代英語に近くなりますが、それでも調子は高いまま。CD1より登場人物の知名度はグッと下がります。 エドマンド・バーク、パトリック・ヘンリー、ウィリアム・ピット(息子)、ダントン、チャールズ・ジェイムズ・フォックス、ジョージ・キャニング、ロバート・エメット、ロード・マコーリー、ジョン・ブライト、エイブラハム・リンカーン、エミール・ゾラ、etc。 「歴史の勉強と英語の勉強の一挙両得でーす」とかとかお薦めしようかとも思ったのですが、「英語の勉強」の方はよく考えると自信がありません。しかし「美しいなぁ」「迫力あるぅ」と聞き入ることは出来ます。言葉のもたらす官能の世界(←笑)でございます。



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