2008年07月09日(水) Ancientの第1位は
『Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies』!
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Jared Diamond(著)
¥ 2,027(税込)
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ジャンル内ランキング:5,232位
カスタマーレビュー数:52
【Amazon.co.jp】
銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか? 否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。 たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。 著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子)
【くちコミ情報】
壮大な知的冒険
なぜユーラシア大陸の文明が栄え、アメリカ大陸(ネイティブアメリカン)の文明を滅ぼしたのか。 そのキーワードとなるのが銃・病原菌・鉄である。 ではなぜユーラシア大陸でそれらが発展し、アメリカ大陸では独自に発展しなかったのか。 本書ではその理由を大胆な仮説で爽快に示している。 その理由はいわれてみればたしかにそうだなとうなずけるものであるし、実際、なんとなく その理由を感じ取っていた人も少なくないと思う。ではなぜこの本が魅力的なのか。 著者は専門分野にとらわれない幅広い教養を持っている。その学際的な知識が絶妙に 絡み合い、人類の長い歴史を描いていく様子がとてもエキサイティングなのだ。 これからの学問は学際的な知識が必要とされていると言われている。 この本こそまさにそれであり、新しい時代を切り開く良書である。
適応の結果
民族が受けてきた環境や影響が文明を決定する。よく覚えておきたいです。どこぞの神に愛されたとか人種優劣論何かのせいにしないように気をつけたいです。 マクロ的な影響は選べないにしても、ミクロ的な影響は自分で選んでゆきたいです。
文明の進化の要因を探る
ヨーロッパ人がアメリカ先住民を征服できたのは、ヨーロッパ文明が強くアメリカ先住民文明が弱かったからです。そしてヨーロッパ文明の強さの象徴が『銃・病原菌・鉄』です。 そして本書では、何故ヨーロッパが強く、アメリカ先住民が弱かったのかを分析しています。 そのロジックはただ一つ、より適したモノが生き残り増殖するという『ダーウィンの進化論』です。 著者はユーラシアが有利で、アメリカやアフリカが不利な条件を抜き出していきます。 その理由として、 0.文明が発達するには一定以上の人口の量と密度が必要であり、それらを確保するには食物生産が必要である。 しかし 1.ユーラシアには栽培に有利な野生の食物が沢山あったが、アメリカには少なかった。 2.ユーラシアには家畜にしやすい野生の動物が居たが、アメリカには少なかった(先住民が食い尽くした)。 3.東西に伸びているユーラシアは緯度に違いが少なく、気候が同じだったので食物や文明の交流が活発だったが、アメリカは南北に伸びているので気候の変動が大きく砂漠などにさえぎられて交流が少なかった。 このためアメリカ先住民の文明はユーラシアより数千年遅れを取ったというのが、著者の主張です。 これらがどのように文明に作用したのかを事細かにシミュレーションしています。 ダーウィンの進化論は『確率論』に根ざしており極めて汎用性が高い理論なので、種の進化にも、文明の進化にも、技術の進歩にも、企業の経済活動にも、応用できます。 そして本著は、その進化論が実際どのように働くかを知ることが出来ます。
人類の歴史を解き明かす書
本書は、ユーラシア、アフリカ、アメリカ、オーストラリアと言ったそれぞれの大陸で発展してきた文化、文明に大きなレベルの差を生み出した原因を追及しようとした力作。 著者が本書を書くきっかけになったのは、ニューギニア人のヤリが著者に問いかけた、 「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」 という質問である。 著者はこの質問に対する解として、 ・銃 ・病原菌 ・鉄 が、現在に於いても、「発展途上国」と分類されている人たちの人類史に大きな影響を与えたと言う。 上巻ではそのうち、食料生産と農耕が、大陸によりどのように異なる歴史を持っていたのかを解明している。 ここでは、食料生産の多寡が、現代に於ける、「持てるものと、持たざるもの」を分けた大きな理由であるという事が言われているが、その食料についても、緯度の違いによる環境の差が収穫出来る食物の種類や量を、ここまで決定づけているとは、本書を読むまで全く知らなかった。
科学者の見た人類史
科学者(進化生物学者)の見た人類史です。 シャーレの中のバクテリアの増殖に向ける視線で、人類の移動や進化について書いています。 アレキサンダー、エジソンなどという固有名詞つきの英雄、天才を軽視した歴史。 歴史は必然と偶然の積み重ねで進歩してきた事実に過ぎないことを美しく書いています。 子供の頃の私は、歴史の授業が苦手でした。 教科書はまったくアカデミックでない「英雄列伝」だし、 歴史好きと称する人の多くは「英雄好き」「戦争好き」のマッチョ思想の持ち主か、 雰囲気が好きという「オシャレさん」でしょ? という偏見があったのかもしれません。 そんなものは武道や道徳や美術の時間にやっていただきたかった。 脱線しましたが、こういう科学歴史なら歓迎です。 文明国が非文明国を滅ぼすに至った要因=病原菌であること、 発明は必要の母、であることなど、 衝撃的な事実を知れたことがとても楽しく、そしてまた、 これから先の未来もどうなるかわからないなぁ、という壮大なロマンも感じられ、素敵です。
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Jared Diamond(著)
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ジャンル内ランキング:572位
カスタマーレビュー数:10
【Book Description】
大ベストセラーとなった『Guns, Germs, and Steel』(邦題『銃・病原菌・鉄』)で、ジャレド・ダイアモンドは西洋文明が世界の大半を支配するにいたった状況を見事に検証してみせた。今作では、その方程式の反対側を探っている。過去の偉大な文明が破滅したのはなぜなのか? その運命から我々は何を学べるのだろうか? イースター島からマヤ文明、グリーンランドのバイキング、現代のモンタナまで、年代的にも地理的にも壮大な視点を駆使して、ダイアモンドは環境激変の基本的なパターンをたどっていく――その警鐘は現代の世界にも見ることができるが、危機的状況にもかかわらず、我々はそれを無視している。最新の研究成果が、なんとも形容しがたい語り口と混ざりあう『Collapse』は、過去のもっとも深いところにある謎を暴きながらも、未来へ向けた希望を与えてくれる1冊だ。
【くちコミ情報】
背筋が寒くなる内容: 政治家の必読書
過去に滅亡したいくつかの文明を題材にして,人間社会がどのようにして破局へと向かうのか,ということについて書かれた本。 現代のグローバル化した消費文明と照らし合わせると,符号する点があまりに多くて背筋が寒くなってくる内容だった。 社会の舵取りを任された政治家や地方自治体の長に是非とも読んで欲しい一冊である。 イースター島と南太平洋の島々に栄えては滅んだ文明,南北アメリカ大陸に廃墟の街を残した古代インディアン文明やマヤ文明,グリーンランドに定住したバイキングの末裔の顛末などを題材としており,これら滅亡してしまった社会に共通した問題点や失敗点を挙げて,同じ道筋を辿ろうとしている現代地球文明へ強い警告を発している。 書き出しは意外にも現代のモンタナ州における諸問題からであった。 そういう身近な例から話を始めることで,古今東西を問わず人は皆一緒であり,滅亡した文明というのも決して他人事ではないのだ,ということを強調していた。 平易で読みやすい文章からは,あらゆる民俗文化を尊重して,わけへだてなく接しようとする筆者の物の見方や態度を感じとることができた。 欧米人によって書かれたアジアの非キリスト教文化や未開文化に関する記述には,往々にして彼らの優越感めいた臭みのようなものが見え隠れするのだけど,この筆者の文章の中にはそういうものが一切感じられなかった。 つまり,我々日本人が読んでも, 『コノヒト,ヨクワカッテルネ〜』 と感じられる,実にタメになる一冊であった。
他山の石か教訓か
英語の難易度、ページ数は他のレビュアーが触れているとおり。名詞以外は非常に簡単であり、歴史、科学系の単語が多いのでTOEFL対策に良いと思う。 実際過去にTOEFLで見たalgaeという単語があった。 この本を読む意義は以下の一文に集約されていると思う。 Studies of the fates of past societies may help us unde stand what could happen to societies living in the same a ea today. (one might use knowledge of the past to avoid epeating the same mistake) これを個人のレベルだけでなく、公的機関のレベルで理解され政策に反映されるべきでしょう。 意外に思った箇所はルワンダの状況である。90年代に発生した虐殺は単なる民族紛争だけではないそうだ。大きな農場主が大きくなり、 小作人が土地を手放さなければいけないという格差の拡大が寄与しているという。詳細は是非読んで頂きたい。どこかの国の格差拡大と似ていなくもない。 中国の状況についても解説があるが、特に気になる文章がある。 Ave age lood lead levels in Chinese city-dwelle s a e nea ly dou le the levels conside ed elsewhe e in the wo ld to e dange ously high and to put at isk the mental development of child en. この文章が正しいのであれば中国産の飲み物、食べ物で中国人は健康に生活出来ているのだという開き直りは通用しない。 日本も高度成長期に公害被害者が多かったと思うが、残念ながら教訓は生かされていないようだ。 世界のどこかで起きた事を他山の石とするか、教訓として心に刻み込むか我々が選択することになる。
現代文明に忍び寄る崩壊の予感
前著の"Gun, Ge ms, and Steel"は、人類文明の発展度合いに格差が生じた原因を地域特性や環境をキーに判りやすく説明した大作で、初めて知ったことが多く非常に感銘を受けたが、本著では逆に人類文明の崩壊がテーマとなっている。 前半ではイースター島やバイキングのアイスランド等における過去の文明社会の崩壊の要因が、人類による環境破壊、気候の変化、敵対文明の登場など共通性があることが描かれており、実に興味深い。その一方で、同様の危機に直面しつつも、環境に適応して生き延びた社会の事例も紹介され、その中には徳川幕府による森林保護も含まれており面白い。 後半は一転して現代社会が取り上げられる。環境破壊が大量虐殺につながっているアフリカのルワンダやハイチの状況が描かれ、過去の話と思っていた環境破壊による文明社会の崩壊がとたんに身近に迫ってくるのが怖い。個人的にショッキングであったのは自然豊かな国というイメージのあったオーストラリアの状況だ。 本書により、豊かな生活を享受している先進国の文明社会の基盤が揺らいでいることと、過去の教訓を無駄にすることなく現実を直視して地球環境と共存した生き方に転換する時期に来ていることを実感させられた。大変な労作であり、面白くかつ考えさせられるので、是非一読されることを推薦したい。
文明崩壊ではなく人類崩壊………
手に取るまでにだいぶ迷ったのだが、結局購入してしまった。やはり興味深く読ませてもらった前作「Guns、Ge ms、and Steel」よりも自分が生きている現代に通ずるところが大きいので更に楽しく読ませてもらった。 Diamondは自国アメリカから現代文明が凝縮された代表例として日本よりも面積の大きいモンタナ州を選んで、この力作を開始している。だがモンタナはアメリカであり、先進国の一部である。 次の章からはあのモアイ像で有名なイースター島を初めとする太平洋の諸島の凄惨な歴史を描いている。いろいろ議論の多いところのようだが、Canni alismが実際に存在しなかったとしてもこれらの島々が極度の食糧不足に陥ったことは間違いないようだ。世界の人口が爆発的に増大し、食糧の生産がそれに比例して増大しなかったら『地球島』になってしまうのではないかと考えて、思わず身震いしてしまった。 その後の章では記憶に新しいアフリカでの大量虐殺が単に民族間対立ではなくて地理的、経済的な背景があったことを教えてくれた。また同じ島の中に数々のメジャーリーガーを輩出しているドミニカン共和国とアフリカ以外で最も貧しいとされているハイチがあることもDiamondは見事に対比してくれた。 胸のすく爽快感溢れる作品とは決して評価できないが、費やしたお金と時間に十分報いる力作であり、さまざまな現代の問題を考えさせてくれる作品であると考える。
Opinion
すごい可愛いです。よくできてるし、どこから見てもおもしろい。これは本の域を越えています!!大切にします☆あたしもこんな素晴らしいものが作れるようになりたいです I ecommend- Quest y Gio gio Kostantinos. Excellent estselle
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【くちコミ情報】
楽しい読書
ドライデンは19世紀のひとであるからエリザベス朝の絢爛たる文体を期待される方もおられるかもしれないが、鶴見祐輔の翻訳を参照しながら読むと、実に楽しい読書が可能になる。
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