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| Battle Hymn 1: Farewell to the First Golden Age
B. Clay Moore(著)
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20世紀初頭のアメリカ、ペンシルベニア州に住む少女の目線から、町に住む人々の暮らしと人間模様を丹念に描いた作品。著者のロイス・ローリーは『ふたりの星』『ザ・ギバー 記憶を伝える者』で、2度のニューベリー賞受賞経験を持つ児童文学作家だ。本書は、ローリーが1枚の古い写真から着想を得て、生まれた物語である。当時の田舎町を生き生きとした描写でつづると同時に、少女が覗いた社会のしきたりや残酷さを包み隠さず明かしてみせる。 町医者の娘である主人公ケイティは、あたたかい家族と友だちに恵まれた、利発な少女だ。妹の誕生、水車小屋での火事、父に連れられて垣間見たアサイラム(保護施設)と呼ばれる無気味な建物。そして精神に障害を持っているが、動物好きの心やさしい少年ジェイコブとの交流。さまざまな体験をしながらも、その日常は笑いの絶えない平穏なものであった。そんなときジェイコブが起こしたある事件は、ケイティや町の人たちに深い傷を残すことになる。 ケイティを取り巻く社会は、不平と不条理に満ちている。たとえば、憧れていた隣家の恋人たちの生々しい情事や、メイドに聞かされた、農家では増えすぎた子猫を川に沈めにいくという話。初めて見聞きした大人の世界に、ケイティは戸惑いと不快感をおぼえる。一方、消えかかった子羊の命を必死で救おうとするジェイコブの存在は、大人たちが失ってしまった純粋さの象徴である。無垢な精神を持った少年を描くことにより、読者に向かって「正しいこと」とは何かを痛切に問いかけてくる。(砂塚洋美)
【くちコミ情報】
セピア色の自閉症
この話は、一昔前の少女文学と軽いサスペンスのノリを保ちながらも、今でいう自閉症の少年とその少年を理解できる父娘の心の交流、そしてその少年を取り巻く無理解な社会を描いているとも取れる。ほんの一世代前の日本でも事情は同じだった。 p この本を読むと、自閉症の人達がどう感じ、それに対してどう処したらよいのかが、この父娘より学ぶことが出来る。各小学校に1冊は置いていて欲しい本である。
心にしみる名作
原書を思わせるノスタルジックな美しい装丁に思わず購入。内容も期待を裏切らないものだった。利発な少女ケイティは、小さい時から父親と同じ医者になりたいと夢見る。父親も幼い娘の好奇心を正面から受け止める。そんなケイティは、ある日ジェイコブという少年と出会うが、その家族、あるいは隣人との様々な交流をも含め、ケイティの無垢で率直な思いが実にユーモラスに語られている。それだけに思いがけないラストシーンは忘れがたい。心にしみる名作である。
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【くちコミ情報】
お涙頂戴でない強制収容所のお話
最初、第二次世界大戦中のアメリカの日系人の話と聞いて、またお涙頂戴の悲劇のヒロインの話なのかなと思って、選ぶのをためらったのですが、実際聞いてみたら全然違いました。 やはり日本人作家の書く表面的な強制収容所物語と比べて、机上の論理ではないリアルさがあり、作者の力量と思索の深さの差が歴然としています。たとえば、日本的考え方の卑怯さ・汚さに対して主人公の少女が発する素直な疑問、将来の見えない焦燥感から乱れた生活をしてしまう子どもたち、同じ少数派のはずのネイティブ・アメリカンへの差別意識など、決して単純な被害者でない生身の日系人の姿の描写から、反対にそれでもどん底から這い上がる人たちのエネルギーや創意工夫が輝いて見えてきます。 暗い時代のお話ですが、戦後の日系人の活躍を暗示させるような逞しさと明るさが、全編をつらぬいていて、聞いていてつらくありません。読後感も希望があってすっきりしています。 日本人にとっても、自分とは、自分の文化とは何だろうと考えさせられるとてもよい話です。
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【くちコミ情報】
Impressed!
Iwas just imp essed y the ook. I would like some of the eviewe s to get out of he e. They should e ashamed of themselves.
むしろ、日本敗戦直後、その時朝鮮半島で何が起こったか
South Ko ea du ing the Japanese occupation 朝鮮半島が日本に占領されていた時代 こういう著者の頭の中だけでの造語が次から次に出てくる本だ。 嘘、ハッタリの本はいちいち突っ込みを入れながらの読書となる為 読んでいて疲れる。 英語だからなおさらだ。 「占領」などではなく日本統治時代のことだろう。 1910年当時、世界最貧地帯である朝鮮半島(*1)など、どこの国が好き好んで統治したいなどと 思うだろうか? 自治能力の無い朝鮮人による大韓帝国を そのまま放置しておいたら地政学上における不安定要因になるので 安全保障上、止むを得なく日本が統治していただけの話である。 大韓帝国が財政上の理由から列強諸国に売り渡していた鉱山開発権や港湾整備権を 地道な交渉で取り返したのも日本統治時代だし、 仁川や釜山に存在した列強諸国の租界、治外法権を、日本に存在した租界(外国人居留地) の時と同様、地道な外交交渉で取り返したのも日本統治時代においてである。 国際法にも則ったこの正当な行為を非難するというなら、 まず国際法を非難するってのがスジってもんだろう。 常識的に考えて。 私などからしたら、朝鮮半島を日本が統治するなんてとんでもない!! 清でもロシアでもに任せて朝鮮人が今のチベット人のように民族浄化の対象に なろうがかつてのスターリンの大粛清時代に民族丸ごと中央アジアのほうに強制移住 されようが放っておけばよかったのだとおもうのだが、 日本という国は全く持っておせっかいな国だ。 挙句、逆恨みされる。 救いがない、とつくづく思う。 真摯に歴史を学べば以上のような事実が見えてくるはずなのだが 作者の朝鮮人は被害者意識?に凝り固まり、とにかく日本が気に食わないらしい。 「大国に隣接していることで そちらから吹いてくる政治・経済・軍事・文化の強風にもてあそばれ続けた小国は いずこも同様に少々国民の性根が捻じ曲がってしまう」 という“歴史学的原則”があるのだが、この本の著者はまさに 日本だけでなくロシア、中国、アメリカという大国からの風に翻弄された小国の根性の歪んだ 婆さんなのだろう。 >日本語を使うことを強いられ、さらに日本語の名前で呼ばれた これなども全く歴史的事実とは異なる話だ。 誰も強制などしていないし日本語の名前をつけるよう強制した事実も残っていない。 むしろ朝鮮人が勝手に日本名を名乗って大陸で悪さばかりするので日本政府が困っていたくらいだ。 この本が何の目的で発刊されたのかは知らないが 歴史的な知識の無い子供に読ませるわけにはいかない。 分別のある大人が作者の嘘八百に突っ込みを入れながら読むのが 正しい読み方というものだろう (*1)Angus Maddison著『世界経済の成長史1820〜1992年199カ国を対象とする分析と推計』より。 参考URL http: www.enjoyko ea.jp t s ead.php? oa d_id=phisto y&nid=94182 http: www.enjoyko ea.jp t s ead.php? oa d_id=phisto y&nid=94502&st=w ite _id&sw=tsu uan
また捏造・・・
あきらかになんらかの意図をもった本。生き方を語るふりをした思想本。内容紹介を自体が戦後の捏造を前提にしている。反韓、嫌韓を助長する本。
日本の占領下で、誇りを守り続けた家族
朝鮮半島が日本に占領されていた時代。 朝鮮の言葉も歴史も禁じられ、日本語で日本の歴史を学ぶことを強制された学校。 すでに、ハングルを読める人も少なく、子どもたちは朝鮮の国旗の存在も知らなかった。 そして、戦争の拡大と共に、さらに強まる日本の支配。 日本は、とうとう朝鮮語の名前さえも奪った。 自分達の国を、言葉を、文化を奪い、踏みにじる日本への怒り、 それでも、「日本人」として戦争に巻き込まれていく理不尽さ。 その中で、朝鮮人としての誇りを守り、生き抜いた家族を、Sun-heeとTae-yulの兄妹の視点で語っている。 日本人としては色々と考えるべきことがありすぎて、簡単に感想を述べるのは難しい。 日本人への憎しみが強調されていたりは全くしないところが、余計に複雑だったりする。 でも、ぜひ、知っておきたいことだと思う。
暗い過去が舞台ですが、読書後はすがすがしい気分です。
1940年、日本の占領下にある朝鮮のある一家。10歳の妹sun-heeと13歳の兄tae-yulは、大変な生活を強いられながらも両親と叔父さんの5人で明るく元気に暮らしている。しかし、戦争が日本にとって不利な状況になってきた頃、sun-heeのちょっとした勘違いから大問題が起きる。そして、兄のtae-yulは命をかけて家族を守ろうと決意する。 私達日本人にとって日韓併合は重い現実ですが、物語の主眼は飽くまで2人が前向きに生きる姿に置かれています。題名のKEOKOは、sun-heeの日本名で、おそらくキョウコか、キヨコなのでしょう。子供を持つ親にとって、理不尽な戦争によって小さな胸を痛めるsun-heeの姿は、抱きしめて「だいじょうぶだよ」と言ってあげたくなるほどです。
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【くちコミ情報】
いい話
ではあった。ホロコーストやユダヤ人の話にnoと言うことは後ろめたい気がするものの、率直な感想を言わねばならない。とてもいい話だったが、文学作品としての出来はそこまででもない気がした。 死神がナレーターというと、技巧的になんとなく凝っていて面白そうな感じがするが、必然性がないと思った。特にナレーターを決めずに、普通の小説のように書いてもぜんぜんいい気がした。 作品は、戦争の終了と共に作品は終わるが、その後も少し知りたいと思った。 とはいえ、作者のディテール描写などは良かったのだと思う。作品を読んでいて、主人公が住む通りが目に見えるような感を覚えた。
涙が止まりません!
数え切れないほどの人の死に関わってきた死神が持っていた宝物は、戦時中のミュンヘン郊外に疎開してきた少女リーゼルの書いた本だった。その本にはリーゼルの暖かくて切ない14歳までの人生がつづられていた。クライマックスはもう涙が止まらない。マーカス・ズーサックの最高傑作。 何もかもが完成している感動作でした。第二次世界大戦のときにナチス下のドイツに住んでいるリーゼルのお話を皮肉だけど、やさしい「死神(Death)」が語ります。Deathの語りがユニークでとても深くて印象的。登場人物たちは一人ひとり強い個性があって、好感が持てる人々ばかりです。話の展開は達人の技って感じでした。最後のクライマックスの一部を真ん中の方で明かしてみるところが素晴らしかったです。結末が分かってしまうのはつまらない、思うかもしれませんが、それが逆にサスペンスにつながって私はハラハラして読んでいました。描写がとても丁寧で、具体的に細かいところまでシーンが頭の中に浮かびます。そして、何よりも感動のラストです。涙が止まりませんでした!!本を読んではじめてこんなに泣きました!!最後の章とエピローグはラヴェル作曲、「亡き王女のためのパヴァーヌ」をBGMとしてかけながら読むとさらに盛り上がります。The Book Thiefは世界中の読者全員に読んで欲しい最高の一冊です。
1時間、涙が止まらない!
死神が語るマーカス・ズーサックの革新的な新作、The Book Thief。主人公はリーゼル・メミンジャー、ナチスドイツ時代のミュンヘン郊外に住む物を盗むことで何とか生活している少女。ある日、そんなリーゼルがある本と出合う。そのうちリーゼルは本を手に入れるためにナチスが燃やしそこなった本、市長婦人の図書館の本など、本があるとそれを盗むようになる。アコーディオン弾きの養父の助けを得て彼女は読むことを学ぶ。そして、リーゼルは盗んだ本を、あるときは、家の地下室に身を潜めているユダヤ人の男性、空襲のときは、近所の人々に読んで聞かせる。I Am the Messenge で数々の賞を受賞したマーカス・ズーサックの「魂を養う本の力」をテーマにした忘れがたい一冊。 最高傑作!!10点あげたいぐらいです!!!!何もかもが完成している感動作でした。第二次世界大戦のときにナチス下のドイツに住んでいるリーゼルのお話を皮肉だけど、やさしい「死神(Death)」が語ります。Deathの語りがユニークでとても深くて印象的でした。登場人物たちは一人ひとり強い個性があって、好感が持てる人々ばかりです。話の展開は達人の技って感じでした。最後のクライマックスの一部を真ん中の方で明かしてみるところが素晴らしかったです。結末が分かってしまうのはつまらない、思うかもしれませんが、それが逆にサスペンスにつながって私はハラハラして読んでいました。描写がとても丁寧で、具体的に細かいところまでシーンが頭の中に浮かびます。そして私がこの本にプラス5点あげたい理由は感動のラストです。1時間涙が止まりませんでした!!本を読んではじめてこんなに泣きました!!最後の章とエピローグはラヴェル作曲、「亡き王女のためのパヴァーヌ」をBGMとしてかけながら読むとさらに盛り上がります。The Book Thiefは世界中の読者全員に読んで欲しい最高の一冊です。
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新しい生活に期待で胸をふくらませ、おしゃべりな赤毛の孤児アンが、マシュー・カスバートに連れられてグリーン・ゲイブルズへやってきた。そんなアンにマシューの妹マリラは言う。「わたしたちが頼んだのは男の子なんだよ。女の子など農作業には役に立たないからね」。だが、ほどなくカスバート家の兄妹は、アンのいない生活など考えられなくなってしまう――孤児を引き取ることを決めた本来の理由とは別の理由で。ピクニックに行きたいばかりに、マリラのアメジストのブローチをなくしたことを(実は無関係だったのに)『告白』したり、大嫌いな赤毛をあやまって緑色に染めてしまうアン。マリラはマシューにこんなふうに言う――「確かなことが一つだけあるよ。アンのいない家はきっと退屈にちがいないってことさ」。 当然、アンが活躍する本が退屈なはずがない。本書は、L・M・モンゴメリー作品のはつらつとしたヒロインを小さな子どもたちにも知ってもらうために、名作『Anne of Green Gables』(邦題『赤毛のアン』)が絵本になったもの。ページ数の限られた絵本であるがゆえに、アンのにぎにぎしくも痛快な冒険をすべて紹介するわけにはいかないが、児童文学においてもっともたくましく、そしてかわいらしい主人公アンのさわやかさをしっかりとららえている。もし、本書で満足できなかったら――そのときは、オリジナル・シリーズに挑戦すればいい! イラストレーターのエレン・ベイアーが、グリーン・ゲイブルズ周辺の美しさと、元気いっぱいのアンを鮮やかなタッチで描いている。(5-8才向け)(Emilie Coulter, Amazon.com)
【くちコミ情報】
とりあえず新しい翻訳は評価できる
いろいろな人の翻訳があるほうが選択できていいので、それだけで評価します。
cricketsは、コオロギか
誤訳とは言い切れないが、「もたつき訳」が、多く見られます。一例をあげれば原文 Tommy Sloane let his team of c ikets escape him altogethe while he sta ted open-mouthed as ta leau. を松本さんは、こう訳しています。 「そして、トミー・スローンはこの大活劇にあんぐりと口をあけたままぽかんとしてしまい、コウロギ隊の一同がちりぢりに逃げた。」 これは、コウロギと訳すより、コウロギが跳ねて飛び散るように逃げたのですから、 「悪ガキの仲間は、一目散に逃げ出した。」とでも訳すべきところです。 本書は、受験参考書のように原文を読むための参照訳にすぎない。 残念ながら、日本語として読むと摩訶不思議な表現が多く見られます。
注によるネタバレに注意
この版の最大の特徴は「訳者によるノート−−『赤毛のアン』の秘密−−」と題する、詳しい注釈が巻末に付いていることである。これは引用句の出典などを解説したたいへん素晴しい注である。 ただし、初めて『赤毛のアン』を読む人にはお薦めできないかも。というのは注の中にネタバレがかなり仕込まれているのだ。物語序盤に付された注で「○○が○○と結婚する」とか、「○○章で○○が死ぬ」とかが、あらかじめわかってしまうので要注意。
単なる子供文学としてではなく
言わずもがな「赤毛のアン」である。やはり英文学は英語で読むのが一番だろう。この物語ほど全世界で万人に愛され続ける物語も珍しいだろう。少女の夢がある。その少女に託した年老いた姉弟の夢がある。それが、プリンス・エドワード島の美しい自然の中で、大切に育まれていく姿は、読者に希望と愛を与えてくれるだろう。心温まる「赤毛のアン」の世界にいつまでも浸っていたい。
親の成長
孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。 カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。 少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。 あしながおじさん、少女バレアナ(ポリアンナ)、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。 その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。 ps. 原文はWEBにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。 翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。 文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。
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黄熱病の大流行を生き抜いた少女
1793年夏、フィラデルフィア。 当時アメリカの首都だったこの都市は、5万人の人口を抱え、更に発展を続けていた。 Matildaは、コーヒー・ハウスを経営する母親と、元軍人の祖父と3人で、父親はいないながらも、比較的豊かな生活を送っていた。 暑い日が続く8月のはじめ、コーヒー・ハウスに雇われていたいた少女が、原因不明の熱病でたった一夜のうちに急逝してしまう。 そして、それから数日のうちに、町では死を告げる教会の鐘が鳴り止まないほど、死者が続出するようになった。 それが、フィラデルフィアの町を震撼させる黄熱病の流行の始まりだった。 Matildaの物語自体はフィクションなんだけど、 ひと夏の内に、5万人の人口の10パーセントが亡くなったと言う、1973年フィラデルフィアでの黄熱病の大流行は史実。 当時の町の人たちの病気と身分階級に対する意識や、パニックの様子、 そのパニックの中で起きた悲劇や、むき出しになった人間の残酷さ、 その中で必死で病人を救おうとした医師やアフリカ系アメリカ人の団体など、史実に基づいた描写がすごく興味深かった。
原書に挑戦しようかなと思っている方へ
feve というのは、黄熱病のことです。1793年にアメリカ、フィラデルフィアで大流行したときのはなしです。でも、ノンフィクションではありません。語り手は少女で、この女の子の成長物語なので、児童書に分類されるのでしょう。おとながいわゆる成長物語を読むと、なんだか居心地悪いような恥ずかしいような感じがするのは私だけでしょうか。でも、この本に描かれている圧倒的な事実が居心地の悪さを払拭してくれます。 p イギリスから独立して間もない頃の1793年の夏は異常に暑かった。この暑さの中で黄熱病が発生しあっという間に町中に広がります。主人公の少女の周りでも感染者が出て、彼女の生活は激変し、否応なく自立することになるのです。彼女のたくましさから読者は勇気をもらいます。 p 英語は大変読みやすく、特に構文がシンプルなので返り読みしたくならずにぐんぐんよめました。主人公の目の前で様子がおかしくなって発病していく描写はスリラーでもあり、先が気になってどんどん読んでしまいました。
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