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少し奇妙で怖い世界を描く短編集
ブラッドベリの初期の短編集で19の短編が収録されている。表題のOcto e Count yについては冒頭で説明があり、その国はいつも年の後半で、岡や川は霧に包まれ、昼間は短く黄昏の時間が長くて真夜中が続き、秋に染まった人々が暮らしており、雨の様な足音で夜中に通り過ぎるそうだ。 原文を下手な日本語に訳したのでよく意味がわからないと思うが、とにかくこの短編集で描かれるのは何れも奇妙な人々で、結構怖い話が多い。正直言って、2話目のThe Next In Lineでもう読むのをやめようかと思ったが、4話目のSkeleton辺りからだんだんこの不思議な世界にはまっていき、結局最後まで読み終えてしまった。 心温まるような話は殆どなく、怖かったり、気持ち悪かったり、物悲しくなったりする話が殆どであるが不思議な魅力を持った短編集だと思います。
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【Amazon.co.jp】
日本語版が待望されながら、刊行までにこれほど時間がかかった作品も珍しい。最初の作品がアメリカで発表されたのは1969年のこと。その後、何回かの改定を経て、1978年に米ダブルディ社から刊行されたが、この時点で「あまりにも長くて、新人の小説としては高くなりすぎる」という出版社側の意向で、キング自身の手で大幅に削除されることになる。その12年後の1990年に同社から、削除した部分を追加した「完全版」が発売された。その後、テレビドラマ化され、日本でも放映されたので、テレビかビデオで見た日本のファンもいるかもしれない。 舞台はアメリカ全土。超悪性のウィルスにより、死者が続出する。このウィルス、死亡率が99%というだけでなく、空気を通して、ごく短時間で感染するのだ。ちょっと風邪ぎみかなと咳き込んだその日のうちに死に至る者も少なくなく、全米でほとんどの人が死に絶えてしまう。しかし、中には感染者や死者と接しているにもかかわらず、生き残る者もいた…。 完全無削除版というだけあって、そのボリュームは半端ではない。上下巻に分かれてはいるものの、上巻だけでも約800ページもある。それでいながら、ぎっしり詰まった膨大な量の言葉が紡ぎ出すキングの世界に、読む手を休めることができない。日常的な場面からいつの間にか非日常的な世界へ引き込まれていく、そんなキングの手法が本作品でも生きていて、「なぜ?」の答えを知りたいがために次々とページをめくってしまう。ウィルスに感染する状態を「感染」という言葉を使わないで状況描写で表現してしまうところがキングの筆力なのだろう。周囲で「ごほっ」と咳の音がするだけで恐怖が押しよせてくる。どこまで読んだら、答えに気づくか。それはキングが読者に突きつける挑戦かもしれない。一気に上巻を読んでしまうと、下巻に手を出さずにはいられなくなる。(つちだみき)
【くちコミ情報】
キング究極の傑作
風邪のような症状が出てやがて死に至るというウィルスが世界中に蔓延し全人類が死滅寸前になるというストーリーは、小松左京の「復活の日」と同じ設定。僅かに生き残った人々が他に生き残った人間を探し回るという設定も、同じく小松左京の「こちらニッポン」を思い起こす。人類が滅亡していく世界というSF小説的なアプローチでこの物語は始まるが、キングはモダン・ホラー作家としてのスタンスなので、やはり超自然現象をベースにした物語をその後展開させていく。世界の他の国はどのような状況になっているかは一切描かず、アメリカのみに限定して、それも街の一般の人々がこの物語の主役となっていく。一般的なSF小説のように世界に蔓延した致死ウィルスに対する国家首脳部の対策や専門科学者の分析等の描写は一切出てこない。軍部施設の関係者の慌てぶりが最初の方で描かれるだけ。まあ、キングにSF小説的展開など誰も期待はしないけど。 つまりアメリカの田舎町のおっさん、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃんなどの一般人が死滅した世界で壮絶な体験をしながらもプロミス・ランドを探していく。大雑把に言えばそういったストーリー展開になる。とにかく生き残った人にとっては、普段普通に暮らしていた日常生活がいきなり中断してしまうのだ。自分以外の親類はバタバタ死んでいく。友人も。今まで往診してくれた医者も死んだのか来なくなる。街へ出ても他人は皆死んでいる。そのうち電気も止まり家の電化製品は使えなくなる。生きている他者を求めて旅にでる。道路にゴロゴロと転がっている人の死骸を跨ぎながら。 多数の様々な登場人物が出てくるが、ひとりひとりのその人生についても執拗に書き込むキングの筆致がいつにも増して凄く圧倒的だ。 究極の極限状況の中でも人は生きていかなければならない。人間社会をもう一度形成していく術を探っていく。生きていく意味を自分に問いかける。
これ怖かった
ペーパーバックでこの本を買ったときにその分厚さにまず驚いた。私はスティーヴンキング作品では、初期の頃のデッドゾーン、ファイアスターター、シャイニング、といった古典的な幽霊・吸血鬼・超能力物が好きなのだが(最近のは読んでない。ITでもう無理だと思った)、この本も怖かった。ギャッと叫んで本を壁に投げつけたこともある。最後のデビルマン的な結末にも衝撃を受けた。
このボリュームを飽きさせず読ませる筆力は圧巻
The Standは、Kingファンの間で特に人気の高い作品です。ホラー色は強くありません。 p 非常にボリュームがあり、Kingが最も長い歳月(第一草稿だけで16ヶ月)かけて書き上げた長編小説です。Kingは行き当たりばったりで話を作っていくタイプの小説家ですが、The Standでは途中で話をどうまとめればよいか分からなくなり、かなり悩んだようです。また、Kingによると、「暴力による解決は人間の本性と不可分である」というのが、この小説のテーマなのだそうです(詳しくはKingの著書”On W iting” p.238-248参照)。 p ストーリー自体はシンプルで、要約すると(以下ネタバレ含む)「殺人ウィルスの蔓延で人類が殆ど死滅 → 善人と悪人が集落を形成 → 集落同士の対立が発生 → 片方が勝利→ ??」。たったこれだけの話です。また、この本のストーリーにおける善と悪の対立では、聖書(とくにヨハネの黙示録)が意識されているようで、聖書に馴染みのない人にはピンと来にくいかもしれません。人によってやや評価の分かれる小説でしょう。 p しかし、Kingの他の作品同様、人物描写の細かさは圧巻です。それだけでも読者に最後まで飽きずに読ませてしまう力があるのだから、King恐るべし、です。 p また、Kingの文章表現力も素晴らしい。以下は、特に私のお気に入りの部分です(Flaggを血餅や骨片に喩えてしまうところが凄い)。 The count y would come alive in all its glo ious possi ilities, a ody politic with its netwo k of oads em edded in its skin like ma velous capilla ies, eady to take him, the da k speck of fo eign matte , anywhe e o eve ywhe e -- hea t, live , lights, ain. He was a clot looking fo a place to happen, a splinte of one hunting a soft o gan to punctu e, a lonely lunatic cell looking fo a mate -- they would set up housekeeping and aise themselves a cozy little malignant tumo .
な、長い・・・
キングの初期の作品だそうで、当時の編集者から長過ぎる!と指摘され、発表当時は枝葉部分がカットされたものの、日本でも無削除・完全版が発表されました。 伝染病で人々がほぼ死に絶えた米国で生き残った人々が善と悪に分かれて戦うというストーリーですが、やっぱ長い!ペーパーバックで1140ページですので、普通の2~3冊分あります(邦訳は妙に薄いのが5冊セットです)。 キングにはローラーコースター的に息もつかせぬ展開で一気に読ませる作品もありますが、本作は執拗なまでに細部を書き込み盛り上げていくという部類に属しています。但し、基本のテーマが「善と悪」、「神と悪魔」と宗教色が強く、イマイチ日本人には自分自身の問題としてイメージし辛いのと、コダワリのディテールもやや分り辛い為、なかなか感情移入が出来ません。 p 1140ページ近く読み進んだその挙句に待ち受ける結末は、余りにもあっさりとした、タネも仕掛けもない「直球勝負」(?)です。その衝撃に感動して涙する人もいるでしょうが、私はと言うと・・・、ドッと疲れました。
マザー アバガイルのように年をとりたい!
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【くちコミ情報】
これは必読です!
キングの作品は、聞き慣れない単語やスラングが多く使ってあり、最初のうちは少々難しく思うのですが、読み進んでいくうちにストリーのおもしろさにひきこまれて、キングの世界にはまってしまいます。彼の作品は何冊か読みましたが、Sec et Window, Sec et Ga den はその中でもいちおしの作品です。話の流れも、意外な展開もこの本に含まれている作品の中では一番光っていると思います。
物語るキング
健在。四篇それぞれに味わえるキングの世界です。 p 『ランゴリアーズ』『図書館警察』などは各々邦訳の文庫もあります。前者はTV映画にもなりました。このペーパーバックの購入目的はやはり表紙にもなっているJohnny Depp 主演でこの10月公開の第2篇“SECRET WINDOW, SECRET GARDEN” でしょう。 p 出だしの第一文から引き込まれること間違いありません。多少知らない単語があろうと、構文が分からなかろうと、この筆の力は言語を超越しています。毎度の事ながら見事というほかありません。 p ストーリー展開はどちらかと言えばストレートすぎる感じで、結末の内容自体は(殊にミステリを読みつけている方には)そう驚くものではないかもしれません。ところがこの作品の最も面白いのはその後なのです。 p 他の部分はともかくこの、まさに‘これがキング’ともいうべきエピローグをどうやって映像化しているのか、それを確かめるべく必ず映画館に足を運ぼうと思っています。
映画に期待
アメリカなどでは3月12日に公開される、Johnny Depp主演の映画「sec et window」。昨年公開の「Pi ates of the Ca i ean」以来、さらに注目を集めているDeppだけに、この映画も期待が高まっている様子。 その「sec et window」の原作である「sec et window, sec et ga den」がこの本書に収められています。本書はとても分厚いので、私は収められている全作品を読もうと思うと精神的につらいと思い(笑)、予告編でなんとなく流れを知っていた「sec et window」を読破しました。chapte で約50にもおよびますが、その長さを感じさせない展開は素晴らしいです。難解な表現はそれほど多くなく、展開もダラダラしたところが全くないので、長編に苦手意識を持っている方にもお勧めです。 作品中の人物の行動、表情に対する表現がすばらしく、映画でどう再現されているのか楽しみです。
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【くちコミ情報】
あの作家のあのシリーズに似てるけど . . .
シリーズ第3作目です。前作2つを読んでいないと理解しづらい作品です。"Dead until Da k"と"Living Dead in Dallas"を先にお読みになるのをお勧めします。簡単に言うと、Lau ell K. HamiltonのAnita Blakeシリーズをもっと穏やかにして、コメディー要素を加えたものだとお考えください。前作の2つよりも暴力シーンが過激になってきていますが、それでもまだまだ穏やかなものです。ホラーが苦手な方でも楽しめる程度です。 p 主人公は超自然能力を備えた若い女性、テレパスです。その他の主な登場人物はバンパイアとシェイプシフター。舞台はバンパイアが市民権を得た仮想世界のアメリカです。大変短いタイムスパンで次から次へと問題が起こり、物語は主人公の一人称で語られていきます。テーマは穏やかながら流血とセックス。片田舎に住んでいる善良なテレパスの主人公がバンパイアと係わり合いになったばかりにいろいろな事件に巻き込まれ、ついに自分の中でのモラルと折り合いがつきにくい状態になってきました。Ms HamiltonのAnita Blakeシリーズと酷似しています。 似ているのですが、この3作目では細かい設定がもう少し明らかになり、Ms Hamiltonのシリーズと違う点がいくつかはっきりしました。まず主な登場人物である主人公の恋人とそのボスのバンパイアの2人は中間管理職あたりで、その上にMs Hamilton流にいうとmaste of the cityにあたるkingとqueenが存在しています。またシフターが多く登場しますが、バンパイアとは直接の上下関係がありません。シフターの社会構造もなかなか面白い設定に作られています。また主人公は経済的な問題を抱えています。 p 以上のようにオリジナリティーも出てきたのですが、恋人との中が破局に向かいそうで、かわりに恋人のボスと急接近、また新しく登場したシフターとの仲もややこしいことになっていたり、悪者が死んでいくのを自分の中でどう折り合いをつけるかで悩んでおり、まだまだMs Hamiltonの作品と重なる部分があります。先にも触れましたが、暴力シーンも過激になってきています。 この作品では事件をひとつに絞りそれから派生する出来事を速いテンポで進めておりますので、滑らかに読み進めることができます。今までの3作品の中では一番のできではないかと思います。 p バンパイアが社会的に認められるようになった過程がこの作品では説明されており、ストーリー自体とは関係ないのですが、ニューヨークのテロとイラク戦争の世界情勢を踏まえて考えてみるとなかなか興味深いものがあります。イラク戦争で自由と正義の国のアメリカに協賛する国々はバンパイアを認め、アメリカの政策に賛同しなかったドイツとフランスはバンパイアを認めなかった国としてあげられています。またボスニアも同様にあつかわれており、シリアとアフガンにいたってはかなり強硬に弾圧したとされています。2003年4月に発行された作品です。当時のアメリカの世論を反映しているのでしょう。
どうした、ヒーロー!?
南部ヴァンパイアミステリー第3段は、衝撃の幕開けから。 なんとヒーローが失踪します!そして、ヒロインに告げられた残酷な言葉「あいつは君と別れるつもりだ」 ヒーロー捜索の末、彼女が知った真実とは一体!? p 今回もヒロインは災難続き。そしてヒーローはいいところなしです。 p 代わりといっては何ですが、彼のボスが大活躍(?)し、株を大いに上げています。ヒーローの座を巡り、下克上が起きるのも間近か? 主役カップルの行く末にヤキモキしつつ、次の巻を待てというところでしょう。
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どうしちゃったの
世界中のファンの間で問題になっている最近のAnita Blakeシリーズ。初期の頃とは別物みたいです…。 何もかもがセックスに結びついており、強引にそういったシーンを作っている感じがします。 そのためか事件自体の解決もひどいです。新しい登場人物は相変わらず増え続けていますが、今までの登場人物ですら上手く動いていない気がします。 Anita自身が動き回ることが少なくなったせいでしょうか(動けないといいますか…)。We e-animalの方はMicahが動き回って解決させていってるようで、Anitaの出番はありません。Anitaの性生活のせいで友人たち(人間)との関係が気まずくなり、以前ほど警察での事件でも動けなくなっています。 今回はAnitaを中心にまた別のpowe t iumvi atesが形成されます。史上最強の生物のようになってきたAnitaですが、同時に悪影響も出てきます。魔力?といった力は大きくなってきたのですがいまいち使えていない印象を受けます。 ページが多いのに話が中途半端な感じがします。銃を使うことも少なくなってきており、以前のハードボイルドなAnitaが懐かしいです。
ダークファンタジー、それともエロティカ?
シリーズ12作目です。10作目の"Na cissus in Chains"以来作風が変わったと感じておりましたが、これはヴァンパイアハンターとして始まったダークファンタジーとは大きくかけ離れたエロティカです。 ミステリー・スリラーの要素もセックスシーン(山ほどあります)の間のつなぎとして用いられているだけと感じました。前作の最後で示唆されていた新たなる脅威にはまったく触れられておりません。あれは一体なんだったの?と言う感じです。 昔ながらのAnita Blakeシリーズのフアンにとってはがっかりという内容です。このシリーズはこれからどの方向に進んでいくのでしょう。Ms Hamilton自身どのジャンルを書きたいのか決めかねていらっしゃるのでしょうか。それとも、出版社・編集からの圧力でしょうか。 リチャードの扱いが若干好意的になったと感じました。またナサニエルについても多く語られています。この2人のファンの方にとっては朗報です。
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驚きの駄作、失望します
前作のシンプルプランと比較することが出来ないくらいの駄作である。 構成、登場人物は、前作を髣髴とさせる、シンプルさがあるが、設定された内容に、かなり無理があり、単なるB級ホラー映画と同じレベルである。この内容に、スティーブン キングが賞賛を送った旨、日本語訳の文庫には書いてあるが、はなはだ疑問です。13年間も構成を暖めていたとの、触れ込みで出版された本書であるが、読まないほうが懸命です。
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