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カスタマーレビュー数:2
【くちコミ情報】
どうしちゃったの
世界中のファンの間で問題になっている最近のAnita Blakeシリーズ。初期の頃とは別物みたいです…。 何もかもがセックスに結びついており、強引にそういったシーンを作っている感じがします。 そのためか事件自体の解決もひどいです。新しい登場人物は相変わらず増え続けていますが、今までの登場人物ですら上手く動いていない気がします。 Anita自身が動き回ることが少なくなったせいでしょうか(動けないといいますか…)。We e-animalの方はMicahが動き回って解決させていってるようで、Anitaの出番はありません。Anitaの性生活のせいで友人たち(人間)との関係が気まずくなり、以前ほど警察での事件でも動けなくなっています。 今回はAnitaを中心にまた別のpowe t iumvi atesが形成されます。史上最強の生物のようになってきたAnitaですが、同時に悪影響も出てきます。魔力?といった力は大きくなってきたのですがいまいち使えていない印象を受けます。 ページが多いのに話が中途半端な感じがします。銃を使うことも少なくなってきており、以前のハードボイルドなAnitaが懐かしいです。
ダークファンタジー、それともエロティカ?
シリーズ12作目です。10作目の"Na cissus in Chains"以来作風が変わったと感じておりましたが、これはヴァンパイアハンターとして始まったダークファンタジーとは大きくかけ離れたエロティカです。 ミステリー・スリラーの要素もセックスシーン(山ほどあります)の間のつなぎとして用いられているだけと感じました。前作の最後で示唆されていた新たなる脅威にはまったく触れられておりません。あれは一体なんだったの?と言う感じです。 昔ながらのAnita Blakeシリーズのフアンにとってはがっかりという内容です。このシリーズはこれからどの方向に進んでいくのでしょう。Ms Hamilton自身どのジャンルを書きたいのか決めかねていらっしゃるのでしょうか。それとも、出版社・編集からの圧力でしょうか。 リチャードの扱いが若干好意的になったと感じました。またナサニエルについても多く語られています。この2人のファンの方にとっては朗報です。
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【くちコミ情報】
コメディーです。クーンツの実験作。
皮肉でもなんでもなくて、実際にこれはコメディーに類するものといってよいと思います。 クーンツ本人がかいていますが、暗いホラー以外のものを書きたくなって試みたものとのことです。 前半部分は普通にシリアスなホラーですが、主人公がこの物語のヒロインに再会するあたりから、 はちゃめちゃ度が加速して、なんでもありのコメディと化し、真剣さはどんどんなくなっていきます。 でも、本当に面白いのは、そこからで、実際のところ前半のシリアスな部分は、途中で読むのを やめようかと思うくらい、平凡なホラーの域を出ていませんでした。後半は、これでもかという くらいコメディ的な怒涛の展開に、(ホラーだと思って読んでいるにもかかわらず)笑いが止まりませんでした。 書籍紹介にはそういった内容はありませんので、なかなかのっていけませんでした。 ペーパーバックの裏表紙含め、書籍の宣伝文句というのは当てにならないものです。 期待した内容は見事に裏切られましたが、拾い物だったと思います。
ハードカバーは無いのです
この本はハードカバーでは出版されることなく、いきなりペーパーバックで出た珍しい本です。作者曰く、短すぎて、ハードカバーで出す必要をかんじなかったとか・・・ですから、内容も薄いとおもいましたが、読んでみるとあら面白い。はじまりの、ラジオから聞こえる奇妙な声、そして、最後の追いかけっこまで、映画のような雰囲気をもっていて、まさにアクション!!お勧めです。
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【くちコミ情報】
アホ訳
全体を通して、誤訳、偽訳、ゴマカシ訳の嵐。英語を全く理解していない低能極まりないボンクラによる拙訳。読みたければ、原書を読もう。こんな馬鹿げた翻訳を読んではいけない。
この本を好きな方へ。
ディーン・R・クーンツの『ファントム』を読んでもらいたい。 そして、どちらが先か確認してもらいたい。 他のキング作品は大好きですが、これはちょっと・・・。
S.キング作品のマイ・ベスト
S.キングのファンで長編・短編ほぼすべて読んでいます。その中でも一番好きなのがこの「イット」。出版されてから20年ほど経ちますが、この20年間、何度となく読み返し、表紙が破けてくるとまた買い換えるということを繰り返しています。 少年時代と大人の時代が交互に描かれているわけですが、少年時代は「スタンド・バイ・ミー」のようなノスタルジックな雰囲気、大人の時代はストレートなホラータッチで描かれています。また、文章がキングの小説の中でも一番勢いがある感じがします。自分のスタイルに自信を持った作家が思いっきり書いているような印象を受けます。キングが一番輝いていたのは80年代だったと思いますし、その中で一番中核をなす作品だと思います。 本を手に取ったらその厚さに驚くかもしれませんが、まったく飽きない作品です。楽しんでください。
子供の恐怖を具現化する“It”
初めは「なんでピエロ?」と思ったが、実際は深い。子供の恐れる心を具現化し、その姿となって襲う。大人はもはやそのような存在など信じられないから、“It”を見ることすらできない。そして、不可解な子供の死や失踪も、勝手にそれらしい解釈を付け加えて、よしとしてしまう。それでは説明のつかないことがわかっていても。。。もし、それを認めてしまうと自分の信じてきたものが揺らいでしまうから。 これは映画にもなっているが、この話を2時間程度に凝縮すると、とんでもなく薄っぺらい話になる恐れがある。だから僕は見ていない。
共感してしまう恐怖
小説に子供が出てくると少年期の優しい思い出〜……と、 なりがちですが、思い出したくない残酷な感情がタップリ詰まってます。 文化圏の違う場所で生まれた作品なのに、 「そういえばそんな感じだった!」と思ってしまう場面ばかり。不思議です。 これは、子供のとき感じた「原始的な恐怖」を キングが見事に描ききっているからだと思います。 アメリカだろうが、日本だろうが、中国だろうが、ヨーロッパだろうが 関係なく「IT」は子供の時に居ました。 そしてどれだけ「IT」が怖かったか。 読んでる途中で思い出せるでしょう。
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カスタマーレビュー数:1
【くちコミ情報】
Anita Blakeシリーズ第5作
ストーリーはレヴューをご覧ください。 Anita Blakeシリーズはヴァンパイアものに分類されますが、Anitaの本職のAnimato としての話が主題です。 非現実世界で死者をゾンビーとしてよみがえらせることを仕事としているAnitaは業界トップの腕前です。 p 今回はJean-ClaudeもRicha dもほとんど出てきません。3人の関係に注目している方にとっては物足りないかもしれませんが、この作品は後々Maste Nec omance となるAnitaの力をまざまざと示しております。 他の作品に比べると前作からの登場人物が少ないので、単独で読んでも楽しめるでしょう。
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【くちコミ情報】
気分爽快
高校程度の英語力で、楽しみながら読み進めることができます。友情。誠実。人間の楽しみとはなんだろう。様々なことを学べます Also ead an 極度なスリラー Tino Geo giou--The Fates.
ハードボイルドとホラーとサスペンスと犬が好きな人に
スティーヴン・キングやマキャモンと並ぶミステリーやホラー界の巨匠 ディーン・R・クーンツの代表作のひとつです。 これまでに、何度か映画化されたほど、人気の高い作品で、 ボクがクーンツを知ったのも、この作品のおかげです。 ストーリーは、過去を引きずるある男トラヴィスが、 一匹の傷ついた犬を偶然助けたことから始まります。 アインシュタインと名づけられたこのゴールデン・レトリーバー。 信じられないほど頭がよく、トラヴィスの心の隙間を埋めていき、 過去の傷までも癒してくれるようになります。 その過程がとても愛情あふれる表現でなされていて、 筆者自身が、とても犬好きなんだなぁと、筆者に対する好感度もあがります。 ちなみに、ボクが飼う犬をゴールデン・レトリーバーにしたのも、 この作品の影響です。(ウチのは、こんなにかしこくなくて、ガッカリですが^^;) さて、物語が転がりだすのは、アインシュタインが傷ついていたワケに迫るところから。 トラヴィスの心の支えにもなっていった彼は、それでいていつも何かに怯えていました。 何かに追われているかのように。 幽霊や宇宙人のような『超常的』な存在は出てきませんが、 『超常的』な展開へと転がっていくにつれ、 現実の世界に直結した恐怖を呼び起こしてくれました。 恐怖は、すぐそこに転がっているのかも知れません。 ホラーやサスペンスが好きな人には、是非読んでほしい1冊です。
もっと早く読むべきだった
Dean Koontzの名前は聞いていましたが,なんとなく難しそうで避けていました。しかし,読み始めると昔読んだBest Selle 作家と同じ。一気に物語に入り,ドキドキハラハラしながら最後まで読めました。素直な英語と中だるみのない展開。Dean Koontzの人気の秘密がわかりました。食わず嫌いでなく,もっと早くに手をつけておくべきでした。
ハードボイルド
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犬を飼っている方は必読です!
この本は、私が初めて読んだクーンツの作品です。この本で著者のファンになり、以降もいろいろと読んでいますが、やっぱり「Watche s」が最高! 犬を飼っている人も飼っていない人も、モダンホラーが初めてな人も、涙なくしては読めません。 クーンツ定番のハッピーエンドなラストですが、「Watche s」はちょっと違う。切ないです。
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【くちコミ情報】
内容充実
レベル4ということもあり、各チャプターにおいて、 割と詳しい描写があるので、内容が充実している印象を受ける。 ドリアン・グレイは、いつまでも若さを保っている。 その一方で、彼の肖像画は変化していく。そのことの本質に 気付かずに心をますます病んで醜くなっていくグレイ。 面白い内容で名作でもあるため、一読の価値がある。
英国ビクトリア時代の名作
娘がロンドンの高校で英国ビクトリア時代の代表的小説を読むクラスを取っていた時に読んだ1冊がこの作品。名作として知られているし、親として、娘が学校でどんな本を読んでいるのか興味を持ち、手にしてみた。 大変な美文調。そして、ものすごく劇的な展開。100年以上前に書かれた作品なのに、今もなお人の心に訴えるところがあるのは、人間の心理を突いた主題だからだろうか。 作品の中に流れる貴族社会の香りとデカダンスには、勿論違和感を感じるが、ロンドンに住んでいる自分にとって、19世紀終わり頃のイギリス社会を彷彿させるので、とても興味深い。この作品の中に出てくるロンドンの通りの名前やクラブ、公園も今も残っている。イギリス社会の伝統と奥深さを垣間見たような気がする。 しかし、正直、英語は難解だった。とても思索的、抽象的な文章が多く、自分がその意味を十分掴めたか疑問がある。もっと理解が進んでいたら、星5つの評価なのかも知れない。
値段は少し高めですが、かなり充実しています
この非常に有名な物語の中で、ドリアンの賛美者であるLo d Ha yという人は、ドリアンが婚約をしたという情報が入った際に、興味深いことを言う。即ち、結婚すると人は自分を抑制するようになるが、そういう人には面白みがない、と。ドリアンは結局婚約を破棄し、彼の美しさと魅力を保ち続け、思いのままに毎日を送る。だが、その対価としての孤独と重荷を背負い続ける。 p この小説は短編~中編の部類にあたるのだろうが、非常に多岐な魅力に富んでいる。まず、上に書いたような一人の人間の運命の変遷を追うスリル、構成、会話のウィット、重厚なベルベットのカーテンに窓が覆われ一度もその窓はあけられたことがない、そうした部屋にいるかのような感覚、ミステリー小説の様なサスペンス…。ワイルドをデカダンの作家だと勝手な偏見をもって敬遠してきたのだが、この一冊で私は彼の虜となった。 p これまでのカスタマーレビューにも書かれているように、この本には1891年版と1890年版が収められている。同時に、この本の研究論文、更にはワイルドの"The C itic as A tist"の抜粋もついていて、ワイルド並びに"The pictu e of Do ian G ay"を深く知りたい、研究しているといった方にはまさにお薦めの一冊だ。最後に、英語で読むと、ドリアンの会話の文体が若いときも40近くなっても変わらないことなど、翻訳するのがかなり難しい箇所も味わえてこの小説が一層楽しめると思う。
二つのeditionを収録
『ドリアン・グレイの肖像』の原書。ノートン社版。 いったん描かれたら老いることもない肖像画のドリアンと、生身のドリアンが 入れ替わることから始まる怪奇的な小説。 恒久的な若さと、罪を犯しそうもない美貌を保持することができるように なったドリアンの行動と心情、周囲の人々との関わりを描く。 p この作品は、1890年版と1891年版とがあるのだが、この本にはその どちらも収録している。また、全編にわたって詳細な注がつけられている ため、研究する際などにも役立つ、良質の校訂版となっている。
とにかく好きな作品です
彼の作品は、遠い昔に「ツバメと王子様」という寓話を一番最初に読んだだけで、特に好きな作家ではなかったのですが、イギリスの友達が非常に感銘を受けた様子ですすめてきたので購入しました。文章のすばらしさだけでなく、作品中の人物をとおして表現されるさまざまな批判や分析、あるいは薀蓄など、読んでいて知的刺激を受けられる作品でした。この作品をきっかけにして、彼の全集や格言を集めたものなど読んでいますが、彼の世界観や文章表現の巧みさにますます惹かれるばかりです。
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ジョジョの奇妙な冒険第3部
日本語版ではジョジョの奇妙な冒険の第3部が英語訳されたものです。 個人的には世界観として1部を英語訳にして欲しいです。 なぜならば、3部、4部は日本人が主人公だからです。 そうなると、5部はイタリア語訳か? このころの荒木飛呂彦氏の絵は豪快でアメリカンコミック的なところもあるので 英語訳でもすんなりと楽しめました。 書籍で読むよりも、何かと漫画の方が難しいのでとても勉強になりました。 まあ、試験には絶対でませんが・・・。
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彼も見える人?
人が狂気に走る過程を、こんなにも緻密な描写で文章にする人がいるなんて。 私は、見える人です。 ときどき、この世に存在しないものが見えたりします。 そのときの描写、自分の気持ちが暗い方へをひきずられる感じ。 キングは、きっと見える人なんだろうと感じたりしました。 それくらいに、私が現実に感じることがこの本には書かれていました。 キングが酷評した映画「シャイニング」も、そのあとに原作通りに作られた「シャイニング」もみましたが、ぜひ、原作で楽しんでいただきたいです。
ページをめくるのが怖いのにページをめくってしまう作品
私事ですが、インフルエンザを患いまして病床で読んでいました。 以前にテレビドラマで前後編に分かれて放送されていて(悪評高い映画版とは別ですよ)、原作を読んでみたいと思いながらなかなか読む機会がなかったのでこれを機に読みました。 深い雪に閉ざされた山の中にそびえるシーズンオフの由緒あるリゾートホテルが舞台です。 ここに元教師の主人公が妻、不思議な直観力(この作品では「かがやき」と表現されます)を持つ幼い子供と一緒に一冬だけの管理人としてやってきます。 外界との接触を絶たれたこのホテルをほとんど自分たちの好きなように使っていいというのは一見、「大きな森の小さな家」のように暖炉を囲んで家族団欒楽しく・・・というイメージが湧きますが、キングの小説ではこれもまたホラーです。 先ずこの「由緒あるホテル」がこわい!長い歴史を通して建物自体が息づいています。エレベーターや帳簿の山などの目に見えるものだけでなく、何か別のモノも存在しているのです。 そしてホテルにやってきた一家が少しずつ崩壊していく過程、これもこわい!アルコール依存症の過去を持つ主人公が正気を失っていく様子、「かがやき」を持つ子供が体験する恐怖、2人を見守る妻の精神状態。 派手さはない、じんわりとした恐怖の描写についついページをめくってしまいました。 腰を落ち着けて、誰にも邪魔されずに読みたい作品です。 そういった意味で病床で読めたことは幸せだったかもしれません。 下巻も、上巻を超える面白さです。というよりも最初から最後までページの飛ばし読みなんてしなくていい贅沢な作品でした。
映画よりも、小説の方がはるかにいい
Stephen King の小説と映画について全般的に言えることではないかと思いますが、この "The Shining" も、映画よりはるかに小説の方がいい。第一、Stephen King の小説のプロットのみならず、彼の文体そのものが怖いのだ。文体が怖いというか、彼の選ぶ言葉のリズムが怖いというべきか。ともかく、別に怖いシーンを描いているわけでもないのに、言葉の流れが醸し出すリズムというか雰囲気が怖いのだ。このような文体の怖さは、おそらくは、訳者が原作者と同じくらいの文章力と c eativity とを持っているのでない限り、日本語では訳せないのではないかと思う。文体そのものの怖さとしては、Ca ie も怖かった。
最高傑作の誉れ高い作品だが
S.キングは現在の"ホラー小説"というジャンルを一人で創ってしまった人で、後進の同業者に多大の貢献をした。私は元々本格志向なので、ホラー小説の類はあまり読まないのだが、さすがにS.キングのものはある程度目を通していた。本作は映画(鬼才キューブリックにしては、J.ニコルソンの怪演が目立つだけの凡作)も観た。本作は国内外で評価が高く、作者の最高傑作という人も多い。 作者の出世作「キャリー」も映画では観ているが、後の作品同様、宗教に関する知識がないと真の理解は難しい気がした(作者はキャリーの初潮の様子をどうやって書いて良いのか分からず、奥さんに尋ねたというのは有名な話)。 本作は売れない作家が執筆に専念するため、冬の間閉鎖されるホテルの管理人として妻と息子と一緒に住み込むところから始まる。題名の「シャイニング」は近未来を予知する能力のことで、息子はこの能力を持つ。しかし、そのホテルは昔惨劇があったらしい呪いのホテルで、作家は次第にホテルの魔力に取り憑かれ、狂気の世界に引きずり込まれる。 そして、妻と息子の命を奪おうとするのだが...。 こうして書くとゴシック・ホラーの域を一歩も出ていないことが分かる。最後で少し捻りがあるのだが、どうということもない。本作を「ゴシック・ホラー」を現代風にアレンジした傑作という人がいる(多い)が、私はそれに与しない。確かにS.キングの筆力はたいしたもので、読者を引っ張る力は凄いし、「書けない作家」というのは作者自身にも身につまされる(読者にとっては面白い)話題であろう。だが、それだけなのである。 もう一つの不満は、何故息子が「シャイニング」の力を持っている必要性があったかという点だ。私は呪いのホテルに対抗して、息子の能力が増大し、逆にホテルを崩壊させるというような展開を期待していた(「ドラゴンボール」のようだが)。「シャイング」に関わるエピソードは最後に申し訳程度に出てくるだけで、存在理由が不可解である。 ゴシックの様式美と、書けない作家の狂気とが交錯し損ねた作品。
主人公が途中で変更になったような感じがして驚きました
後にスタンリー・キューブリックによって映画化されたスティーヴン・キングの3作目です。暴力事件を起こして学校をクビになった教師が、家族と共に冬の間休業するホテルの住み込み管理人になります。ところがそのホテルには幽霊(らしきもの)が取り憑いていて・・・・という物語です。いわゆる幽霊屋敷ものに分類されるプロットなのですが、幽霊そのもの、あるいは屋敷そのものが襲ってくるというよりは(そういう面もちょっとはありますが)、幽霊が主人公側のある人物に取り憑くことによって、それまでは味方として描かれたその人物が敵方になってしまうという、ある意味で掟破りの方法論を採っているところが興味深いと感じました。それによって、この物語は主人公は誰なのかということが特定しにくいという特徴を持つに至っています。 キングがここで真のテーマとして描きたがったのはアルコール中毒と家庭内暴力なのでしょう。本作が発表された1977年時点でアメリカではこれらの問題が私たち日本人が考えるよりも深刻だったと想像されます。ここに出てくる幽霊に姿形がないのも、そうした人間の弱さの象徴として幽霊が使われていることを端的に示しています。
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