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   Horror の売れ筋最新ランキング   [2008年10月11日 16時26分]
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:25,448位  
カスタマーレビュー数:10

くちコミ情報
ホラーではないキング
 キングのマスターピースの一冊である。  この本はホラーではない。一人の女性が 人生の困難に立ち向かい 子供を守っていく感動的な話である。彼女が夫を殺害する場面だけが 一種のサスペンスだが それ以外は 老女が淡々と語る自分の人生だ。  キングはホラー作家であるわけだが その小説は時として 非常に感動的である。本書を含めて 幾つかの作品は読んでいて泣いてしまうこともある。その高い文学性こそが キングを読む魅力だ。キングは ホラーという舞台装置を借りながら 実際に語っているのは「人間」である。その意味で ホラーではない本作も 正しくキングの本流の一冊だ。
マイベスト
これは驚愕のミステリーだ。  読み進むうちにこんな悲惨な人生って・・と、ただ戦慄する。そして嫌な気持ちになる。でも、どうしても目が離せない。そのうちドロレスがいとおしくなり、下品な老婆なのにとても凛として美しいと感じ、終盤では全く違和感のないストーリー展開だと思えてくる。  これはホラーではない。人生の真実の物語だ。 人は多かれ少なかれ苦しみを背負っている。ドロレスの様な人生は特殊ではない。現実に多く存在するだろう。そして、困難に立ち向かうか、諦めるかの選択があり、多くの人々は諦めて表面上安易な道を選ぶ。  彼女が美しいのは立ち向かう勇気を持っているからだ。 キングの作品には非現実的な恐怖を扱ったものも多く、そちらも素晴らしい。しかし私は、この作品とか、世の中が「不正」という物で成り立っていると思い出させてくれる「刑務所のリタ・ヘイワース」などに、より心を揺さぶられる。 苦労人キングは教えてくれる。 人生いたるところに青山あり、は真実だが、逆もまた真なり、である。 うまくバランスをとって、自分が壊れないようにしていくしかないんだよ、と。  そういうわけで、「ドロレス」は私のベストオブキンズノベルズなのである。
ドロレス
文春の煽り文句は間違っている。 ドロレスは虐げられてなどいない。 戦っているだけ。 聴取のため、小部屋の中で語るドロレスの下品で美しい言葉が素晴らしい。
亡き母へ贈るrequiem
 この作品を手に取るのが遅れたのは、主人公Dolo es Clai o neの英語が余りにもすさまじく訛ったものなので、英語力の貧弱な私にはちょっと敬遠すべきかな、と考えたからだった。しかしこの作品をわざわざ亡き母親に捧げた、と読み終えてから知って、自分が浅薄であったと感じた。もっと早く読んでいてもおかしくない作品だったのだ。主人公の背景からして教養の高くない女性と言うこともあって、Kingの他の作品ほど難しい単語が使われている訳でもないし、更にKingとしてはかなり短めの長編小説だからである。つまりかなりとっつき易い作品だったのだ。  この作品は全く怖くない。確かに残虐な部分はあるのだが、何よりもKingが訴えたいことが母親の子供たちに対する愛情であって、全篇をそれが覆っている。その意図からすれば、Dolo esがJoeに対して行なった仕打ちも当然の帰結であり、読者の共感も得られるのではないだろうか。また同じEclipseを取り扱った‘Ge ald's Game'に比べると、展開もすっきりしているし、後味も悪くない。  Kingは幼い時に父親が何処かに出て行ってしまい、その後はRuthが女手一つで兄と彼を育てたと言うのは有名な話である。そんなKingがDolo es Clai o neと言う女性を創造して、母への感謝を表したと言うことなのだろうか……
ドロレスが、耳元に語りかけてくる。
事情聴取のため、小部屋に通されたドロレス。 そこには彼女を含めた4人しかいません。・・・が、読んでいる私やあなた自身にも彼女は語りかけてきます。 老女特有の話し方でありながら退屈させることなく、淡々と自らの半生を。 彼女の口からは、「ドロレス・クレイボーン」という名を持つ少女、女性、妻、母親、使用人としての自分自身に何が起きたかが語られます。 p ・・・と、ここまで読んで老女の半生の何がそんなにおもしろいんだい、とお思いになる方もいるはずです。 しかし、スティーブン・キングの手にかかればおもしろいのです。 私自身「スティーブン・キング、ばぁさんの話なんて書いてどうしちゃったの?」と半ば馬鹿にしながら手に取った本でしたが、読み終える頃には深く反省。 「やっぱり、スティーブン・キングはおもしろいや!」 p 笑いあり、涙ありで大満足できることをお約束します。 多少下品な記述もありますが、そこがまた人間くささを感じられていいんですよねぇ。


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通常1~3週間以内に発送
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カスタマーレビュー数:1

くちコミ情報
少し奇妙で怖い世界を描く短編集
ブラッドベリの初期の短編集で19の短編が収録されている。表題のOcto e Count yについては冒頭で説明があり、その国はいつも年の後半で、岡や川は霧に包まれ、昼間は短く黄昏の時間が長くて真夜中が続き、秋に染まった人々が暮らしており、雨の様な足音で夜中に通り過ぎるそうだ。 原文を下手な日本語に訳したのでよく意味がわからないと思うが、とにかくこの短編集で描かれるのは何れも奇妙な人々で、結構怖い話が多い。正直言って、2話目のThe Next In Lineでもう読むのをやめようかと思ったが、4話目のSkeleton辺りからだんだんこの不思議な世界にはまっていき、結局最後まで読み終えてしまった。 心温まるような話は殆どなく、怖かったり、気持ち悪かったり、物悲しくなったりする話が殆どであるが不思議な魅力を持った短編集だと思います。


Everville: The Second Book of the Art
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くちコミ情報
翻訳が素晴らしい
これ最高。主人公の壊れっぷりを活写している。ジャパニーズ・サイコ、誰か書いてくれないかなあ。
饒舌な失語症
アメリカン・サイコはその題名にも関わらず、連続殺人者パトリック・ベイトマンの心理描写もしなければ、その狂気の精神に触れようともしない。飲んでいるワインがシャルドネで、スーツがアルマーニであることだけが延々と語られる。だがそのポール・スチュアートのネクタイの縁取りはジャンキーの赤ん坊であり、悪臭を放つホームレスだ。つまり、身に着けているブランドをだらだらと描き、高級な頽廃生活を描く中でそっと、えぐい現実が盛り込まれる。それらの縁取りは、一つのひそやかな指し示しなのだ。素材(mate ial)の外側に付着しているえぐい現実たちを指し示しながら、同時に薄暗い素材の内側にも、実は筆者の指は向いている。ベイトマンの荒涼たる心象風景は、心に重い病を持っている者が押し隠すかのように、沈黙されている。だがストーリーテラーでもあるベイトマンの語りは極めて饒舌なのだ。ベイトマンは、何気なく取り出したハンカチがラルフローレンであることから、エレベーターに乗っているときの視線まで、語りつくす。その饒舌な物語によって語られないその暗黒こそが、ベイトマンの病んだ精神なのだ。ベイトマンと同様の症状を見せるのは、村上春樹の『ノルウェイの森』に出てくるナオコだ。彼女は饒舌に語る。だが、語れば語るほど、語られないものが浮き彫りになる。そしてその失語症、心の闇が明らかとなる。
ディテールに宿る刷り込み現象
洋モノ好きな友人に勧められて、読んだのだった。 映画のほうはお寒い出来であったが、今でも原作は文学史に残る怪作だと思う。 とにかく「細部」なのだ。どこまでも続くディテールなのだ。ただこの場合は、小説の中で「フィールドワークの結果をリポートする」ことを主な目的とする田中康夫とは、違う意味で使われている。 だんだん飽きてくる。脳味噌が泥沼となってくる。あーあ。それでも、それでも読むのをやめられない。 構成としては、あまりにも細部の記述が続く日常生活部分と、その間にはさまったストーリーが動く部分、から成る。 そして、すべてのパートを読み終えた時に、どこからどこまでが実際に起こった部分なのか、と振り返る仕掛けがされている。 主人公の朝の歯磨きシーンなど、どこまで続くのか、何時間かかっているのか、いつ出社するのか、など謎はつきない。確かこれと似たような、筒井康隆が書いた妻のお化粧シーンがあったように思うが。 個人的には小説「アメリカンサイコ」に、国も違えば小説ではない倉阪鬼一郎の「活字狂想曲」を読むときと同じような感覚を抱くのだが、日々の瑣末な事柄の繰り返しによるすりこみ効果、というようなものだろう。映画でもこれがあるものは風化に強い。 倉阪が言うように「人生とは、大した事件も起こらず、ただ、つまらなくたらたらっと続いていくもの」で、「アメリカンサイコ」はその「たらたらっ」の部分の隙間に、とんでもない「大した事件」を入れてその衝撃を増大させるという手法がとられている。ところが、何年も経ってみると、凄惨な事件や主人公の異常性よりも、「たらたらっ」とした部分のほうになつかしさを感じる自分がいる。なかなか味わい深い小説だ。
物質社会は人々から個性を奪う
レイプと残虐な殺人の描写は全体の8分の1ぐらいを占めていて、残りはベイトマンが殺人をしていない時の日常だ。話題のレストランやクラブにでかけたり、お気に入りのテレビ番組「パティ・ウインターズ・ショー」(日本の女性週刊誌のような低俗番組)を観たりということなのだが、どう感じたかということはほぼ皆無で、リストと呼んでいいほどの名詞と固有名詞の羅列だ。服や靴のブランド名、家具や調度品のメーカー名などおびただしい数が登場する。こうしたリストの合間に医者にアドバイスを受けながら書いたのかと思わされるほど、リアルで詳細に入った殺しの様子が語られる。  この二つの、かけ離れた要素が生み出す効果は圧巻で、読者は息苦しさを感じながらも前に進まざるをえられない。ベイトマンは世界と人の表層の下にあるもの、つまり意味や感情、感傷というものを「感じる」ことができない。しかしそれはベイトマンだけでなく、登場する同僚やガールフレンドたち全員がそうなのだ。連続殺人者でありながら「普通」の生活を送っているベイトマンは一見、特異な人間であるようだが、他の登場人物と同様、個性、特徴というものが欠落している。その証拠に何度も他の人に間違えられる。ベイトマンが「異常」でありながらも他の人物と交換可能ということがこの小説の一番恐ろしいところだ。  心の廃人と化しているベイトマンが、少しだけ残された理性を保つ手段として残虐な行為を繰り返すのは不思議と説得力がある。ベイトマンは殺人の後、隠蔽しようとはしない。見つかって捕まりたいと心の奥底で望んでいるようにさえうつるが最後まで明るみにでることがない、このカタルシスの不在こそがベイトマンの悲劇なのだ。   頭からっぽのモデル嬢たちとの食事の時間をなんとかもたせようと骨を折るところや自分で作ってもいないサラダの味をしつこく心配し続けるパーティのホストなど、ドライなユーモアも秀逸。
ブッシュ再選で再びサイコの時代が来る?
~この小説は80年代のレーガン末期~ブッシュ父当選の時期を背景に書かれています。80年代アメリカといえばレーガン不況だろ、と思いこんでいたので、登場人物たちの華やかで空虚なバブル生活がピンと来なかったのですが、レーガンは金持ちには大減税したのでこいつらヤッピーはじゃぶじゃぶ無駄遣いできてた、と(町山智宏さんのサイトで教えてもらいました)。$~~N$ この小説はコミュニケーションのギャップ、というか激しい断絶について書いたものだと思います。言葉を発しても誰にも届かない恐怖。誰かを殺しても誰にも気にされない恐るべき無関心。私たちはハイパー資本主義のそういう状況に傷ついた挙げ句、天災やテロで打ちひしがれた同胞に手を差し伸べ慰め合うことの大切さを再発見した、と思っていました。 しか~~し時代はまたしても変わりつつあるようです。あれほど反対運動を繰り広げたのにブッシュは再選されてしまった。どんなに言葉を尽くして語りかけても、誰も聞いてはくれないことがわかった。恐ろしいことです。アメリカは再び大きく分断された。貧富の差はさらに拡大し、言葉は力を失い、この小説で描かれたような狂気と無力感が人々を襲うことでしょう。いま~~こそ、もう一度読むべき本でだと思います。~


Frankenstein: or, The Modern Prometheus (Enriched Classics (Pocket))
Mary Wollstonecraft Shelley (著) Margaret Brantley (著)  
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カスタマーレビュー数:1

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ミニョーラ1/9
このhelloy8は、一割がMignola氏で出来ています。この状況は、すでに翻訳済みの「プラハの吸血鬼」で兆候として見ることが出来ました。Mignolaファンはガッカリしていることと思います。 しかし、恐れる状況ではありません。 九割がDuncanFeg edoという方の様ですが、Feg edo氏はhell oyをうまく昇華しているように思います。Mignola氏のアートが無駄をそぎ落とし、どんどん"退化(退化は進化のひとつの形)"していくのに対して、そのカウンターの様に現れた彼の、書き込むべき時に複雑に書き込む姿勢が、hell oy世界を広げています(影がひいている)。 申し訳程度に載せられたMignola氏のアートを見ていると、それはもうイメージイラストの域で、これから先の”躍動”は期待できない気がします。それを含めて、Feg edo氏はより良い「hell oy」の後継者ではないでしょうか。


David Morrell's Tales from Nightscape: Front Man, Nothing Will Hurt You, And Resurrection
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読ませます。
デビュー作、「キャリー」の前年、1973年に書かれた原稿を改訂したものですが、いや面白い。一気に読ませます。シンプルでストレートな展開ながら、その分近作と比べるとハマリやすい。「幽霊」の相棒と赤ん坊の誘拐を企てる知恵おくれの主人公、ブレイズの話と同時進行で彼の生い立ちが回想されてゆくのですが「キャリー」で描いた残酷物語的描写に繋がる作風が垣間みれます。
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