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【くちコミ情報】
最初の航海図
かつては作家性ばかりが中心命題に据えられていた文学研究も、とかく近年になって様々な理論が流入し研究という方法論そのものが新たなパラダイムを迎えようとしている。そんな中で、数多くの文学理論は出現したが、しかし、他方、文学理論が乱立し過ぎたとの見方もある。錯綜する数多の文学理論の中から、果たして自らの研究対象には果たしてどのようなアプローチが必要なのか、そして或いは可能なのか。入門書という性質上、その答えが本書にあるわけではないが、少なくとも本書はそれを考えていく上で大きな指針となるに違いない。また、文学や文学研究に興味が無い人にとっても、あまり知られていない文学研究の現状を知る上では最良の書となっている。
刺激的な入門書
メタファーのことを調べたくて何気なく手に取ったら、3日間抜書きしながら精読するはめになりました。本書はロシア・フォルマリズムからクイア理論までの知の方法論を紹介することを目的としているのではなく、それらが共通して取り上げていることがら−例えば物語の機能、「主体」を巡る議論や詩学と解釈学など−を切り口にして、文学理論のせめぎあいのドラマを語っています。圧巻はコンスタティブな発話とパフォーマティブな発話を巡る考察の件り。序盤から例として使われていたフロストの詩「秘密はすわる」の読み。 私たちは輪になって踊り想像してみる、 でも「秘密」は真ん中にすわって知っている。 この二行が、それまでとはまるで様相の異なるものに思えてきたとき、鳥肌が立ちました。
ぜひ原著で!
文学理論の入門書としてはイーグルトンの『文学とは何か』が有名ですが、構造主義・ポスト構造主義の説明がやや粗雑であり、さすがに古びてきている感が否めません。 その点、カラーのこの本は、テーマ別に基本からアップ・トゥ・デイトな話題まで、簡にして要を得た説明がなされています。初学者なら、丁寧に読み進めていけば、目からうろこが何枚も落ちること請け合いです。ぼくはイーグルトンのものよりもこちらをお勧めします。 ただ、原著と併せて読むのをお勧めします。下のレビュアーさんもご指摘なさっていますが、翻訳の方はあちこちに「誤訳」が見られ、かえってわかりにくいと思いました。翻訳に「誤訳」はつきものですが、例えば、原著では同格になっているものが並列で訳されていたりと、高校生レベルの間違いが散見されます。学生が訳したものをろくにチェックせずに出しちゃったんでしょうかね。原著は、入門書を書かせたらアメリカ批評会で右に出るものはいないカラーのこと、やさしい英語で書かれているので、大学生1,2年生レベルの英語力でも十分読みこなせると思いますよ。
文学、文化をどう読むか
文学とはまったくもって研究しにくい学問である。 理系のような実験もないし、文系と比較しても、たとえば死刑廃止論とか、 動物愛護の倫理問題のように、明確な問題がない。 小説や詩や演劇などを読んで、楽しむことはできるが、さてそれを論じよと言われれば、 どうしてよいかわからないものである。 本書は、主に近現代を中心に、英米文学・文化研究における理論を概説したもの。 まず、そもそも理論とは何ぞや、というところから始まって、文学の 解釈のいろいろなやり方、文化研究の現在などを紹介していく。 (解釈、フェミニズム、精神分析、言語学、セクシュアリティ、詩学などの観点から) データも問題もない、ただのおはなしを一体いかに研究し、 批評家たちはそれによって何を目指そうとしてきたのかが述べられている。 7、8章はところどころ難しいが、全体的には、タイトルの与える印象とは逆に、 非常に平易でわかりやすく、なるほど!と思うことしきりであった。 そして、文学は、そのまま会社の仕事で使えるとか、そういう意味での実用性は確かにないが、 十分に存在する意義も、研究される意義もあるのだということがよく伝わってきた。 文学部不要論者、文学部志望の子供に反対する親などにこそ読んで欲しい本。 しかし一体なぜショッキングピンクの装丁なのだろうか。くだらない美容の本みたいである。
訳が・・・
日本語訳が気になりました。 p 読んでいて、意味不明な文―「バルトは、文化の中で自然に見えるようになったものが、実は偶然に歴史の中で構築されたにすぎないことを脱神話化することに特に興味を持った」(p.65)―があったので原書を見ると、"Ba thes is especially inte ested in demystifying what in cultu e comes to seem natu al y showing that it is ased on contingent, histo ical const uctions."(p.43)でした。 p つまり、「……構築されたにすぎないことを示すことによって、それを脱神話化する」でないと意味が通りません。英文の教授が二人そろって、何でこんな簡単な英文を誤訳するんでしょう。内容をよく理解せずに訳している? あるいは"showing"の訳が抜けているのに、校正を怠った? いずれにせよ、他のレビューで、読んでもよくわからないのを自分のせいにしていた方がいらっしゃいましたが、こりゃわかりにくいのも当然だ。 p 他の部分も全体的に直訳調で(かみくだく努力をせず直訳に「逃げて」)入門書なのに読みにくいと思います。英語が読める人は原書で読んだほうがいいのでは。 p 内容自体はためになる、いい本だと思います。
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【くちコミ情報】
Ideas on the Story Plus the Story
This is a p etty good ook fo people who want to know mo e a out Alice in Wonde land and Lewis Ca oll. I found it easy to ead the notes plus the sto y at the same time. The e a e lots of facts and info mation that you lea n, plus you can have fun with the o iginal sto y and the pictu es a e p etty cool.
Can't be too definitive
Not knowing what you do not know it tells you eve ything. This ook appea s to e stand alone logic and fun on the su face. Some may even think it is a child en's ook. If so why all the cou ses and schola ly w itings on the sto y? Some things a e self evident as eing so sho t that you can touch you toes. Othe s may take some time as the eason hatte s a e mad is the p ocess includes me cu y so even if it was di ected at a pa ticula pe son o not hatte s a e mad. Still when was the last time you used a athing machine? Knowing some of info mation can enhance the enjoyment of eading the sto y. You get the o iginal illust ations to oot. So when you a e finished pe using this ook it can e used as a coffee ta le conve sation ook.
不思議、鏡、合本でさらに詳しい解説付き
不思議の国と鏡の国、二つのアリスが一冊なってています。 挿絵はもちろんテニエル。 さらにマーティン・ガードナー氏による詳細な脚注付きです。 コアなアリス(ルイス・キャロル)マニアには必携の一冊です。 邦訳もでていますが、できればこの英語版で。
大人も子どもも楽しめる一冊
『不思議の国のアリス』といえばディズニーがアニメ化したことで有名です。おそらくアニメで見た人は登場人物のユニークさとコミックさ、またストーリーの面白さを記憶している事と思います。しかし原文で読むアリスは、特にガードナー版の物はその注釈がほぼ定説になるほど認められたものであり、読者にとってはありがたい一冊となっている。 p ルイス・キャロルは数学者であり、数学者らしい正確な表現さらに彼の表現の巧みさというのは原文でしか味わえないものだと思います。 本当に彼の文体を楽しむには文法力、注意深さそしてセンスが必要だと思います。私も今大学の授業でこの作品を読んでいて本当に面白くそして時には、作品の奥深さをかみしめながら楽しく読んでいます。 p 子どもにはストーリーの面白さ、大人にはストーリーもさることながら原文で読むことの楽しさを伝えてくれる一冊だと思います。
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教材は使い方次第
他のカスタマーレビューを見ると、このテキストの評価はあまり高くないようですが、教材の内容としては非常に優れていて、日本で編集されるような読解のテキストとは全く比べものにはなりません。 姉妹編の"Reading Powe ""Mo e Reading Powe "も非常に内容が充実していて、教材として採用されている短編の読み物は素晴らしいの一言に尽きます。解説書が充実していないので確かに独学用のテキストとしては不向きかも知れませんが、私の経営する英会話学校でも、また日本最大手の英会話学校でも採用しています。 教材は使い方次第。内容が優れているものは、それだけで使う価値があります。テキストに書き込みをしたい方は、ワープロソフトで自分で本文を打ち直せばいいだけのこと。優れたテキストの評価を誤った観点から下してはいけませんね。
期待したが
日本で手に入る中ではもっとも初級の教材なので期待したが、リーディング部分の行間は狭く書き込みもできない。日本の学習者は行間が詰まっているだけで英語が読めないんですよ。こんなところがけっこう重要なんです。内容がよくても編集、構成に難があると教科書として採用するのは難しい。
あまり自習向きではないかも。
第2言語として英語を勉強する外国人向けに作られた、リーディング教材のシリーズの、最も初歩のレベルの教材です。 内容はそれなりに考えて作ってありますが、もともと教室で教師の指示を受けてする作業がかなりあるので、自分で自習するのにはあまり向いていないかもしれません。 p あと、扱っているリーディングスキルがあまり多くないので、多少英語に親しんでいる人だったら、この上の"Reading Powe "の方が実用的です。
Basic Reading Power
楽しく読む、英語で考える、速読、理解力の4つの能力を養成するための教材。 300語レベルの初級入門者向け。
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【くちコミ情報】
A riveting story
I have the passion to go fo any ook that has an unusual ut inte esting setting. Reading Lolita in Teh an p oved to e one of such ooks. I wasn't disappointed when I ead it to the last page. Dwelling in an atmosphe e of ty anny which eeds fea , the ook talks of dissent in a new political system that was against openness in a ts, cultu e, histo y and dissent. In the I an of he times, even weste n lite atu e was conside ed anti- evolutiona y y the autho ities, yet people stayed dete mined to pay any p ice to e connected to the est of the wo ld. Wa and peace still left the society yea ning fo f eedom, a c aving to e f ee that led to the autho 's decision to eventually leave I an with he family to the United States of Ame ica. p Also ecommended: THE UNION MOUJIK, DISCIPLES OF FORTUNE , THE KITE RUNNER
私の2004年ベスト1!
同じ時期にアメリカ映画『砂と霧の家』を観ました。イランから亡命した元軍人をベン・キングズレーが演じています。アメリカで倹しく生きるイラン人家族の姿を描いています。本書は、若き日にアメリカに留学し、学生運動の時期を経験し、イランに帰って大学で英米文学を教える女性の話である。イラン・イスラム革命によって、それまで民主的とまでは言えずとも、きわめて世俗的な大学運営が行われていましたが、イスラムによる民族主義運動の台頭で、アメリカの力を背景にした体制が崩壊する過程における、大学内での力関係の変化や学生の変化などが克明に描かれており、大変興味深く読めました。私も英文科の学生だったので、英文学の講義の場面の描写は活き活きとした映像でも見ているように、読み進むことができました。お勧めです。
女性の眼を通して見たイラン
この本を読むにあたって、ジェームスの「デイジィー・ミラー」やナボコフの「ロリータ」を読み返すことにした。他にもオースティンやフィッツジェラルドなどの作品も紹介されており、これらの作品を読んだ人には、英文学の講義の場面がより楽しめると思う。 p しかし、著者の文学的解釈だけではなく、この本には彼女の毎日の生活の様子が散りばめられ、いかにパーレビ国王が追放された後、イランでの思想的抑圧が学者、芸術家などの自由を束縛したかが如実に語られている。毎日のように起こるデモや政治的な非常事態に大学が閉鎖を余儀なくされ、次々と同僚が大学を辞めさせられて行く中で、彼女は学問的不自由さのみならず、生きる苦しさに耐えられなくなってくる。結局彼女はイランを去り、アメリカに渡ることになるのだが、大学退職後、自分の家で女子学生のみの文学のクラスを教え始める。ここで色々な背景を持つ7人の学生達が、女性としての生きることの苦痛を共有し合いながら、慰め合い、励まし合っていく。欧米や日本では考えられないような非人間的な扱いにも耐えながら、それでも自分の祖国に残って努力するもの、もっと学びたいという情熱のもとに国を去るもの、従属的な夫婦関係にピリオドを打つ決心をするもの。彼女の学生達は、先生の渡米後もこのクラスから学んだものを糧に自分の人生を精一杯生きようと努めていく。この本は、英文学の興味の有無に関わらず、イランという国を知る良い機会だと思った。
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